失敗しない新築の注文住宅の床材の特徴と選び方3つのコツ!|適材適所で床材を選ぼう!

こんにちは。

 

「注文住宅の床といったら、とりあえず無垢のフローリングだよな・・・。」

 

無垢フローリングは抜群の知名度とブランドイメージがあるので、とくに家作りに詳しくなくとも「やっぱり床は無垢フローリング!」と答える方は多いです。

・・・しかし、ご注意くださいませ。

最初から「床は無垢!」と固定概念のように考えていると、失敗の原因になってしまいますよ。

イエス、マダム。

なぜなら無垢フローリングは、選べる床材の1つでしかありません。同じように肌さわりのいい自然素材はほかにもあるのです。

選べる床材は無垢フローリング以外にも多くあるので、はじめから「無垢のフローリング一択!」と選択肢を狭めてしまうと、失敗のもとになってしまいます。

 

注文住宅で選べる床材は、おおきくわけて7種類あります。

1・フローリング

2・畳(たたみ)

3・カーペット

4・タイル、天然石、人造石

5・リノリウム

6・クッションフロア

7・コルクタイル

それぞれの床材には特徴があり、適材適所で選ぶことがポイントです。

そこでこの記事では、

・注文住宅で選べる床材の種類と特徴

・シーン別の床材の選び方

について解説させて頂きます。

床材はフローリングだけだと思っていたあなた!

・・・家作りで失敗する前に、ぜひ最後までお読みくださいませ。

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注文住宅で選べる床材の種類と特徴。

注文住宅で選べる床材は、7種類です。

いえ、厳密に分類すれば床材の種類はそれ以上でございます。

どの床材にも特徴があるので、いちがいに「この床材、マジでおすすめ!」と言い切ることはできません。

つまりそれぞれの床材の特徴を知り、適材適所で選ぶのが失敗しない方法なのです。

 

1・フローリング:木の風合いと高い耐久性・メンテナンス性!

注文住宅の床材でもっともポピュラーなのが、フローリングです。

フローリングとは木の板を貼り合わせた床材で、木の素材の暖かさと耐久性、そして使い勝手を両立しています。

フローリングには、

・無垢フローリング:天然の木の1枚板から作れた床材

・複合フローリング:複数の木の板を貼り合わせ、表面に化粧板を張り付けた床材

の2種類があります。

そのうち無垢フローリングは「木のぬくもりが感じられる」と大変人気で、家作りで一度は憧れる方も多いです。

しかしメンテナンス性・機能性では複合フローリングの方が優秀で、実用性を考えると複合フローリングの方がおすすめです。

 

フローリングは使用する木の材質(種類)によって見た目・肌ざわり・耐久性が変わります。

なるほど、木の種類によって印象が大きく変わるのですな・・・。

ふむ・・・き、決めきれませぬ・・・。

家作りでもっとも多くの人が悩むのが、床材、とくに「フローリングの材質」で悩むと言われています。

もしもあなたのパートナーがフローリング材に決めかねていても、悪いのはパートナーではありません。

味わい深すぎるフローリングがいけないのです。

 

2・畳(たたみ):落ち着いた雰囲気で、クッション性も高い。

最近の家はフローリングが多いですが、畳の存在も忘れてはいけません。

イグサの香りがする和風の落ち着いた雰囲気は、1家に1部屋あるとリラックス空間として重宝します。

また畳はクッション性が高いので、小さい子供のいる家庭ではリビングの隣を和室とし、遊ぶスペースにするケースも多いです。

畳なら子供が転んでも、フローリングよりはダメージが少ないですな。

そのほか、畳には次の特徴があります。

・和の落ち着いた雰囲気でリラックスできる。

・クッション性があるので、小さな子供を遊ばせるのに最適。

・夏はだしで歩くと気持ちいい。

・畳の交換は比較的簡単にできる。

フローリングよりもクッション性があり、冷たくないので、ゴロゴロしながらテレビを見ることも可能です。

ゴロっとしながらテレビぽちっとな・・・あぁ、幸せであります・・・。

テレビを見ながら畳でゴロゴロする生活に憧れているのは、私だけではないはず。

くしくもフローリングにシェアを奪われた畳ですが、その利用価値はいまだ健在です。

 

3・カーペット:快適な「床の暮らし」を楽しめる!

注文住宅の床材では、床一面にカーペット(じゅうたん)を敷き詰めることもできます。

カーペットはクッション性が高いので、快適な「床の暮らし」(床に座る・床でゴロゴロする)が楽しめます

またカーペットの特徴として、

・色、デザイン、折り方、質感など、種類が豊富にある。

・クッション性が高く、防音性が高い。

・防ダニ加工、防水加工など、機能性が高いカーペットもある。

などの特徴がございます。

豊富な種類から好きなデザインを選べるのもうれしいですが、小さな子供がいる家庭ではクッション性が高いのも嬉しいところ。

子供がフローリングで転ぶと、見ているこっちが痛そうでたまりません。

しかしカーペットなら衝撃が吸収されるので、安心ですな。まぁ、泣きますが・・・。

ちなみにわが家はフローリングが多いのですが、フローリングで子供が転んだときの衝撃音(ドゴーーン)が衝撃すぎて心臓に悪いんですよね。

子供が遊ぶ部屋だけでもカーペットにすることで、ケガ防止・騒音防止になります。

 

4・タイル、天然石、人造石:汚れに強く、耐久性も抜群!

少し珍しい床材として、タイル・天然石・人造石などもございます。

こちらは石を使っているので、固く・冷たく・クッション性がゼロなので、実用性が高い・・・とは言えません。

ですがデザイン性が高く、リビングの一部(テレビボード下・テラスからつながる部分・キッチン周りの一部)にアクセントとして使うとオシャレな部屋に仕上がります。

またタイル・天然石の床材としての特徴は、

・耐水性、耐摩耗性、耐久性が強い。

・汚れに強く、掃除しやすい。

・デザインが豊富で、組み合わせの幅も広い。

などがあります。

余談ですが、天然のタイルを使わなくても、タイル・石の柄がプリントされたビニールクロス(クッションフロア)を使う方法もございます。

見た目的には完全にビニール感がするので安っぽさがありますが、天然素材にはない施工性・メンテナンス性の高さが魅力です。

 

5・リノリウム:高い防水性で、水回りの床におすすめ!

リノリウムとは、

・亜麻仁(あまに)油

・松脂

・木粉

・コルク粉

・顔料

などの自然素材を原料とした床材です。

ビニールシートのような特性があり、

・耐水性がある。

・耐薬品性がある。

・汚れに強い。

・抗菌性に強い。

という特徴があります。

リノリウムは病院の床でよく使われており、注文住宅の家作りでは、水回りの床(洗面台、脱衣所・キッチンなど)で使われます。

 

6・クッションフロア(塩ビシート):防水加工で水回りに使いやすい。

注文住宅の家作りでも活躍するのが、クッションフロア(塩ビシート)です。

クッションフロアは賃貸アパートでもよく使われており、フローリング柄のクッションフロアにお世話になった方も多いはず。(私も大変お世話になりました。)

クッションフロアの特徴は、

・デザインが豊富にある。(天然石をプリントした柄も)

・防水、防菌、防カビ、防汚れ加工したものがあり、機能性が高い。

・汚れがつきにくく、掃除しやすい。

・シートの中には発泡層があり、クッション性がある。

・施工費が安い。

という特徴があります。

クッションフロアはトイレ・キッチン・洗面所など、水がかかってしまう場所で使用されます。

 

7・コルクタイル:素足で歩きたくなる快適さは、無垢フローリング以上!?

画像引用:東亜コルク株式会社

コルクタイルとは、コルクをタイル状(300×300mm)にしたもので、タイルのように床に敷き詰めて使用します。

木の皮を原料としたコルクには弾力性があり、衝撃を吸収する力があります。

またコルク特有の肌ざわりが実に気持ちよく、その場で寝転びたくなる快適さです。

コルク特有の足ざわり、気持ちいぃぃ~~(昇天)

そのほかコルクタイルの特徴として、

・弾力性があり、転んだときの衝撃吸収がある。

・肌さわりが気持ちい。

・耐摩耗性があり、滑りにくい。

・吸湿性、防音性、断熱性、保温性がある。

・固くとがったものを落とすと、剥がれてしまう。

・汚れがついたら落とせない。

・施工費が割高になってしまう。

と、メリット・デメリットございます。

素足での生活が楽しめるものの、メンテナンス性が悪い(汚れが落とせない)・施工費が高い、というデメリットがあり、広く普及していないのが現状です。

 

失敗しない注文住宅の床材の選び方の3つのコツ

注文住宅の床材の選び方は無垢フローリング一択ではないこと、ご理解頂けましたでしょうか?

無垢のフローリングの肌触りもいいですが、コルクタイルの足ざわりもなかなかのものですよ。

では注文住宅の床材は、どう選べばいいのでしょうか?

ここでは床材の選び方の3つのコツをお伝えいたします。

 

1・「床に何をもとめるか?」「何がしたいか?」考え、利用シーンにあった床材を選ぶ。

注文住宅の床材を選ぶとき、「床に何を求めるのか?」・「床で何がしたいか?」を今一度考えなくてはいけません。

あなたが床に求めるものによって、選ぶべき床材は変わります。

立って歩ければ十分。 複合フローリング・クッションフロア
メンテナンスが楽なものがいい。 複合フローリング・クッションフロア
手間を惜しんででもメンテナンスして、自然の風合いを楽しみたい。 無垢フローリング・コルクタイル
それなりの外観と風合いを楽しみたい。 複合フローリング
子供が転んでも安心な衝撃吸収力。 カーペット・コルクタイル
素足であるいて床でゴロゴロしたい。 無垢フローリング、カーペット・コルクタイル
水がかかっても安心の防水加工。 クッションフロア・リノリウム

それぞれの床材には、適した用途がございます。

それを無視して選んでしまうと、のちのち後悔する結果になってしまいますよ。

 

2・子供が小さいうちに家を買う場合、耐久性・メンテナンス性が高い床材がおすすめ。

また子供が小さいうちに家作りをする場合、耐久性が高く、掃除しやすい(メンテナンスが楽)な床材がおすすめです。

なぜなら子供が成長するに従って、大切なマイホームを思う存分に汚すようになるからです。

食べこぼし!おもらし!落書き!シール貼り!

・・・もはやメンテナンスでどうにかできるレベルを越えました・・・。

天然素材の床材は、こまめなメンテナンスが必要です。

ですが小さな子供がいる場合、こまめなメンテナンスをしても手に負えないケースが多々あります

 

私の場合ですと、とくに悲劇だったのは、子供のトイレトレーニングで、おむつを外す練習をしているときです。

当時新築で買ったマイホームの床は、なぞの水たまりがいたるところに出現しました。

な、なんですか、この水たまりは・・・!?

この色、におい、量・・・ははー、さては子供がおもらしした後ですね、なるほど。

その場ですぐに発見できればいいものの、発生30分後に形跡を発見したときは泣けました。

子供が小さいうちにマイホームを購入されるときは、メンテナンスのしやすい素材がおすすめですよ。自然素材、憧れますけどね。

 

3・長年住んだとき、「ずっとメンテナンスを楽しめるか?」考える。

床材を選ぶときに問題になるのが、メンテナンス性です。

とくに自然素材(無垢フローリング、コルクタイルなど)はメンテナンスに手がかかります。

マイホームを作るときは気分も盛り上がっているので、「きっとこの先もしっかりメンテナンスするから大丈夫!」と思いがちです。

しかし最初のうちはメンテナンスを楽しめていても、それが5年、10年、15年・・・と続いたときも、メンテナンスを楽しんでやれますでしょうか?

今から15年後、私は50歳手前であります。

50歳手間での無垢フローリングにオイルがけ・・・これは無理ですな・・・。

イエス、私は無理でございます。せいぜいメンテナンスを楽しめるのも5年が限界でしょう。

私は家を買って5年がすぎましたが、すでにメンテナンスが少々億劫になってきましたもの。

 

マイホームは、買ってからが長いです。

味わい深い自然素材を大切に使いたくなるお気持ち、よく分かります。

ですが床材で自然素材を使うのはなかなか大変です。なにせ面積が広いですからね。

 

ですので、もし自然素材を使いたい・・・ということであれば、家具・インテリアなどで自然素材にこだわるのもアリかと存じます。

無垢のフローリングを楽しむのは、ホテル・旅館・レストランなどでお金を払って楽しむぐらいがちょうどいいかもしれませんよ!

 

まとめ:床材は適材適所。目的に応じて選ぼう!

注文住宅の床材を選ぶときに大切なのが、

「あなたは床に何を求めますか?」

「あなたは床で何がしたいですか?」

ということですね。哲学チックになってしまいましたが、つまりはそういうことなのです。

使いたいシーンや目的に応じて、適した床材を選ぶのが失敗しないポイントでございます。

注文住宅で選べる床材は、

1・フローリング

2・畳(たたみ)

3・カーペット

4・タイル、天然石、人造石

5・リノリウム

6・クッションフロア

7・コルクタイル

の7種類です。(厳密に分類したらもっと増えます)

 

床材を選ぶときは、

・床に何を求めるか?何がしたいか?考え、利用シーンにあった床材を選ぶ。

・子供が小さいうちに家を買う場合、耐久性・メンテナンス性が高い床材がおすすめ。

・長年住んだとき、ずっとメンテナンスを楽しめるか?考える。

を押さえて選びましょう。

床材は好きなモノを選べばいい、というものではありません。それぞれ特徴があるので、適材適所で選ばなければいけません。

ぜひ目的別に選んで、後悔のしない家作りを実現くださいませ。それでは、また!

 

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