持ち家は資産か負債か?家を買ったからこそ分かった、家が資産である理由と条件。

こんにちは。

 

持ち家は資産か、それとも負債か?

これから家を買う方にとって、非常に悩ましい問題でございます。

資産と負債とざっくりご説明すると、

資産:お金を増やすもの。

負債:お金を食いつぶすもの。

と、言うことができます。

新築住宅の資産価値は、購入後20年でほぼゼロになります。

家を買っても、資産価値はなくなる。だから「家=負債」・・・というのが、よくあるロジックです。

 

しかし、本当にそうなのでしょうか?

いいえ、マダム。

持ち家こそ、最大の資産でございますよ。負債などではありませんよ。

年収300万でありながら持ち家をゲットした私は、気がついてしまったのです。持ち家が資産たる理由を。

 

そこでこの記事では、持ち家が資産である理由をご説明させて頂きます。

「持ち家は負債だから、買うの辞めようかな・・・」と思っていた方は、ぜひ最後までお読みくださいませ。

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資産とは何か?

資産と負債。簡単にいえば、

資産:お金を増やすもの。

負債:お金を食いつぶすもの

なんですが、ここではもう少し整理してお話させて頂きます。

 

経済的価値のある、土地・建物・金銭・証券など。

「資産」を国語辞典で調べてみると、

個人または法人の所有する金銭・土地・建物などの総称。財産。

資産の意味:goo辞書 資産より

と、意味不明な文字列がでてきました。

難しい言葉ばかり並んで、さっぱり意味が分かりません。

ははー、なるほど。

・・・すみませんが、もっと分かりやすく教えてもらえませんか?

つまり資産とは、お金のことです。

しかしお金以外にも、お金のように価値のあるもの(土地・建物・証券)も資産になります。

ですが、「土地・建物・証券」であっても、お金のような価値がなければ資産になりません。

つまるところ、

お金:すべて資産

土地・建物・証券:お金のような価値があれば、資産

ということですね。

ですので、誰も欲しがらない山奥に土地を持っていても、それは資産とは呼べません。

高いお金を払ってまで欲しい土地こそ、資産と呼べるのです。

 

「資産は私のポケットにお金を入れてくれる。」(ロバート・キヨサキ)

資産の意味を、より分かりやすく教えてくれる魔法の言葉がございます。

有名な著書「金持ち父さん・貧乏父さん」に、次のようなフレーズが登場します。

資産は私のポケットにお金を入れてくれる。

負債は私のポケットからお金をとっていく。

金持ち父さん貧乏父さんより

なるほどですね。

銀行預金、株式はそれだけでお金を増やしてくれます。需要の高い土地も、資産価値が上がります。

しかし持ち家は・・・?

・・・はて、しかし持ち家は私のポケットにお金を入れてくれるのでしょうか。

むしろ修繕費や保険やらでお金を取られそうなのでありますが・・・?

持ち家は買ってからお金がかかります。税金もリフォーム代も必要です。

そう考えると、やはり持ち家はポケットからお金を取っていく負債になるのでしょうか?

 

持ち家が資産になる理由。

「やはり持ち家は負債なのか・・・」

 

いいえ違います。冒頭で申し上げた通り、持ち家は資産なのであります。

なぜなら持ち家は、そこにいるだけで私のポケットにお金を入れてくれる、とても頼もしい存在だからです。

持ち家が資産である理由は、3つあります。

1・税制優遇で、家を持っているだけでお金がもらえる。

2・土地の資産価値はゼロにならない。

3・生活基盤を強くし、お金を守り、増やす。

では詳しくご説明させて頂きましょう。

 

1・持ち家だけの特権、税制優遇&補助金。

持ち家に対する税制優遇&補助金は格別です。

・住宅ローン控除:住宅ローンの1%が控除される(10年間)

・すまい給付金で30万円ゲット

ただ家を持っているだけなのに、税金を優遇してもらえます。

さらにただ家を持っているだけなのに、30万円ももらえます。

ただ家を持っているだけなのに、お金が増えましたぞ・・・。

これは間違いなく、「持ち家は資産」であります。

もちろん適用には条件はありますが、すべて適用されれば疑いようのない資産でございます。

 

ちなみにですが、住宅ローン控除の破壊力は抜群です。

借りた住宅ローンの残高1%が税金控除されるので、例えば3,000万円の住宅ローンを借りた場合、

 

3,000万円×1% = 30万円

 

これが10年間続きますので、

 

30万円×10年間 = 300万円

 

10年間でトータル300万円のお金を払わずにすみます。(住宅ローンの残高は減っていくので、控除額は実際には少なくなります)

 

乱高下して安定しない株式と比べたら、家を持っているだけで10年間ずっと稼ぎ続けてくれる持ち家が、どれだけ優秀なことか・・・ご理解頂けるでしょう。

一生稼がせてくれる資産などありません。

それを踏まえると10年間だけでも稼がせてくれる持ち家は、素晴らしく優秀な資産といえるのです。

 

2・必ず「土地」という資産が残る。

持ち家が負債だと言われるのは、家の資産価値がゼロになっていくからです。

おっしゃる通り、家の資産価値はどんどん下がり続け、最終的にはゼロになります。

しかしそれは「家の資産価値」だけの話です。家の立っている「土地」の資産価値はゼロにはならないのです。

ですので住宅ローンさえ払い終わってしまえば、残された土地は純度100%の資産でございます。

なるほど、つまり家を貸してもいいし、売ってもいいし、ずっと住んでもいいのですね。

当然ながら資産である以上、土地の価格が下がることもあり得ます。

しかし先ほども申した通り、ほかの資産も価値は増減します。

お金:円安、円高

株式、証券:値上がり、値下がり

つまるところ、資産価値は右肩あがりどころか、常に一定になるものはありません。資産である以上、増減するのは自然の摂理なのです。

 

持ち家を買うことは、半分は「家を買うこと」ですが、もう半分は「土地(不動産)を買うこと」です。

住宅購入とみせて不動産購入。これは立派な資産購入ではありませんか。

 

3・生活基盤を強くし、お金を守り、増やす。

「資産はお金を増やすもの」

一方的にイメージしてしまうと、大切なことを見落としてしまいます。

資産はお金を増やすものですが、直接は増やさなくても、間接的にお金を増やす資産もあります。

イエス、それこそ、

 

「生活基盤を強くし、お金を守り、増やす」

 

で、ございますね。

 

持ち家を買うと、生活基盤が安定します。気軽に引っ越しできない反面、どっしりと構えて生活することができます。

・引っ越し費用がかからない。

・生活スタイルの変化にあわせて、モノを買い替える必要がない。

・時間的コストがかからない。

生活基盤が強くなると、ライフスタイルの変化にあわせてお金を使うことがありません。

つまり、稼いだお金をしっかりと守ることにつながるのです。

お金を守ることは、お金を増やすことの第一歩です。しっかりお金を守れない人に、お金を増やすことなどできません。

 

「これからは資産だ!お金を増やすぞ!!」

 

上を向いて意識高く生きるのも大切ですが、まずはご自身の足元を見てくださいませ。

足元の地盤は、しっかり固まっていますか?地盤が軟弱なのにジャンプしようとすると、深みにハマってお金を失ってしまいますよ?

 

ですので、持ち家は資産なのです。

生活基盤を強固にし、これから増えるお金を受け止める受け皿となるのです。

直接的にお金を生み出さなくても、間接的な資産価値も考慮すべきでしょう。

 

持ち家が資産になる条件。

持ち家は資産ですが、ご説明させて頂いたとおり、ほかの資産と比べて特殊な性格をしております。

ですので、「すべての持ち家が資産か?」と聞かれたら、その答えは「ノー」でございます。

持ち家が資産になる条件は、次の2つがあります。

 

1・物件価格が安いこと。

持ち家が資産になる条件は、物件価格が安いことです。

最新設備や高材素材を盛り込んだハイグレード住宅よりも、シンプルな設計の作りの家の方が、資産価値は高くなります。

なぜなら「家」の資産価値は、ひとしく下がるからですよ。

立地のよしあしを除けば、家の価値はひとしく下がり、20年後にはボロ家(資産価値ゼロ)になります。

だって想像してみて下さいよ。

・当時4,000万円だった、築20年の中古住宅

・2,000万円の新築住宅。

あなたはどちらに価値があると思いますか?

お言葉ですが、家を作ってから20年もすれば、当時の面影をたもつことは至難の業かと思いますよ。

ですので、持ち家に資産価値を求めるならば、家本体の価格は安い方がいいのです。

家本体の価格が安い方が、価格の下落幅も小さくなります。

 

持ち家が資産になるには、お金をポケットに入れてくれるから。

しかし家そのものにお金をかけすぎてしまうと、入ってくるお金をかき消してしまうので、注意が必要です。

家本体の金額を抑え、「住宅ローンの返済額=家賃」とすることができれば、とても頼りがいのある資産になるでしょう。

大丈夫でございます、見栄とプライドを捨てれば、オシャレな家よりシンプルな家がきっと欲しくなりますよ。

 

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住宅ローンの金利が低いこと。

持ち家が資産になる条件は、住宅ローンの金利が低いことであります。

持ち家が資産といえるのは、住宅ローン控除で住宅ローンの1%が控除される影響が大きいです。

しかしもし仮に住宅ローンの金利が1%以上では、実質その差額分、お金はポケットから取られている、ということになってしまいます。

な、なんと・・・資産だと思っていた家が実は負債であったですと・・・!?

・・・嫌だ。そんなの嫌であります。

嫌であろうが、買ってしまった後(住宅ローンを契約した後)では、どうしようもありません。

ですので、住宅を購入するときは、しっかり住宅ローンを検討し、住宅ローンを1%以下にする必要があります。

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まとめ:持ち家は資産。ただし条件もある。

それでは、まとめましょう。

持ち家が資産になる理由と条件は次の通りであります。

【資産になる理由】

1・住宅ローンの1%が10年間も控除される。(住宅ローン控除)

2・必要書類を提出すれば、最大30万円貰える。

3・住宅ローンを完済すれば、土地という資産が必ず残る。

4・引越しで間取りが変わらない為、同じ用途のモノを買い直す必要がない。

【資産になる条件】

1・付加価値の高い家よりも、シンプルで安い家。

2・住宅ローンの金利は1%以下。

持ち家は資産なのか、負債なのか。

一般的には「持ち家=負債」と呼ばれますが、本当は購入する家によっては、とても頼りになる資産になります。

実は私も持ち家は負債だと習っておりましたが、家を買っただけであれこれでお金が増えているのに驚いている次第です。

持ち家は資産でございます。

買うかどうか迷っていらっしゃるなら、「資産価値」という側面で家を考えてみてはいかがでしょうか。

それでは、また!

 

思い立ったら、すぐ行動した方がいい。

「家が欲しい!」と少しでも思うなら、すぐに行動すべきです。

なぜなら住宅購入は「欲しいと思ったときが、一番の買い時」だから。一番欲しいと思える今、買うタイミングを逃してしまうと本当に後悔しますよ。

 

しかし何も行動しないままでは、マイホームの夢は叶いません。

マイホームの夢の第一歩は、住宅展示場に行く前にカタログ・資料を請求することをおすすめします。

住宅展示場のデメリット

・営業マンに拘束される。

・親切に対応されると、断りづらい。

・断りづらいと、うっかり契約しがち。

ふらりとモデルハウスに立ち寄ってしまい、長時間拘束された上に、断りづらい雰囲気なんてイヤですもんね。

ですので、まずはハウスメーカーのカタログ・資料を請求しましょう。

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