契約前に知るべき、ハウスメーカーのフランチャイズで新築を建てるメリット・デメリット。

こんにちは。

 

ローコスト住宅でありがちなのが、フランチャイズ方式。

本部であるハウスメーカーが開発した規格・設計・資材を、加盟店である工務店に提供するやり方です。

そのため「地元密着の工務店の価格・サービスで、ハウスメーカーの品質の家が建てられる!」・・・というのが、もっとも大きなメリットです。

しかしフランチャイズ方式には闇も多く、メリットだけでなくデメリットを知った上で契約にすすむことが大切です。

 

そこでこの記事では、ローコスト住宅でありがちな

・フランチャイズ方式のメリット/デメリット。

・フランチャイズ方式で家を建てるときの注意点。

について解説させて頂きます。

「フランチャイズ」と聞いて一瞬立ち止まったあなた。大正解でございます。契約する前に、デメリットだけは知っておきましょう。

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意外と知らない、ハウスメーカーのフランチャイズ方式とは?

フランチャイズ方式とは、スピードをもって販売量を増やすために採用される販売手法の1つです。

フランチャイズ方式は、「本部」と「加盟店」に分かれます。

フランチャイズ本部:商品開発・宣伝・販売促進を担当。加盟店に資材・ノウハウを提供する。

フランチャイズ加盟店:本部の開発した商品を販売する。本部にロイヤリティ(マージン)を支払う。

本部が直接販売することもあり、そのような店舗を「直営店」と呼びます。

身近なフランチャイズ方式を採用する業界として、

・コンビニ

・ガソリンスタンド

・クリーニング

・ファーストフード

・塾

などがあります。「直営店だと思っていたお店も、実は加盟店だった・・・」ということも多く、フランチャイズ方式は生活の身近に浸透しているのです。

フランチャイズ方式は、店舗出店のリスクをゼロにしながら販路拡大ができる、夢のような販売方法。

見えないところで広がるのも、納得でございます。

 

多くのハウスメーカーで採用されている、フランチャイズ方式。

冒頭でローコスト住宅でありがちな・・・と言いましたが、すみません。

フランチャイズ方式を採用しているのは、ローコストハウスメーカーだけではありません。大手ハウスメーカー・中堅ハウスメーカーでも、意外にも採用しているハウスメーカーは多いのです。

【フランチャイズ方式を採用しているハウスメーカー】

・アイフルホーム

・アエラ設計

・アキュラ工務店

・タマホーム

・セキスイハイム

・ミサワホーム

・住友林業

・ヤマダホームズ

・スウェーデンハウス

など

大手~ローコスト、地元で名のあるビルダーまで、フランチャイズ方式は多く採用されております。

とくにローコスト住宅では、フランチャイズ率はかなり高いです。

直営でやっているのは、アイダ設計ぐらいでしょう。

「ローコスト住宅=フランチャイズ方式」と思っても間違いではありません。

 

フランチャイズの注意すべきデメリットとは?

新築住宅を建てるとき、そのハウスメーカーがフランチャイズ方式だと聞くと、急に不安に思いませんか?

イエス、あなたが不安に感じたように、フランチャイズ方式には注意すべきデメリットがございます。

 

工務店の倒産リスク。

フランチャイズ方式でもっとも注意しなくてはいけないのが、工務店の倒産リスクです。

フランチャイズ方式では、建てるのがハウスメーカーの規格住宅でも、契約するのは工務店になります。

ですので例えハウスメーカーに資金力があっても、契約する工務店の経営状態が虫の息では意味がないのです。

 

契約した工務店が倒産してしまうと、夢と希望につまったマイホーム計画は絶望の淵に立たされます。

・払ったお金(手付金・着手金・中間金)が戻ってこない。

・建築途中でマイホームが放置される。雨風で劣化する。

・マイホーム建設を再開させる場合、追加費用がかかってしまう。

・アフターサービスが受けられない。

脅しでもなんでもなくて、本当に怖いのですよ、工務店の倒産リスクは。

ハウスメーカーの商品を選んでいるので、工務店と契約している感じはしないでしょう。

ですがフランチャイズ方式では工務店との契約となるので、契約した後は「あなたと工務店の問題」になるのです。

築5年目にして、屋根から雨漏りの欠陥が・・・。

しかし加盟店が倒産しているので、だれも責任を取ってくれない状況に・・・オワタ・・・。

フランチャイズの工務店が倒産したときの対応まで、しっかり確認しておくことが必要です。

 

▽本当に怖い倒産リスクは、こちらで解説しています。

建設中にハウスメーカー(工務店)が倒産!知っておくべき住宅完成保証制度と見抜き方!

2019.02.25

 

加盟店の工務店ごとに、品質・サービスがバラバラである。

フランチャイズ方式で注意すべきデメリットは、加盟店している工務店によって、品質・サービスがバラバラであることです。

同じフランチャイズの旗のもとに集まっているとは言え、工務店同士は別々の経営集団であり、技術・知識や、家作りの意識はバラバラです。

そのため同じハウスメーカーの商品を購入しているのに、

・「施工も丁寧で、サービスもよかった!」

・「手抜き工事で欠陥だらけ。サービスの対応も最悪!」

など、口コミが真っ二つに分かれることに。

 

ハウスメーカーとの直接契約ならば、下請け業者の教育・監理までハウスメーカーが対応してくれます。

下請け業者によるバラつきはあっても、管理する会社が同じなので品質は均一になりやすいです。

しかしフランチャイズ方式は、施工も管理もすべて契約した工務店任せになります。本部の社員が個別に現場をまわって、丁寧な施工を指導してくれることはありません。

 

だからこそ、ハウスメーカーの商品をフランチャイズで購入するときは、加盟している工務店までしっかり選ぶことが大切です。

「同じ商品だから、同じ家が建つだろ」という当たり前のことは、残念ながら住宅業界では通用しません。

その工務店がどんな仕事をしているのか?実績など入念にチェックすべきでございます。

 

フランチャイズ方式のメリットとは?

ですがフランチャイズ方式は、なにもデメリットばかりではありません。

家を建てる私たちにも、メリットがございます。

 

地方にいながら、ハウスメーカーの家作りができる。

フランチャイズ方式のメリットは、地方にいながらハウスメーカーの家作りができることです。

ハウスメーカーの直接販売だけではコストがかかりすぎるので、販売エリアが限られてしまいます。その結果、地方で注文住宅を建てる場合、選択肢は地元の工務店だけに。

これではハウスメーカーのような最新の技術による、「ハイスペック or ローコスト住宅」の恩恵が受けられません。

ハウスメーカーと工務店、両方から選べるならいいですが、どちらかしか選択肢がないとは・・・。

生まれた場所を悔やむしかありませんな。

ですがフランチャイズ方式で本部が資材・ノウハウを工務店に提供するスタイルなら、地方にいながらにして最新トレンドの家が建てられます。

 

「地方にいながら、大手のサービスが受けられる。」

 

これってちょっとした感動じゃないですか?

思い出して頂きたいのですが、これまでなかったチェーン店がはじめて出店したときって、めちゃくちゃ感動しませんでしたか?

地方の田舎町に住んでるとき、はじめてセブンイレブンが出店したときの感動。あれですよ。

これが!!かの有名なセブンのおにぎりですか!!マジでうまい・・・(こぼれるような涙)

フランチャイズ方式により、地方にいながらも東京と同じおいしいものが食べられるって、素敵ですよね。

 

これは家作りも同じでございます。

地方でハウスメーカーの営業エリアから外れていたら、工務店しか選べません。

でもフランチャイズ方式で本部がノウハウ・資材を提供してくれたら、地方でも最新トレンドの住宅に住めます。

フランチャイズにはデメリットもあります。ですがそもそも論として、フランチャイズだから実現できている有難みをかみしめるべきでしょう。

 

コストが抑えられるので、家が安く建てられる。

フランチャイズ方式のメリットは、販売コストが抑えられることです。

フランチャイズ方式を採用することで、

・ハウスメーカーは、出店コストが抑えられる。

・工務店は、開発・宣伝費を抑えられる。

ハウスメーカーの直接販売よりも、コストが低くなります。ですので、それだけ家が安く建てられるのですよ。

ローコスト住宅でフランチャイズ方式が多いのは、まさにこの理由でございます。

 

同じ家を建てられるなら、カットできるコストは省くべき。

直接販売にもメリットがあります。だからといって「販売経費をいくらでもかけていい!」というものでもありません。むしろ豪華すぎるモデルハウスの経費は、ほどほどに抑えるべきでしょう。

フランチャイズ方式なら、販売コストがカットできます。それだけ家が安く買えますし、家本体にお金をかけられますよ。

 

規格化された住宅なので、品質が一定になる。

フランチャイズ方式のメリットは、建てられる家の品質が一定になることです。

地元の工務店ではきめ細やかなオーダーメイドの家作りができるものの、工務店・作業者の技術レベルがちがうので、完成する家のクオリティに差が生まれてしまいます。

しかしフランチャイズ方式なら、家のクオリティを一定にできます。

・本部が開発した設計・資材・ノウハウ。

・本部のプレカット工場による加工。

・本部が提案する標準プランの間取り。

だれが作業しても、だれが家作りしても、ある程度のスペックが担保されるって、大きなメリットですよね。

注文住宅で家作りにこだわるとは言っても、案外こだわるポイントは似たりよったりするもの。

「絶対に人とちがう家じゃなきゃイヤだ!」ということでなければ、逆に規格化されていて完成のクオリティが見えていた方が安心です。

 

▽これは工務店のメリットでもあり、デメリットでもありますよね。

契約する前に!工務店の家作りの特徴・メリット・デメリットを全てぶっちゃける!

2019.05.18

 

ハウスメーカーのカタログは一括請求が便利!

フランチャイズ方式のハウスメーカーでも、カタログ・資料はハウスメーカーから取りよせることになります。

ただしハウスメーカーHPのカタログ請求フォームから、1件1件取りよせるのは大変です。

同じ質問に何度も答えることになり、下手したら手が腱鞘炎になってしまいます。

 

そこでおすすめしたいのが、ハウスメーカーのカタログを一括請求することです。

カタログ一括請求を使うことで、めんどうな入力を1回で欲しいカタログがすべて手に入りますよ。

すべてのハウスメーカーの問合せページから同じ質問に答えるとか、マジで拷問ですからね。

手が腱鞘炎になっても知りませんよ!

カタログ一括請求は、ホームズ君でお馴染みのLIFULL HOME’Sが運営しているLIFULL HOME’S 注文住宅

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・住所、氏名

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まとめ:フランチャイズなら、工務店までしっかり選ぶ。

多くのハウスメーカーで採用される、フランチャイズ方式。

ハウスメーカーの商品を買うことは変わらないので、「どこと契約しても一緒でしょ?」と思いがちですが、いいえ、ちがいますよ。

買うのはハウスメーカーの商品です。しかし契約するのは地元の工務店。契約したあとは「あなたと工務店の関係」になるので、本部(ハウスメーカー)はタッチしないことも多いです。

契約した工務店が倒産してしまったら、目も当てられません。

ですのでハウスメーカーを選ぶときと同様に、契約する工務店も厳しい目でチェックしましょう

 

とはいえ、フランチャイズ方式のおかげでハウスメーカーの最新トレンドの住宅が買えるようになったのも事実でございます。

ハウスメーカーの直接販売だけではコストがかかりすぎるので、どうしても地方では最新トレンドの恩恵が受けられません。

 

「地方にいながら、都会の最新トレンドの家が建てられる。」

 

田舎っぺ的な発言でお恥ずかしい限りですが、フランチャイズのメリットはこれですよ。

しっかりとデメリットを知ったうえで、賢くフランチャイズを活用したいところですね。

素敵な家作りを。それでは、また!

 

7割の方が10社以上のカタログを請求しています。

家作りは情報収集が肝心です。

約7割の方が10社以上のハウスメーカーのカタログを請求し、比較・検討しています。(SUUMO調べ)

マイホーム購入は人生でもっとも大きな買い物ですので、納得するまでハウスメーカーを選びたいところ。

 

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▽フランチャイズ方式が多いローコストハウスメーカーについては、こちらでまとめています。

どれがおすすめ?ローコストハウスメーカー10社を徹底比較!【2019年最新版】

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