こんにちは。
「予算が足りなくて、安い家しか買えなかった!」
「本当はもっとかわいい家に住みたかったのに!」
そんな気持ちで後悔しておりませんか?
いやいや、私なんて年収300万で住宅購入に踏み切る愚行をしてしまったものですから、それはもう安い建売住宅を買った訳ですよ。
これがですね、まったく人様に自慢できるポイントがないのですよね。謙遜じゃなくて。
私の買った建売住宅を見てみたいという珍しい方は、こちらご覧下さいませ。(ただし自己責任)
私は安い家を買ったのですが、内心「安い家を買って意外とよかったんじゃない?」と思うことがあります。
それは「子供をのびのびと育てられること」です。
安い家だからこそ、子供をのびのびと育てられる。
肩ひじ張らずに、家に遠慮することなく、自然体で暮らせる。
そんな思いを日々感じております。
そこでこの記事では、安い家を買ったら、意外とよかったことについてまとめていきましょう。
「この家、安すぎるけど、大丈夫かな・・・」と心配している方のご参考になれば、幸いでございます。
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この記事の概要
子供をのびのびと育てたいから、家を買った。
そもそも、年収300万だった私がなぜ家を買ったのか?
それは子供をのびのびと育てたかったからです。
私自身も、子供の頃は一軒家でのびのびと育ててもらったので、自分の子供も同じように育ててあげたかった。
だから一軒家が欲しかったのですね、私は。
家の中で大声出したり、ドタバタと走りまわっても、「静かにしなさい!」って言わなくても済む。そんな一軒家が欲しかったのです。
そうそう。私はこれがしたくて家を買ったのですよ。
ですので、私が家に求めたのは「子育てしやすいこと」であります。
・オシャレな家
・頑丈な家
・快適設備、最新設備の導入された家
人それぞれ家に求めるものは違いますが、私は「子育てしやすいこと」が最優先でございました。
高級住宅ではない、安い家だとココがいい!
私の買った家は、安い家でした。
「安い家=品質の悪い家」とのイメージがありますが、実際に入居してみると、イメージは大きく覆りました。
子供をのびのびと育てるにはぴったりの、子育てしやすい家だったのです。
特に私が実感するのは、次の4つであります。
1・壁紙・フローリングに落書きしても、怒らなくて済む。
子供が小さい(4,5歳まで)うちは、子供の落書きに悩まされます。
ちょっと目を離したすきに、いつの間にか壁紙にアートが出現しているのですよね。
いくら注意しても、3日後には再発するのできりがありません。
とは言え、子供からクレヨン・色鉛筆・マジックを取り上げることは、事実上不可能ですから。
壁紙に落書きようのボードを設置する方法もありますが、それもどこまで通用するやら。
ですが安い家を購入して、落書きの悩みから解放されました。
なぜなら子供が壁紙に落書きをしても、
と、イライラしないのですよ。
だってもとから安い家なんですもの。
見て下さいよ、このシンプル・・・というか、最低グレードの白い壁紙を。
どう見ても、かなり安いとしか思えませんよ。
ですので、怒る気が起きないのです。子供が成長したときにでも、壁紙を張り替えればいいか、と思わせてくれます。
もとが安い家でしたので、子供が落書きをしてもストレスになりません。
子育てのストレスを減らしてくれる家、それつまり、「子育てしやすい家」であります。
▽フローリングについては、こちらでも解説しています。
2・好きなだけ、シール遊びをさせることができる。
私の4歳のも2歳の次男も、2人ともシール遊びが大好きです。
お気に入りのアンパンマンのシール、車のシールを、自分の好きなところに貼って貼って、貼りまくります。
もちろん、壁紙にも貼るし、ドアにも貼るし、フローリングにも貼るし。
が言ってる側から、床にも構わずシールをぺたぺた貼っていきます。・・・よほど楽しいのでしょう。
シールを張ってもいいスペースを準備しても、子供たちはそこからはみ出して貼ることでしょう。
子供たちが自由にシールを貼っても、私はイライラしません。
なぜなら、最初から安い家だったからですよ。
・・・え?パパのパソコンに?あ、いや、これは・・・ダメ。
シール遊びは新築の大敵です。
張って剥がすときに、ノリが残って汚くなってしまいます。
ですが、もとが安い家だと、かなり寛容になれますよ。
子育てするために家を買ったのですから、その意味ではとても優秀な家と言えるでしょう。
3・子供が家を乱暴に扱っても、イライラしない。
子供が小さいと、ありとあらゆるモノが破壊されます。
目につくもの、手が届くものは、無残に子供の好奇心の被害者となってしまいます。
子供たちは新築と言えど、容赦はしません。
・ドアノブにぶら下がって、ドアノブを壊す。
・引き戸を思いっきり開けて、ドアがレールから外れる。
・キッチン収納のドアパッキンを引っ張って、最後はちぎれる。
せっかくのマイホームなのに、私の子供たちもことごとく破壊活動をしておりますよ。
壊すことは、汚すことと意味が違います。
壊れたら直す必要がありますし、直らないときもあります。
ですので、さすがに私も家を壊されたら怒ります。
しかし、怒っているように見えますが、内心はそこまで怒っている訳ではありません。
だってこの家は、子供を育てるために買ったのですから。
子供たちがのびのび暮らして、壊れていくなら、本望ではないですか?
壊れた場所は、やがて思い出に変わります。子供が大きくなったとき、当時の子育ての記憶がフラッシュバックしそうです。
家を壊されたら怒りますが、それはそれで思い出になるのですよね。
高級住宅ではなく、最初から安い家を買っておけば、子供が家を壊してもイライラは最小限になります。
子供に壊されてもいいように、最初から安い家を買う。これも1つの選択ではありませんか?
4・購入費用が安いから、次のリフォーム資金が安心。
そして最後はちょっとまじめに、お金の話でございます。
安い家を買うことで、住宅購入の費用が抑えられます。だから住宅ローン返済は楽になります。
その結果、住宅購入後に控える、「修繕」「メンテナンス」「リフォーム」資金を楽に準備できるのです。
家を買った後も、お金がかかるのですなぁ・・・(白目)
住宅購入は「買って終了」ではなく、買ってからが長くて大変なのです。
住宅購入後に準備すべき、修繕・メンテナンスはどのようなものがあるのか。
住宅購入後5年で、必要なメンテナンスを調べてみました。(購入したハウスメーカーのメンテナンスカレンダーより)
・サッシ、シャッターの建て付け調整 1.5万~
・網戸の建て付け調整 1.5万~
・防蟻処理 10万~
・畳 表替え 1.0万~
合計:14万
・・・おおぉ・・・。
住宅購入後5年で、メンテナンス・修繕で14万円が吹き飛ぶ訳でありますね。予想以上の額でため息が出てしまいますわ。
さらにさらに恐ろしいのは、住宅購入後10年目ですよ。
・屋根の表面塗装:30万~
・外壁(サイディング)シーリング打ち替え、塗装:95万~
・バルコニーのFRP補修:10万~
・網戸の張り替え:5万~
・玄関ドア ドアクローザーの交換:2.5万~
・防蟻処理:10万~
・畳 交換:1.8万~
・クロス 張り替え:5万~
合計:159.3万~
・・・ちょっと待て。
待て待て。
これはおかしい。おかしいでしょ。
住宅購入後に160万円がかかるって・・・
すみません、戦う前から敗北宣言させて頂きます。
10年後に160万かかることは、つまり年間16万円かかるということ。
毎年修繕費用として、年16万円積み立てる必要があります。
これは厳しいですねぇ。
ですが、最初から安い家を買っておけば安心です。
だって住宅購入の初期費用が抑えられているのですもの。
現金も残っているし、住宅ローンの返済も余裕がありますから。
さらに修繕・交換するパーツ(設備)も安いグレードで問題ないですから。修繕費用も安く抑えられますね。
これがもし高級住宅でしたら大変ですよ。
修繕・交換するパーツも高額になりますから、住宅購入後にかかる費用も高くなってしまいます。
安い家を買うと、その後にかかるメンテナンス・修繕費用も安くすることができます。
さらに、住宅購入10年、20年後のリフォーム費用だって、安心して貯めることができるのです。
安い家は、どこまでいっても子供想いなのであります。
まとめ:安い家は、子育てしやすい。
それでは、まとめましょう。
安い家が子育てしやすい家である理由は、次の4つでございます。
1・子供をのびのびと育てることができる。
2・子供の落書き、シール貼りにイライラしない。
3・子供が家を乱暴に扱っても、イライラしない。
4・メンテンス・修繕・リフォーム資金、子供の教育資金を安心して準備できる。
「安い家か?高級住宅か?」と聞かれたら、間違いなく高級住宅がいいに決まっておりますとも。
・・・大人的にはね。
ですが小さい子供からすればどうでしょうか?大人の都合なんて関係ないことでしょう。
子供は子供のルールで、のびのびと遊べる家が、いい家なのであります。
安い家は、子供にとっての「いい家」の条件を満たしてくれます。
安い家は、とても子育てしやすいですよ。
「この家、安いけど大丈夫かな?」と思ったら、ぜひこの視点で検討してみて下さいませ。
ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!
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