こんにちは。
「一軒家に引っ越したら、騒音問題とはさよならだー!」
と思っている方。残念ながら一軒家に引っ越ししても、騒音問題はなくなりません。
なぜなら一軒家には、一軒家ならではの騒音トラブルの火種があるからです。
・寝室の隣が駐車場で、エンジンの音がうるさい。
・寝室のすぐ近くにエコキュートがあり、深夜に運転音がうるさい。
・子供が道路で遊んでうるさい。
たしかに壁で区切られているだけの賃貸よりは、騒音そのものは少ないでしょう。
しかしだからと言って、騒音問題からは解放されないのです。
では一軒家での騒音トラブルは、どのようなものがあり、どう対応すればいいのでしょうか?
この記事では一軒家の騒音トラブルの上手な解決方法をお伝えします。
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一軒家でありがちな5つの騒音トラブル
騒音問題とは無縁の一軒家・・・に見えるかもしれませんが、一軒家にも騒音問題はあります。
「一軒家に引っ越すと騒音から解放される」と期待値を上げていると、現実にがっかりするかもしれません。
1・車のエンジンの音。ドアを閉める音。車が通ったときの振動。
一軒家の騒音問題としてありがちなのが、車にまつわる騒音です。
お隣さんの駐車場と寝室が近いと、次のようなトラブルが起きます。
・車のエンジン音がうるさい。いつまでも暖気しているとイライラする。
・ドアを閉める「バタンっ」という音で起きてしまう。
車って乗ってるときは気が付かないんですけど、近くにいるとすごくうるさい乗り物なんですよね。
エンジンのキュルキュル音もですし、マフラーが震える音もうるさいですからね。
・・・車内にいると、静かな快適空間なんですが。
賃貸や分譲マンションでは、駐車場との距離があるので、車の騒音はダイレクトに響きません。
ですが一軒家で間取りを間違えてしまうと・・・
音がダイレクトに響くので、これはたまりませぬ・・・。
悲劇を生んでしまいます。
さらに木造の多い一軒家では、車が通ったときの振動もよく伝わります。
・通行量の多い道路
・大型車がよく通る道路
このような道路では、「ガタガタガタっ」と車が通るたびに振動音が聞こえてしまいます。
とくに大型のトラック・ダンプが通る道路は要注意。
大きな車が通るたびに、地震と間違うような振動を感じることも。
一度でも一軒家に住んでみると実感しますが、分譲マンションの生活では実感しにくいトラブルです。
2・エアコンのファン。エコキュートの運転音。
一軒家で騒音トラブルになりがちなのが、エアコンのファン・エコキュートのヒートポンプの動作音です。
寝室のすぐ近くにお隣さんのエアコンのファンなどが設置されていると、
・エアコンの室外機ファンがまわる音:「ブフォォーーーーン・・・」
・エコキュートのヒートポンプユニットが深夜に動く音:「ブゥーーーーン・・・」
枕元で「ブゥーーーーン・・・」とささやかれるのですよ。
・・・たまりませんね。
この低音で響く音には「低周波音」が含まれており、長時間聞き続けると精神メンタルに影響を与えます。
周波数100Hz以下の低い音で、人の耳には聞こえない場合が多い。
しかし振動を感知することもあり、人間の体と心に影響を与えることがある。
大きな音は出てないので、お隣さんとしては騒音の自覚が低いかもしれません。
ですがエアコン・エコキュートの室外機から出る低周波音を聞き続けると、不眠症の原因にもなってしまいます。
とくにエコキュートのヒートポンプの動作音は注意が必要です。
なぜならエコキュートのヒートポンプは、深夜に動くからです。
夜寝るときになって、枕元で低い音を出されるのは、耐えがたき拷問でございます。
3・子供が道路で遊ぶ声・音。
一軒家、とくに新しい分譲地に多い騒音問題が、子供が道路で遊ぶ音・声です。
・子供の笑い声。
・子供の大きな奇声。
・子供が泣く声。
・子供を怒る親の怒鳴り声。
・ボールを投げる音、弾む音。
・ガラガラガラと金属を引きずる音。
想像しただけで頭が痛くなりそうですね。
数人の子供だけなら許容できても、なかには複数の家族が集まって、集団で騒ぐこともあります。
道路は通るための場所であり、遊ぶ場所ではありません。ですので、子供たちを道路で遊ばせてはいけません。
しかし道路は公共物であることから、
「ちょっとぐらい道路で遊ばせてもいいよね。」
「近くに公園がないから、仕方がない。」
「○○君が遊びに来たけど、遊ぶ場所がない。」
など理由をつけて道路で遊ぶ人が多いのが現状です。
「道路は公共物。だから自由に使っていい」と解釈した人の中には、親も一緒になってバーベキュー・鍋パーティーをする人もいます。
闇が深い・・・。
このような人たちを「道路族」といいます。
道路族の問題は一軒家の騒音問題をこえる、根深い問題でございます。
4・ペット(おもに犬)の鳴き声がうるさい。
一軒家で注意したいのが、ペット(おもに犬)の鳴き声です。
一軒家ではペットとして犬を飼う人も多く、それゆえお隣さんとのトラブルも多いです。
・車、バイク、通行人が通るたびに吠える。
・毎朝、決まった時間に吠える。
・夜、室内から吠える声が聞こえる。
犬好きの方にとっては、おそらく許容範囲なのでしょう。
しかし犬に興味のない人からすれば、犬の鳴き声はただ頭に響くうるさい音でしかありません。
犬に対する価値観の差も大きく、飼い主に苦情を伝えても解決しないケースも多いようです。
5・忘れてはいけないのが、自宅の2階からの騒音。
一軒家の騒音をざっとご紹介しました。
しかし1つ忘れております。・・・イエス、それは自宅の2階から響く騒音ですね。
その原因は、
・子供たちが2階で飛び跳ねた。
・子供がおもちゃを落とした。
・ドアをいきおいよく閉めた。
などです。
とくに木造住宅はとにかく響くので、子供たちがジャンプするたびに「ドゥフゥーーーーーーン・・・」と重低音がします。
「騒音=家の外から聞こえる音」だけでなく、一軒家では家の中(1階と2階)でも騒音問題は発生します。
子供が2階でジャンプする音は、どう控えめに表現してもうるさいです。
一軒家の騒音問題への4つの対策・対応方法。
では一軒家の騒音問題は、どう対応すればいいのでしょうか?
穏便に解決するために、次の方法をおすすめさせて頂きます。
1・お互い様の精神で許容する。コミュニレーションを取る。
騒音問題に限らず、この手のご近所問題のもっとも確実な解決手段は、「お互い様だと思って、許容すること」です。
あなたが音を出されて迷惑と感じているように、お隣さんもあなたの音をうるさいなと思っております。
相手を許容して許すには、コツがあります。
日ごろからあいさつ、会話をしてコミュニケーションを取ることです。
コミュニケーションの大切を理解する、簡単な例があります。
・まったく知らない人が騒いでいる。
・親しい友人が騒いでる。
この2つで怒りのゲージが振り切れるのが早いのは、「まったく知らない人が騒いでいる」ですよね。
イエス、すぐに通報しましょう。
情けをかける余地もなく、すぐさま警察に突き出します。
ですがこれがお互いよく知っている人なら、どうでしょうか?
「いつも静かにしているから、今日ぐらいはいいか・・・」
「おすそ分けもらったし、これぐらいはいいか・・・。」
「こちらも迷惑かけてるし、少しぐらいいいか・・・。」
「お互い様の精神」で少しぐらい大目に見てあげられますよね。
もちろん、度を行き過ぎた場合は、しかるべき対応が必要です。
一軒家の騒音問題の解決は、お互い様の精神で許容するのが一番です。
そのためには日ごろからコミュニケーションをとっておくのが大切ですよ。
▽騒音問題でなくても、「お互い様の精神」は大切です。
2・注意する・防音設備を入れるなど、具体的なアクションで改善する。
では許容できる騒音を越えてしまった場合はどうするか?
・・・イエス、具体的なアクションをして改善するしかありません。
騒音問題を解決する具体的なアクションとしては、
・お隣さんに注意、指摘する。
・防音パネルを設置する。
※屋外用:1㎡あたり21,000円~(工事費別)
・2重サッシにする。
などがあります。
しかし騒音問題を解決する具体的なアクションへの、過度な期待はしない方がいいです。
なぜなら騒音問題は根っこが深いので、お金・時間をかけたところで解決できない場合が多いからです。
むしろ、逆切れされてトラブルになった・・・というケースもあります。
通常の騒音の範囲なら、お隣さんも常識を持ち合わせていることでしょう。
しかし度が過ぎた騒音を出している方ならば、常識が欠けている可能性が高いです。
常識の欠けた方に社会のルールは通用しません。あなたが良かれと思ってしたことも、すべて裏目に取られるかもしれません。
い、いや、それはお宅がうるさいからでして・・・
「君子、危うきに近寄らず」、とはよく言ったもので、「危険だな、ヤバイな・・・」と思う人・場所には近づかないのが鉄則です。
騒音問題を解決しようとして、思わぬところに火が燃え移らないか?・・・それが心配なのです。
3・間取りを工夫する。
では騒音問題はどう対応したらいいのか?
それを解決する1つの方法が「間取り」です。
一軒家特有の問題として、
・寝室の近くに駐車場がある。
・寝室の近くにエアコンのファン/エコキュートのヒートポンプがある。
などがあります。
これは「夜、静かな寝る場所で、音が出る」から問題なのです。同じ車のエンジン音も、昼間に聞くだけなら多少気になる程度です。
ですので、寝室での騒音が気になる場合は、思い切って間取りを変えることも1つです。
寝室が1階にあるならば、入居後に2階に移すのもおすすめです。
▽あなたの間取りは大丈夫ですか?
ネットから簡単に間取りを作ってもらう方法は、こちらです。
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4・家を売却して引っ越しする。
「騒音問題について、できることはすべてやった。それでもうるさい・・・。」
ということならば、家を売却して引越しすることをおすすめします。
「せっかくマイホームを買ったのに、売却して引越しだと!?けしからん!」
というお気持ちはよく分かりますが、でもちょっと考えてみてくださいよ。
たとえマイホームを守り抜いたところで、そこに住む家族が満身創痍のボロボロでは意味がないですよね?
その家に住む家族が笑顔で、元気でいられてこそ、意味があるのがマイホームでございます。
一軒家は資産価値が下がりやすいので、売却時に住宅ローンが残りがちです。
ですが多少のローンが残っても、ストレスなく暮らせるメリットは大きいかなと思います。
・・・ということはありません。もう一度、やり直すことはできますよ。
耐えられないほど悩むのでしたら、一度清算して、やり直すこともおすすめします。
▽実際に住み替えをした体験談はこちらです。
まとめ:一軒家の騒音も根深い。
思いのほか長くなってしまい恐縮です。それほど、一軒家の騒音問題は根深い、ということなのですね。
一軒家でありがちな騒音問題としては、
・車のエンジン音、ドアを閉める音、車が通ったときの振動。
・エアコンのファン/エコキュートの運転音。
・子供が道路で遊ぶ声、音。
・ペット(おもに犬)の音。
・自宅の2階で子供がジャンプしたときの振動。
などがあります。
騒音への基本方針は、「お互い様の精神で許容する」が一番です。
お互い様の精神を持つためには、日ごろからのコミュニケーションが必要です。あいさつ・日常会話など積極的に話しかけましょう。
いきすぎた騒音への対策もありますが、過度な期待はできません。
またどうしても我慢できないようでしたら、売却して引っ越すことも視野に入れてくださいませ。
大切なマイホームを手放すのはつらいですが、そこに住む家族が健康であってこそ、でございます。
マイホームを高く査定するコツ。
「家を売却したとき、いくらになるの?」
「住宅ローンが残らないように、できるだけ高く売りたい!」
そのお気持ち、ごもっともでございます。
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