こんにちは。
「注文住宅が欲しい。でも予算的にきびしい。やっぱり建売かなぁ・・・しょぼん・・・」
・・・お困りですか?マダム。
注文住宅は建売住宅の1.5~2倍もの費用がかかるので、十分な予算がないと注文住宅の家作りができません。
ですがローコストハウスメーカーなら、憧れの注文住宅を手に入れられるかもしれませんよ。
そこでこの記事では、
・ローコストハウスメーカーの特徴。
・ローコストハウスメーカーのメリット・デメリット。
・ローコストハウスメーカーで注文住宅を建てるときの注意。
について、解説させて頂きます。
お金の悩みで注文住宅を諦めてもったいないですよ。ローコストハウスメーカーを活用して、楽しい家作りをはじめましょう!
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この記事の概要
ローコストハウスメーカーとは?どんなハウスメーカーがある?
ローコストハウスメーカー」と聞いたとき、あなたはどんな会社を思い浮かべましたか?
・アイダ設計?
・タマホーム?
・レオハウス?
・・・イエス、どれもローコストハウスメーカーでございます。
しかしそれ以外にも次のような特徴を「ローコストハウスメーカー」と呼ぶことが多いです。
坪単価30~40万円台のハウスメーカーを「ローコストハウスメーカー」という。
「ローコストハウスメーカーなら、注文住宅での家作りの夢が叶う!」
と最初に申し上げましたが、実は「ローコストハウスメーカー」に明確な定義はありません。
一般的に坪単価30~40万円台で家作りができるハウスメーカーをローコストハウスメーカー、と呼ぶことが多いです。
家を1坪の広さを建てるときの費用。家の代金の合計÷家の広さ(坪)=坪単価
▽坪単価についての詳しい説明は、こちらです。
例えば、坪単価40万円で広さ30坪の家を建てる場合、
40万円×30坪=1,200万円(家の本体価格)
となります。結構安いですよね。
代表的なローコストハウスメーカーには、次の8社があります。
・タマホーム
・アエラホーム
・アイダ設計
・レオハウス
・アイフルホーム
・ユニバ―サリーホーム
・アキュラホーム
・クレバリーホーム
テレビCMや、看板で見かけることも多いと思います。
▽詳しい使い方はこちら!
建売住宅も含めて、「ローコストハウスメーカー」という場合もある。
「ローコストハウスメーカー=安く注文住宅を建てるハウスメーカー」
という認識で間違いありません。
しかし広い意味で、ローコストハウスメーカーの中に建売住宅を含める場合もあります。
それに注文住宅のハウスメーカーも、建売住宅を作っているって知ってましたか?
また建売住宅のハウスメーカーも、注文住宅もやっていたりします。
その意味では、注文住宅と建売住宅のハウスメーカーのちがいはあいまいだったりします。
▽注文住宅のクオリティが建売住宅の価格で買える!建売住宅を販売している注文住宅のハウスメーカーはこちら!
なぜこんなに安い!?ローコストハウスメーカーの安さの秘密。
ローコストハウスメーカーは、大手ハウスメーカー(坪単価70万円~)と比較するとかなり安いので、「安すぎる!」と不安になってしまいます。
ですがご安心くださいませ。
ローコストハウスメーカーが安いのは、次の4つの理由があるからです。
1・資材、材料を大量に発注しているから安い。
2・複数の現場を持っているから安い。
3・広告費をかけないから安い。
4・内装(設備・グレード・建具)が安い。
それぞれ詳しく解説させて頂きます。
1・資材、材料を大量に発注しているから安い。
ローコストハウスメーカーが安いのは、資材・材料を大量に発注しているからです。
注文住宅の家作りといっても、多くのハウスメーカーでは標準的なプランが決まっています。
ローコストハウスメーカーでは標準プランを極力シンプルにし、必要な資材・材料を少なくします。
その結果、資材の大量注文が可能になり、お得な価格での家作りが実現できるのです。
ローコストハウスメーカーは、ローコストに家作りができるための努力をしているのです。
2・効率よく家を建てて、工期を短くする。だから人件費を抑えられる!
ローコストハウスメーカーの標準プランはシンプルで、規格化されています。
そのため材料を工場でプレカットすることで、現場での作業を少なくし、人件費を抑える努力をしています。
また各ローコストハウスメーカーは、効率よく家を建てる方法を研究しており、工期の短縮によって人件費を削減しています。(根太レス工法など)
それにより現場の作業者の人件費だけでなく、現場監督・営業担当の人件費も抑えられるのです。
3・広告費をかけないから安い。
先ほど代表的なローコストハウスメーカー8社あげましたが、そのうち「え?知らない!」というハウスメーカーもあったと思います。
それもそのはず。ローコストハウスメーカーは、大手ハウスメーカーのような派手な広告を出しません。
また住宅展示場にモデルハウスのないハウスメーカーもあります。
そのため広告費が安くなり、ローコストでの家作りが実現できるのです。
むしろ家にかけるお金が増えるので、好ましいことでは・・・?
大手ハウスメーカーはテレビCMをバシバシ流してますが、テレビ広告をしても家の品質は上がりませんからね。あしからず。
4・内装(設備・グレード・建具)が安い。
ローコストハウスメーカーが安いのは、内装(設備・グレード・建具)が安いからです。
安いグレードのものを使っているから、安い。実にシンプルな理由ですね。
しかし「安い=品質の低い」ではありません。
・デザインがシンプル。(ドアのデザイン)
・機能が限定されている。(システムキッチン)
・手間のかからない工法である。(漆喰ではなく、壁紙)
・簡単に手に入るものを使っている。(無垢ではなく、複合フローリング)
「なにに価値を感じ、いくらお金をかけるのか?」
これによって、安さの価値観は変わります。
ローコストハウスメーカーの2つのメリット。
ローコストハウスメーカーのメリットは、2つあります。
1・費用をかけずに注文住宅の家作りが楽しめる。
2・住宅ローンの負担が軽いので、入居してからの生活が楽。
意外でしたか?ですが、事実そうなのです。
では詳しく見ていきましょう。
1・費用をかけずに注文住宅の家作りが楽しめる。
ローコストハウスメーカーのメリット・魅力は、なんといってもこちらですよね!
これですよ、これ。
ローコストハウスメーカーが家作りの費用を抑えてくれているので、私たちは限られた予算でも家作りを楽しむことができます。
・自由な間取りを考える。
・家のデザインについて、あれこれ悩む。
・できあがった家の暮らしを妄想して楽しむ。
夢がありますよね、注文住宅って。
ですが、注文住宅は高いのです。建売住宅の1.5~2倍以上の価格がすることもあり、庶民は手が出ません。
しかしローコストハウスメーカーなら、それが実現できます。
もちろん、大手ハウスメーカーに比べて制限はありますし、予算の壁は消えてなくなったワケではありません。
それでも注文住宅で家作りができるって、すごくうれしいじゃないですか?
これはローコストハウスメーカーのメリットですよね。
2・住宅ローンの負担が軽いので、入居してからの生活が楽。
ローコストハウスメーカーのメリットをもう1つ。
それは住宅ローンの負担が軽いので、入居してからの生活が楽、ということです。
家を建てるときは、素敵なマイホームでの楽しい暮らしを想像しますが、実際はそれだけではありません。
重い住宅ローンのプレッシャーに耐えなくてはいけません。
住宅ローン返済は金額以上にプレッシャーを感じます。
・会社をクビにされたらどうしよう?
・上司に嫌われたらどうしよう?
・残業が減ったらどうしよう?
「そんなこと起きるわけない」と思いましたか?イエス、おっしゃるとおり、考えすぎかもしれません。
ですが住宅ローンを背負うと、これがびっくりするぐらいにネガティブになるのですよ。
はわわ・・・ど、どうしましょう・・・
借りた住宅ローンが大きいほど、住宅ローンの見えないプレッシャーを感じます。
ですがその点、ローコストハウスメーカーなら安心です。
なぜなら家の価格が安いので、住宅ローンの返済が楽だからです。これは金額以上に、メンタル的にも楽ですよ。
あまりフォーカスされないメリットですが、ローコストハウスメーカーのメリットとしてもっと認知されて欲しいと思ってます。
▽住宅ローンの返済が楽になると、こんなメリットがあります。
ローコストハウスメーカーのデメリット。
ならばローコストハウスメーカーのデメリットはなにか?
デメリットは2つあります。
1・標準プランはシンプルすぎる。でもオプションをつけると高くなる。
2・規格化されているものが多く、家作りの自由度が低い。
・・・とっさに眉をひそめたあなた。
その理由をお伝えいたします。
標準プランはシンプルすぎ。でもオプションをつけると高くなる。
ローコストハウスメーカーが安いのは、標準プランをシンプルにしているからです。
標準プランに含まれないものはオプション扱いとなり、別途料金が必要になります。
・クローゼット、階段下収納の追加
・2階トイレ増設
・コンセント追加
・屋根裏収納、屋根裏換気
・外壁サイディングの変更
理想の家を目指すあまりオプションをつけまくると、まったくローコストではない普通の家が完成します。
オプションをつけたときに、ほかのハウスメーカーと価格差がなくなったら・・・?
それでもまだそのハウスメーカーに魅力は残っているでしょうか?
規格化されているものが多く、家作りの自由度が低い。
ローコストハウスメーカーでは、家作りが規格化されており、家作りの自由度が低いのがデメリットです。
・間取り
・コンセントの位置
・窓の位置
・収納の数、位置
これらはプランによって決まっており、位置を変えるだけでもオプション料金がかかることも。
家作りを安くするには、それなりの理由があります。
それらを踏まれると、建売住宅の自由設計でもいいのでは・・・?と思うかもしれません。
▽建売住宅の自由設計については、こちらで解説しています。
ローコストハウスメーカーの疑問。それって本当?
ローコストハウスメーカーのメリット・デメリットを解説させて頂きました。
ですがあなたは心の中で、
「でもローコストハウスメーカーって・・・」
と先入観を持っていませんか?
イエス、その先入観、すべてお答えさせて頂きます。
Q:ローコストハウスメーカーは、手抜き住宅・欠陥住宅なの?
ローコストハウスメーカーは、その安さがゆえに「手抜き住宅・欠陥住宅」とイメージされる方も多いです。
おっしゃる通り、ローコストハウスのなかには手抜き住宅も欠陥住宅もあります。
ですがこれはローコストだけの問題ではなく、大手ハウスメーカーの家でも同じ問題は起きます。
家作りは寸分狂わない工場生産ではなく、人の手が多く入るオーダーメイドです。
営業担当・設計者・現場監督・作業者、それぞれの働きがおりかさなって、家が完成します。
そのため、
「ローコストだから不安・・・」
「大手だから安心!」
と、単純には言えないのです。
▽安い建売住宅に住んで、率直に思うことをまとめました。
Q:ローコストハウスメーカーは、快適な家じゃないでしょ?
「ローコストハウスメーカーは断熱性能が劣る」、と思っていませんか?
ですが、それは完全に先入観でしょう。
なぜならローコストハウスメーカーの断熱性能も、十分に高いからです。
むしろ断熱性能は、カタログスペックだけの単純な比較はできません。「現場でどれだけ正確に施工したか?」が大切です。
ですので、「ローコストだから・大手だから」の二元論はあまり意味がありません。
それぞれの建築現場ごとの品質をチェックすべきです。
▽断熱材の選び方で大切なポイントは、こちらで解説しています。
Q:ローコストハウスメーカーは、耐久力が低いでしょ?
「ローコストハウスメーカーは、安いから耐久性が低い」
これは難しい質問です。
そもそも「耐久性が低い」とは、
・「耐久性が低い」というのは、メンテナンスの頻度が高いこと?
・「耐久性が低い」というのは、すぐに壊れること?
このどちらでしょうか?
建材の中には、30年もつものもあれば、10年に一回のメンテナンスが必要なものもあります。(金属屋根とスレート屋根)
ローコスト住宅では、こまめなメンテナンスの必要なスレート屋根が使われることが多いです。
その意味では、「耐久力が低い」と言えるでしょう。
しかしきちんとメンテナンスをした場合、長く愛用できます。つまり「耐久力は高い」です。
これはマイホームを買った人なら、ぜひして頂きたいことですね。
さらに1点付け加えますと、家の建材は耐久性だけでは選びませんよね?デザイン性も考慮します。
デザイン優先で、耐久性を犠牲にするときもあります。
そのため「ローコストだから耐久性が低い」とは、単純には言えません。
まとめ:限りある予算のなかで、家作りを楽しめる!
ではあらためて、ローコストハウスメーカーのメリット・デメリットをまとめましょう。
【ローコストハウスメーカーのメリット】
1・費用をかけずに、注文住宅の家作りが楽しめる。
2・住宅ローンの負担が軽いので、入居してからの生活が楽。
【ローコストハウスメーカーのデメリット】
1・標準プランはシンプルすぎる。でもオプションをつけると高くなる。
2・規格化されているものが多く、家作りの自由度が低い。
ローコストハウスメーカーなら予算的に厳しくても、注文住宅の家作りが楽しめます。
「注文住宅は無理だと思ってたけど、ローコストなら大丈夫かも!」
夢を諦めてしまう前に、一度ローコストハウスメーカーを検討してみませんか?
ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!
「カタログは住宅展示場でもらうもの」と思ってませんか?
「ハウスメーカーのカタログは住宅展示場でもらうもの」
と思ってませんか?
しかし住宅展示場にいくと、しつこく営業されたり、長い時間拘束されたり、大変なのです。
そこでおすすめなのが、LIFULL HOME’S 注文住宅です。
LIFULL HOME’S 注文住宅は、自宅にいながら1回の入力をするだけで、複数のハウスメーカーのカタログを請求できます。
もちろん、大手ローコストハウスメーカーも登録してます。
まずはサクッとカタログを取りよせて、楽しく家作りをはじめましょう!
▽詳しい使い方はこちら!
▽家作りはじめよう!と思ったら、こちらからスタートしましょう!
▽「まだ家は早い・・・」と思っていると、後悔してしまいますよ。
▽家を損得だけで考えるのは、とてももったいないことです。
▽住宅購入で悩んだら読んで欲しい記事をまとめました。ぜひ読んでください!
なるほど、つまりはそういうことですな。