こんにちは。
「親に家作りのことを相談したら、反対されそうで怖い。」
「親に早く相談しなきゃ・・・と思ってるけど、まだ相談できてない・・・オワタ。」
・・・お困りですか?マダム。
注文住宅での家作りは、早めに親に相談することをおすすめします。
早めに相談することで後のトラブルも防げますし、もしかしたら住宅資金を援助してもらえるかもしれません。
・・・ですが、言えないんですよね。
だって反対されたらイヤじゃないですか。家作りの計画に口出しされたら、せっかくのマイホーム計画が台無しになりそうです。
お金を払って住宅ローンを返済するのは、親ではなく本人(あなた)なのですけどね。
そこでこの記事では、
・家作りに親が反対する理由。
・親の反対を押し切って家作りする影響、デメリット。
・親に反対されても、円満に家作りをする秘訣。
について、解説させて頂きます。
親に相談する前に、この記事で入念なシミュレーションをしておきましょう!
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この記事の概要
家作りが親に反対される理由とは?
「親に相談したら、絶対反対されるよな・・・ガクブル」
と、怯えている方にお聞きします。
では親があなたの家作りに反対する理由は何でしょうか?
親が家作りに反対する理由は、もしや次の5つではないですか?
1・持ち家・賃貸での考え方のちがい。
親があなたの家作りに反対するのは、持ち家に対して否定的な考えを持っているからではないですか?
持ち家を買うことは、リスクを背負うこと。夢のあるマイホーム購入ですが、その背後には様々な持ち家のリスクが潜んでいます。
・資産価値が下がるリスク(これはリスクというより、宿命。)
・収入が下がっても、住宅ローンを返済するリスク。
・引っ越したいと思っても、気軽に引っ越せないリスク(転勤・転職・ご近所トラブルなど)
・離婚したときに住宅ローンだけが残ってしまうリスク。
子供が率先してリスクを背負う姿を見て、泣いて喜ぶ親は少ないでしょう。できることならリスクを避けて、賢く生きて欲しいと願うのが親心であります。
「賃貸でも暮らしてけるのに、わざわざ持ち家のリスクなんて背負って欲しくない。」
そう思うから、家作りに反対してしまうのです。
理屈ではよく分かります。しかしこちとら社会に出てから、酸いも甘いも経験してますからね。今では立派な社会を支える人柱ですよ?
「持ち家 vs 賃貸」の対立の溝は深く、もし親が「賃貸派」であると、その後の話し合いも平行線になるパターンが多いです。
▽持ち家を買う理由を聞かれたら、ぜひこちらの記事を読んで頂きたいです。
> 家を買うべきか?のカテゴリーをチェック!
2・家を建てるタイミングが早い。
親が家作りに反対する理由として多いのが、「まだ早い」、でございます。
家を持つことについては賛成しているものの、まだ早いと。「まだ買うタイミングではない」と反対しているのですね。
「まだ早い」には、次の意図が見え隠れしています。
・「まだ早い」と一度否定することで、冷静に考え直させたい。
・本当は家を買って欲しくないから、とりあえず「まだ早い」と言っておこう。
・本当は実家の近くに家を建てて欲しい。でも言えないから、「まだ早い」と言っておこう。
・収入、勤続年数、貯金が足りず、客観的にみて「まだ早い」状態である。
とりあえず「まだ早い」と反対しておくことで、「結論を先延ばしにしよう」・「はぐらかそう」、との意図がチラチラと・・・。イヤらしいですねぇ。
親は危ない道よりも、より確実な安全パイを選ぶ傾向が強いです。
「じゃぁ、いつならいいのさ!」
「どうせならハッキリ言ってくれよ!」
と、煮え切らない態度にイライラも募ります。ですが親としてはただ反対しているのではなく、「きちん条件さえ整えれば、建ててもいいかな」と冷静に見守っているのです。親心ですね。
▽年代別の住宅購入のメリット・デメリットはこちら!
3・住宅ローンに対する考え方のちがい。
家作りで親と揉めやすいのが、お金の問題です。
とくに住宅ローンについては、意見がかみ合わないことが多いです。
なぜなら親世代と私たちの世代では、住宅ローンを取り巻く環境がぜんぜん違うからです。
・今は超低金利(変動金利0.47%・じぶん銀行)だが、昔は金利が高かった(変動8%・昭和59年)。
・昔はネット銀行がなかった。
・昔は住宅ローン控除などの税制優遇がなかった。
「昭和の金利、高すぎっ!」と驚きますが、これは好景気の裏返しでもありますから。羨ましい限りです。
ですがこのように昭和と平成(令和)では住宅ローンの背景がちがいすぎるので、親と私たちの意見は対立しがちです。
親世代の意見として、
・家のグレードを抑えて、借り入れを少なくすべき!
・住宅ローン返済は大変だから、頭金を多く払って借り入れを少なくすべき!
・ネット銀行!?そんな怪しいもん信用できるかっ!地方銀行に決まってる!
などがございます。
いくら現在の低金利・税制優遇を説明しても、当時の辛かった記憶は消せないのですよね。
4・家のスペック・間取りの考え方のちがい。
先ほどの住宅ローンとは打って変わり、家のスペックについて反対されることがあります。
・一生に一度の買い物だから、無理してもいい家を建てるべき!
・人に見られても恥ずかしくない家を建てるべき!
・家の間取り、仕様について口を出される。(とくに2世帯住宅や資金援助がある場合)
景気のよかった昭和の名残でしょうか。やたらスペック重視の高級住宅を求める親もいます。
住宅ローンを抑えるために、節約志向の質素な家を建てようと思っても、思わぬ親の反対にあうことに。
その結果、必要以上の住宅ローンを組むことになってしまいます。
また2世帯住宅や親から住宅資金の援助を受ける場合、親からの口だしが度を過ぎるケースもございます。
親からの資金援助の基本スタイルは、「お金を出して、口も出す」、なのですね。
資金を頂けるのはありがたい限り。ですがそれによって質素な家が建てられないとは、本末転倒でございます。
▽「お金を出して、口も出す」は揉める鉄板スタイルです。
5・単純に寂しい。
家作りに反対する理由が「単純に寂しい」って・・・おいっ!
・・・思わず突っ込みたくなる反対理由ですが、これには注意が必要です。
なぜなら「寂しい」という理由がもっとも不可解であり、もっとも根深い理由になるからです。
人間、「寂しい」という気持ちにはめっぽう弱いのです。
親が家作りに対して反対してしまうのは、「寂しい」という気持ちが根底にあります。
・は実家の近くに家を建てるべき → 誰か近くに住んでくれないと寂しいじゃん。
・住宅ローン払うのは厳しいんじゃないの? → 無理するなよ。寂しくなるじゃん。
・夫婦2人だけで暮らしていくのは大変なんじゃないの? → 頼ってくれよ、寂しいじゃん。
「家作りに反対する理由を説明して!」と求めても、「寂しい気持ち」はうまく伝えられません。それゆえこじれて、トラブルになることが多いです。
私が住む家なのに、なぜ親の立地指定を受けるのでしょうか・・・不可解であります。
「寂しい」という反対理由は、紙一重で理不尽にもなります。
ですが根深い問題なので、時間をとってじっくり話し合うことをおすすめします。
なお、「寂しい」ことが原因なので、話し合いで心の距離が縮まると解決することもあります。
親の反対を押し切って家を建てて後悔しないのか?
「家作りを相談したら、親に反対されるかも・・・。」
「でも反対されても家は欲しいしな・・・。」
と思っている方。
結論から申し上げますと、親に反対されても家は買えますし、理想の家も建てられます。
・・・ですが・・・
親が反対を押し切って家を建てて、本当に後悔しませんか?
強行突破する前に、次の2つのデメリットだけは心にとどめておきましょう。
住宅購入の資金援助がもらえない。
家作りのことで親と揉めてる真っ最中でも、ほんの少し期待していませんか?親からの資金援助を。
だってネットで検索すると、次々と資金援助エピソードがヒットしますからね。もらった資金援助の平均額は「564万円」なんですよ。(アットリサーチ2014年調べ)
画像:アットリサーチ
資金援助の分布で多いのは、
・500~600万円
・100~200万円
・1,000~1,500万円
となっております。みんなガッツリ援助してもらってるのですね。
ですが親の反対を押し切って家作りを進めてしまうと、親からの資金援助がもらえない可能性が高いです。
だってそうじゃないですか?
親の意向には沿わないで家作りを進めるのに、「お金だけ下さい・・・」なんて言えますか?
・・・親の顔をチラ見したら鬼の形相でしたが・・・(滝のような脇汗)
資金援助をもらうなら、多少の意向を聞く必要があります。逆に親の意向を聞かないなら、親の援助は期待できません。
・・・564万円、でかすぎるニンジンでございます。
その後の関係悪化するかも。
親の反対を押し切って強行突破するのは、リスクがございます。
それは今後の関係にしこりが残ってしまうことです。
家作りは人生においての一大イベント。そのため親の理解が得られないと、お互いの関係がギクシャクしてしまうこともあります。
・家作りがきっかけで疎遠になってしまった。
・ちくちく刺さる言葉を言われる。
・表には出さないけど、どこか寂しそう。
家作りは親のためではなく、自分と家族のため。だから親の理解が得られなくてもいいのですが・・・。
子供の幸せを素直に喜べなかった寂しげな親の背中を見ると、なんだかこちらが寂しくなってしまいます。
親の反対を押し切るなら、守るべき2つの鉄則。
ときとして親に反対されても、家作りをすすめるのも必要です。
なぜなら親の顔色をうかがったままでは、住宅購入のベストタイミングを逃す可能性があるからです。最悪は購入プランそのものが流れてしまいます。
・・・ただし!
親の反対を押し切るのなら、次のことにご注意くださいませ。
親の資金援助を当てにせず、自己資金をしっかり貯める。
親の反対を押し切るなら、自己資金をしっかり貯めましょう。
なぜなら反対を押し切ると、親の資金援助がもらえないかもしれないからです。
親からの援助の平均額は564万円。みすみす見逃すのは悔やまれますが、意見が合わないのですから仕方ありません。
ですので、その分しっかりと自己資金を貯める必要があります。
最近は低金利によって、頭金ゼロでも家が建てられる時代です。
しかしご注意くださいませ。
頭金ゼロと自己資金ゼロは意味がちがいます。頭金ゼロは可能ですが、自己資金ゼロは無謀ですよ。
頭金と自己資金のちがいを一言でいいますと、
頭金:住宅ローンを先払いするお金
自己資金:手元に残す現金。
でございます。
金利が低いので住宅ローンを先払いする必要はありません。(頭金ゼロ)
だからといって、手元にお金がないのはリスキーです。(自己資金ゼロ)
住宅購入では、ときとして親の反対を押し切るときだって必要です。
しかしそれをするためには、たしかな実力(お金)が必要でございます。
言いたいことがあるのなら、まずはお金を貯めましょう。まずはそこからです。
▽頭金ゼロと自己資金ゼロの違いはこちらで解説してます。
親との関係は時間をかけて解決する。
親の反対を押し切ってしまったがために、お互いの関係に影ができてしまったら・・・。
そのまま疎遠にならず、時間をかけて解決したいところです。
家の問題があっても、家族は家族。時間をかければ元の関係に修復できる・・・はずでございます。
・・・だって親子じゃないですかっ!
家の問題と家族の問題を、すべて一括りにされるのはつらいところ。
家の問題はお互いの価値観が合わなくても、それ以外の家族同士の付き合いはしたいじゃないですか。
それに親の根底にあるのは、「寂しい」という気持ちです。これは歳を重ねるごとに大きくなる、やっかいなヤツなんですよね。
・・・え?お前に家の敷居は跨がせないですと・・・?ワナワナワナ・・・
「歳をとるとは、こういうものだ」と割り切り感も必要です。いずれは自分が通るみちですしね。こちらが大人になることをおすすめします。
まとめ:親には早めにご相談を。
私たちがどれだけ大人になっても、1人では家は建てられません。お金はもちろん、多くの人の協力と理解は不可欠です。
ですが親世代と私たちでは住宅購入の環境が変わりすぎていて、親の理解が得られないことがあります。
・持ち家、賃貸での考え方のちがい。
・「家を建てるタイミングが早い」と言われる。
・住宅ローンに対する考え方のちがい。
・家のスペック、間取りの考え方のちがい。
・単純に寂しい。
このうちもっとも根深くてやっかいなのが、「単純に寂しい」でございます。
寂しい気持ちが根底にあると、あれこれ余計な問題に発展します。・・・親の愛なんですけどね。
親の反対を押し切って家を建てると、必ず不幸になる・・・ということはありません。
ただし、次の点には注意しておきましょう。
・親からの援助が期待できない分、自己資金をしっかり貯める。
・お互いの確執は時間をかけて解決する。こちらが大人の対応をする。
1人で勝手に家が建てられるなら、気楽なものです。しかし実際には親に気をつかったり、家以外のことにストレスが溜まります。
・・・でも・・・
だからこそ、マイホームが完成したときの悦びは格別ですよ。
マイホーム完成まで山も谷もありますが、どうぞ頑張って乗り越えていきましょう。
素敵な家作りを。それでは、また!
思い立ったら、すぐ行動した方がいい。
「家が欲しい!」と少しでも思うなら、すぐに行動すべきです。
なぜなら住宅購入は「欲しいと思ったときが、一番の買い時」だから。一番欲しいと思える今、買うタイミングを逃してしまうと本当に後悔しますよ。
しかし親に反対されたからといって何も行動しないと、マイホームの夢は叶いません。
マイホームの夢の第一歩は、住宅展示場に行く前にカタログ・資料を請求することをおすすめします。
・営業マンに拘束される。
・親切に対応されると、断りづらい。
・断りづらいと、うっかり契約しがち。
ふらりとモデルハウスに立ち寄ってしまい、長時間拘束された上に、断りづらい雰囲気なんてイヤですもんね。
ですので、まずはハウスメーカーのカタログ・資料を請求しましょう。
カタログ・資料を取りよせるときは、カタログ一括請求サービスがおすすめですよ。
一括請求サービスのメリット
・めんどうな入力が1回で済む。
・営業されるリスクが低い。
・自分の知らないハウスメーカーまで比較、検討できる。
一括請求サービスを使うなら、業界最大手のLIFULL HOME’S注文住宅を使ってみてください。
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▽親との住宅資金の記事はこちらをチェック!
よ・・・よ・・・余計なお世話であります!!ガタッ