こんにちは、年収300万円で建売住宅を買った、でございます。
あなたにとって、「いい家の条件」とは何でしょうか。
「いきなり何を難しいこと言ってるの?どうしたの?」と、思われたあなた。ご安心下さいませ。私はいつも通りでございます。
私は土地建物付きで2,000万円という、お値段的にも性能的にも、いい家とは言えない建売住宅を購入しました。
しかし私はこの家が大好きで、とても満足しております。私にとって、まさにこの家こそ、「いい家」なのであります。
しかし不思議だと思いませんか?
これまであなたが思ってきた「いい家」とは、
・最高グレードの断熱材を使用してます!!
・国産のヒノキをふんだんに使いました!!
・細部のデザインまでこだわった、デザイナー住宅です!!
このような高級住宅を「いい家」だと思っていませんでしたか?
「安物の家なぞ、いい家ではない!」と思いませんか?
ではどうして、安く、性能も高くない家が、私にとって「いい家」なのでしょうか?
そっと胸に手を当てて考えた私は、7つの条件(つまり、いい家の条件)が揃っていたことに気がつきました。
そこでこの記事とは、「いい家の条件」について解説いたします。
これまでのいい家の概念を、粉々に打ち砕かせて頂きましょう。
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この記事の概要
いい家の7つの条件。
私の買った建売住宅は、お世辞にも「いい家」とは言えない安い家でした。
しかしどうして私は、安い建売住宅に満足しているのでしょうか?自分が買った家だから、無理やり納得させているのでしょうか?
・・・いいえ、マダム。それはですね、次の7つの条件を満たしていた家だからですよ。
1・身軽な家であること。住宅ローンは軽くしよう!
いい家の1つの目の条件は、「身軽な家」であることです。
・住宅ローンの負担が少ない。
・家計へのダメージが少ない。
・精神的負担が少ない。
家を買うことによる負担が少なく、気持ちが楽になる家。心身ともにリラックスできる家こそ、いい家でございます。
だって考えてもみて下さいよ。
もしも家を買ったことで、住宅ローン返済が大変で家庭がギスギスしたら・・・。
もしも家を買ったことで、毎年行っていた家族旅行に行けなくなったら・・・。
それでは私は一体何のために汗水垂らして働いているのか、さっぱり分かりません!もうやってられません!
家を買うことで、大切な何を失ってしまうような家。これでは、いい家とは言えませんよね。
いい家とは、買った人が楽に、自由に、リラックスできる家です。
購入するときの負担が少なく、住宅ローンが軽いことが絶対条件でございます。
2・疲れない家であること。デザインよりも、実用性。
いい家の2つ目の条件は、疲れない家であることです。
凝ったデザインよりも、使いやすい実用的なデザイン。ストレスのない間取りが優先されます。
「毎日暮らす家だからこそ、そこでの暮らしは極力ストレスフリーが望ましい。」
そう私が実感するのは、小さい子供(4歳と2歳の男の子)の子育ての真っただ中だからです。
天使の顔をした小悪魔たちは、
・フローリングに傷をつける。
・床にシールを貼る。
・壁に落書きをする。
まさにやりたい放題、血管が切れそうな毎日でございます。
家を買う方には、私と同じ子育て世代の方も多いはず。
そんな方は家のデザインをこだわってしまうと、逆にそれが原因でイライラして疲れる家になってしまいます。
「毎日暮らす家だからこそ、疲れない家が一番」
オシャレなデザインは、子供と一生に住むには不向きです。
シンプルで使いやすい内装&間取りこそ、いい家の必須条件であります。
3・便利な家であること。立地は命。
いい家の3つ目の条件は、便利な家であることです。
便利な家とは、そこでの暮らしが便利になる家でございます。つまり「立地がいい」、ということですね。
立地はとても大切ですよ。
なぜなら立地だけは、自分の努力で改善できないからです。
・周辺のアクセスが悪い(スーパー、病院、駅など)
・学校が遠く、送り迎えが大変。登下校が心配。
・会社までの通勤時間が長く、朝早く、帰りも遅い。
こればかりは自分の努力では、どうにもなりません。
安さに負けて立地の悪い家を買ってしまうと、末代まで不便な思いをします。
何をするにも不便、いちいち不便。
毎日ストレスを抱え、買わなきゃよかったと後悔する。
自分の努力で改善できないだけに、後悔してしまいますよね。
ですが逆に立地のいい家を買ってしまえば、それはこの先もずっと「便利な家」なのです。
会社までのすぐ近くの立地なら、毎日の通勤で「この家を買ってよかった!」と思いますよ。
子供の学校が近ければ、登下校の心配がいりません。
つまり立地さえよければ、その家は便利な家、ということでございます。
毎日の通勤に買い物に、学校に。あらゆるシーンで「この家を買ってよかった!」と思うはずです。
▽立地の選び方は、こちらでも解説しています。
4・丈夫な家であること 。欠陥があるだけで「疲れる家」になる。
いい家の4つ目の条件は、丈夫な家であることです。
「丈夫な家だから、ちょっとの地震や台風が来ても大丈夫。」
買った家に全信頼をおけることで、はじめて安心できますし、ほっとできるのです。
しかし床が傾いていたり、基礎にヒビがあったりすると、不安で夜も眠れない日が続きます。
・・・不安で夜も眠れません・・・。
家に不安要素があるだけで、安心して住めたものではありません。
だからこそ、家は丈夫でなくてはいけません。
高級材料なぞ使わなくていいから、とにかく欠陥なく、基準をすべて満たしている家を作って頂きたい。
どんなにオシャレでハイスペックな家でも、欠陥があって不安で眠れない家ではまったく意味がないのです。
▽欠陥住宅を見抜くため、内覧会ではここをチェック!
5・静かな家であること。周辺環境は予想以上にストレスになる。
いい家の5つ目の条件は、静かな家であることです。
周辺環境は予想以上にストレスになるもので、
・車が通る音
・工事の音
・夜に人が集まってしゃべる声
などなど、毎日暮らすからこそ、小さなことにも敏感になってしまいます。
でも不思議ですよね?
友達の家で車の音が聞こえたぐらいでは、まったく気にならないじゃないですか。
でも自分の家で、毎日のように車の音を聞き続けると、すごくストレスになるんですよ。
毎日同じ音を聞き続けると、慣れるどころか、どんどん敏感になってしまうのです。
ちなみにですが、「いい家を買ったぜ!」と自負している私の家は、袋小路の突き当りにあります。
これがですね、めちゃくちゃ静かなのですよ。ここは森の中ですかと?スズメの鳴き声が癒されますぞ、と。
遅刻率は高いですが、住んでるだけで癒される住環境でございます。
家の性能が高くなくても、周辺環境が素晴らしい(静か)であれば、その家はいい家でございます。
▽静かな住環境は、袋小路・旗竿地がおすすめです。
6・楽しい家であること。家にお金をかけるより、住んでからの娯楽費に。
いい家の6つ目の条件は、楽しい家であることです。
その家に住むことで、毎日が楽しくなる。それでこそ、いい家と呼べるのでございます。
マイホームを手に入れて、毎日の暮らしを楽しくするコツは2つあります。
まず1つは、持ち家ならではの娯楽を楽しむことです。
・自宅でバーベキューをする。
・家庭菜園を楽しむ。
・車・バイクいじりをする。
・池を作る。
・ホームシアターを完備する。
持ち家ならではの楽しみを、思う存分満喫できる家。これを「いい家」と言わずして、何と呼べばいいのでしょうか?
もう1つは、家にお金をかけないで、その分、家族で遊ぶためにお金を使うことです。
家の値段には天井がなく、オプションを追加していくだけで50万、100万、軽く上乗せされる世界です。
家を買っている最中は、高額な数字に目がマヒしてしまうので、50万、100万円が安く感じてしまいます。
家は一生に一度の買い物だし、50万円なら、まぁ、いいっか。お願いします♪
・・・ですが、ちょっとお待ちください。
軽いノリで依頼した50万円のオプションですが、50万円もあれば海外旅行に行けますよ?
海外でなくても、国内旅行に10回いけますよ?(日帰り)
家にお金をかけなければ、それだけ手元にお金が残ります。
手元に残ったお金で、ぜひ家族みんなで旅行して欲しいと思います。
「家を買った後に、楽しい思い出が作れる家。」
これをいい家と呼ばずして何とお呼びしたらいいものか・・・私には分かりませんよ。
7・最も大切なのは、いい家族であること。
そして最も大切な7つ目の条件は、いい家族であることです。
色々といい家の条件を書いてきましたが、つまるところ、これに尽きます。
どんな家に住んでいようが、そこに住んでいる家族が「いい家族」なら、その家は「いい家」になるのですよ。
夫婦仲はもちろん、子供同士、親子関係。いつも笑い声が聞こえてくる家族であれば、どんな家だって構いません。
いい家族である限り、住んでいる家こそ、最高の家なのです。
もうこれだけで、ほかに何もいりません。床暖房が欲しいとか愚痴ってすみませんでした。
どんな家も、いい家族を受け入れてくれる箱にすぎません。大切なのは、中身(家族の暮らし)でございます。
いい家を求める前に、まずはいい家族であることを心掛けてください。
いい家族であることが、いい家の条件になります。逆はありません。
まとめ:家は箱、大切なのは中身(家族の暮らし)
それでは、まとめましょう。
いい家の条件とは、次の7つでございます。
1・身軽な家であること。(住宅ローン返済が楽)
2・疲れない家であること。(デザインよりも実用性)
3・便利な家であること。(とにかく立地)
4・丈夫な家であること。
5・静かな家であること。
6・楽しい家であること。
7・いい家族であること。
私はお値段的にも、性能的にも高くない建売住宅を買いました。
しかし私は今、非常に幸せなのですよ。「この家を買って本当によかった!」と毎日幸せをかみしめております。
ですので、やはり「いい家」とは値段ではないのですよ。
家は家族を受け入れる箱。大切なのは箱ではなく、中身(家族の暮らし)でございます。
箱ばかり着飾っても、中身を受け入れる寛容さがなくては意味がありません。
買ったことで家族の暮らしが圧迫されるのは、本末転倒なのです。
マイホームをお探しの方、ぜひ視点を変えて、家作りをしてみてくださいませ。
ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!
▽「まだ家は早い・・・」と思っていると、後悔してしまいますよ。
▽家を損得だけで考えるのは、とてももったいないことです。
▽「安い建売住宅だけど、この満足ハンパない・・・!!」
その秘密を知りたくはないですか?
▽「家、そろそろ欲しいかも・・・」
と思ったら、いきなり住宅展示場に行く前に、ハウスメーカーのカタログを請求することがおすすめです。
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