「マイホーム購入はリスクだから買わない」と言ってると後悔するかもしれない理由。

こんにちは。

 

「マイホームの購入はリスクだ!」

 

イエス、まさにその通りでございます。反論のよちは一切ありません。マイホームの購入はリスクです。

しかし「マイホームの購入はリスクだから、マイホームは買わない方がいい!」とはまったく思いません。

むしろ「リスクはあるけど、買うメリットも大きいよね」と思ってます。

イエス、マダム。

考えるべきポイントは、「リスクがなければ、人生は幸せなのか?」ということです。

 

ではマイホーム購入にはどんなリスクがあり、どのように対応したらいいのか?

この記事では「マイホームは買うべきなのか?」、そのヒントをお届けさせて頂きます。

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マイホーム購入の4つのリスク

「マイホームの購入はリスクだ!」とはよく言われますが、では具体的にどんなリスクがあるかご存知ですか?

マイホームが欲しい人を脅かすつもりはありません。ですがマイホーム購入には、次の4つのリスクがございます。

 

1・資産価値が下がるリスク。

「マイホームはリスクだ!」と言われるのは、マイホームを買ってから資産価値が下がるからです。

マイホームは築年数が古くなるに従って資産価値は下がります。・・・当然ですよね?

しかし問題なのは住宅ローンの残高よりも、マイホームの資産価値が下がってしまうことです。

買ったときの資産価値(買った金額) 3,000万円
築10年の資産価値 2,000万円
築10年の住宅ローン残高 2,200万円

このように10年後のマイホームの資産価値が住宅ローン残高よりも下がってしまうと・・・

もし売却したときに、200万円の住宅ローンが残ります・・・。

つまり「借金が残る家」「負債」と呼ばれてしまうのです。

 

バブルと呼ばれた遠い昔には、「資産価値が上がる・・・」などという夢物語がありましたが、令和となる現代では、資産価値が増えることはほぼありません。あるとしても、東京や大都市圏の一部だけでしょう。(それもオリンピックまでとか)

マイホームを買うと、売ったときに住宅ローン(借金)が残るリスクがございます。

よだんですが、マイホームの資産価値が下がると、固定資産税の支払いも少なくなるので、家計的には助かりますよ。

 

2・住宅ローンが家計を圧迫するリスク。

マイホームを購入すると、住宅ローンが家計を圧迫するかもしれません。

住宅ローンが家計を圧迫するのは、次のケースです。

・収入が下がっても、住宅ローンは下げられない。(賃貸なら安いアパートに引越しできる)

・住宅ローンの支払い額は、それまでの家賃よりも高くなりがち。

・変動金利で金利が上がって、住宅ローンの返済額が増える。

賃貸では収入が下がっても、収入にみあった家賃のアパートに引っ越せます。

ですがマイホームを買ってしまうと・・・、

仕事を失っても、住宅ローン返済は変わりません・・・。

というリスクがあるのです。

このため住宅ローンが払えずに、泣く泣くマイホームを手放す方があとを絶たないのです。

 

3・気軽に引越しできないリスク。

マイホーム購入のリスク。それは気軽に引越しできないことです。

賃貸では「引っ越そう」という気持ちさえあれば、いつでも・どこにでも引越しできます。

ですがマイホームを買ってしまうと、売却、もしくは賃貸に出さないと引越しできません。いえ、引越しはいつでもできるのですが、マイホームの清算をしなければ、2重ローン(住宅ローン+家賃)という家計の地獄絵図が完成します。

 

マイホームを買うとき、まさか引越しのことを考えて買う方なんておりません。ですが実際には、家を買ってから引越ししたくなるケースはあるのです。

・お隣さんがモンスタークレーマーである。

・子供が小学校、中学校でいじめにあって、引きこもりになった。

・地震などの災害で、安全な土地に引越ししたい。

・夫が無職になって収入が激減した。

たとえば東日本大震災のような大きな災害が起きたとき。原発から放射性物質がまき散らされたとき。

マイホームを買ってしまっていると、引越ししようにも住宅ローンが残ってしまいます。売却したくても、そうなってしまっては、思うような金額では売れないでしょう。

マイホーム購入は、どっしりと構えられるメリットがある一方で、気軽に引越し(移動)できないリスクを背負うのです。

 

▽一軒家にも騒音トラブルはあるのです。

一軒家でありがちな5つの騒音問題。被害にあったらどうする?対策・対処方法まとめ。

2019.04.12

 

4・築年数が古くなったとき、修繕費が高くなるリスク。

マイホームを買うリスクは、築年数が古くなったときの修繕費が高くなることです。

新築のころは修繕費はほとんどかかりませんが、築5年・10年と古くなるにつれ、修繕費がどんどん高くなります。

一軒家では10年スパンで大きな修繕(外壁塗装・屋根塗装・防水工事など)が必要です。

マンションでも築年数が古くなると、修繕積立金が値上がりします。また15年に一度のペースで、大規模改修(外壁・防水・配管工事など)があります。

 

老朽化するマイホームを修繕しなければ、資産価値が下がるだけでなく、新築だった家が単なるボロ屋になってしまいます。

新築を買って15年。家は雨漏りがして、かび臭い。シロアリが飛んでる気配も・・・。

まだ住宅ローンが20年も残っているのに・・・。

必要なメンテナンスをしなければ、家は光の速さで老朽化します。でも住宅ローンはちっとも減りません。

これがマイホームの修繕費の恐るべきリスクでございます。

 

マイホームだけじゃない!人生のリスク。

身の毛もよだつマイホームの4つのリスクをご説明しました。

しかし私が言いたいのは「マイホームはリスクがあるから、買うのやめような」ということではなく、

 

「でもリスクって、そもそもマイホームだけじゃなくて、人生ってリスクだらけだよな」

 

ということでございます。

つまり私たちはマイホームを買わなくても、そもそもリスクだらけの環境ですでに生きているのです。

 

結婚。

「世の中ってリスクだらけだよな・・・・」としみじみ思ってしまうのって、やっぱり結婚じゃないですか?

結婚って、どうしてこうなるのでしょうね。付き合いはじめはあんなにキャッキャウフフしてたはずなのに、結婚して気がついたら、

どうしていつも家事を手伝ってくれないの!!私は毎日こんなに大変なのに!!
こちらは毎日残業で上司にすりつぶされているのに、なぜ!家に帰ってまで文句を言われるのですか!!

とか、夫婦ケンカを繰り広げてます。

 

結婚がリスクなのは、結婚する前に結婚生活のすべてが分からないからです。

・相手の性格、生活習慣。

・相手の仕事能力、収入、今後の生活設計。

・お金の使い方、価値観。

付き合っているときにできるだけ知ろうとしますが、全部を知るのは難しいですよね。結婚して一緒に生活してみないと、分からないことが多すぎます。

ですので、好きで結婚したものの、死ぬまで添い遂げずに離婚される方が多いのです。

日本の離婚率は35%ということは知ってましたか?実に3組結婚したら、1組は離婚する確率なのです。

私は20代で結婚しましたが、実にハイリスクな決断をしたのですな・・・。

 

出産・子育て。

リスクという面でお話すると、出産・子育ても大きなリスクですよね。

・命をかけた出産リスク。

・3時間おきのミルク。夜中の授乳。

・夜泣き。深夜の急病。

・子供の学費。私立学校に通うリスク。

子供が生まれるのはとても喜ばしいことですが、出産も育児もリスクだらけですよね。

 

では「リスクが多いから、子供は生まない!」と言われたら、おそらく「それでも子供が欲しい」と答える方が多いのではないでしょうか?

子供が生まれると、私たちは親になります。一度親になると、私たちが天に召されるまで、ず~~っと親です。

大きなリスクを抱える子育てですが、どうやら私たちは自ら率先してリスクを背負っているのですね。素晴らしい。

 

就職・転職・退職・独立。

さらに私たちは、仕事でも大きなリスクを抱えています。

正社員として入社すれば安泰ということはなく、いつ仕事がどうなるか分からない状況で働いています。

・配置転換で希望の仕事がなくなった。

・仕事が減って、残業代が少なくなった。

・部署移動で、イヤな上司と一緒になった。

・急な転勤で地方に飛ばされることになった。

・業績が悪化し、リストラされることになった。

・急に夫が独立した。

マイホームを買った・買わないに関わらず、働いている以上はリスクがあります。

ただしちがうのは、マイホームを買ってしまうと、仕事のリスクがさらに大きくなることです。

急な転勤(左遷)を命じられましたが、住宅ローンがあるため会社を辞められません。ひゅるりら・・・

マイホームを買えばリスクは大きくなります。

ですがマイホームを買わなければ、仕事のリスクがなくなるか?・・・と言われたら、そうとは言い切れません

 

リスクがなければ、人生は幸せなのか?

マイホームを買わなくても、

・結婚

・出産、子育て

・就職、転職、退職、独立。

など、人生にはリスクがたくさんあり、私たちはその状況をたくましく生きているのが現状です。

「リスク」という面だけで考えるならば、結婚もしない方がリスクは少ないですし、子供もいない方が自由な人生を楽しめます。

ではリスクがなければ、私たちは幸せになるのでしょうか?

 

その答えは、おそらく「ノー」でございましょう。

なぜなら私たちはリスクと引き換えに、楽しみ・生きがいを得ているからです。

 

リスクと引き換えに、どんな楽しみが待っているのか?

「リスクだ!」と言われると、リスクを取るのがデメリットのように聞こえてしまいます。

ですが正しくは、「リスクと引き換えに、楽しみ・生きがいを得る」ということではないでしょうか?

・結婚すると離婚リスクはあるけど、大好きな人と一緒にいれるのは楽しい。

・子供が生まれると自由がなくなるけど、親としての生きがいを見つけられる。

・新しい職場になじめないかもしれないけど、収入アップ・やりがいアップを目指して転職した。

「リスクは積極的にとるべし!」とは思いません。リスクは避けて通るのが定石です。

ですが、リスクを取ることで、楽しみ・やりがいを見つけられることも事実ですよね?

その意味では、リスクがなくても幸せにはなれません。

人生で幸せを見つけていくには、リスクを取りながらも、楽しみ・生きがいを作っていくしかないのかなと思います。

 

これはマイホームも同じです。

マイホーム購入には、4つのリスクがあります。

ですがマイホームを購入することで、賃貸では得られないライフスタイルが手に入ります

・広い一軒家でのびのびと子育てできる。

・休日は家族でホームバーベキューを楽しむ。

・こだわりのつまった家でくつろぐ。

・DIYしながら家をカスタマイズしていく。

マイホームでの楽しみは、マイホームを買わないと手に入りません。

「無理してマイホームを手に入れろ!」ということではなく、「もし買えるだけの力があるなら、マイホームのリスクはちょっと手に取って検討してみてもいいんじゃないですか?」ということです。

 

▽「家を買うことは、損得だけでは語れない」ということを、こちらでも書きました。

「家を買うと損する」と分かっていながら家を買った、たった1つの理由。

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持ち家と賃貸、どっちがいいの?損得よりも大切にしたい持ち家の魅力はコレだ!

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マイホームを買うなら、リスクを減らす工夫が必要。

リスクは積極的に取るものではなく、避けて通るものです。

しかし完全に避けてしまうと、得られるものもありません。

ですので、マイホームを買うときも、購入のリスクを限りなく小さくして買うことをおすすめします。

 

ローコストにこだわるのは、悪くない。

マイホームのリスクを減らすため、ローコストにこだわるのもおすすめです。

マイホームと聞くと、「こだわりをたくさんつめて、理想の家を!」という風潮がありますが、正解はそれだけではないですからね。

ローコストにこだわって、持ち家であるリスクを減らすことだって、立派な住宅購入ですから。

シンプルな家なので自慢できるポイントはありませんが、住宅ローン返済が楽なので、身動きがとりやすいですぞ!

「いい家」はお金をかけなくてもできますし、なにより「いい家」とは、その家に住む家族が笑顔でいれる家ですから。

家族が笑顔になるためには、お金なんてかける必要はないはずですよね。

 

▽いい家の条件とは?あなたは知っていますか?

安い建売住宅を買って分かった、本当に「いい家」の条件7つ!

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▽ローコスト住宅も悪くありません。

ローコストハウスメーカーの特徴・メリット・デメリット|注文住宅を諦めなくていい!

2019.04.04

 

住宅ローンの金利は低いモノを。

マイホームのリスクを減らすには、住宅ローンをしっかり選ぶ必要があります。

住宅ローンの金利は銀行によって差が大きく、同じ住宅ローンを借りても返済総額がウン百万も変わるのは珍しくありません。

ですので、住宅ローンはしっかり選びましょう。

ハウスメーカー提携の銀行で便利だから~という安直な理由で選んではいけませんよ。

ま、かくいう私はハウスメーカー提携の銀行から借りて後悔しましたがね・・。

その後住宅ローンを借換えましたが、事務手数料に50万円もとられましたよ。

余計なリスクを拾って、自ら首を絞めないようご注意くださいませ。

 

▽住宅ローン「なんかで」後悔しないでくださいね。

住宅ローン選びで後悔しないためにやるべき、たった1つのこと。

2018.01.18

 

まとめ:マイホームはリスク。でもリスクがないから幸せなの?

マイホーム購入には4つのリスクがあります。

1・資産価値が下がるリスク。

2・住宅ローンが家計を圧迫するリスク。

3・気軽に引越しできないリスク。

4・築年数が古くなったときに、修繕費が高くなるリスク。

ですので、「マイホームはリスクだ!」という主張は、まさにそのとおりなのです。さすがですね。

しかし、では「リスクがなければ、幸せですか?」という質問に対しては、返答が困るところでしょう。

イエス、なぜならみなさん、すでにリスク(結婚・子育て・仕事)を持っているからですよ。リスクを抱えながらも懸命に生きて、楽しみ・生きがいを見つけてるのですよね。

 

マイホームも同じです。

マイホームを買わなければリスクはありませんが、マイホームを買う楽しみ・生きがいはありません。

人生は1回しかありませんし、すぎた時間を戻すこともできません。

「無理して買え」ということではなく、ちょっとでも興味があって、手の届く収入もあるならば、少しぐらい検討してもバチは当たらないんじゃないかなと。

 

興味があるのに「リスクがあるから、絶対に買わない!」というのは、もったいないですよ。

もしマイホームがあったら、どんな風に暮らしてみたいですか?

マイホームでの暮らしも楽しいものですよ。

ぜひあなたもマイホームの楽しさを感じて欲しいなと思っています。

 

思い立ったら、すぐ行動した方がいい。

「家が欲しい!」と少しでも思うなら、すぐに行動すべきです。

なぜなら住宅購入は「欲しいと思ったときが、一番の買い時」だから。一番欲しいと思える今、買うタイミングを逃してしまうと本当に後悔しますよ。

 

しかし何も行動しないままでは、マイホームの夢は叶いません。

マイホームの夢の第一歩は、住宅展示場に行く前にカタログ・資料を請求することをおすすめします。

住宅展示場のデメリット

・営業マンに拘束される。

・親切に対応されると、断りづらい。

・断りづらいと、うっかり契約しがち。

ふらりとモデルハウスに立ち寄ってしまい、長時間拘束された上に、断りづらい雰囲気なんてイヤですもんね。

ですので、まずはハウスメーカーのカタログ・資料を請求しましょう。

カタログ・資料を取りよせるときは、カタログ一括請求サービスがおすすめですよ。

 

カタログ一括請求サービスのメリット

一括請求サービスのメリット

・めんどうな入力が1回で済む。

・営業されるリスクが低い。

・自分の知らないハウスメーカーまで比較、検討できる。

一括請求サービスを使うなら、業界最大手のLIFULL HOME’S注文住宅を使ってみてください。

提携しているハウスメーカーも多いですし、信頼度も抜群です。

今のうちにカタログ・資料を請求しておいて、家族と笑顔で暮らせるマイホームを手に入れましょう!

 

✔営業マンに会うことなく、カタログだけゲットできる。

✔1回の入力で、大手ハウスメーカー~地元工務店までのカタログが一括請求できる。

✔期間限定で「はじめての家作りノート」がもらえる!

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2016.12.12

 

 

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