こんにちは、年収300万で建売住宅を購入した、でございます。
建売住宅の価格はとても安いです。
しかしあまりにも安い金額をみると、逆に疑ってしまいませんか?
「この建売住宅すごく安いけど、断熱性能は大丈夫なのだろうか・・・?」
最近の住宅は「夏涼しく、冬暖かい」がトレンドですが、はたして建売住宅はどうなのでしょうか?
・・・やはり冬は寒いのでしょうか?
「建売住宅は、冬は寒いのか?」
この疑問に答えるには、実際に住んでレポートするしかありません。
そこでこの記事では、3年前に建売住宅を買った私が、建売住宅の冬の寒さについてレポートさせて頂きます。
どの情報より生々しく、リアルにお届けさせて頂きます。ぜひ最後までお読みくださいませ!
私の買った建売住宅については、こちらをご参照ください。
スポサーリンク
この記事の概要
安い建売住宅は、冬は寒いのか?
結論から申し上げましょう。安い建売住宅は、冬、クソ寒いです。
何の変哲もない、予想通りの回答で申し訳ございません。
しかし建売住宅が寒いことには、列記とした理由があるのです。
断熱材が必要最低限だから、寒い。
「建売住宅は寒い。」
これはなにも私が寒さに弱いからではありません。
なぜなら安い建売住宅には、必要最低限の断熱材しか入っていないからですよ。
断熱材は家の暖かさを決める、重要なファクターでございます。
「高気密・高断熱」をうたう家は、断熱材に工夫をこらし、家の中の熱が外に逃げないようにしています。だから暖かいのですね。
ですが安い建売住宅は、それなりの断熱材しか入っていません。断熱材が頼りなければ、家の中の熱は外に逃げて行ってしまいます。
ちなみにですが、私の買った安い建売住宅(土地・建物で2,000万)の断熱材は、「グラスウール10K」です。
グラスウール10Kは、繊維系断熱材としては、最低グレードという名誉ある最高ランク(下から)を与えられた素晴らしい断熱材です。
安いには理由があります。しっかりと家の仕様書をハウスメーカーに見せてもらい、使われている断熱材をチェックしましょう。
窓がペアガラスだから、寒い。
そして安い建売住宅が寒いのは、窓ガラスが「ペアガラス」だからでしょう。
ペアガラスが寒いとは言え、昭和の「1枚ガラス」に比べれば格段に暖かいですよ?
しかしさすがのペアガラスでも、外気温が氷点下に下がる冬の寒さには勝てないのです。
窓の近くでは冷気を感じますし、朝になれば結露が発生します。
もはやこれがペアガラスの限界なのでしょう。十分頑張っておりますよ、ペアガラスは。
しかしペアガラス以上の断熱性能を期待するなら、
・トリプルガラス
・樹脂サッシ
・アルゴンガス入りガラス
を導入する必要があります。
・・・でも本当はもっと暖かい部屋に住みたいであります。
ペアガラスのコスパは高いですが、断熱性能は高いとは言えません。
床暖房がないから、寒い。
安い建売住宅が寒いと感じるのは、床暖房がない影響が大きいでしょう。
床暖房はとても快適な暖房設備で、足元からじんわり暖めてくれる優しさがクセになります。
床暖房のぬくもりは、人の心を優しく包み込み、靴下を脱いで素足になりたい衝動を起こさせます。
冬を快適にする床暖房ですが、残念ながら安い建売住宅にはございません。
なぜなら床暖房は高い(100万円~)ので、導入してしまうと、もはや安い建売住宅ではなくなってしまうからですよ。
エアコンをつければ部屋は暖まりますが、足が寒いのです。足の指が寒くてチリチリするのです。
安さを求めて安い建売住宅を買ったので、これは仕方がないと自分を納得させるしかありませんが、やはり寒いのです。
寒い冬を迎えるたびに、床暖房の優しいぬくもりが恋しくなります。
部屋が広いから、寒い。部屋が多いから、寒い。
安い建売住宅が寒いのは、「一軒家は広いから、寒い」という根本的な問題もあります。
賃貸アパートと同じ断熱性能だとしても、一軒家の方が広いので、室温が暖まるのに時間がかかります。
例え大型のエアコンを設置しても、やはり広いものは広いので、なかなか暖まらないのですよ。
さらに一軒家は部屋数も多いので、「暖房をつけてない寒い部屋」ができてしまいます。そしてこれが実に寒い訳でして。
暖房をつけてない部屋は、風こそ吹きませんが、まるで野外と同じような環境です。
暖房のついていない部屋にモノを取りに行くことが、億劫になります。
日の当らない「北部屋」があるから、寒い。
安い建売住宅が寒い原因は、日の当たらない「北部屋」にあります。
北側に位置する部屋は、太陽の光がなかなか入らないので、とにかく寒いです。
光が入らなくて暖まらない上に、窓から冷気がガンガン入ってきて寒気がします。
部屋ではありませんが、北側にある
・トイレ
・お風呂
・階段
・廊下
これらはみな等しく寒いです。「え?玄関入ったのに、まだ屋外なの?」と間違うほど寒いです。
特に北側のトイレが寒いんですよねぇ・・・。こんなに寒いと出るものも出ませんし、そもそもトイレに行くこと自体ためらってしまうので、健康的ではありません。
寒い建売住宅で暖かく過ごす工夫。ただしお金は使わない。
「安い建売住宅は、寒い」
言われてみれば、当然のことです。
ですが寒い建売住宅でも、寒い冬を快適に過ごしたいじゃないですか。
ここでは寒い建売住宅を快適にすごすヒントをご紹介させて頂きます。
言っておきますが、どれもお金を使わない方法ですよ。だってお金を使ってしまったら、安い建売住宅をわざわざ買った意味がなくなってしまいますからね。
厚着する。
節約しながら寒い建売住宅を快適に過ごすには、部屋でも厚着をするしかありません。
厚着はコスパのいい暖房でございます。
厚手のジャンバーを室内でも着るだけで、お金を使わずして体を温めることができますからね。厚着は正義です。
一言いわせて頂くと、室内での厚着はフリース素材などの柔らかいものがおすすめです。
ふわふわモコモコ素材を着込んで、暖房費を節約しましょう。大丈夫、室内ですので、家族以外誰も見ておりません。
電気カーペットで足元を温める。
床暖房のない建売住宅では、足元をいかに暖めるかがキーポイントになります。
優しさで家を包み込む床暖房の代わりにおすすめなのが、電気カーペットです。
電気カーペットは部屋全体を暖めるパワーこそありませんが、自分の座る面積はじんわりと暖めてくれます。とても優秀な相棒でございます。
部屋全体が寒くても、自分がいる場所が暖かければ、体感的に暖かく感じるのが不思議なところ。
メンテナンスフリーなので、コスパを考えたら床暖房以上かもしれませんね。
こたつでスポット的に暖める。
洋風の室内にこたつをおくと、いっきに昭和にタイムスリップしてしまう弊害はありますが、それでもこたつの暖房力は侮れません。
部屋の室温が寒くても、こたつの中だけは南国パラダイスですから。机の上に冬のくだもの「みかん」を常備しておけば、寒い冬そのものをエンタメとして楽しむことも可能です。
さらにこたつは、電気代を使いません。
なぜなら暖める面積は、こたつの中という限られた空間だからです。広い室内を暖めるエアコンに比べたら、暖房コストは抜群にお安いのです。
ビジュアル的には新築に似合わない印象がありますが、節約のことを考えると外す事のできないアイテムでございます。
調理の熱で部屋を暖める。
節約しながら部屋を暖めたいなら、一度はチャレンジしたいのがこちらでございます。イエス、調理の熱で部屋を暖める荒業でござます。
・水を沸騰させる。
・フライパンで料理を焼く。
・鍋で煮る。
調理のときに発生する熱を、そのまま暖房熱として再利用します。
やり方はとてもシンプルで、料理中に部屋を換気しないだけでございます。
特に効果が高いのは、「煮込む系」の料理のときです。
じっくりことこと煮込んでいる時間が長いので、暖められた空気もたくさん発生します。
調理熱を再利用することで、エアコンをつけずとも「もわっと暖かい」不思議な空間がつくれます。
しかし一点注意したいのが、匂いでございます。
言わずもがな、魚にはご注意下さいませ。魚を焼くときに換気しなかったら、一発でアウトですよ。
な、なんだこの魚の匂いは・・・。魚の匂いが家中に充満しておりますぞ!?・・・耐えがたし。
匂いの少ない(許せる匂い)の料理をするときは、調理熱のリサイクルにチャレンジしてみてくださいませ。
まとめ:安い建売住宅は寒い。しかし暖かく過ごせる工夫もある。
それでは、まとめましょう。
安い建売住宅が寒い理由と、節約しながら快適に過ごす方法は次の通りでございます。
【安い建売住宅が寒い理由】
1・断熱が必要最低限だから、寒い。
2・窓がペアガラスだから、寒い。
3・床暖房がないから、寒い。
4・部屋が広いから、寒い。
5・日の当らない「北部屋」があるから、寒い。
【節約しながら快適に過ごす方法】
1・厚着する。
2・電気カーペットで足元を暖める。
3・こたつでスポット的に暖める。
4・調理熱を暖房熱として再利用して、部屋を暖める。
安い建売住宅は寒いのか?
その答えは「寒い」、でございます。
コストをかけていない分、当然の報いなのかもしれませんが、私はなにも後悔はしていません。
なぜなら建売住宅が安かったおかげで、私のような者でも「一軒家の主」となれたのですから。感謝するべきでしょう。
せっかく安い家を買ったのですから、冬を暖かく過ごすためにお金を使ってしまったら意味がありません。
ですので、ぜひこの記事でご紹介した方法をお試しくださいませ。とくにこたつは効果絶大ですよ。
それでは、また!
次の記事はこちらです。
問題の断熱材「グラスウール10K」の性能を身をもって検証してみました!