こんにちは、ごろごろ(@goro56papa)です。
今回は縁があって、さんの「MyHome・Lover’s」に記事を投稿させていただいたので、よろしくお願いします。
注文住宅で家を建てるとき、まずは家を建ててくれる会社を選びますよね。
家を建てる会社(ハウスメーカー)は大きく分けて3つあります。
- 大手ハウスメーカー
- 地元ビルダー
- 地元工務店
大手ハウスメーカーと地元工務店はすぐにイメージできると思うんですが、地元ビルダーってよく分かりませんよね。
地元ビルダーとは、大手ハウスメーカーのように全国展開はしてないけど、複数の県で家を建ててる会社のこと。
地元工務店と大手ハウスメーカーのいいところを取り込んだのが地元ビルダーなんです。
地元ビルダーで注文住宅を建てるのはおすすめですよ。
(私も地元ビルダーで家を建てました。)
この記事の概要
地元ビルダーで注文住宅を建てるメリット
地元ビルダーは大手ハウスメーカーより親身になってくれる。
我が家は地元ビルダーで家を建てる前に、一度だけ大手ハウスメーカーと契約したことがありました。
大手ハウスメーカーと契約したのは、建てる家の断熱性能がいい(冬でもあたたかい家)こともありましたが、担当してくれた営業が若く熱心だったからです。
手書きの説明資料をくれたり、土地探し中の我が家のため、必死に土地を探してくれました。
ですが、契約をして土地を探してる間に、最初の若い営業が本社に異動になってしまったんです。
若い営業の次は年配のベテラン営業でした。
家づくりの経験は多そうで頼りになる感じだったんですが、熱心さでは若い営業に負けてました。
土地がまだ決まってない我が家に対しても、「探してる」とは言うものの連絡はありませんでした。
我が家が契約した地元ビルダーの営業は、熱心さと親切さがにじみ出てたんです。
40代後半と思われるくらいの年齢でしたが、もめずらしく積極的に話ができる方でした。
前職がファイナンシャルプランナーということもあり、ライフプランニングをして予算額を一緒に考えてくれたし、打ち合わせで暴走する我が家に設定した予算を超えいないよう注意もしてくれたんです。
住宅ローン控除のための確定申告のときは、書類作成のための説明会もあり非常に助かりました。
注文住宅は、私たちと営業、設計士が一丸となって作り上げるもの。
一緒に家を作ってくれる会社の人が親身になってくれるかどうかは、家づくりの満足に大きく影響する大事なポイントなんです。
- 大手ハウスメーカーとちがって営業が異動することは少ない。
- 大手ハウスメーカーよりも営業が親身になってくれることが多い。
地元ビルダーは大手ハウスメーカーより設計が柔軟。
地元ビルダーは大手ハウスメーカーより設計が柔軟にできます。
注文住宅だと、何から何までぜんぶ自由に家を作れると思うじゃないですか。
ちがうんです。
- 家を建てるには法律上の制限がある。
- 家の頑丈さを求めるのなら、柱や壁の配置にもある程度の制約がある。
注文住宅だからといって、すべてが自由にできるわけじゃありません。
大手ハウスメーカーで家を建てると、法律や家の強度のほかに、大手ハウスメーカー独自の制約もあります。
大手ハウスメーカーでは、設計に細かいルールがある場合も多いです。
例えば、「窓の下にコンセントはダメ」とか、「窓の数は決まってる」とか、「1階と2階が同じ面積(総2階建)じゃなきゃいけない」とか。
加えて、特殊で個性的な間取りは断られることもあります。
特殊な間取りは設計や工事が難しくなるし、ミスも起きやすいので大手ハウスメーカーは嫌がるんです。
対して、地元ビルダーであれば柔軟に設計してくれます。
私が家を建てた地元ビルダーでは、すべり台がある家を建てたこともありました。
(我が家には、すべり台を設置しませんでしたけどね。)
地元ビルダーはちゃんと自社の設計士を雇ってるので、柔軟に設計できるんです。
それに、地元ビルダーは会社の規模も大手ハウスメーカーに比べて小さいので、小回りがよく、すべり台があるような通常では見られない家にもチャレンジできます。
- 大手ハウスメーカーよりも柔軟な設計が可能。
- すべり台があるような特殊な家でも作れることがある。
地元ビルダーは地元工務店より経営がしっかりしている。
家は建てたら、30年は住みます。
(住宅ローンが長いんだから、私はメンテナンスをしてでも必ず死ぬまで住むつもりです。)
家を建ててくれた会社が潰れたらイヤですよね。
何か家のことで困ったときに、家を建ててくれた会社に相談できるのが注文住宅のいいところ。
だけど、会社が潰れてしまったら相談できる相手もいなくなります。
自分で家のメンテナンス会社を探すのも不安だし。
(信用できるかわからん人に、大事なマイホームを触って欲しくない。)
地元ビルダーは複数県で家を建ててるため、1年間で建てる家の数が地元工務店よりも多い。
たくさん家を建てるということは、それだけ収入も多くなります。
建てる家の数が多い地元ビルダーの経営は、地元工務店よりも安定していて潰れる可能性は少ないんです。
- 地元工務店より経営基盤がしっかりしてて、会社がなくなる心配が少ない。
地元ビルダーで注文住宅を建てるデメリット
「○○で建てた」というハウスメーカー自慢ができない。
念願の夢にまで見たマイホーム。
完成したら周りの人に自慢したくなるときがあります。
『これが俺の城!マイホームなんだぜ!!』ってね。
残念ながら、地元ビルダーで建てるとマイホーム自慢がすべることあるんです。
『県外の知人に「○○」っていう地元ビルダーで建てたんだぜ!』と自慢しても、そっけない反応が返ってきます。
『いや、知らない会社だな。』って。
自分が住んでる県内でも、地元ビルダーは大手ハウスメーカーよりも安いというイメージがあるので、『堅実な会社で建てたんだね』くらいの反応しかありません。
建てたマイホームを最大限に自慢するには、やっぱり大手ハウスメーカーのブランド力がいちばんですよ。
大手ハウスメーカーよりもブランド力がなくて認知されてないため、自慢するには弱い。
大手ハウスメーカーよりは経営が心配。
地元工務店よりは経営がしっかりしてる地元ビルダー。
でも、一部上場しているような大手ハウスメーカーにはかないません。
大手ハウスメーカーは日本全国で家を建てており、経営の地盤もしっかりしてます。
家を建てるのが収入のメインになってる地元ビルダーとちがって、大手ハウスメーカーはアパートやビル、公共工事もやります。
万が一にも倒産なんてことは起こり得ないのが大手ハウスメーカー。
大手ハウスメーカーに比べれば、地元ビルダーは倒産するリスクはあるんです。
- 大手ハウスメーカーに比べると、会社がなくなるリスクが高い。
地元工務店ほどは柔軟に家を建てられない。
大手ハウスメーカーより柔軟な設計ができる地元ビルダーですが、地元工務店の柔軟さには負けます。
地元ビルダーは、建てる家を何プランかに分けています。
私が家を建てた地元ビルダーは、家のあたたかさ(使用する断熱材や窓)によって、3プランに分かれていました。
また、地元ビルダーはキッチンなどの住宅設備も限られています。
我が家の地元ビルダーは、キッチンがリクシル、クリナップ、タカラスタンダードの3つから選択でした。
(いずれも大手メーカーのキッチンなので、十分ですけど。)
家のあたたかさ(断熱性能)の仕様や、キッチンなどの住宅設備が複数プランからの選択になることはしょうがないんです。
家を建てるための材料(断熱材や住宅設備)は、一つの種類を多く仕入れる方が価格が安くなるし、工事の手間も減ります。
地元工務店よりも建てる家の数が多い地元ビルダーの良さを活かすには、選べる数をしぼって仕入れる量を増やしたほうがいいんですよ。
- 選べるプランや住宅設備が決まってるため、地元工務店ほどに柔軟な家づくりはできない。
地元ビルダーで注文住宅を建てる魅力は親近感と安心感のハイブリッド
地元ビルダーの魅力は、大手ハウスメーカーと地元工務店の中間くらいにいることです。
地元ビルダーは大手ハウスメーカーよりも親身になって柔軟な設計もしてくれます。地元ビルダーはは地元工務店よりも潰れるリスクは少ないんです。
地元ビルダーで注文住宅を建てるのが向いてない人も確かにいます。
- 大手ハウスメーカーのようなぶっちぎりの知名度と、絶対と言っていいほど会社がなくならない安心感が欲しい人。
- 地元工務店のように、設計も工事も柔軟にやって欲しい人。
でも、突出したメリットがない代わりに、大手ハウスメーカーと地元工務店の良さを兼ね備えるのが地元ビルダーです。
- 多くのお金を家にはかけられないけど、ほどほどにいい家を建てたい。
- コストや性能、人の良さなどオールマイティーに平均点がいい会社に頼みたい。
そんなあなたにぴったりな会社が、地元ビルダーなんですよ。
我が家の出来上がった家も、突出して人に誇れる点があるわけじゃありません。
- ブランド力でハウスメーカー自慢はできないし。
- 建てたあとも月一で工務店の人が挨拶に来るなんてこともない。
だけど、地元ビルダーで注文住宅を建てた私は、生活していてなんの不満もありません。
不便に感じることもありません。
子どもたちと生活するふとした日常で、『本当にこの家に住めてよかった』という満足感はまちがいなくあります。
地元ビルダーは選択肢としては無難な選択肢だけど、日常の幸せって派手なものじゃなく、ささやかなものだと思うんです。
あなたも、ぜひ地元ビルダーでささやかな生活が送れるマイホームを手に入れてみませんか。
さいごに
注文住宅の場合は、家を建てるを選ぶのって悩みますよね。
我が家もかなり悩んで、迷走して、大手ハウスメーカーと契約した後に解約したことまでありました。
大手ハウスメーカー、地元ビルダー、地元工務店、それぞれにメリットとデメリットがあります。
どれかがいちばんいいなんてことはないので、あなたの好みに合わせて選ぶのがいちばんです。
地元ビルダーで注文住宅を建てた私としては、地元ビルダーがおすすめですけどね。
▽地元ビルダーでマイホームを建てたごろごろさんのブログには、マイホームで参考になることが盛りだくさんです。ぜひ見てください!
ごろごろさんのブログ:>>趣味はないが子育て奮闘中
7割の方が10社以上のカタログを請求しています。
家作りは情報収集が肝心です。
約7割の方が10社以上のハウスメーカーのカタログを請求し、比較・検討しています。(SUUMO調べ)
マイホーム購入は人生でもっとも大きな買い物ですので、納得するまでハウスメーカーを選びたいところ。
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▽建築中のハウスメーカーの倒産リスクは、契約前に必ず知っておきましょう。
▽「建てたハウスメーカーにネームバリューがない!」というのは、建売住宅にも通じます。
地元ビルダーの魅力は「親近感と安心感のハイブリット」。これはとても納得ですね。
ちなみに記事中の画像は、ごろごろさんのマイホームの写真です。素敵すぎでございます。
ごろごろさん、どうもありがとうございました!