こんにちは、年収300万で建売住宅を購入した、でございます。
年収300万ながら建売住宅買った私は、毎日思うのです。
建売住宅の魅力を、全国津々浦々の方に語っていきたいところですが、正直な話をすれば、建売住宅の全てが「いいところ」という訳ではありません。
イエス、誰かにおすすめするには、悪いところもしっかりとご説明しなくてはいけません。
そこでこの記事では、建売住宅を購入して3年間生活してみて感じる、「建売住宅を買って後悔・失敗した」と感じることについて、すべてお話させて頂きましょう。
建売住宅をご検討されている方。どうぞご契約書に印鑑を押す前に、最後までお読みくださいませ。
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この記事の概要
私の建売住宅について。
建売住宅を買って後悔・失敗したところをお伝えする前に、少しだけ私の購入した建売住宅についてご説明させてください。
・購入場所:栃木の地方都市
・ハウスメーカー:大手パワービルダー
・価格:2,000万円(土地建物付き)
・広さ:54坪(庭を含む)
・アクセス:そこそこいい。
私の購入した建売住宅は、大手パワービルダーが作ったものです。
徹底的なコスト管理がされた物件で、
・内装
・住宅設備
・エクステリア
これらは必要最低限しかありませんでした。
2,000万円(土地建物)という価格は、近隣の相場の70%の価格でしょうか。はっきり申し上げて、激安物件でございます。
しかし間取りや外観はシンプルを極めた設計で、生活するにはまったく困らない仕様になっています。
建売住宅を買って後悔・失敗したと感じるところ。
「I LOVE 建売」
私は建売住宅を愛しているので、建売住宅の魅力を語りつくしたいのが本音です。
しかしながら、やはり魅力を伝えるには、「ちょっと残念に思っているところ」も正直に伝えるべきでしょう。
実際に建売住宅に住んでみて、次のようなところに不満を感じております。
後悔・失敗1:雨が降ったら、窓が開けられない。
私が一番困っているのが、こちらでございます。イエス、雨が降ってきたら、窓を開けていられないのですよ。
私の購入した建売住宅は、マイホームのバーゲンセール価格だったのか、すごく安かったです。
あまりにコスト管理を徹底した物件だったのか、異様に軒(のき)が短いのです。
屋根の端が外部に張り出た部分のこと。軒があることで、雨が降っても窓を開けたり、外壁が濡れるのを防ぐことができる。
購入前は「大丈夫かな・・・?」と思う程度だったのですが、入居してみたら、軒が短すぎて、まったく軒の役割を果たさないことが判明しました。
急いで窓を閉めねば!ああ、2階の窓が全開でありますぞ!ダーーーーッシュ!!
しとしと静かに降る雨なら、少しぐらい(3cm程度)は窓を開けることができます。
ですが風にあおられて斜めに雨が降りはじめると、雨は容赦なく室内に降り注ぎます。軒はまったくガードしてくれません。
雨が降るだけで、家の中は大惨事になるのです。
「なんだ、その軒は?どんだけ短いんだよ!?」
と疑問に思ったあなた。こちらの写真をご覧下さいませ。こちらが私の建売住宅の軒を、下から撮った写真でございます。
はて、私には雨どいにしか見えませんが・・・これは一体・・・。
軒が短すぎて、非常に分かりにくいのですが、雨どいの手前部分が「軒」でございます。
「これで雨を防ぐ!」と設計されたのはどなたでしょうかね・・・。
軒を限界まで短くしたから、私の建売住宅は激安でしたのね・・・。
くやしくてハンカチを噛みしめても、今の私にできることは、雨が降ったら光の速さで窓を閉めることだけです。
建売住宅を買ったあとに、軒を長くすることは誰にもできません。
まあ、日中の雨ならまだいいですよ、私も起きてますし。しかし問題は寝静まった、夜中の雨でございます。
窓・・・閉めなきゃ・・・すぴーー・・・(寝た)
爆睡中に窓を閉めるなんて、奇跡が起きない限り無理でございます。
※短すぎる軒は雨漏りの原因になります。なお現在(築5年)で、雨漏りはありません。
▽軒・屋根については、こちらで解説しています。
後悔・失敗2:庭が土。それを改善するには、結局お金がかかる。
庭が整備されてない土のまま売り出されている建売住宅、よく見かけますよね?
コスト削減だかなんだか知りませんが、庭が土であると、想像以上に過酷な入居生活が待っているのですよ。
私の建売住宅も激安だったので、ご多分にもれず、庭は整備されていない土でした。
実際に庭が土の家に住んでみて、そのデメリットを人柱となりながら体験しました。
そのデメリットとは・・・
・風が吹くと、砂ほこりが舞う。洗濯物が砂まみれになる。
・雨が降ると、土がデロデロになる。
・泥になった土が、靴にくっついて玄関が汚れる。
・水たまりができる。
・雑草が生えまくり。雑草に占拠される。
・雑草抜いても、抜いても、また生える。無限に生える。
・あまりにも殺風景すぎる。
・何かオブジェを置いても、すぐに雑草に取りこまれる。
・だから結局、オブジェも置けない。
・つまり、これら全部解決しようとすると、莫大なお金が必要。
・・・はっきり申し上げて、デメリットしかありません。
そして最も問題なのは、この土の庭を整備するのにお金がかかるということです。
・・・本末転倒ではありませんか・・・。
庭が広ければ広いほど、エクステリアの費用は青天井に上がっていきます。
ですが、ご安心くださいませ。
費用をかけずに整備する方法、「DIY」もございます。
お金をかけない代わりに、己の時間と体力を差し出せば、なんとか庭を自力で整備することも可能です。
後悔・失敗3:なんか「集合住宅」っぽいデザイン。
建売住宅は、どれも同じようなデザインだと思いませんか?
あまりにも似た家が並んでいたので、私は帰る家をリアルに間違えた経験があります。(しかも1回だけではない)
・仕事から帰宅して車を駐車したら、実はお隣さんの家だった。
・お客さんが来ないと思ったら、お隣さんの家に行っていた。
あまりにも建売住宅は似たような外観をしているので、お恥ずかしい間違いをすることもあります。
穴があったら入りたい醜態をさらしてしまうと、建売を愛する私ですら、こう思ってしまうときがあります。
同じ家とは言え、建売住宅はどこか集合住宅っぽいデザインが否めません。コストを抑えるためとは頭では分かっていても、どこかすっきりしない気持ちが残ってしまいます。
後悔・失敗4:玄関・ドアの間口、階段・廊下の幅。
建売住宅の内覧会で見落としがちなのが、間口や廊下、階段の幅です。
内覧会では問題なく感じていたのですが、入居してから、
内覧会では気がつかなかったけど、階段の幅が狭いっ!!
不便であることに気がつきました。
建売住宅ではコストを抑えながら規格通りに作っていくので、間口や廊下の幅に余裕がないかもしれません。
間口や廊下の幅で、余裕のなさを感じるのは、次のようなシチュエーションです。
・大型家電(冷蔵庫など)、大型家具(ソファ)などを搬入しようとした。
・廊下で人がすれ違った。
・子供を横向きに抱っこしながら、階段を上り下りした。
人が1人通るだけなら何も不便は感じませんが、ちょっとしたときに「んん?」と使いにくさを感じてしまいます。
ご参考までに、私の買った建売住宅の間口、幅をメジャーで測ってきましたので、ご査収ください。
玄関の間口 | 90cm |
ドアの間口 | 70cm |
階段の幅 | 78cm |
繰り返しますが、人生を悔い改めるほど後悔はしてません。
ですが生活をしている中で、ふとした瞬間に「ああ、安い家だったのね」と、現実に引き戻されてしまいます。
細かいところまでカスタムできない、建売住宅の運命かもしれませんね。
後悔・失敗5:どうにも動かせないもの(門柱・洗面台など)がある。
建売住宅は標準的な生活を想定して、標準的な間取り・配置で作られた家でございます。
だから想定された暮らしをする分には、何も不自由しない・・・はずです。
しかし・・・
なんで門柱がこんな場所に立っているのですか!限りなく邪魔なんですが!!
入居してしばらくしてみると、「なぜここにこんな物が!?」と突っ込みを入れたくなることが多々あったりします。
しかも邪魔で動いて欲しい物に限って、自分ではどうにも動かせないシロモノだったりします。
・門柱
・洗面台
・コンセントの位置
・窓の位置
「もう一度聞こう。なぜ君はそこにいるんだい?」
優しく問いかけても、誰も答えを返してくれません。しかし邪魔なんです。そこに君がいるのが、とにかく邪魔なんです。
ですが門柱を動かそうと思っても、素人では腰を抜かすだけで門柱すら抜けません。
奇跡的に抜けたとしても、地中深く挿せるわけないじゃないですか。壁にもたれかけるぐらいが、関の山ですよ。
無駄な抵抗をしても消耗するだけなので、この手の悩みは諦めることが最善の手段でしょう。
ですので、私は諦めました。
私の生活にあわせて門柱を動かすのではなく、門柱が立っている位置にあわせて、私が暮らします。
後悔・失敗6:フローリングが安っぽい。
建売住宅のフローリング、ご覧になったことはありますか?
あまり大きな声では言えないのですが、はっきり申し上げて安っぽいのですよ。
どこかツルツルしていて、木の質感がないといいますか・・・。
・・・え?表面が木ではなく、プラスチック樹脂なんですと!?
どうやら私の購入したパワービルダーの建売住宅のフローリングは、MDF(木のクズを接着剤で固めた板)に、木目をプリントしたシートを貼ったもののようでした。
・・・これは衝撃でしたね。木じゃなかったのかと。
たしかに固いものを落としたとき、下から顔を出したのはMDFでした。
そもそもそんなにお金を払ってないので、文句を言うのは筋違いというもの。
しかし一言だけ言わせて頂くなら、
ということですね。
いや、別にフローリングが木じゃなくても買いますから。
▽建売住宅のフローリングのレポートは、こちらです。
▽フローリングについては、こちらで解説してます。
後悔・失敗7:壁紙が安っぽい。
こちらもフローリングと同様の主張でございます。
安っぽいのですよ、壁紙が。
察するに使われている壁紙は、もっともお安く買えるビニールクロス(紙の質感・ホワイトカラー)でしょう。
なんの変哲もない壁紙なので、とくに気になる点もありません。空気のような存在です。
可もなく不可もなく、日常生活は家族仲良くすごします。
・・・ですが、ふと注文住宅で建てた方のお宅を拝見するときに気がつくのです。
まさか私の建売住宅のグレードが低い・・・ということなのでしょうか・・・?
家族なかよく暮らしているときは、まったく気になりません。
しかし誰かと比較する瞬間があると、現実を見てしまうのです。
幸いにして私のメンタルは鋼でできているので問題ありません。しかしメンタルがお優しい方は、心がざわつくかもしれません。
▽壁紙については、こちらでも解説しています。
まとめ:建売で後悔してることは、微々たるものかも。
それでは、まとめましょう。
建売住宅を買ってみて、後悔・失敗したと感じているのは、次のところであります。
1・雨が降ったら窓が開けられない。
2・庭が土。
3・デザイン性ゼロで、どことなく集合住宅っぽい。
4・間口、廊下の幅に余裕がなかった。
5・どうにも動かせないものがある。
6・フローリングが安っぽい。
7・壁紙が安っぽい。
建売住宅に住んでみて気になったことを、ウソ偽りなく、神に誓ってすべてお話させて頂きました。
特に激安な建売住宅だったので、軒が異様に短くて、雨が降ったら窓が開けられないのが、地味にキツイこともかもしれません。
ですが建売住宅を買って後悔していることは、言ってしまえば「これだけ」なんですよね。
やはりコスト管理を徹底して作られているので、建売住宅のコスパは最強かなと思います。住宅ローン返済も楽ですし。
つまるところ、やはり声に大にして言いたいですね。
ぜひ素敵な家作りを!それでは、また!
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