ローコストハウスメーカーの特徴・メリット・デメリット|注文住宅を諦めなくていい!

こんにちは。

 

「注文住宅が欲しい。でも予算的にきびしい。やっぱり建売かなぁ・・・しょぼん・・・」

 

・・・お困りですか?マダム。

注文住宅は建売住宅の1.5~2倍もの費用がかかるので、十分な予算がないと注文住宅の家作りができません。

ですがローコストハウスメーカーなら、憧れの注文住宅を手に入れられるかもしれませんよ。

 

そこでこの記事では、

・ローコストハウスメーカーの特徴。

・ローコストハウスメーカーのメリット・デメリット。

・ローコストハウスメーカーで注文住宅を建てるときの注意。

について、解説させて頂きます。

お金の悩みで注文住宅を諦めてもったいないですよ。ローコストハウスメーカーを活用して、楽しい家作りをはじめましょう!

スポンサーリンク

この記事の概要

ローコストハウスメーカーとは?どんなハウスメーカーがある?

ローコストハウスメーカー」と聞いたとき、あなたはどんな会社を思い浮かべましたか?

・アイダ設計?

・タマホーム?

・レオハウス?

・・・イエス、どれもローコストハウスメーカーでございます。

しかしそれ以外にも次のような特徴を「ローコストハウスメーカー」と呼ぶことが多いです。

 

坪単価30~40万円台のハウスメーカーを「ローコストハウスメーカー」という。

「ローコストハウスメーカーなら、注文住宅での家作りの夢が叶う!」

 

と最初に申し上げましたが、実は「ローコストハウスメーカー」に明確な定義はありません。

一般的に坪単価30~40万円台で家作りができるハウスメーカーをローコストハウスメーカー、と呼ぶことが多いです。

坪単価とは?

家を1坪の広さを建てるときの費用。家の代金の合計÷家の広さ(坪)=坪単価

▽坪単価についての詳しい説明は、こちらです。

結局、家作りはいくら必要なの?注文住宅の坪単価の落とし穴に注意しよう!

2019.02.23

 

例えば、坪単価40万円で広さ30坪の家を建てる場合、

 

40万円×30坪=1,200万円(家の本体価格)

 

となります。結構安いですよね。

代表的なローコストハウスメーカーには、次の8社があります。

・タマホーム

・アエラホーム

・アイダ設計

・レオハウス

・アイフルホーム

・ユニバ―サリーホーム

・アキュラホーム

・クレバリーホーム

テレビCMや、看板で見かけることも多いと思います。

 

>>気になるカタログだけを、簡単に請求してみる。

 

▽詳しい使い方はこちら!

注文住宅カタログだけ一括請求!住宅展示場に行かずにハウスメーカー資料だけ貰える!

2016.12.12

 

建売住宅も含めて、「ローコストハウスメーカー」という場合もある。

「ローコストハウスメーカー=安く注文住宅を建てるハウスメーカー」

 

という認識で間違いありません。

しかし広い意味で、ローコストハウスメーカーの中に建売住宅を含める場合もあります。

 

それに注文住宅のハウスメーカーも、建売住宅を作っているって知ってましたか?

また建売住宅のハウスメーカーも、注文住宅もやっていたりします。

その意味では、注文住宅と建売住宅のハウスメーカーのちがいはあいまいだったりします。

 

▽注文住宅のクオリティが建売住宅の価格で買える!建売住宅を販売している注文住宅のハウスメーカーはこちら!

建売住宅(分譲住宅)も作っている大手ハウスメーカー8社|注文住宅の品質が安く買える!

2019.01.05

 

なぜこんなに安い!?ローコストハウスメーカーの安さの秘密。

ローコストハウスメーカーは、大手ハウスメーカー(坪単価70万円~)と比較するとかなり安いので、「安すぎる!」と不安になってしまいます。

ですがご安心くださいませ。

ローコストハウスメーカーが安いのは、次の4つの理由があるからです。

1・資材、材料を大量に発注しているから安い。

2・複数の現場を持っているから安い。

3・広告費をかけないから安い。

4・内装(設備・グレード・建具)が安い。

それぞれ詳しく解説させて頂きます。

 

1・資材、材料を大量に発注しているから安い。

ローコストハウスメーカーが安いのは、資材・材料を大量に発注しているからです。

注文住宅の家作りといっても、多くのハウスメーカーでは標準的なプランが決まっています。

ローコストハウスメーカーでは標準プランを極力シンプルにし、必要な資材・材料を少なくします。

その結果、資材の大量注文が可能になり、お得な価格での家作りが実現できるのです。

家1軒建てるために資材を買うよりも、家を100軒建てるためにまとめて資材を買った方が安くなる。

なるほど、つまりはそういうことですな。

ローコストハウスメーカーは、ローコストに家作りができるための努力をしているのです。

 

2・効率よく家を建てて、工期を短くする。だから人件費を抑えられる!

ローコストハウスメーカーの標準プランはシンプルで、規格化されています。

そのため材料を工場でプレカットすることで、現場での作業を少なくし、人件費を抑える努力をしています。

また各ローコストハウスメーカーは、効率よく家を建てる方法を研究しており、工期の短縮によって人件費を削減しています。(根太レス工法など)

それにより現場の作業者の人件費だけでなく、現場監督・営業担当の人件費も抑えられるのです。

 

3・広告費をかけないから安い。

先ほど代表的なローコストハウスメーカー8社あげましたが、そのうち「え?知らない!」というハウスメーカーもあったと思います。

それもそのはず。ローコストハウスメーカーは、大手ハウスメーカーのような派手な広告を出しません

また住宅展示場にモデルハウスのないハウスメーカーもあります。

 

そのため広告費が安くなり、ローコストでの家作りが実現できるのです。

広告費が高くても、家の品質が高いとは限りません。

むしろ家にかけるお金が増えるので、好ましいことでは・・・?

大手ハウスメーカーはテレビCMをバシバシ流してますが、テレビ広告をしても家の品質は上がりませんからね。あしからず。

 

4・内装(設備・グレード・建具)が安い。

ローコストハウスメーカーが安いのは、内装(設備・グレード・建具)が安いからです。

安いグレードのものを使っているから、安い。実にシンプルな理由ですね。

しかし「安い=品質の低い」ではありません

・デザインがシンプル。(ドアのデザイン)

・機能が限定されている。(システムキッチン)

・手間のかからない工法である。(漆喰ではなく、壁紙)

・簡単に手に入るものを使っている。(無垢ではなく、複合フローリング)

「なにに価値を感じ、いくらお金をかけるのか?」

これによって、安さの価値観は変わります。

 

ローコストハウスメーカーの2つのメリット。

ローコストハウスメーカーのメリットは、2つあります。

1・費用をかけずに注文住宅の家作りが楽しめる。

2・住宅ローンの負担が軽いので、入居してからの生活が楽。

意外でしたか?ですが、事実そうなのです。

では詳しく見ていきましょう。

 

1・費用をかけずに注文住宅の家作りが楽しめる。

ローコストハウスメーカーのメリット・魅力は、なんといってもこちらですよね!

お金をかけないで、注文住宅の家作りが楽しめること!!

これですよ、これ。

ローコストハウスメーカーが家作りの費用を抑えてくれているので、私たちは限られた予算でも家作りを楽しむことができます。

・自由な間取りを考える。

・家のデザインについて、あれこれ悩む。

・できあがった家の暮らしを妄想して楽しむ。

夢がありますよね、注文住宅って。

ですが、注文住宅は高いのです。建売住宅の1.5~2倍以上の価格がすることもあり、庶民は手が出ません。

一生に一度のマイホーム。せっかくだから注文住宅で家作りしてみたかったな・・・めそり・・・

しかしローコストハウスメーカーなら、それが実現できます。

もちろん、大手ハウスメーカーに比べて制限はありますし、予算の壁は消えてなくなったワケではありません。

それでも注文住宅で家作りができるって、すごくうれしいじゃないですか?

これはローコストハウスメーカーのメリットですよね。

 

2・住宅ローンの負担が軽いので、入居してからの生活が楽。

ローコストハウスメーカーのメリットをもう1つ。

それは住宅ローンの負担が軽いので、入居してからの生活が楽、ということです。

 

家を建てるときは、素敵なマイホームでの楽しい暮らしを想像しますが、実際はそれだけではありません。

重い住宅ローンのプレッシャーに耐えなくてはいけません。

住宅ローン返済は金額以上にプレッシャーを感じます。

・会社をクビにされたらどうしよう?

・上司に嫌われたらどうしよう?

・残業が減ったらどうしよう?

「そんなこと起きるわけない」と思いましたか?イエス、おっしゃるとおり、考えすぎかもしれません。

ですが住宅ローンを背負うと、これがびっくりするぐらいにネガティブになるのですよ。

今の上司の一言、もしや私は用済み、ということでは・・・?

はわわ・・・ど、どうしましょう・・・

借りた住宅ローンが大きいほど、住宅ローンの見えないプレッシャーを感じます。

 

ですがその点、ローコストハウスメーカーなら安心です。

なぜなら家の価格が安いので、住宅ローンの返済が楽だからです。これは金額以上に、メンタル的にも楽ですよ。

 

あまりフォーカスされないメリットですが、ローコストハウスメーカーのメリットとしてもっと認知されて欲しいと思ってます。

 

▽住宅ローンの返済が楽になると、こんなメリットがあります。

住宅ローンの適正な返済率は?返済比率15%以下で得られる3つの幸せ!

2018.01.27

 

ローコストハウスメーカーのデメリット。

ならばローコストハウスメーカーのデメリットはなにか?

デメリットは2つあります。

1・標準プランはシンプルすぎる。でもオプションをつけると高くなる。

2・規格化されているものが多く、家作りの自由度が低い。

・・・とっさに眉をひそめたあなた。

その理由をお伝えいたします。

 

標準プランはシンプルすぎ。でもオプションをつけると高くなる。

ローコストハウスメーカーが安いのは、標準プランをシンプルにしているからです。

標準プランに含まれないものはオプション扱いとなり、別途料金が必要になります。

・クローゼット、階段下収納の追加

・2階トイレ増設

・コンセント追加

・屋根裏収納、屋根裏換気

・外壁サイディングの変更

理想の家を目指すあまりオプションをつけまくると、まったくローコストではない普通の家が完成します。

オプションをつけたときに、ほかのハウスメーカーと価格差がなくなったら・・・?

それでもまだそのハウスメーカーに魅力は残っているでしょうか?

 

規格化されているものが多く、家作りの自由度が低い。

ローコストハウスメーカーでは、家作りが規格化されており、家作りの自由度が低いのがデメリットです。

・間取り

・コンセントの位置

・窓の位置

・収納の数、位置

これらはプランによって決まっており、位置を変えるだけでもオプション料金がかかることも。

注文住宅の家作りに憧れてローコストハウスメーカーを選びましたが、これでは建売住宅の自由設計とあまり変わらないような・・・。

家作りを安くするには、それなりの理由があります。

それらを踏まれると、建売住宅の自由設計でもいいのでは・・・?と思うかもしれません。

 

▽建売住宅の自由設計については、こちらで解説しています。

建売住宅の自由設計(フリープラン)のデメリットは?間取りは自由に決められるって本当?

2019.01.30

 

ローコストハウスメーカーの疑問。それって本当?

ローコストハウスメーカーのメリット・デメリットを解説させて頂きました。

ですがあなたは心の中で、

 

「でもローコストハウスメーカーって・・・」

 

と先入観を持っていませんか?

イエス、その先入観、すべてお答えさせて頂きます。

 

Q:ローコストハウスメーカーは、手抜き住宅・欠陥住宅なの?

ローコストハウスメーカーは、その安さがゆえに「手抜き住宅・欠陥住宅」とイメージされる方も多いです。

おっしゃる通り、ローコストハウスのなかには手抜き住宅も欠陥住宅もあります。

ですがこれはローコストだけの問題ではなく、大手ハウスメーカーの家でも同じ問題は起きます

家作りは寸分狂わない工場生産ではなく、人の手が多く入るオーダーメイドです。

営業担当・設計者・現場監督・作業者、それぞれの働きがおりかさなって、家が完成します。

そのため、

「ローコストだから不安・・・」

「大手だから安心!」

と、単純には言えないのです。

 

▽安い建売住宅に住んで、率直に思うことをまとめました。

安い建売住宅を買って分かった、本当に「いい家」の条件7つ!

2017.05.28

安い家は子育てしやすい家。安い家(ローコスト住宅)を買ったら意外とよかったこと4つ。

2016.12.29

 

Q:ローコストハウスメーカーは、快適な家じゃないでしょ?

「ローコストハウスメーカーは断熱性能が劣る」、と思っていませんか?

ですが、それは完全に先入観でしょう。

なぜならローコストハウスメーカーの断熱性能も、十分に高いからです。

むしろ断熱性能は、カタログスペックだけの単純な比較はできません。「現場でどれだけ正確に施工したか?」が大切です。

 

ですので、「ローコストだから・大手だから」の二元論はあまり意味がありません。

それぞれの建築現場ごとの品質をチェックすべきです。

 

▽断熱材の選び方で大切なポイントは、こちらで解説しています。

断熱材で後悔しない選び方!注文住宅で選べる種類と特徴・メリット・デメリットを解説!

2019.03.19

省エネ・断熱性能の高い窓はどれ?おすすめの窓(サッシ・ガラス)の選び方!

2019.03.14

 

Q:ローコストハウスメーカーは、耐久力が低いでしょ?

「ローコストハウスメーカーは、安いから耐久性が低い」

 

これは難しい質問です。

そもそも「耐久性が低い」とは、

・「耐久性が低い」というのは、メンテナンスの頻度が高いこと?

・「耐久性が低い」というのは、すぐに壊れること?

このどちらでしょうか?

建材の中には、30年もつものもあれば、10年に一回のメンテナンスが必要なものもあります。(金属屋根とスレート屋根)

ローコスト住宅では、こまめなメンテナンスの必要なスレート屋根が使われることが多いです。

その意味では、「耐久力が低い」と言えるでしょう。

しかしきちんとメンテナンスをした場合、長く愛用できます。つまり「耐久力は高い」です。

大切なマイホームだから、買ったあとも大切にメンテナンスする。

これはマイホームを買った人なら、ぜひして頂きたいことですね。

 

さらに1点付け加えますと、家の建材は耐久性だけでは選びませんよね?デザイン性も考慮します。

デザイン優先で、耐久性を犠牲にするときもあります

そのため「ローコストだから耐久性が低い」とは、単純には言えません。

 

まとめ:限りある予算のなかで、家作りを楽しめる!

ではあらためて、ローコストハウスメーカーのメリット・デメリットをまとめましょう。

【ローコストハウスメーカーのメリット】

1・費用をかけずに、注文住宅の家作りが楽しめる。

2・住宅ローンの負担が軽いので、入居してからの生活が楽。

【ローコストハウスメーカーのデメリット】

1・標準プランはシンプルすぎる。でもオプションをつけると高くなる。

2・規格化されているものが多く、家作りの自由度が低い。

 

ローコストハウスメーカーなら予算的に厳しくても、注文住宅の家作りが楽しめます。

 

「注文住宅は無理だと思ってたけど、ローコストなら大丈夫かも!」

 

夢を諦めてしまう前に、一度ローコストハウスメーカーを検討してみませんか?

ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!

 

「カタログは住宅展示場でもらうもの」と思ってませんか?

「ハウスメーカーのカタログは住宅展示場でもらうもの」

 

と思ってませんか?

しかし住宅展示場にいくと、しつこく営業されたり、長い時間拘束されたり、大変なのです。

そこでおすすめなのが、LIFULL HOME’S 注文住宅です。

LIFULL HOME’S 注文住宅は、自宅にいながら1回の入力をするだけで、複数のハウスメーカーのカタログを請求できます。

もちろん、大手ローコストハウスメーカーも登録してます。

まずはサクッとカタログを取りよせて、楽しく家作りをはじめましょう!

 

>>気になるカタログだけを、簡単に請求してみる。

 

▽詳しい使い方はこちら!

注文住宅カタログだけ一括請求!住宅展示場に行かずにハウスメーカー資料だけ貰える!

2016.12.12

 

▽家作りはじめよう!と思ったら、こちらからスタートしましょう!

住宅購入は何から始める?マイホーム購入でまずやるべき4つのこと。

2019.01.08

 

▽「まだ家は早い・・・」と思っていると、後悔してしまいますよ。

「住宅購入はまだ早い」という嘘。30歳で買って思う、早く家を買うべき3つの理由。

2017.03.22

 

▽家を損得だけで考えるのは、とてももったいないことです。

「家を買うと損する」と分かっていながら家を買った、たった1つの理由。

2017.04.21

 

▽住宅購入で悩んだら読んで欲しい記事をまとめました。ぜひ読んでください!

住宅購入・家作りで悩んだら読んで欲しい記事ベスト21

2019.03.02

こちらの記事もお勧めです。