こんにちは。
建売住宅を購入して4年が経過しましたが、先日衝撃の事実を知りました。
建売住宅のパワービルダーとして知られる飯田産業ですが、どうやら飯田産業の建売住宅のフローリングは木ではないようです。
正確には「MDF(木くずを接着剤で固めたボード)に、木目シールを貼ったもの」、でございます。
MDFも材質は「木」ではありますが、いわゆる無垢や集成材(木材をつなぎ合わせたもの)とは性質が違います。
水分を吸収しやすく、膨らみ、カビが生えることもあるようです。
ですが私は今たっているフローリングがMDFとは知らずに、4年半も楽しく暮らしてしまいました。
そこでこの記事では、飯田産業のフローリングを4年間使ってみての現況をお伝えしたいと思います。
・MDFの床材って、どんな特徴があるの?
・小さい子供がジュースこぼすけど、大丈夫?
・飯田産業のフローリングの耐久性はどれくらい?
・メンテナンスはどうしたらいいの?
もし気になることが1つでもあれば、ぜひ最後まで記事をお読みくださいませ。
あなたの不安が解決されますよ。
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この記事の概要
MDFってなに?MDFはどんな特徴があるの?
飯田産業の建売住宅のフローリングで使われているのは、MDFです。
MDFと聞くと、
取り合えず、不安になりますよね。
ですがMDFがどんな材料なのか知ることで、建売住宅への不安は小さくなりますよ。
MDFは木のクズを集めて、圧縮しながら接着剤で固めたもの。
MDFとは、木のクズを集めて、圧縮しながら接着剤で固めたものです。
よく見てみると、小さな木のチップ(クズ)がたくさん集まっているのが分かります。
MDFの本名は「中密度繊維板」といいます。最近では広く床材でも使用されるようになりました。
強度が高く、加工しやすく、変形しにくい。
MDFの特徴には、
・強度が高い。
・加工しやすい。
・変形しにくい。
というものがあります。
MDFは技術の進歩とともに性能があがっており、近年ますます強度が上がり、フローリングに使われる従来の合板(木を組み合わせた・貼り合わせたもの)よりも、強度が上がりました。
また加工した材料なので、天然の無垢材のように、乾燥や熱で変形することもありません。
水に弱く、水を吸収して膨らむ。
MDFのデメリットは、水に弱く、水を吸収して膨らむことです。
強度はあっても、もとを正せば木のクズを接着したものですので、木のクズの隙間に水分が入り込んでしまいます。
日常生活で使われるMDF。
MDFは、すでに私たちの身近なところで多く使われております。
・棚、キッチンボード、机などの材料。(表面にシートを張って、美しく仕上げる)
・木材住宅の耐力壁(加工性が高く、耐水性・強度を持たせられる)
・スピーカーなどの音響設備。
表面に木目シートが貼られており、シートが剥がれてはじめてMDFだと気がつくパターンも多いです。
飯田産業のフローリングって、どんなもの?評判は?
さて、では飯田産業の建売住宅に使われているMDFのフローリングは、どんなものでしょうか?
ネット上でよく見かける評判も集めてみました。
使われているのは、サンロードアート(大建工業)
飯田産業の建売住宅のフローリングで使われているのは、サンロードアート(大建工業)というシートフローリングです。
MDFの上に木目のついたオレフィンシート(うすいプラスチックのシート)が貼られたものです。
サンロードアートではプラスチックのシートが貼られているので、傷や汚れに強く、ワックスがけが不要です。
ほほう、なかなかのメンテナンス性じゃないですか・・・。
現代の技術をもって生まれたサンロードアートは、高い耐久性とメンテナンス性に特徴があります。
通常のフローリングでは、うすい木の板を貼り合わせた上に、化粧板(厚さ0.2~0.3ミリ)を貼っており、ワックスやコーティングをすることで、美しさが長持ちします。
ですがサンロードアートでは、ワックスがけは推奨されていません。
ワックスがけの工程で水を使うので、中のMDFが膨らんでしまうからです。
ワックスがけ不要でもありますが、ワックスがけ・コーティングは、事実上禁止であります。
不安に思う声が多いものの、トラブルのパターンは限られている。
ネット上には飯田産業の建売住宅に使われている、サンロードアートを不安視する評判が多いです。
その多くが、MDFについてです。
・隙間から水が入り込んでしまい、MDFが膨らむらしい。
・表面が傷つくと、MDFが水を吸収して膨らむらしい。
・表面のオレフィンシートの耐久性がなく、すぐに剥がれていく。
・MDFは使い捨ての床材である。
今現在MDFの床材を使っている身としては、恐怖の言葉たちに聞こえます。
さらにネットでの評判を調べてみると、次のようなトラブルがあるようです。
・合わないフックスを使用してしまい、ワックスのシミができてしまう。
・洗剤が長くフローリングについていて、MDFが膨れてしまう。
このようなワックスやメンテナンスに起因するトラブルがあるようです。
フロアコーティングには注意が必要。
またサンロードアートが使われているフローリングは、フロアコーティングに注意が必要です。
フロアコーティングには水を使う工程があり、サンロードアートの表面の隙間から水が入り込んでしまい、MDFが膨れてしまう恐れがあるからです。
住宅購入したときにフローリングをコーティングする需要は多いですが、サンロードアートのような基部がMDFのフローリングには、フロアコーティングはおすすめできません。
どうしてもフロアコーティングをしたい場合は、
・ハウスメーカー指定のコーティング業者
・サンロードアートに対応している、コーティング業者
のどちらかに頼むことが必要です。
実際に4年間使ってみて、どうなの?【体験談】
ネットでの前評判を聞くと、すごく不安になりませんか?
私もネットでサンロードアートの評判を聞いてからとても不安になりましたが、でもすでに家を買ってから4年も過ぎていたのですね。てへ
では、実際に飯田産業の建売住宅のフローリングを4年間使ってみてどうだったのか、率直なところをお伝えいたします。
普通のフローリングと区別がつかない美しい木目。
まず実感するのは、飯田産業のフローリングは、普通のフローリングと区別がつきません。
「これがサンロードアートであり、MDFの上にプラスチックシートが貼られています。」
と説明されない限りは、業界人ではない素人が普通のフローリングと区別するのは難しいでしょう。
私も4年間も気がつきませんでしたし、も普通のフローリングとばかり思っていました。
不動産に詳しい知人が来たときも、
「やっぱり新築のフローリングは最高だよな!」
とベタ褒めしていたのも印象的でした。
飯田産業のフローリングは木ではないですが、普通のフローリングと区別がつかない技術力には脱帽でございます。
使い心地も快適。
これもご期待に沿えない感想で申し訳ないのですが、飯田産業のフローリングって、使い心地も快適なんですよね。
いわゆるフローリングに求められる使い心地は、
・ほどよい固さと、衝撃吸収する柔らかさ。
・木のすべすべ感。
・美しい木目。
・高いメンテナンス性、清掃性。
といったところではないですか?
はっきり申し上げますが、飯田産業のフローリングは、このすべてを満たします。
ついこの間まで、「やっぱうちのフローリングは最高だよな」と思ってましたし、今でも思ってます。
と言いますか、逆を行ってしまえば4年間使い続けてみて、
「これ、ダメだろ・・・」
と感じたことがないのですよ。
致命的なデメリットを感じさせないことこそ、最高のメリットでございますね。
4年間使ってみて、傷もつきにくい。
「でもシートフローリングって、傷つきやすいんでしょ?」
と思われた方。いいえ、違いますよ。
かれこれ4年間も使い続けてますが、飯田産業のフローリングは本当に傷に強いです。
4年間使い続けた今でも、耐久性は健在です。
使い始めてから4年が過ぎましたが、今でも美しい木目を保っています。
こちらは新築時のフローリング。素人では木のフローリングと区別がつかない。
4年間、酷使したフローリング。わざと汚れのある部分を撮影しました。
わが家には小さな子供が2人いるので、毎日フローリングにダメージを与えています。
・おもちゃを引きずる
・尖ったもので、床を傷つける。
・ジュース、水、おもらしなど、日常的に液体をかける環境。
使用している環境としては、かなり劣悪な方だと自負しております。
ですがこの環境で4年間(正確には4年半)も使い続けて、この美しさですから。かなり健闘しているかと思います。
もちろん、光をあてて反射させると、無数の細かい傷が見えます。
ですがこれだけ劣悪な使い方をしているのに、これだけの傷ですんでいるのは、「木ではなくプラスチックシートだから」でしょう。どうもありがとうございやす。
メンテナンスは水ぶきのみ。
飯田産業のフローリングのメンテナンスは、水ぶきだけです。
固くしぼった雑巾で汚れを水ぶきし、自然乾燥させています。とくにフロアコーティングやワックスは使っていません。
メーカーから言われているように、サンロードアートではフロアコーティングやワックスをしなくても、新築の美しさが長続きする印象です。
傷がつくとMDFボードが見えるが、水を吸収して膨らまない。
フローリングの中に使われているMDFは、水を吸収して膨らむ特徴があります。
そのため表面のプラスチックシートが剥がれると、フローリングが膨らむ・・・という評判を聞きます。
表面のプラスチックシートは耐久性があるので、普通に生活している分には傷がつきませんが、鋭く重たいモノを落とすとシートは簡単に剥がれます。
私が重さ10kgほどの鋭いモノを落としたときに、プラスチックシートが剥がれてしまい、中のMDFが見えている部分があります。
こちらですね。
傷をあわてて隠すためにガムテープを貼って剥がした形跡がありますが、この犯人は私です。ごめんちょ
中から見えるのは木ではなく、木のクズを集めたMDFがしっかりと見えております。
しかし傷をつけてから2年経過していますが、水を吸収して膨らんだ形跡はありません。
一般的に水に弱いとされるMDFですが、水に濡れても拭き取っていれば、膨らむことはないのかもしれません。
まとめ:最近のMDFは高性能なのは、本当かも。
飯田産業のフローリングは、中にMDFが使用されており、いろいろな悪い評判もございます。
しかし4年間使ってみて思うのは、
・普通のフローリングと区別がつかない、美しい木目。
・使い心地も快適。
・4年間使っても、傷がつきにくい。
・メンテナンスは水ぶきだけ大丈夫。
・傷がつくとMDFボードが見えるが、膨らまない。
ということですね。
最近のMDFは技術の進歩により、かなり高性能になったようです。
「本当に?」と思いますが、私は「なるほど、たしかに本当だな」と実感します。
かなり丈夫に作られてますし、メンテナンス性も高いです。
もちろん、10年、20年たてばそれなりに劣化しますでしょうが、それはほかの床(無垢、フローリング)でも同じことです。
コスパを考えると、賢い選択肢ですし、近年広く普及しているのも納得でございます。
飯田産業のフローリングに不安を感じている方のお役に立てれば幸いです。
素敵な住宅購入を。それでは、また!
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