こんにちは。
マイホームを買ったとき、手元の現金が100万円をきってしまい、肝を冷やしました。
「マイホームの購入で、いくら貯金を残すべきか?」
これはとても悩ましい問題です。
しかし結論はとてもシンプルで、「残す貯金は多ければ多いほど、その後の暮らしは安定する」と言えます。
目安としては、生活費の半年~1年分の貯金を残しておくと安心です。
私はマイホームを買うときに頭金を払いすぎてしまい、手元の貯金が100万円をきりました。
マイホームを買ったばかりなのに、私は常にハラハラしており、頭金を多く払いすぎたことを後悔しました。
これからマイホームを購入される方。くれぐれも頭金の払いすぎにはご注意くださいませ。
この記事では、
・頭金を払いすぎて後悔したこと。
・マイホーム購入で貯金はいくら残すべきか?
について解説させて頂きます。
持つべきものは、現金。手元に現金。愛すべき、現金。
手元の現金はあなたのピンチを助けてくれますよ。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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この記事の概要
頭金を払いすぎて貯金100万円以下に。後悔したことは?
「頭金をたくさん払って、住宅ローンの借入額を減らそう!」
あなたはそんなアドバイスを耳にしたことありませんか?
・・・私ですか?私は人生の大先輩たる親から口を酸っぱくして言われてましたよ。
私はとても素直な性格をしているので、
これで住宅ローン返済は余裕ですな。ガッハッハ・・・
と、もてる貯金のほとんどを頭金に突っ込みました。
その結果、手元の貯金は100万円をきることに。
「これで住宅ローン返済は楽勝だな・・・」
と思っていましたが、いざマイホームを買って待っていたのは、「今仕事がなくなったらヤバイ」という恐怖でした。
どんなに後悔しても、払ってしまった頭金は返ってきません。
私はその後半年ほど、頼りない銀行通帳を眺めてはため息をつきました。
まさか職場で嫉妬をされるとは思わなかった。
「今仕事がなくなったらヤバイ!」
マイホームを買うとき、私はリストラにあっていたわけでも、机を窓際に移動されたわけでもありません。
極めて順調にサラリーマンを送っていました。
ですが、マイホームを買ったときに問題が起こりました。
「いいよな、お前はマイホーム買えて・・・。」
職場から聞こえてきた嫉妬の声に驚きました。
ある程度は予測はしてたものの、まさかここまで露骨にやられるとは。
「嫉妬=女性のするもの」というイメージが強いですが、いいえ、ちがいますよ。男の社会にも嫉妬はあります。
しかも男の嫉妬で怖いのは、一度火が着くと相手を社会的に抹殺するまで続くとか・・・。
たしかに男性の嫉妬なら権力・立場を使って相手を社会的に追い詰めるのはたやすいこと。
幸いにして私はなにごともなく終わりましたが、もし万が一のことを考えるとぞっとします。
なにせ当時の私は現金がなかったのですもの。
頭金を払いすぎて、貯金を減らしてしまったことを激しく後悔しました。
今仕事がなくなったら、3カ月も耐えられないという恐怖。
「マイホームを買って嫉妬された」と私は感じましたが、本当はそこまでの話ではなかったかもしれません。
ですが、そう大きく感じてしまったのは、私に心の余裕がなかったからです。
こ、これは何かの拍子で死ぬかもしれませぬぞ・・・。
相手からすれば、ちょっとしたブラックジョークだったかもしれません。ですが私は切羽詰まっていたのです。
手元に残った貯金は、家族4人が3カ月生きていくのがやっとの金額。
冷静に考えれば「今すぐ仕事を失う確率」は限りなく低いのでしょうが、切羽詰まった状況では冷静な判断ができません。
マイホームを買ったのにウキウキすることもなく、節約に励み、貯金が増えていくのをじっと耐え忍びました。
頭金を払いすぎると、手元の貯金がなくなります。
手元の貯金がなく、ちょっとした不安に襲われたときに冷静な判断ができなくなってしまったことに後悔しております。
入居して必要になる設備が買えなくて、不便な生活をすることに。
マイホームを買ったら、せっかくだからマイホームライフを楽しみたいじゃないですか。
あれこれ必要なものを買って楽しみたいじゃないですか。
私もそんな未来を描いてましたよ。ですが頭金を払いすぎて、手元に貯金がありません。
今仕事がなくなったら、3カ月も耐えられないという状況で、ふかふかのソファを買ったり、大きなテレビを買う勇気はありませんでした。
そのためマイホームに入居してからの生活は質素を極めました。いえ、質素を通り越して、かなり不便な生活でした。
ふ、不便だ・・・。
頭金を払いすぎてしまったがために、手元に貯金がない。必要なモノがあっても買えない。
これは歯がゆいです。後悔します。頭金を払いすぎたこと、ざんげします。
マイホーム購入で貯金はいくら残すべきか?
「頭金は多く払って、住宅ローン返済を楽にすべし!」
というアドバイスを素直に実行したところ、手元の貯金がなくなり、不便な暮らしをすることに。
ではマイホームを買うときは、貯金はいくら残すべきでしょうか?
半年~1年間生活できるだけの貯金があると安心。
マイホーム購入で手元に残す貯金の目安は、会社員の場合「月収の3~4カ月分」と言われてます。
ですが「月収の3~4カ月分」は、あくまでも最低レベルの目安かなと感じます。
「月収の3~4カ月分」の貯金があれば、
・失業リスク
・給料が下がるリスク
・病気、ケガのリスク
などのリスクに対応はできるでしょう。
ですがこの目安には、「心の余裕」が加味されていません。
毎日ピリピリするかもしれませんよ。
心の余裕を保つことを考えると、マイホーム購入で手元に残すべき貯金は、「月収の6~12カ月」の貯金が必要かなと思います。
月収30万円ですと、「180~360万円」の貯金ですね。これぐらいの貯金があると、心に余裕をもってマイホームライフを楽しめるはず。
ただしこの貯金の目安は最低レベルを通り越した、安全パイでの金額です。小心者の私が推奨する金額です。
「こんなに貯金ないよ!」と肩を落とす必要はありません。
頭金を払うメリットより、貯金を残すメリットの方が大きい。
マイホームを購入したとき、手元に残す貯金を増やすには?
・・・イエス、もっとも簡単な方法なのは、頭金を少なくすることです。
住宅購入で払う頭金を少なくすれば、それだけ手元に残る貯金は増えます。
頭金と手元に残す貯金のバランスは、判断が難しいところ。
ですが、
・住宅ローンが低金利である。(0.447% 住信SBIネット銀行 変動金利 2019年4月時点)
→住宅ローン返済で金利の影響は限りなく小さい。
・住宅ローン控除により、住宅ローンの残高の1%の税金が戻ってくる。
→住宅ローンが多い方が、戻ってくる税金が多い。
この状況を考えると、頭金を払うメリットよりも、手元に貯金を残すメリットの方が大きいです。
「メリットの大きい方に、資源(お金)を投入すべし」
というシンプルな理論に従えば、頭金にお金を使うよりも、手元に残す貯金を増やした方が賢い選択と言えます。
ただし頭金で金利の変わる住宅ローンも。
ただし頭金の支払い額によって、適用される金利の変わる住宅ローンもあるので注意が必要です。
たとえば35年間金利が変わらないフラット35では、頭金の金額によって適用金利が変わります。
・頭金が物件価格の1割以上:1.27%(住信SBIフラット35 2019年4月)
・頭金が物件価格の1割未満:1.56%(住信SBIフラット35 2019年4月)
※物件価格の1割を別の住宅ローンで借りることも可能です。
フラット35のように頭金の金額で金利が変わるならば、頭金の最低金額(物件価格の1割)は満たしたいところ。
こいつは・・・参りました・・・。
借りる住宅ローンによっては、手元に貯金を残そうと思っても、頭金を多く払わなくてはいけません。ご注意くださいませ。
まとめ:頭金よりも、手元に貯金を残した方が安心。
頭金を多く払うよりも、手元に貯金を多く残した方が安心です。
手元に残す貯金の目安は、
・月収の3~4カ月(最低レベル)
・月収の6~12カ月(余裕をもったレベル)
となります。
マイホームを買ったときに手元に貯金がないと、心の余裕がなくなってピリピリしてしまいますよ。
頭金を払わずに済むなら、できるだけ手元に残しておいた方が安心です。
どうしても住宅ローンを早く返済したいなら、繰り上げ返済という方法もありますしね。
後悔のない住宅購入を。それでは、また!
▽「頭金なしでも家が買えるの?」という疑問については、こちらで解説しました。
▽「住宅ローンは年収の5倍まで」というのは危険です。
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せっかくのマイホーム、お金の問題で後悔なんてしたくないですよね。
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▽住宅購入で悩んだら読んで欲しい記事をまとめました。ぜひ読んでください!
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