「ふらりと立ち寄ったモデルハウス。そこでカモられてしまったのが、悪夢の始まりだった・・・イヤアアア」
by マイホームの案内人
こんにちは。
冒頭からホラーな語りで失礼しました。ですが、本当にそうなのですよ。
注文住宅での家作りは専門用語が多く、知識ももたずにモデルハウスに入ってしまうと、カモられます。そしてムダ毛一本残さず、むしり取られます。
・・・怖いですねぇ・・・。
だからこそ、注文住宅の家作りでは勉強が大切です。予備知識をしっかり身につけることで、自己防衛、ひいては理想のマイホームが建てられます。
ですが、
「注文住宅の家作りと言っても、どうやって勉強するの?」
「とりあえず無料のセミナーに申し込んだらいいの?」
学校で教えてくれるわけでもないし、どうやって勉強したらいいか分からないですよね。
そこでこの記事では、注文住宅の家作りのおすすめの勉強方法をご紹介させて頂きます。
釘を刺させて頂きますが、いきなり住宅展示場とか、無料セミナーに行ってはいけませんよ!
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この記事の概要
注文住宅の家作りで勉強が必須な理由
漠然と「家作りの勉強しなきゃだよな・・・」と思いつつも、行動に移せていないあなた。
ずばり、家作りの勉強の必要性をまだ実感していないのではないですか?
・・・いいえ、マダム。家作りの勉強は本当に大切なのです。
もしも家作りの勉強をせず知識を身につけないと、次のようなトラブルが起きてしまいますよ。
専門用語が多く、営業マンの説明が日本語に聞こえない。
住宅業界、とくに注文住宅は専門用語が多い業界です。日常生活ではほぼ使わない言葉が、当たり前のように使われます。
数えはじめたらキリがないので、この辺にしておきます。
どうですか?控えめにいっても、ちょっとマニアックすぎて気持ち悪いですよね。イエス、分かります。
ですがこれらの用語が分からないと、せっかく住宅展示場に行っても時間の無駄になってしまいます。
なぜなら営業マンの話す言葉が、日本語に聞こえないからです。
お恥ずかしながら私もはじめて住宅展示場に行ったときは、営業マンが話している言葉が日本語に聞こえませんでした。
それでも拘束時間は2時間。くたくたになるまで営業されたのに、得るものは少なかったです。
▽住宅展示場で撃沈した思い出はこちらです。
専門用語が理解できないと、どんな家を建てているのか分からない。
家作りの勉強不足は、じつに恐ろしい結果を招きます。
なぜなら自分が建てている家が、「どんな家なのか分からない」からです。
・・・いや、さっぱり分からないので、じゃぁ、基礎換気口で・・・。
基礎パッキンとは、基礎と土台の間に隙間を開けること。
基礎換気口とは、基礎に換気口を開けることです。
すごくマニアックなことで恐縮ですが、家作りは細かい仕様の積み重ねですからね。
1つ1つの選択肢をきっちり選ばないと、理想の家は立ちません。
家の細かいスペックを吟味するには、家作りの知識が必要です。
つまりなにが言いたいかと申し上げますと、「勉強しようぜ!」ということでございます。
家作りの知識がないと、カモられる。カモられていることすら気がつかない。
とはいっても、ハウスメーカーの営業マンもプロですから。
右も左も分からないお客さんがモデルハウスに迷い込んでも、親切丁寧に対応してくれます。紳士ですから()。
あまりの紳士っぷりに、「この人となら理想の家が建てられるかも・・・」と、淡い期待が芽生えてくるまで、そう時間はかかりません。
・・・ですが、ご注意くださいませ。
ハウスメーカーの営業マンは、「契約させるプロ」でございます。
親切にしてもらってるのは、ターゲット認定されているからですよ。
営業マンが親切に家作りのことを教えてくれた。しかしそれは自社にとって、都合のいい家作りではないでしょうか?
自社のデメリットまで説明してくれる営業マンは、ほとんどいません。
ですので営業マンの説明が、すべて正しいとは限らないのです。
・仮契約をすると、より詳しく提案できます。とりあえず、仮契約を・・・。
・ローコスト系はメンテナンスばっかりかかります。最初にコストをかけた方がいいですよ。
・グラスウールは安くてダメです。うちはグラスウールを使ってないので安心です。
知識がなければ、「あぁ、そうなのか」としか反応できません。
営業マン主体で誘導され、気がつけば高額な契約を結ぶことに。しかもかなり不利な条件で。
「しまった!」と気がつけばまだいいですが、カモられたことすら気がつかないパターンもありますからね。
ではどうやって営業マンの説明を見極めるのか?
・・・イエス、家作りの勉強をして、知識をつけるしかありません。
客観的でフラットな知識を身につけることで、営業マンの説明もメリット・デメリット判断できるようになります。
知識のないまま営業マンに出会うこと。
営業マンにとっては、「カモがネギを背負ってきた」ことを忘れてはいけません。
▽営業マンを見極めるポイントはこちら!
注文住宅で知識を身につけるおすすめの勉強方法は?
注文住宅の家作りの勉強の必要性は分かっている。
でも今一つ本気になれないのは、勉強に対するアレルギー反応があるからではないですか?
・・・大丈夫でございます。
「勉強」とはいっても、座学~セミナー参加まで、多様なスタイルがございます。
情報の量 | 情報の質 | 情報の公平さ | リアリティ | 最新トレンド | 営業リスク | |
本・雑誌 | △ | 〇 | △ | △ | × | ◎ |
セミナー・相談窓口 | 〇 | ◎ | △ | 〇 | 〇 | △ |
住宅展示場・見学会 | △ | ◎ | × | 〇 | ◎ | × |
ハウスメーカーのカタログ | △ | 〇 | × | 〇 | ◎ | 〇 |
ブログ | ◎ | △ | 〇 | ◎ | △ | ◎ |
それぞれの特徴をみていきましょう。
本・雑誌を読む。
情報の量 | 情報の質 | 情報の公平さ | リアリティ | 最新トレンド | 営業リスク | |
本・雑誌 | △ | 〇 | △ | △ | × | ◎ |
「勉強しろ!」と言われたら、まずは読書でございましょう。
家作りが学べる本は、読み切れないほど発売されています。本の種類は、大きく分けて4つです。
1・工務店、建築士が自費出版した本
2・研究者、評論家が出版した本
3・出版社が編集した本
4・SUUMOなどの雑誌
このうちもっとも注意しないといけないのが、「1・工務店、建築士が自費出版した本」。
家の構造や断熱材など、こと細かく専門的に書かれているので、とても参考になる・・・と思いきや、書かれている内容は偏りがちです。
自社の都合のいいメリットが目立ち、デメリットはほとんど触れられません。
工務店・建築士の考え方が色濃く書かれているので、はじめて手に取る方には少々刺激が強すぎます。
これはもしかして・・・営業・・・?
この手の本の最終的な結論は、「うちの工務店(設計)で家を建てろ」、でございます。
家作りをはじめたばかりの方には、やはりフラットな視点で書かれた本を読むべきでしょう。
偏りのない中立な内容なら、出版社が編集した本がおすすめです。
こちらの本は注文住宅のお金について、極めてフラットな視点で、そして淡々とつづられています。
ですので家作りについて、幅広い知識が満遍なく学べます。
「結局なんなの!?どっちなの!?」と思うこともしばしば。より深い知識が必要になるでしょう。
より深い、マニアックな知識をつけるなら、建築関係の研究者・学者による小難しい本を読んではいかがでしょうか?
こちらの本は建築環境を専門に、エコハウスの進歩と普及につながる研究している「前真之さん(東京大学)」の執筆です。
内容は専門的ですが、図解・イラストが多く、パッと見ただけで内容が理解できるのが素晴らしいところ。
視覚的に家作りを知りたいなら、雑誌もおすすめです。
豊富な施工事例が掲載されているので、見ているだけでワクワク・・・いえ、とても参考になります。
お値段も本より安いので、あまり気負わずに読めるのもうれしいですね。
セミナー・相談窓口に参加する。
情報の量 | 情報の質 | 情報の公平さ | リアリティ | 最新トレンド | 営業リスク | |
セミナー・相談窓口 | 〇 | ◎ | △ | 〇 | 〇 | △ |
注文住宅の家作りでは、ありがたいことに無料セミナーが多く開催されています。
・工務店(建築士)主催のセミナー。
・スーモカウンターなど、メディア主催のセミナー。
無料で注文住宅のイロハを教えてくれるなんて、ありがたい限りです。
本やカタログよりも、一歩踏み込んだリアルな声が聴けるのもメリットです。
ただし無料とはいっても、セミナーには営業がつきものです。
しつこく営業されることはありませんが、セミナーの情報がすべてとは思わない方がいいですよ。
セミナーではなく、「相談窓口」という選択肢もあります。
こちらは無料で家作りに関する悩みを聞いてくれるものです。
大手企業で開催している窓口では、LIFULL HOME’S 住まいの窓口がございます。
LIFULL HOME’Sでは無料で家作りの悩みを相談できる上に、しかも希望があれば自宅に出張してもらえるという神サービス。
中立的な立場で相談できますよ。
住宅展示場・オープンハウス・見学会
情報の量 | 情報の質 | 情報の公平さ | リアリティ | 最新トレンド | 営業リスク | |
住宅展示場・見学会 | △ | ◎ | × | 〇 | ◎ | × |
ハウスメーカーですと、住宅展示場にモデルハウスを構え、営業マンが親切に説明(営業)してくれます。
基本的にマンツーマンでの説明(営業)ですので、手に入る情報の質は高いです。(ただし優秀なデキる営業マンに限る)
モデルハウスで実物を見学・体験できるので、単なる知識ではない生きた経験が手に入ります。
ふらっと立ち寄るには、少しリスクがあるような・・・。
同様にして、オープンハウス・見学会も頻繁に開催されています。
工場での生産が進む大手ハウスメーカー(とくに鉄骨系)では、積極的に工場見学会を開催しています。
「実際にどうやって家が作られているのか?」を生で見られるのは、貴重な体験です。
そのほかにも工場見学では、
・地震体験
・暖房体験
・火災体験
・防犯体験
など、モデルハウスをさらにスケールアップした、ド派手な演出が人気です。
工場見学での生の情報は貴重です。
ただし、工場見学は自社の性能をよりよく見せるように演出しています。
・・・え?この制振ダンパーが標準装備ですと・・・?イエス、分かりました。契約しましょう。
あまりのインパクトに心を奪われないよう、ご注意くださいませ。
▽住宅展示場を200%活用するコツはこちら!
ハウスメーカーのカタログを読む。
情報の量 | 情報の質 | 情報の公平さ | リアリティ | 最新トレンド | 営業リスク | |
ハウスメーカーのカタログ | △ | 〇 | × | 〇 | ◎ | 〇 |
注文住宅の知識をつける方法でおすすめなのが、ハウスメーカーのカタログでございます。
ハウスメーカーのカタログを読むことで、
・ハウスメーカーごとの特徴が分かる。
・おおよその坪単価が分かる。
・施工事例が分かる。
・最新のトレンド(ZEH対応、スマートハウスなど)が分かる。
というメリットがあります。
ハウスメーカーのカタログは、上質な紙にフルカラー印刷。ページ数も多く、かなり見やすいです。
しかもですよ、これが無料なんです。タダでもらえるのです。・・・マジですか・・・。
ハウスメーカーのカタログのデメリットとしては、やはり公平性に欠けること。
といいますか、メーカーカタログに公平性は期待してはいけませんよね。
ですので、複数ハウスメーカーの比較が必須です。
お気に入りの1社のカタログばかり、眺めていてはいけませんよ。
複数のハウスメーカーのカタログを取りよせるなら、カタログ一括請求が便利です。
1回の入力で、気になるハウスメーカーのカタログをすべて請求できます。わずか2分で完了です。
ブログによる体験談で生の声を聞く。
情報の量 | 情報の質 | 情報の公平さ | リアリティ | 最新トレンド | 営業リスク | |
ブログ | ◎ | △ | 〇 | ◎ | △ | ◎ |
注文住宅のお勉強で忘れてはいけないのが、ブログでございます。当サイト「My Home Lover’s」も、こちらに含まれます。
ブログのメリットとしては、
・調べれるほど無限に出てくる、豊富な情報量。
・口外できない、リアルな体験談。
・営業されることのない、安全地帯からの情報収集。
などがございます。
ただしデメリットは、ネットの情報は「玉石混合」ということ。チェックする体制が甘い(というかほぼない)ので、ときに間違った情報があることも。
情報を自分で取捨選択するリテラシーが必要です。
これだけでも読み漁る価値がございます。
当ブログでも生々しい体験談を多く記載しています。
「そこまでぶっちゃけていいの!?」と、ハラハラする記事もございます。ぜひ読んでみてください。
まとめ:どれか1つではなく、バランスよく知識を。
家作りの知識を持たずして、住宅展示場に向かうのは危険です。
・・・カモられますよ?・・・これ以上抜く毛がなくなるほど、永久脱毛されますよ?
ですので、勉強しましょう。注文住宅の基礎知識を身につけましょう。おすすめの方法はこちらです。
・本、雑誌を読む:自宅でゆっくり、さまざまな種類の本を。
・セミナーに参加する:一歩踏み込んだ、生の声を。
・住宅展示場、見学会:実物を見て、体験する。
・ハウスメーカーのカタログ:各ハウスメーカーの特徴を比較する。
・ブログを読み漁る:営業マンが教えてくれない、生の体験談を。
どれか1つではなく、情報はバランスよく収集しましょう。
注文住宅で決めるべきことは多く、「どうでもいいこと」なんて1つもありません。
大変な作業ですが、1つ1つこなしていきましょう。・・・イエス、理想のマイホームのために・・・。
素敵な家作りを。それでは、また!
ハウスメーカーのカタログを無料でゲット!
これから家作りの知識をつけるなら、ハウスメーカーのカタログはいかがですか?
・上質な紙にフルカラー。豊富な施工事例。
・ハウスメーカーごとの特徴がよくわかる。
・家作りの基礎知識も解説。
ここまでメリットがあって、無料ですよ?・・・む、無料とな・・・!!
ハウスメーカーのカタログを請求するときは、一括請求がおすすめです。希望条件を1回入力するだけで、複数のハウスメーカーのカタログがもらえちゃいます。
お得なサービスは、利用しないともったいないですよ?
▽ハウスメーカーの選び方はこちら!
▽ハウスメーカーの比較記事はこちら!
イエス、とりあえず、笑っておきましょうか。・・・はははhh・・・