注文住宅のおすすめ勉強方法・知識の身につけ方5選|家作りでカモられないには?

「ふらりと立ち寄ったモデルハウス。そこでカモられてしまったのが、悪夢の始まりだった・・・イヤアアア」

by マイホームの案内人 

 

こんにちは。

 

冒頭からホラーな語りで失礼しました。ですが、本当にそうなのですよ。

注文住宅での家作りは専門用語が多く、知識ももたずにモデルハウスに入ってしまうと、カモられます。そしてムダ毛一本残さず、むしり取られます。

 

・・・怖いですねぇ・・・。

 

だからこそ、注文住宅の家作りでは勉強が大切です。予備知識をしっかり身につけることで、自己防衛、ひいては理想のマイホームが建てられます。

ですが、

 

「注文住宅の家作りと言っても、どうやって勉強するの?」

「とりあえず無料のセミナーに申し込んだらいいの?」

 

学校で教えてくれるわけでもないし、どうやって勉強したらいいか分からないですよね。

 

そこでこの記事では、注文住宅の家作りのおすすめの勉強方法をご紹介させて頂きます。

釘を刺させて頂きますが、いきなり住宅展示場とか、無料セミナーに行ってはいけませんよ!

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注文住宅の家作りで勉強が必須な理由

漠然と「家作りの勉強しなきゃだよな・・・」と思いつつも、行動に移せていないあなた。

ずばり、家作りの勉強の必要性をまだ実感していないのではないですか?

・・・いいえ、マダム。家作りの勉強は本当に大切なのです。

もしも家作りの勉強をせず知識を身につけないと、次のようなトラブルが起きてしまいますよ。

 

専門用語が多く、営業マンの説明が日本語に聞こえない。

住宅業界、とくに注文住宅は専門用語が多い業界です。日常生活ではほぼ使わない言葉が、当たり前のように使われます。

注文住宅で使われる専門用語

・延床面積

・建ぺい率、容積率

耐震、制振、免震のちがいについて

着工、上棟、引き渡し

・柱と梁のちがい

断熱材の種類とグレード

・Q値、C値、UA値とは?

数えはじめたらキリがないので、この辺にしておきます。

どうですか?控えめにいっても、ちょっとマニアックすぎて気持ち悪いですよね。イエス、分かります。

 

ですがこれらの用語が分からないと、せっかく住宅展示場に行っても時間の無駄になってしまいます。

なぜなら営業マンの話す言葉が、日本語に聞こえないからです。

急にQ値とかUA値とか真顔で熱弁されても、まったく意味が分かりません・・・。

イエス、とりあえず、笑っておきましょうか。・・・はははhh・・・

お恥ずかしながら私もはじめて住宅展示場に行ったときは、営業マンが話している言葉が日本語に聞こえませんでした。

それでも拘束時間は2時間。くたくたになるまで営業されたのに、得るものは少なかったです。

 

▽住宅展示場で撃沈した思い出はこちらです。

年収300万で撃沈!住宅展示場に初めていくときの注意とポイント!

2017.01.01

家が諦め切れずに、2回目の住宅展示場に行ったときの話。【お恥ずかしの体験談】

2019.01.12

 

専門用語が理解できないと、どんな家を建てているのか分からない。

家作りの勉強不足は、じつに恐ろしい結果を招きます。

なぜなら自分が建てている家が、「どんな家なのか分からない」からです。

・・・え?基礎パッキンにするか、基礎換気口にするか、選んで欲しいですと?

・・・いや、さっぱり分からないので、じゃぁ、基礎換気口で・・・。

基礎パッキンとは、基礎と土台の間に隙間を開けること。

基礎換気口とは、基礎に換気口を開けることです。

 

すごくマニアックなことで恐縮ですが、家作りは細かい仕様の積み重ねですからね。

1つ1つの選択肢をきっちり選ばないと、理想の家は立ちません。

家の細かいスペックを吟味するには、家作りの知識が必要です。

つまりなにが言いたいかと申し上げますと、「勉強しようぜ!」ということでございます。

 

家作りの知識がないと、カモられる。カモられていることすら気がつかない。

とはいっても、ハウスメーカーの営業マンもプロですから。

右も左も分からないお客さんがモデルハウスに迷い込んでも、親切丁寧に対応してくれます。紳士ですから()。

あまりの紳士っぷりに、「この人となら理想の家が建てられるかも・・・」と、淡い期待が芽生えてくるまで、そう時間はかかりません。

 

・・・ですが、ご注意くださいませ。

イエス、マダム。

ハウスメーカーの営業マンは、「契約させるプロ」でございます。

親切にしてもらってるのは、ターゲット認定されているからですよ。

営業マンが親切に家作りのことを教えてくれた。しかしそれは自社にとって、都合のいい家作りではないでしょうか?

自社のデメリットまで説明してくれる営業マンは、ほとんどいません。

ですので営業マンの説明が、すべて正しいとは限らないのです。

営業マンのありがちな説明

仮契約をすると、より詳しく提案できます。とりあえず、仮契約を・・・。

・ローコスト系はメンテナンスばっかりかかります。最初にコストをかけた方がいいですよ。

グラスウールは安くてダメです。うちはグラスウールを使ってないので安心です。

知識がなければ、「あぁ、そうなのか」としか反応できません。

営業マン主体で誘導され、気がつけば高額な契約を結ぶことに。しかもかなり不利な条件で。

「しまった!」と気がつけばまだいいですが、カモられたことすら気がつかないパターンもありますからね。

 

ではどうやって営業マンの説明を見極めるのか?

・・・イエス、家作りの勉強をして、知識をつけるしかありません。

客観的でフラットな知識を身につけることで、営業マンの説明もメリット・デメリット判断できるようになります。

 

知識のないまま営業マンに出会うこと。

営業マンにとっては、「カモがネギを背負ってきた」ことを忘れてはいけません。

 

▽営業マンを見極めるポイントはこちら!

信頼できる営業マンの特徴は?ハウスメーカー営業マンの選び方と見極め方のコツ。

2019.01.14

 

注文住宅で知識を身につけるおすすめの勉強方法は?

注文住宅の家作りの勉強の必要性は分かっている。

でも今一つ本気になれないのは、勉強に対するアレルギー反応があるからではないですか?

 

・・・大丈夫でございます。

「勉強」とはいっても、座学~セミナー参加まで、多様なスタイルがございます。

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本・雑誌 ×
セミナー・相談窓口
住宅展示場・見学会 × ×
ハウスメーカーのカタログ ×
ブログ

それぞれの特徴をみていきましょう。

 

本・雑誌を読む。

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本・雑誌 ×

「勉強しろ!」と言われたら、まずは読書でございましょう。

家作りが学べる本は、読み切れないほど発売されています。本の種類は、大きく分けて4つです。

注文住宅が勉強できる本の種類

1・工務店、建築士が自費出版した本

2・研究者、評論家が出版した本

3・出版社が編集した本

4・SUUMOなどの雑誌

このうちもっとも注意しないといけないのが、「1・工務店、建築士が自費出版した本」

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家の構造や断熱材など、こと細かく専門的に書かれているので、とても参考になる・・・と思いきや、書かれている内容は偏りがちです。

自社の都合のいいメリットが目立ち、デメリットはほとんど触れられません。

工務店・建築士の考え方が色濃く書かれているので、はじめて手に取る方には少々刺激が強すぎます。

本の後半は自社の施工例がずらりと続く。

これはもしかして・・・営業・・・?

この手の本の最終的な結論は、「うちの工務店(設計)で家を建てろ」、でございます。

 

家作りをはじめたばかりの方には、やはりフラットな視点で書かれた本を読むべきでしょう。

偏りのない中立な内容なら、出版社が編集した本がおすすめです。

こちらの本は注文住宅のお金について、極めてフラットな視点で、そして淡々とつづられています。

ですので家作りについて、幅広い知識が満遍なく学べます。

しかし当たり障りがないよう配慮されているので、時として歯切れが悪く感じることも・・・。

「結局なんなの!?どっちなの!?」と思うこともしばしば。より深い知識が必要になるでしょう。

 

より深い、マニアックな知識をつけるなら、建築関係の研究者・学者による小難しい本を読んではいかがでしょうか?

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こちらの本は建築環境を専門に、エコハウスの進歩と普及につながる研究している「前真之さん(東京大学)」の執筆です。

内容は専門的ですが、図解・イラストが多く、パッと見ただけで内容が理解できるのが素晴らしいところ。

知れば知るほど、業界の闇深さも感じるはず。おすすめですよ。

 

視覚的に家作りを知りたいなら、雑誌もおすすめです。

豊富な施工事例が掲載されているので、見ているだけでワクワク・・・いえ、とても参考になります。

お値段も本より安いので、あまり気負わずに読めるのもうれしいですね。

 

セミナー・相談窓口に参加する。

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セミナー・相談窓口

注文住宅の家作りでは、ありがたいことに無料セミナーが多く開催されています。

開催されるセミナー

・工務店(建築士)主催のセミナー。

・スーモカウンターなど、メディア主催のセミナー。

無料で注文住宅のイロハを教えてくれるなんて、ありがたい限りです。

本やカタログよりも、一歩踏み込んだリアルな声が聴けるのもメリットです。

ただし無料とはいっても、セミナーには営業がつきものです。

しつこく営業されることはありませんが、セミナーの情報がすべてとは思わない方がいいですよ。

 

セミナーではなく、「相談窓口」という選択肢もあります。

こちらは無料で家作りに関する悩みを聞いてくれるものです。

大手企業で開催している窓口では、LIFULL HOME’S 住まいの窓口がございます。

LIFULL HOME’Sでは無料で家作りの悩みを相談できる上に、しかも希望があれば自宅に出張してもらえるという神サービス。

提携ハウスメーカーを紹介してくれることはあっても、強引な営業はありません。

中立的な立場で相談できますよ。

 

 

住宅展示場・オープンハウス・見学会

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住宅展示場・見学会 × ×

ハウスメーカーですと、住宅展示場にモデルハウスを構え、営業マンが親切に説明(営業)してくれます。

基本的にマンツーマンでの説明(営業)ですので、手に入る情報の質は高いです。(ただし優秀なデキる営業マンに限る)

モデルハウスで実物を見学・体験できるので、単なる知識ではない生きた経験が手に入ります。

ただしマンツーマンでガッツリ営業されるので、モデルハウス1軒につき、2時間ほどの拘束されてしまうことも。

ふらっと立ち寄るには、少しリスクがあるような・・・。

同様にして、オープンハウス・見学会も頻繁に開催されています。

 

工場での生産が進む大手ハウスメーカー(とくに鉄骨系)では、積極的に工場見学会を開催しています。

「実際にどうやって家が作られているのか?」を生で見られるのは、貴重な体験です。

そのほかにも工場見学では、

・地震体験

・暖房体験

・火災体験

・防犯体験

など、モデルハウスをさらにスケールアップした、ド派手な演出が人気です。

工場見学での生の情報は貴重です。

ただし、工場見学は自社の性能をよりよく見せるように演出しています。

制振ダンパーが搭載された家は、まったく地震で揺れませんでしたな・・・。

・・・え?この制振ダンパーが標準装備ですと・・・?イエス、分かりました。契約しましょう。

あまりのインパクトに心を奪われないよう、ご注意くださいませ。

 

▽住宅展示場を200%活用するコツはこちら!

理想のマイホームを実現するための、住宅展示場の回り方の7つのコツ。

2019.01.14

 

ハウスメーカーのカタログを読む。

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ハウスメーカーのカタログ ×

注文住宅の知識をつける方法でおすすめなのが、ハウスメーカーのカタログでございます。

ハウスメーカーのカタログを読むことで、

・ハウスメーカーごとの特徴が分かる。

・おおよその坪単価が分かる。

・施工事例が分かる。

・最新のトレンド(ZEH対応、スマートハウスなど)が分かる。

というメリットがあります。

ハウスメーカーのカタログは、上質な紙にフルカラー印刷。ページ数も多く、かなり見やすいです。

しかもですよ、これが無料なんです。タダでもらえるのです。・・・マジですか・・・。

 

ハウスメーカーのカタログのデメリットとしては、やはり公平性に欠けること。

といいますか、メーカーカタログに公平性は期待してはいけませんよね。

ハウスメーカーのカタログは、偏りのかたまりとお考えください。

ですので、複数ハウスメーカーの比較が必須です。

お気に入りの1社のカタログばかり、眺めていてはいけませんよ。

 

複数のハウスメーカーのカタログを取りよせるなら、カタログ一括請求が便利です。

1回の入力で、気になるハウスメーカーのカタログをすべて請求できます。わずか2分で完了です。

スマホからでも簡単にできるので、まずはやってみて!

 

 

ブログによる体験談で生の声を聞く。

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ブログ

注文住宅のお勉強で忘れてはいけないのが、ブログでございます。当サイト「My Home Lover’s」も、こちらに含まれます。

ブログのメリットとしては、

ブログのメリット

・調べれるほど無限に出てくる、豊富な情報量。

・口外できない、リアルな体験談。

・営業されることのない、安全地帯からの情報収集。

などがございます。

 

ただしデメリットは、ネットの情報は「玉石混合」ということ。チェックする体制が甘い(というかほぼない)ので、ときに間違った情報があることも。

情報を自分で取捨選択するリテラシーが必要です。

とはいえ、生々しい体験者の声が聞けるのは、ブログだけのメリット。

これだけでも読み漁る価値がございます。

当ブログでも生々しい体験談を多く記載しています。

「そこまでぶっちゃけていいの!?」と、ハラハラする記事もございます。ぜひ読んでみてください。

新築・マイホーム購入の体験談ブログまとめ!家を建てる前に読みたい33記事

2019.07.08

 

まとめ:どれか1つではなく、バランスよく知識を。

家作りの知識を持たずして、住宅展示場に向かうのは危険です。

・・・カモられますよ?・・・これ以上抜く毛がなくなるほど、永久脱毛されますよ?

ですので、勉強しましょう。注文住宅の基礎知識を身につけましょう。おすすめの方法はこちらです。

注文住宅の家作りのおすすめ勉強法

・本、雑誌を読む:自宅でゆっくり、さまざまな種類の本を。

・セミナーに参加する:一歩踏み込んだ、生の声を。

・住宅展示場、見学会:実物を見て、体験する。

・ハウスメーカーのカタログ:各ハウスメーカーの特徴を比較する。

・ブログを読み漁る:営業マンが教えてくれない、生の体験談を。

どれか1つではなく、情報はバランスよく収集しましょう。

注文住宅で決めるべきことは多く、「どうでもいいこと」なんて1つもありません。

大変な作業ですが、1つ1つこなしていきましょう。・・・イエス、理想のマイホームのために・・・。

素敵な家作りを。それでは、また!

 

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