建売住宅の売れ残りは買っても大丈夫?メリット・デメリットを本音で語る!

こんにちは。

 

「この建売住宅、売れ残っちゃって・・・。」

「だから、500万円値引きしてます。」

 

衝撃的な値引きがされている建売住宅、見たことありませんか?

建売住宅は建築してから売れ残ると、毎月のように値引きされていきます。

ですが日々進みゆく価格破壊を見ていると、とても不安になるのですよね。

2,500万円だった物件が、いまや1,980万円にまで値下がりしました。

魅力的な価格ですが、しかしここまでしても欲しい人がいないのでしょうか。不安であります。

値引きしても売れない。売れ残る。

いつまでも売れない建売住宅を見ると、「なにかある」と売れない理由をかんぐってしまいますよね。

 

では売れ残った建売住宅は、はたして買うべきなのでしょうか?それとも見送った方がいいのでしょうか?

この記事では、

・売れ残った建売住宅が値引きされる理由

・売れ残った建売住宅のメリット、デメリット

・売れ残った建売住宅は、買っても大丈夫か?

について、解説させて頂きます。

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売れ残った建売住宅が値引きされる理由。

売れない建売住宅は、どんどん値引きされます。毎月のように値引きされていきます。

ですがちょっと考えると、不思議だと思いませんか?

 

建売住宅は、食品のように賞味期限はありません。

売れなかったからと言って、急に劣化するものでもありません。

それなのに、「早く売らねば!」と明らかに焦りが伝わるほどの勢いで、値引きされていきます。

イエス、マダム。

なぜなら建売住宅は、建築してから1年がすぎると、新築と呼べなくなるからです。

だから、急いで売りたがるのです。

ご存じでしたか?建売住宅は建築して1年がすぎると、新築ではなくなってしまうのです。

 

建築して1年がすぎると、新築と呼べなくなり、未入居物件になる。

建築して1年がすぎた建売住宅は、新築ではありません。

「未入居物件」となります。つまり、中古物件扱いになるのですね。

建築して1年が過ぎると未入居物件(中古物件)になってしまうので、ハウスメーカー(不動産会社)は血眼になって1年以内に売り切ろうとするのです。

 

ですがあなたは、中古物件といっても、まだ誰も住んでないので、

 

「ま、建築してから時間が経った、新築みたいなものでしょ?」

 

と思いませんでしたか?

イエス、これがですね、新築と未入居物件(中古)ではぜんぜん違うのですよ。

新築では瑕疵担保責任が10年間保証ですが、未入居物件(中古)ではたった2年しか保証されません

瑕疵担保責任とは?

基礎、柱などの構造躯体や、雨漏りなど、建物の主要部分を保証する制度。

新築住宅では10年間保証されるが、中古住宅では2年間保証となる。

建売住宅を買ってからの保証が10年なのか、2年なのか。これは大きな問題です。

そのため高くても新築を選ぶ人が多く、ますます売れ残ってしまうのです。

 

だからこそ、ハウスメーカー(不動産会社)は、必死になって売ります。1年がすぎると、ますます売れなくなるからです。

もちろん、早く売って現金化したい思惑もありますが、それ以上に大きいのは「1年がすぎると、新築でなくなる」からでございます。

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売れ残った建売住宅を買うメリット・デメリット。

では、売れ残った建売住宅を買うメリットは、どんなことがあるのでしょうか?

買ってしまったがために受ける、デメリットは何でしょうか?

 

相場よりも安く買える。しかも圧倒的に。

ご説明するまでもなく、売れ残りの建売住宅を買うメリットは、相場よりも安く買えることです。

しかも、「圧倒的に」、でございます。

売れ残りの期間が長くなるほど、建売住宅は値引きされます。

値引き交渉をすることなく、自ら価格を下げてくれます。ただ待っているだけで、建売住宅がお得に買えるなんて、実に素晴らしいですよね。

 

売れ残りの建売住宅は、建築してから1年までをピークに一気に値下がりし、1年がすぎてから(未入居物件になってから)は値下がりは緩やかになります。

売れ残りの建売住宅の値引き幅の目安は、

・建築して1~3か月:50万円

・建築して3~6カ月:100万円

・建築して6~10カ月:200万円

・建築して12カ月直前まで:300~500万円

で、値引き額は加速度的に増えていきます

※物件のグレード、ハウスメーカー、土地の価格にもよります。

 

さらに値引き交渉も成功しやすい。

売れ残りの建売住宅のメリットは、値引き交渉しやすいことです。

ハウスメーカー(不動産会社)は、ただでさえ「早く売りたい!」と焦っているので、値引き交渉での勝率が高くなります。

 

とは言え、売れ残りの建売住宅は、ほっといても値段が下がっていくので、わざわざ値引き交渉の必要性を感じません。

ただでさえお得に買えるので、「ま、値引き交渉はいいか・・・」と妥協しがちです。

ですが、ご注意くださいませ。

イエス、マダム。

しかし例え10万円の値引きでも、それは大金ではないですか?

つまりはそういうことなのです。

住宅購入時は大きな金額を見ているので、金銭感覚がマヒしてますが、たとえ10万円の値引きだって大きいですよね。

 

ですので、売れ残りの建売住宅でも、容赦なく値引き交渉を持ち掛けましょう。それが相場より安い金額でも、でございます。

値引き交渉は、買主の正当な権利です。堂々とやったりましょう。

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建築後のトラブルが表面化した状態を確認できる。

売れ残りの建売住宅を買うメリットは、まだあります。

それは建築後に起きるトラブルが、表面化した状態を確認できることです。

 

住宅の欠陥や不具合は、建築してすぐに発見できるものと、時間をおいて気がつくものがあります。

・基礎の強度不足(家の重みで、ゆっくり基礎にヒビが入る)

・屋根の雨漏り、防水施行不良(水漏れはゆっくり進行する)

・断熱不良による、内部結露(結露によるカビの発見は時間がかかる)

新築住宅で「欠陥住宅だ!」と騒ぐのは、住み始めてしばらく時間が経ってからが多いです。

 

ですが売れ残りの建売住宅ならば、建築してから時間が経っているので、問題の多くは表面化しております。

不具合があるとしたら、何かしらの症状が現れ始めます。

売れ残りの建売住宅は「安いだけ」という印象ですが、実は建物の状態をよく確認してから買えるメリットがあるのです。

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売れなかったには、「なにかしらの」理由がある。

意外にもメリットの多い売れ残りの建売住宅ですが、やはりデメリットもあります。

デメリットとは、売れなかったには、「なにかしらの」理由があることです。

多くの人が見学して、それでも買わなかったのには必ず理由があります。

・日当たりが悪い。

・間取りが悪い。

・騒音がある。

・隣人に問題がある。

・大雨で浸水した。

・工事に不備がある。

・土地が使いずらい。

・宣伝をしなかった。

・担当営業マンに落ち度がある。

などなど、売れない理由はさまざまですし、1つではなく、複数かもしれません。

しかし間違いなく言えるのは、

 

「売れなかったには、理由がある」

 

というシンプルな理論です。

売れるものは、売れるべくして売れます。

売れないものは、売れないべくして売れません。

どうしてその建売住宅が売れなかったのか、理由をはっきりさせることが大切です。

 

建売住宅の売れ残りは、買っても大丈夫なのか?

いくら安い金額で売られていても、住宅購入は一生に一度の買い物ですから。

本当に買っても大丈夫なのか、不安になりますよね?

私の見解を述べさせていただきますと、

イエス、マダム。

売れ残りの建売住宅は、買っても大丈夫でございます。

ただし、売れなかった理由に納得することが必要です。

ということでございます。

 

売れ残りの建売住宅が心配にみえてしまうのは、重大な欠陥(基礎の強度不足、雨漏りなど)によるところが大きいです。

しかし売れなかった原因は、必ずしも「構造的に問題があるから・・・」ということではありません。

その意味では、安心です。

 

ただし、売れなかったからには、何かしらの理由があります。

まずはそれをしっかり確認することが大切です。

その上で、その理由が「自分が許容できるか?」を冷静に考えて、値段と天秤をかけて判断すれば、後悔を防げます。

 

もし売れなかった理由があなたにとって許容できるなら、それはお宝物件でしょう。

ちょっと不具合はありますが、なに気にするほどでもありません。

こんな素敵な建売住宅が500万円引きで買えるとは、まったく他の人はもったいないですなぁ・・・。

売れ残りの建売住宅を見つけたら、お宝探しのつもりでチェックしてみると楽しいですよ。

 

本当にその物件でいいのですか?あとから後悔しませんか?

売れ残り物件だからと言って、問題があるわけではありません。

ですが、あえてお聞きします。

本当にその物件でいいのですか?

売れ残るからには、何かしらの理由があります。

私が聞いたところでは、

・分譲住宅のうちで、一番遅くに完成した。

・分譲住宅のうちで、一番作業が雑だった。

・建材を落としたらしい。

などなど、ご近所さんからの目撃証言をうかがったことがあります。

 

住宅購入は一生に一度の買い物です。

本当にその建売住宅でいいのか、今一度考えても遅くはありません。

建売住宅を検討するときは、ネットに公開されていない未公開物件を含めて検討することが大切です。

 

▽ネットに公開されていない人気物件を探す方法は、こちらです。

ネットで公開されない建売住宅の人気物件・未公開物件を見つける方法。

2017.11.03

 

まとめ:売れ残りの建売住宅は、お宝かもしれない。

「この建売住宅、売れ残っちゃって・・・。」

「だから、500万円値引きしてます。」

 

売れ残りの建売住宅は、「売れ残り」と「破格の値引き」が同時に攻めてくるので、買っていいものか、すぐに判断がつきません。

そんなときは、売れ残りの建売住宅のメリット、デメリットを冷静に考えてみましょう。

・相場よりも圧倒的に安く買える。

・さらに値引き交渉がしやすい。

・建築後のトラブルが表面化した状態を確認できる。

・売れなかったには、何かしらの理由がある。

・1年売れないと「未入居物件」となり、新築の手厚い保証が受けられない。

売れないからには、なにかしらの理由がありますが、はたしてその理由は何でしょうか?

売れ残りの建売住宅を買うときは、まずは売れなかった理由をしっかり確認することが大切です。

その上で、「自分は許容できるか?」を考えましょう。

もしも売れない理由が許容できるなら、それはあなたにとってのお宝物件ですね!

ぜひ素敵な住宅購入を。それでは、また!

 

ネットに公開されない人気物件を探すには?

ご存知ですか?

建売住宅の人気物件は、ネットに公開されないのですよ?

なぜなら人気がありすぎてすぐに売れてしまうので、わざわざ公開する必要がないのです。むしろ公開してしまうと問合せが増えすぎて、対応できなくなることも。

このようにネットに公開されない人気物件を、「未公開物件」と呼びます。

建売住宅で後悔しないためには、「未公開物件」までしっかり検討する必要があります。

 

建売住宅の未公開物件を探すには、不動産会社に紹介してもらうのが1番。

そこで便利なのが、タウンライフ不動産です。

タウンライフ不動産では、希望条件を1回入力するだけで、全国300社の不動産会社から未公開物件をどしどし紹介してもらえるのです。

未公開物件を探す、もっとも効率的な方法ですね。

人気エリア・人気メーカーの建売住宅は、あっという間にうれてしまいます。

チャンスを逃して後悔しないよう、ぜひ登録してみてください。

 

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▽希望の物件はすべて検討しましたか?建売住宅の資料請求の仕方1つで、100万円変わりますよ。

100万円得する、建売住宅(分譲住宅)の資料請求の3つのコツを伝授する。

2019.01.04

 

▽購入に踏み切る前に、建売住宅の購入の流れを押さえておきましょう。

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