こんにちは。
足元の冷えをなくすには、床暖房が一番です。
冬の寒い日でも足元からじんわりと優しくあたためてくれるので、素足ですごすことも可能です。
しかしご注意くださいませ。
当然ならがら床暖房には、デメリットもございます。
ですので、床暖房のメリット・デメリットをよく検討した上で導入を決めないと、後悔してしまいますよ?
そこでこの記事では、
・床暖房の種類
・床暖房のメリット、デメリット
について解説させて頂きます。
この記事を読むまでは、床暖房を決めてはいけませんよ。
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この記事の概要
床暖房にはどんな種類があるのか?
「あったかい家にするなら、やっぱり床暖房だよね!」
と思っている方にお尋ねします。床暖房には2種類あることは、ご存知ですか?
・電気ヒーター式床暖房:電気でパネルを発熱させて、室内を暖かくする。
・温水式床暖房:暖めたお湯を循環させて、室内を暖かくする。
※細かく分類すると14種類以上になります。
電気ヒーター式床暖房と温水式床暖房では、特徴もコストも違います。
電気ヒーター式床暖房:電気でパネルを発熱させて、室内を暖かくする。
電気ヒーター式床暖房は、床仕上げ材の下に電気パネルを敷きます。
そして電気でパネルを発熱させて、室内を暖かくします。
電気カーペットのように大きな設備も必要ないですし、メンテナンスもフリーです。
しかし暖房効率は悪く、電気代が高くなるデメリットがございます。
温水式床暖房:お湯を暖めて、室内を暖かくする。
温水式床暖房は、床仕上げ材の下に、温水が流れるパイプを張り巡らせます。
室外の給湯器(電気・ガス・石油・ヒートポンプなど)でお湯をつくり、配管にお湯を流すことで室内を暖めます。
電気ヒーター式床暖房より暖房効率が高いので、光熱費は安くなります。(電気ヒーター式と比較して)
しかしデメリットとして、
・お湯をつくる設備のコストが高い。
・維持、メンテナンスが大変。(給湯設備・配管・不凍液の交換)
というデメリットもございます。
冬の寒さでも凍らない液体を暖めるのです。
床暖房の3つのメリット|足元から優しく暖める!
床暖房には、
・電気ヒーター式
・温水式
の2種類があります。
どちらの床暖房にも共通する3つのメリットがございますので、解説させて頂きましょう。
床暖房のメリット1:足元から暖められる。吹き抜けとの相性がいい。
床暖房のメリットは、足元から暖められる快適さです。
床暖房では足元から暖めるので、とても快適な空間が作れます。
エアコンや石油ファンヒーターでの暖房は、どうしても暖かい空気が上にたまってしまいます。
またエアコンの風は遠くまで飛ばないので、室内の温度にムラができるデメリットも。
その結果、足元が冷え冷えになり、「エアコンをつけても、ちっとも暖かくない!高断熱のウソつき!」となってしまうのです。
しかし床暖房なら、温度ムラによる冷えを解決できます。
足元から暖められた空気はゆっくりと室内に広がり、温度ムラのない快適な空間を作ります。
とくに天井の高い吹き抜けと床暖房の相性は抜群ですよ。
床暖房を入れた方から「床暖房を入れたのに、寒い!」という声をほとんど聞かないのは、このためです。
床暖房のメリット2:音・風がなく、じんわりと優しく暖められる。
床暖房のメリットは、音・風がなく、じんわりと優しく室内を暖められることです。
床暖房は、エアコンやファンヒーターのような風を使いません。
そのため
・埃が舞い上がらない。
・運転音が静か。
・空気を汚さない。
というメリットがあります。
石油ファンヒーターを使うとき、1時間に1回の換気が推奨されているはず。
ですがこの換気、どれほどの人が実施してますでしょうか?
1時間に1回の換気をしなければ、室内の空気はすでに汚れています。(一酸化炭素中毒になるので、必ず換気しましょう。)
ですがその点、床暖房は優秀です。
なぜなら床下からじんわりと暖めるだけで、風も起きないし、空気も汚れないからです。
床暖房のメリット3:床暖房の設備を隠せるので、室内をおしゃれにデザインできる。
床暖房のメリットは、暖房設備を見えないところに設置できるので、室内をオシャレにデザインできることです。
・床を暖めるパネル(配管):床下のため、見えない。
・給湯する設備:家の外に設置するため、見えない。
・・・完璧なほどまでに、見えないじゃないですか。
そのため人目につくところに暖房器具を置かないで済むので、室内をオシャレな空間に仕上げることができます。
これで今年も暖かいですぞ!ガッハッハ!
ほかの暖房器具では、完全に隠すのは無理でございます。
とくに石油ファンヒーター。暖かいですけど、あのデザインだけはなんとかして欲しいところですよね。
どこまで許容できる?床暖房の6つのデメリット!
「床暖房のデメリットとは?」
そう聞かれたときにすぐ返ってくる答えは、
で、ございます。
しかしながらそれ以外にもデメリットがあるので、慎重に検討する必要があります。
床暖房のデメリット1:導入コストが高い。節約による回収は不可能。
床暖房のデメリットは、導入コストが高いこと。
これはみなさんご存知ですよね。
床暖房の導入には、およそ100万円~(電気ヒーター式・リビング15~16畳)かかるのが相場です。(温水式・ヒートポンプの設置などが加わると、相場は上がります。)
ははー、なるほど。では、床暖房はなかったことにしましょうか・・・。めそり・・・
床暖房に憧れる方は多いですが、現実的な見積り金額を見て諦める人も多いのが、床暖房でございます。
付け加えさせて頂きますと、床暖房の導入コストは、節約でもとが取れるレベルではありません。
なぜなら床暖房は、そもそも節約にならないからです。床暖房を導入することで、むしろ電気代は増えます。
「高い導入コストを払い、高い電気代を払うのか?」
このデメリットは、導入前に知るべきでしょう。
床暖房のデメリット2:維持費が高い。
さらに床暖房は導入した設備の維持費も高いです。
電気ヒーター式床暖房:電気パネルの交換、メンテナンス
温水式床暖房:給湯設備・配管・不凍液の交換、メンテナンス
とくに温水式床暖房では、給湯設備の故障や、配管漏れのリスクも抱えています。
・・・イエス、分かりました。今日限りで床暖房はやめましょう。
床暖房を導入したものの、修理を払わずに床暖房を放置される方も多いです。
なぜなら床暖房はなくても困らないからです。ただちょっと、足元がひんやりするだけですから。
床暖房のデメリット3:加熱する力が弱いので、暖まるまでに時間がかかる。
床暖房の無視できないデメリットは、加熱する力が弱いので、暖まるまでに時間がかかってしまうことです。
床暖房はあくまでも「優しく、じんわりと暖めるタイプ」ですので、石油ファンヒーターのように急に室内を暖められません。
そのため床暖房を導入した方の中には、
「つけてから暖かくなるまで時間がかかるから、つけっぱなしにしておこう」
という方もわりと多くいらっしゃいます。
・・・ですが、ご注意くださいませ。
とくに電気ヒーター式床暖房で24時間つけっぱなしにしてしまうと、高額な電気代の請求書が届いてしまいますよ。
床暖房は部屋が暖まるまで時間がかかりますが、つけっぱなしは厳禁です。
必ずタイマーを活用して予約運転させましょう。
床暖房のデメリット4:加熱力をあげすぎると、低温ヤケドのおそれがある。
床暖房は加熱する力が弱いです。
・・・といいますか、わざと弱くしてあります。
なぜなら加熱力をあげてしまうと、低温ヤケドのおそれがあるからです。
電気ヒーター式では温度が高くなる傾向があり、低温ヤケドのリスクは温水式に比べて高くなります。
・ハイハイする赤ちゃんがいる。
・床に布団をしいて、子供を寝かせることがある。
・長時間同じ場所に座る、寝ることがある。
このようなケースでは、低温ヤケドのリスクがあります。ご注意くださいませ。
床暖房のデメリット5:使える床材が限られてしまう。
床暖房のデメリットは、床暖房を導入してしまうと、使える床材が限られてしまうことです。
とくに無垢フローリングは床暖房により、「高温・乾燥」した状態になると、フローリングが反る・割れる原因になってしまいます。
床暖房に対応した無垢フローリング材もありますが、それでも対応は完璧とは言えません。
目も当てられませぬ・・・。
床暖房に対応した無垢もありますが、床暖房との併用はおすすめできません。
床暖房のデメリット6:放熱パネル、配管からの熱ロスが大きい。
床暖房のデメリットは、放熱パネル・配管からの熱ロス(熱が逃げること)が大きく、暖房効率が悪いことです。
・屋外で作ったお湯をリビングまで運ぶときに、お湯が冷えてしまう。
・床下を暖めるお湯の熱が、床下の冷気で冷やされてしまう。
・発熱パネルの熱が、床下を暖めるために使われてしまう。
床暖房は床下を暖めることで間接的に温度を上げます。
しかしその一方で暖めるまでに熱が奪われてしまい、暖房効率が悪くなってしまうのですよ。
まとめ:床暖房は、デメリットをどこまで許容できるか?で決める。
マイホームを考えるとき、まっさきに思い浮かぶのが「床暖房」です。
しかし現実的なデメリットをみて、諦める方も多くいます。
ですので大切なのは、床暖房のデメリットを見て、それをどこまで許容できるか?、でございます。
【床暖房のメリット】
1・足元から暖められる。
2・音、風がなく、じんわりと優しく暖められる。
3・床暖房の設備を隠せるので、室内をオシャレにできる。
【床暖房のデメリット】
1・導入コストが高い。節約による回収はできない。
2・維持費、メンテナンス費が高い。
3・加熱する力が弱いので、部屋が暖まるまで時間がかかる。
4・加熱力をあげすぎると、低温ヤケドのおそれがある。
5・使える床材が限られてしまう。
6・放熱パネル、配管からの熱ロスが多く、暖房効率が悪い。
床暖房、たしかにあれば快適です。あたたかいです。足元も寒くありません。
ですが床暖房のデメリットを見たとき、それでも納得できますでしょうか?
床暖房はコストがかかるので、10年、20年先も使っていますでしょうか?
「そこまで払うほどでもないかな・・・」
と思うのであれば、その分コストを削り、住宅ローンを軽くした方が賢明かと存じます。
「それでも足元があったかい生活がいい!」
と思う方には、床暖房は最高かと思います。
なにせ足元冷えないですからね。歳をとるほど寒さに弱くなりますしね。
床暖房と上手に向き合って、素敵な家作りをしましょう。それでは、また!
7割の方が10社以上のカタログを請求しています。
家作りは情報収集が肝心です。
約7割の方が10社以上のハウスメーカーのカタログを請求し、比較・検討しています。(SUUMO調べ)
マイホーム購入は人生でもっとも大きな買い物ですので、納得するまでハウスメーカーを選びたいところ。
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