こんにちは、年収300万で建売住宅を購入した、でございます。
「家を自分で買うぞ!」と言いながら、親の資金援助を当てにしている方、いらっしゃいませんか?
いやですねぇ、もうお恥ずかしいですよ。いい歳した大人になったのに、親のお金を当てにしているなんて・・・
私は年収300万でありながら、家を買おうと決心してしまったので、完全に親のお金を当てにしておりました。完全にスネかじりでございます。
しかし事件は起こります。
親も住宅資金の援助をしてくれる話になっていましたが、私は資金援助の話をお断りし、1円も頂かなかったのです。
「ついに気が触れたか・・・ご愁傷様だ・・・」
親からお金を頂けるなんて、贅沢すぎます。ありがたすぎます。
親からの資金援助を断るなんて、頭がイカれたとしか思えません。ですが本当に断ってしまったのです。
そこでこの記事では、住宅購入で親からの資金援助を断った理由と、貰う時の注意についてまとめておきましょう。
あなたにそっとお伝えしますが、安易にもらうのは危険ですよ。
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この記事の概要
なぜ!?親からの資金援助を断った理由。
「家を買うなら資金援助するよ。」
住宅購入を控えて不安だった私の心に、親から暖かい言葉(とお金)は、とても沁みました。そして非常に心強かったです。
しかし私はありがたい住宅資金の援助をお断りしてしまいました。その理由は次の3つです。
1・親の口出しに耐えられなかった。
私が親の資金援助を断ったのは、親の口出しに耐えられなかったからです。
親が資金援助をしてくれるとき、かなりの確率でお金と一緒に口を出してくる親も多いことでしょう。
いいんです、いいんです。それが親心というものですから。子供が大人になっても、心配なんですよね。
イエス、それは頭では分かっておりますよ。
しかし私はどうしても親の口出しに耐えられませんでした。
「この家がいい」
「あの家はダメだ」
分かりますよ、それは私のことを心配して言ってくれているのだと。
しかしあるとき、私はぷつりと何かが途切れてしまったのです。
それを聞いた親の悲しそうな顔は今でも覚えております。30のオッサンが思春期みたいなマネしてごめんなさい。
しかし私は親に口出しされながら進める家作り、住宅購入がまったく楽しくなかったのですよ。いや、それ以上に苦痛でございました。
私は親からの口出しに耐えられなかった。だから、親からの資金援助を断ってしまったのです。
2・お金をもらって家を買う、後ろめたさ。
私が親からの資金援助を断ったのは、「お金をもらって家を買う」後ろめたさがあったからです。
「親からお金がもらえる!」と分かったときは、とても嬉しかったです。
しかし時を追うごとに私の心の中に芽生えてきたのは、後ろめたさと罪悪感だったのですよ。
・親にはもっと楽にさせてあげたい。
・親のお金は親自身の為に使って欲しい。
思春期にはそれなりに反抗して迷惑をかけた私ですが、今はもうすっかり丸くなった大人です。
突然会社を辞めて独立して、親の血圧を上げることはあっても、基本的には親孝行したいお年頃であります。
そう思えば思うほど、これから受取る住宅資金に後ろめたさを感じてしまったのですよ。
私が不甲斐ないばかりに・・・ぐすん。
「この年になっても親のお世話になるのか・・・。」
そう思うと胸が苦しくなり、涙がこぼれ落ちてしまうのであります。
そして私は、善意で差し出された親からの資金援助をお断りしてしまったのです。
3・親のアドバイスに疑問を感じた。
最後に私が親からの資金援助を断ったのは、親からのアドバイスに疑問を感じたからです。
住宅資金と同時にありがたい(?)アドバイスも下さった親ですが、どうにも私にはそれが正しいとは思えなかったのですよね。
親からのアドバイスをまとめると、
・住宅ローン返済はとにかく大変だ。
・住宅ローンは極力最小限にしろ。
・築年数が古く、立地が悪くて安い家を買え。
でございました。
まぁ実際に家を買って、住宅ローンを返済してきた経験者の言葉ですから、それもウソではないでしょう。
しかしですよ、親が家を買ったときと、私が家を買うときでは、状況が違いすぎるじゃないですか。
親が家を買ったとき、住宅ローンの金利は7%だったと聞いております。しかし今は、1%を切る超・低金利ではありませんか。
資金援助に漏れなくついてくるアドバイス。しかしフタを開けてみると、それは35年前の古いアドバイスであったのです。
時代を間違えたアドバイスにストレスを感じた私は、親の資金援助とアドバイスをお断りしてしまいました。
親から資金援助を受けるときの注意。
最終的に私は親からの資金援助は断ってしまい、1円も頂きませんでした。
しかし振り返って思うのは、「もっとうまいやり方があったのでは?」という後悔です。
だってそうじゃないですか。
親と揉めずにうまく家作りが進められたら、
・自分:住宅資金を援助してもらって助かる。
・親:子供のために行動できてよかった。安心。
まさにwinwinの関係なのですよ。
ですので、もし親から住宅資金の援助の話があったときは、ぜひ次のことに注意してくださいませ。
堂々とすること。
親から資金援助の話があったとき、堂々とすることが大切です。
私は親からお金をもらうことに後ろめたさを感じてしまい、ありがたいはずのお金に苦しめられてしまいました。
「大人になっても、まだ親のお世話になるのか。」
そう思うと、私は自分の不甲斐なさに、情けなくなってしまったのです。
しかし親からの資金援助を断ったとき、あんなに悲しそうな顔をした親を見て、私は思いました。
「親は子供の役に立ちたい。」
今や2人の子供の親となった私は、この言葉の意味が痛いほど分かります。私だって、子供の幸せのためなら、火中の栗だって喜んで拾ってきますとも。
それは見返りをまったく期待していない、本当の意味での無償の愛なのですよね。
別に子供から何かお礼を期待している訳ではありませんし。むしろ子供が悪態ついたって、それすら可愛いのですから。
これと同じなのですよ、親からの資金援助って。
ただ純粋に子供の役に立ちたいって思っているのですね。ホントありがたい限りです。
だからこそ、親からの資金援助をもらうことになったら、堂々としましょう。堂々と受取って、堂々と感謝しましょう。
それが一番の親孝行でございますよ。
自分の意見を主張すること。
親から資金援助をもらうとき、必ず自分の意見を主張することが大切です。
親にお金を出してもらっても、そこに住むのはあなたなのですし、これから住宅ローンを返済していくのはも、あなたなのですよ。
つまり一時的にお金を出してもらったとしても、これから先ずっと責任を負っていくのは、紛れもなくあなたでございます。
親に配慮して、欲しくもない家を買ってしまったら、それこそ最後です。
夢のマイホームになるはずが、後悔だらけのマイホームになってしまいますよ。
資金援助を前提としないこと。
そして最後に、親からお金を貰えることになっても、資金援助を前提とした住宅購入プランを立てないことが大切です。
親から資金援助がもらえると分かると、ついやってしまうのが、妄想シミュレーションでございます。
親からもらう予定のお金を返済シミュレーションに組み込む。それはそれで正しいでしょう。
・・・本当に親からお金が貰えるならね。
そうなのです、ご注意下さいませ。親だって人間ですから。これから家作りで親と揉めて、資金援助がなくなる可能性だってある訳ですからね。
ですから、親の資金援助を当てにするのは危険でございますよ。それがなくなったとき、あなたのマイホームプランそのものが消えてしまう危険があります。
親からの資金援助は、もらえたらラッキーと思ってるぐらいがちょうどいいのです。
まとめ:お金も出すが、口も出す!それに耐えられる?
それでは、まとめましょう。
親からの資金援助を断った理由ともらうときの注意は、次の通りでございます。
【資金援助を断った理由】
1・親の口出しに耐えられなかった。
2・お金をもらって家を買う、後ろめたさ。
3・親のアドバイスに疑問を感じた。
【資金援助をもらうときの注意】
1・堂々とすること。
2・自分の意見を主張すること。
3・資金援助を前提とすること。
親からの資金援助は大変ありがたい話です。それは子供の幸せを願う、親の無償の愛でございますから。
しかしとは言っても、お金のやり取りですので、安易に受け取るのはお控えください。
特に額が額なだけに中途半端な対応をしていると、納得できない家を買ってしまうかもしれません。
お金をもらっても堂々とする。これこそ、親から資金援助をもらう上で一番大切なことかもしれませんね。
ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!
家作りの相談は誰にしていますか?
親にも相談できないことは、ぜひ家作りのプロに相談してみてください。
親から住宅資金を受け取るには、メリットもデメリットもあります。
「お金がもらえる!ラッキー!!」と飛びつかない方が身のためですよ。