親からの資金援助を断って分かった、住宅資金を親に相談するメリット・デメリットとは?

こんにちは、年収300万で住宅購入したでございます。

 

家を買うことは、とても不安なことですよね。

なにせ年収の5倍、6倍もする住宅ローンを借金を背負うのですもの。不安に包まれて、一睡もできない夜だってありますとも。

住宅購入の不安にかられた時、ついつい救いの手を求めてしまうのが、親に住宅資金を相談することではないでしょうか?

・本当にこの物件でいいのか?

・この住宅ローンで完済できるのか?

・親が家を買ったときは、どうだったのか?

親という偉大な先輩に相談してご意見を伺えれば、これほど心強いことはありません。

それにあわよくば、住宅資金の援助をしてもらったりして・・・ぐししし・・・

しかしご注意して下さいませ。

親に住宅資金の相談をすることは、メリットだけではないのですよ。最悪、住宅購入が「なかったもの」として流れてしまうリスクもあるのです。

 

そこでこの記事では、住宅資金を親に相談するメリット・デメリットについて解説させて頂きましょう。

「親に相談しようかな・・・」と思っていたあなた。親にご相談する前に、どうぞ記事を最後までお読みくださいませ。

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親からの住宅資金の援助を断ったことがある。

「住宅資金を親に相談するメリット・デメリットとは・・・」と、本題に入る前に、少しだけ身の上話をさせてください。

私は建売住宅を購入するとき、親からの住宅資金の援助をお断りし、相談することを辞めた経緯があります

ありがたいはずの資金援助を断るなんて、変な話ですよね?でもこれには理由があるのです。

 

はじめての住宅購入でとても不安だったので、私は親にいろいろと相談しておりました。

・家のこと

・土地のこと

・お金のこと

親も私と同じ年の頃に家を買ったので、人生の先輩として相談していました。そしてありがたいことに、親から住宅資金の援助の話まで頂きました。

よかった・・・これで安心して家が買えますぞ・・・!!

しかし、事件は起こります。

こともあろうか、ありがたい資金援助をお断りして、私は自己資金だけで家を買ってしまったのです。(お祝いとして引っ越し代は頂きました。)

私が親からの援助をお断りしたのは、親に住宅資金を相談したときのデメリットの方が大きくなったからです。

 

「このままでは、資金援助どころか、住宅購入そのものがなくなりそうだ・・・!!」

 

親子関係もギクシャクしはじめた頃、私は住宅資金の援助を丁重にお断りし、親に相談することも控えました。

 

住宅資金を親に相談するメリット。

親から住宅資金の援助をお断りし、相談することを控えた身で恐縮ですが、親に住宅資金の相談をすることはメリットがたくさんあります。

とくに親も同じように住宅購入を経験しているならば、人生の先輩として参考になる話が聞けますよ。

 

住宅購入の不安から解放され、安心できる。(ただし同じ意見だった場合のみ)

親に住宅資金の相談をする最大のメリットは、とても安心できることです。

「分かる、分かる!」

「これなら大丈夫!頑張って!」

「それは大変だね・・・。無理しないで。」

自分の住宅資金プランに対して、親が賛成してくれるだけで、とても安心することができます。

親からの励ましの言葉には、不思議な安心感があります。

ほかの住宅ローンの専門家が「大丈夫」というより、親が「大丈夫」と言ってくれた方が心が落ち着きます。

親元を離れて独立したとはいえ、やはり親は親、子供は子供で変わらないのでしょうね。

親父から「大丈夫だ、頑張れよ」と優しく言われたであります・・・。

お、親父ぃ・・・(号泣)

不安な住宅購入の時期に、ふと親に優しく応援の言葉をもらった。ここは男泣きする瞬間でございましょう。

住宅ローン返済のシミュレーションを繰り返しても、住宅購入の不安はつきません。

胸の奥に巣食った不安を取り除けるのは、偉大な先輩である親の優しい言葉だけであります。

 

経験者の生の声を聞くことができる。

普段は小うるさい(!)親かもしれませんが、住宅購入においては偉大な先輩でもあります。

・家を買った楽しさ、喜び。

・住宅購入の不安を解消した秘訣。

・辛かった住宅ローンを乗り切った方法。

家を買い、子供を育ててきた親は偉大でございます。これまで色々経験し、乗り切ってきたことでしょう。

とくに親の住宅購入体験は、あなた自身の住宅購入の条件(収入、物件価格、地域、好みなど)が似ているものです。

つまり、ネットに転がっている住宅購入体験談よりも、親の住宅購入体験談はリアリティが高いのですよ。

私の父は転職してまだ日も浅いうちに、高い金利を押し切って、(たぶん収入も高くないだろう時期に)住宅を購入。

・・・私と同じ状況すぎて笑えるのですが・・・親子ですなあ・・・。

多くを語らずとも、親の通ってきた道、背中を見るだけで、自分の進むべき道が見えてきます。

 

住宅資金を援助してもらえるかもしれない。

親に住宅資金を相談するメリット、それは住宅資金を援助して貰えることではないでしょうか。

住宅を購入した人へのアンケート調査では、4割の方が親から資金援助を受けたと回答しています。(ARUHI調査

親の方から資金援助を申し出てくれるケースもあり、わが子の住宅購入を応援したい親心も見え隠れします。

ですので、親に住宅資金を相談してみると、棚からぼたもちのごとく、住宅資金を援助してもらえる可能性がございます。

 

・・・え?親に相談しても、そんなえげつないことは思っていないですと?

いやいや、無理しなくてもいいんですよ。私だって、心の奥底ではちょっと期待してたんですから。

 

しかしですよ、これが実に難しいのです。

だってほら、単刀直入に「家が欲しいから、お金ちょうだい!」とは口が裂けても言えないじゃないですか。

それとなく言葉巧みに使って、親の方から「援助しようか?」と言わせたいではありますせんか。

子供を広い家でのびのびと育てたいです(ちらり)。しかし会社の業績が悪くて給料が増えません(ちらり)

ああ、困ったなぁ、家が欲しいなぁ、子供をのびのびと育てたいなぁ・・・(ちらりちらり)

「家が欲しいから、お金ちょうだい」と言えたらどんなに楽なことでしょうか・・・。

 

親に住宅資金を相談するデメリット。

08e52cdf6522eafd070571b437159297_s親に住宅資金を相談するメリットはたくさんございます。基本的にはどんどん相談するべきでしょう。

しかしご注意下さいませ。ありがたいメリットに隠れて、親に住宅資金を相談するデメリットもあるのです。

 

賛成してくれるとは限らない。

まず最初にお伝えしたいのが、親に住宅購入を相談した結果、親は必ずしも賛成するとは限らないということです。

・まだ家を買うのは早い。

・住宅ローンが大変だ。賃貸で十分だ。

・転勤させられるかもしれない。

・物件価格が高い。もっと安いのでいい。

・ここの土地は地盤が弱い。ダメだ。

親に住宅資金を相談した結果、もしかしたら予想に反して大反対されるかもしれません(私は大反対されました)。

マイホームの夢を打ち壊すような言葉でも、それは子を心配するが故です。親心というものですね。

悪意があって言っている訳ではありませんが、賛成してくれると思っていた親に言われると、すごく落ち込んでしまいます。

家を買うのが早いのも分かってます。年収が足りないのも分かってます。物件価格が高いのも分かってます。

でも、「どうしたらいいか、分からない」から相談したのではありませんか!?

・・・私だって・・・私だって・・・ぐすん・・・

「助けて欲しい、話を聞いて欲しい。」

「この苦しみを共感して欲しい。」

親なら分かってくれると思ったから相談しているのに。

しかし返ってくる言葉が、優しい言葉とは限らないのですよ。(愛のムチともいえます)

親に住宅資金を相談するときは、このデメリットを忘れてはいけません。

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住宅購入が破綻するリスク。

予想に反して親から反対意見がでてくると、最悪の場合は住宅購入が破綻する可能性もあります。

とくに住宅購入に必要な頭金(諸経費含む)を、親からの援助で賄おうとしていたときは危険です。

親の資金援助を頭金の一部にすることは、住宅購入ではよくある話です。

しかし物件を選び始めたときに親に反対されると、親の援助が貰えなくなり、住宅購入そのものが「なかった」ことになってしまいます

お、お父様、私がこの家を買うのに反対でもいいので・・・どうか資金援助だけはして下さい・・・!

「この家を買うのに反対してもいいから、お金を出して欲しい。」

文字に書き起こしてみると、いかに厚かましいお願いか、よく分かりますね。

ですが親からの資金援助を頭金に使うつもりならば、おでこを地面にこすりつけてでも援助を頂く覚悟が必要でしょう。

「さすがに、そんなことはできねぇ・・・」と思うのであれば、やはり親からの資金援助は、あくまでも「援助」の枠にとどめておく必要があります。

援助があってもなくても、家が買える資金プランが大切ですね。

 

口出しされる可能性。

ありがたく親から資金援助して貰えることになっても、むじゃきに喜べる状況とは限りません。

なぜならこの世には「タダほど怖いものはない」からですよ。

 

「お金を出すけど、口も出す。」

 

親から資金援助を受ける引き換えに、あなたの夢のマイホームに口を出される可能性があります。

・この家は高い。もっと安い家にした方がいい。

・このオプションはいらない。どうせ使わない。

・間取りが悪い。考え直せ。

ちくちく攻められると、ストレスで禿げます。大切な髪が抜け落ちてしまいます。

しかし普段ならスパっと言い返せるのですが、親からの資金援助がかかった家ですから。

我慢だ・・・。お父様に反対されて資金援助がなくなったら、私は家が買えません・・・我慢だ・・・。ふるふるふる・・・

親にお金を出して頂く以上、親の話を無視することはできません

しかし親の意向に従った家は、果たして本当にあなたが欲しかった家でしょうか?(私は違いましたよ)

 

まとめ:住宅資金を親に相談するのも、よしあし。

それでは、まとめましょう。

住宅資金を親に相談するメリット・デメリットは次の通りでございますよ。

【メリット】

1・住宅購入の不安から解放され、安心することができる。

2・経験者の生の声を聞くことができる。

3・あわよくば住宅資金を援助してもらえる可能性がある。

【デメリット】

1・賛成してくれるとは限らない。

2・最悪、住宅購入が破たんするリスクがある。

3・口出しされる可能性。

親に住宅資金を相談するのは、当たり前のことかもしれません。

不安で押しつぶされそうな住宅購入で、親から優しく応援されると、とても安心できます。

しかし親に相談する前に覚えておきたいのが、「賛成されるとは限らない」ということですね。なにぶん、金額が金額な買い物なので、親も真剣(マジ)で意見してきますよ。

親に住宅資金を相談するときは、慎重にいきましょう、慎重に!

それでは、また!

 

親に住宅資金を相談する前に、一度「住宅ローンのプロ」に相談してみることがおすすめです。

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