導入する前に絶対に知るべき、床暖房の9つのメリット・デメリット。後悔だけはするな!

こんにちは。

 

足元の冷えをなくすには、床暖房が一番です。

冬の寒い日でも足元からじんわりと優しくあたためてくれるので、素足ですごすことも可能です。

だよね!やっぱりマイホームには床暖房で決定♪

しかしご注意くださいませ。

当然ならがら床暖房には、デメリットもございます。

ですので、床暖房のメリット・デメリットをよく検討した上で導入を決めないと、後悔してしまいますよ?

それに床暖房は高い(100万円~)ですしな・・・ぼそぼそ・・・

 

そこでこの記事では、

・床暖房の種類

・床暖房のメリット、デメリット

について解説させて頂きます。

この記事を読むまでは、床暖房を決めてはいけませんよ。

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床暖房にはどんな種類があるのか?

「あったかい家にするなら、やっぱり床暖房だよね!」

 

と思っている方にお尋ねします。床暖房には2種類あることは、ご存知ですか?

・電気ヒーター式床暖房:電気でパネルを発熱させて、室内を暖かくする。

・温水式床暖房:暖めたお湯を循環させて、室内を暖かくする。

※細かく分類すると14種類以上になります。

 

電気ヒーター式床暖房と温水式床暖房では、特徴もコストも違います。

どちらも同じと思って、適当に選んで導入してはいけませんよ、マダム。

 

電気ヒーター式床暖房:電気でパネルを発熱させて、室内を暖かくする。

電気ヒーター式床暖房は、床仕上げ材の下に電気パネルを敷きます。

そして電気でパネルを発熱させて、室内を暖かくします。

イメージは、巨大な電気カーペットを床下に施工するものでしょう。

電気カーペットのように大きな設備も必要ないですし、メンテナンスもフリーです。

しかし暖房効率は悪く、電気代が高くなるデメリットがございます。

 

温水式床暖房:お湯を暖めて、室内を暖かくする。

温水式床暖房は、床仕上げ材の下に、温水が流れるパイプを張り巡らせます。

室外の給湯器(電気・ガス・石油・ヒートポンプなど)でお湯をつくり、配管にお湯を流すことで室内を暖めます。

電気ヒーター式床暖房より暖房効率が高いので、光熱費は安くなります。(電気ヒーター式と比較して)

しかしデメリットとして、

・お湯をつくる設備のコストが高い。

・維持、メンテナンスが大変。(給湯設備・配管・不凍液の交換)

というデメリットもございます。

余談ですが、「温水式」とありますが、実際に流れるのは水ではなく、不凍液になります。

冬の寒さでも凍らない液体を暖めるのです。

 

床暖房の3つのメリット|足元から優しく暖める!

床暖房には、

・電気ヒーター式

・温水式

の2種類があります。

どちらの床暖房にも共通する3つのメリットがございますので、解説させて頂きましょう。

 

床暖房のメリット1:足元から暖められる。吹き抜けとの相性がいい。

床暖房のメリットは、足元から暖められる快適さです。

床暖房では足元から暖めるので、とても快適な空間が作れます。

冬でも素足ですごせる快適さ、最高!(ただしリビングのみ)
足元が冷えなくて暖かい♪

エアコンや石油ファンヒーターでの暖房は、どうしても暖かい空気が上にたまってしまいます。

またエアコンの風は遠くまで飛ばないので、室内の温度にムラができるデメリットも。

その結果、足元が冷え冷えになり、「エアコンをつけても、ちっとも暖かくない!高断熱のウソつき!」となってしまうのです。

 

しかし床暖房なら、温度ムラによる冷えを解決できます。

足元から暖められた空気はゆっくりと室内に広がり、温度ムラのない快適な空間を作ります。

とくに天井の高い吹き抜けと床暖房の相性は抜群ですよ。

床暖房を入れた方から「床暖房を入れたのに、寒い!」という声をほとんど聞かないのは、このためです。

 

床暖房のメリット2:音・風がなく、じんわりと優しく暖められる。

床暖房のメリットは、音・風がなく、じんわりと優しく室内を暖められることです。

床暖房は、エアコンやファンヒーターのような風を使いません。

そのため

・埃が舞い上がらない。

・運転音が静か。

・空気を汚さない。

というメリットがあります。

 

石油ファンヒーターを使うとき、1時間に1回の換気が推奨されているはず。

ですがこの換気、どれほどの人が実施してますでしょうか?

石油ファンヒーターをつけて3時間が立ちましたが、いまだ換気はゼロ・・・。だって・・・寒い・・・

1時間に1回の換気をしなければ、室内の空気はすでに汚れています。(一酸化炭素中毒になるので、必ず換気しましょう。)

 

ですがその点、床暖房は優秀です。

なぜなら床下からじんわりと暖めるだけで、風も起きないし、空気も汚れないからです。

 

床暖房のメリット3:床暖房の設備を隠せるので、室内をおしゃれにデザインできる。

床暖房のメリットは、暖房設備を見えないところに設置できるので、室内をオシャレにデザインできることです。

・床を暖めるパネル(配管):床下のため、見えない。

・給湯する設備:家の外に設置するため、見えない。

・・・完璧なほどまでに、見えないじゃないですか。

そのため人目につくところに暖房器具を置かないで済むので、室内をオシャレな空間に仕上げることができます。

寒くなりましたので、今年も石油ファンヒーターを出しましたぞ!

これで今年も暖かいですぞ!ガッハッハ!

せっかくインテリアにこだわってるのに、ファンヒーターだけ生活臭がすごい・・・。

ほかの暖房器具では、完全に隠すのは無理でございます。

とくに石油ファンヒーター。暖かいですけど、あのデザインだけはなんとかして欲しいところですよね。

 

どこまで許容できる?床暖房の6つのデメリット!

「床暖房のデメリットとは?」

 

そう聞かれたときにすぐ返ってくる答えは、

導入コストが高い!

で、ございます。

しかしながらそれ以外にもデメリットがあるので、慎重に検討する必要があります。

 

床暖房のデメリット1:導入コストが高い。節約による回収は不可能。

床暖房のデメリットは、導入コストが高いこと。

これはみなさんご存知ですよね。

 

床暖房の導入には、およそ100万円~(電気ヒーター式・リビング15~16畳)かかるのが相場です。(温水式・ヒートポンプの設置などが加わると、相場は上がります。)

・・・え?追加で100万円かかるですと?

ははー、なるほど。では、床暖房はなかったことにしましょうか・・・。めそり・・・

床暖房に憧れる方は多いですが、現実的な見積り金額を見て諦める人も多いのが、床暖房でございます。

 

付け加えさせて頂きますと、床暖房の導入コストは、節約でもとが取れるレベルではありません。

なぜなら床暖房は、そもそも節約にならないからです。床暖房を導入することで、むしろ電気代は増えます

 

「高い導入コストを払い、高い電気代を払うのか?」

 

このデメリットは、導入前に知るべきでしょう。

 

床暖房のデメリット2:維持費が高い。

さらに床暖房は導入した設備の維持費も高いです。

電気ヒーター式床暖房:電気パネルの交換、メンテナンス

温水式床暖房:給湯設備・配管・不凍液の交換、メンテナンス

とくに温水式床暖房では、給湯設備の故障や、配管漏れのリスクも抱えています。

・・・え?床暖房の配管が壊れたので、修理費50万円ですと・・・?

・・・イエス、分かりました。今日限りで床暖房はやめましょう。

床暖房を導入したものの、修理を払わずに床暖房を放置される方も多いです。

なぜなら床暖房はなくても困らないからです。ただちょっと、足元がひんやりするだけですから。

 

床暖房のデメリット3:加熱する力が弱いので、暖まるまでに時間がかかる。

床暖房の無視できないデメリットは、加熱する力が弱いので、暖まるまでに時間がかかってしまうことです。

床暖房はあくまでも「優しく、じんわりと暖めるタイプ」ですので、石油ファンヒーターのように急に室内を暖められません。

そのため床暖房を導入した方の中には、

 

「つけてから暖かくなるまで時間がかかるから、つけっぱなしにしておこう」

 

という方もわりと多くいらっしゃいます。

・・・ですが、ご注意くださいませ。

イエス、マダム。

とくに電気ヒーター式床暖房で24時間つけっぱなしにしてしまうと、高額な電気代の請求書が届いてしまいますよ。

床暖房は部屋が暖まるまで時間がかかりますが、つけっぱなしは厳禁です。

必ずタイマーを活用して予約運転させましょう。

 

床暖房のデメリット4:加熱力をあげすぎると、低温ヤケドのおそれがある。

床暖房は加熱する力が弱いです。

・・・といいますか、わざと弱くしてあります。

なぜなら加熱力をあげてしまうと、低温ヤケドのおそれがあるからです。

電気ヒーター式では温度が高くなる傾向があり、低温ヤケドのリスクは温水式に比べて高くなります。

・ハイハイする赤ちゃんがいる。

・床に布団をしいて、子供を寝かせることがある。

・長時間同じ場所に座る、寝ることがある。

このようなケースでは、低温ヤケドのリスクがあります。ご注意くださいませ。

 

床暖房のデメリット5:使える床材が限られてしまう。

床暖房のデメリットは、床暖房を導入してしまうと、使える床材が限られてしまうことです。

とくに無垢フローリングは床暖房により、「高温・乾燥」した状態になると、フローリングが反る・割れる原因になってしまいます。

床暖房に対応した無垢フローリング材もありますが、それでも対応は完璧とは言えません。

高いお金を払って無垢フローリングにして、高いお金を払って床暖房を導入したのに、無垢がダメになるとは・・・。

目も当てられませぬ・・・。

床暖房に対応した無垢もありますが、床暖房との併用はおすすめできません。

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床暖房のデメリット6:放熱パネル、配管からの熱ロスが大きい。

床暖房のデメリットは、放熱パネル・配管からの熱ロス(熱が逃げること)が大きく、暖房効率が悪いことです。

・屋外で作ったお湯をリビングまで運ぶときに、お湯が冷えてしまう。

・床下を暖めるお湯の熱が、床下の冷気で冷やされてしまう。

・発熱パネルの熱が、床下を暖めるために使われてしまう。

床暖房は床下を暖めることで間接的に温度を上げます。

しかしその一方で暖めるまでに熱が奪われてしまい、暖房効率が悪くなってしまうのですよ。

 

まとめ:床暖房は、デメリットをどこまで許容できるか?で決める。

マイホームを考えるとき、まっさきに思い浮かぶのが「床暖房」です。

しかし現実的なデメリットをみて、諦める方も多くいます。

ですので大切なのは、床暖房のデメリットを見て、それをどこまで許容できるか?、でございます。

【床暖房のメリット】

1・足元から暖められる。

2・音、風がなく、じんわりと優しく暖められる。

3・床暖房の設備を隠せるので、室内をオシャレにできる。

【床暖房のデメリット】

1・導入コストが高い。節約による回収はできない。

2・維持費、メンテナンス費が高い。

3・加熱する力が弱いので、部屋が暖まるまで時間がかかる。

4・加熱力をあげすぎると、低温ヤケドのおそれがある。

5・使える床材が限られてしまう。

6・放熱パネル、配管からの熱ロスが多く、暖房効率が悪い。

 

床暖房、たしかにあれば快適です。あたたかいです。足元も寒くありません。

ですが床暖房のデメリットを見たとき、それでも納得できますでしょうか?

床暖房はコストがかかるので、10年、20年先も使っていますでしょうか?

 

「そこまで払うほどでもないかな・・・」

と思うのであれば、その分コストを削り、住宅ローンを軽くした方が賢明かと存じます。

 

「それでも足元があったかい生活がいい!」

と思う方には、床暖房は最高かと思います。

なにせ足元冷えないですからね。歳をとるほど寒さに弱くなりますしね。

床暖房と上手に向き合って、素敵な家作りをしましょう。それでは、また!

 

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