【体験談】こんな不具合があった!新築・建売住宅の引き渡し前のチェック項目。

こんにちは。

 

新築・建売住宅を購入するとき、引き渡し前に最後の内覧会があり、これがとても重要なのです。

イエス、マダム。

なぜなら住宅購入は、内覧会で確認した現況での引き渡しとなるからです。

つまり、内覧会で指摘しなかったことは、購入後、不具合として認められないのですよ。

引き渡し前の内覧会では、外装・内装・クリーニング状況などの最終チェックをします。

内覧会で指摘したところは、引き渡し前にハウスメーカーによって補修されます。

ですが指摘しなかったところは、購入後に発見しても不具合として認められません

 

だからこそ、引き渡し前の内覧会では、細かい不具合も見落とさないようにチェックが必要です。

購入後に泣き寝入りをしないためにも、引き渡し前の内覧会では何が何でも不具合をすべて発見しなくてはいけません。

 

そこでこの記事では、新築・建売住宅の引き渡し前の内覧会でのチェック項目について解説させて頂きます。

私が家を買ったときに発見した不具合の写真も掲載しましたので、どうぞ最後までお読みくださいませ。

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引き渡し前の内覧会での不具合の見つけ方。

新築・建売住宅の引き渡し前の内覧会には、万全の体制で挑む必要があります。

不具合を見つけるには、事前準備と不具合を見つける手順が大切です。

 

準備するもの。

新築・建売住宅の内覧会にいくまえに、こちらを準備しておきましょう。

・家の図面

・赤ペン

・LEDライト

・ふせん

・デジカメ

・スコップ(重要)

専門的な道具ではないので、簡単に準備できるものかと思います。

あまりに身近なものすぎるので、うっかり忘れないようご注意くださいませ。

・・・はっ!・・・ず、図面が・・・ない・・・

つい・・・うっかりと・・・

やれやれ・・・

 

図面を見ながら、確認した場所をチェックしていく。

引き渡し前の内覧会で不具合を見つけ出すには、図面を見ながら確認することがおすすめです。

図面を見ながら確認し、確認した場所を図面に記入していきます。

図面に記入していくことで、「どこを確認したか?」「どこを確認していないか?」が、視覚的に分かります。

ほほう・・なるほど、これならチェック漏れがないですな。

いくら「つぶさにチェックしてやるんだ!」と息を巻いても、所詮は人間のやることですから、確認漏れするのですよ。

引き渡し前の内覧会で見つけ損ねた不具合は、購入後に見つけても取り合ってくれません。

ですから、図面を見ながら確認し、視覚的に「どこを確認したか?」を分かるようにチェックしていくのです。

 

見るだけでなく、手で触りながら確認する。LEDライトで照らす。

内覧会で不具合を見つけるために、全神経を集中して目を凝らすのもよくありません。

なぜなら素人のあなたがいくら目を凝らしたところで、不具合は発見できないからです。

そこでおすすめしたいのが、手で触りながら確認することです。

・壁紙

・フローリング

・キッチン

・ユニットバス

・窓

など、これらすべて触って確認しましょう。

(さわさわ・・・)・・・むむっ!今、チクッとしましたが、釘が飛び出ていますぞ。

見落としがちな小さな傷や不具合は、さわりながら確認すれば見落としません。

時間はかかりますが、ゆっくり・じっくりチェックしていきましょう。

 

不具合にふせんを貼っておく。

不具合を見つけたら、忘れないように不具合にふせんを貼っておきましょう

引き渡し前の内覧会で発見する不具合は小さな傷が多いので、発見してもしるしをつけておかないと、不具合がどこかに行ってしまうのですよ。

・・・はて、発見した不具合がなくなりましたぞ?

ははー、さては私の見間違いだったのですな、はいはい、そういうことですか。

不具合は小さいですが、ちょっと釘が飛び出しているだけでも子供はケガをします。

見つけた不具合を見失わないように、不具合にふせんをはっておきましょう。

なお、この作業はハウスメーカー(不動産会社)の担当者がしてくれるときもあります。

 

家の現況を写真に撮っておく。

また不具合でなくても、引き渡し前の内覧の状況をこまかく写真に撮っておきましょう。

新築・建売住宅は「現況」での販売になりますので、「現況」の証拠を撮っておくのです。

 

引き渡し前の不具合を修正するために、工事業者が家に入りますが、そのときに新しく傷がつくかもしれません。

のちのち抗議するときの証拠を押さえておくために、引き渡し前の内覧会ではデータ容量ギリギリまで写真を撮り続けましょう。

 

新築・建売住宅の引き渡し前の内覧会のチェック項目。

では新築・建売住宅の引き渡し前の内覧会では、どこ・どうやってチェックすればいいのでしょうか?

のちのち後悔しないためには、次の項目を全力でチェックしてください。

 

クリーニング状況。ゴミが落ちてないか?

まず大前提になりますが、引き渡し前の内覧会ではクリーニング状況を確認してください。

・汚れはないか?

・傷はないか?

・ゴミは落ちてないか?

「これぐらいの汚れ、あとで掃除してくれるんでしょ?」と、思っているのは、人が良すぎでございます。

「これぐらいやってくれるでしょ?」は、不動産取引では残念ながらありません。

現況での取引になるので、引き渡し前の内覧会で指摘しなかったら、汚れたまま(ゴミ放置)です。

これが最後の内覧になるので、室内に汚れが多ければ毅然とした態度でクリーニングを依頼しましょう。

 

私が内覧したときは、なぞの虫の羽が散乱してました。

気持ち悪いので、即クリーニング依頼させて頂きました。

 

フローリングの傷、汚れ

新築・建売住宅のフローリングは、傷・汚れがないはずです。

ですので傷・汚れを発見したら、どんなに小さくてもそれは立派な不具合です。

フローリングの傷・汚れは見つけずらいので、LEDライトで反射させて見つけましょう

このとき、床に這いつくばっても問題ありませんぞ!

もちろん、私は這いつくばりましたよ、ガッハッハ!

やれやれ・・・

この内覧会で最後でございます。恥ずかしがって後悔するなら、這いつくばった方が100倍いいと思いませんか?

 

壁紙の傷、汚れ(天井含む)

新築・建売住宅の引き渡し前の内覧会では、壁紙のチェックは超・重要です。

なぜなら壁紙の不具合が本当に多いからですよ。

・壁紙の汚れ

・壁紙が破れている。

・壁紙から釘が出ている。

おそらく工事の途中で傷がついてしまったのでしょう。

私の購入した家でも、壁紙の不具合は多かったです。

何かをこすった跡

なぜか飛び出ている釘

白い壁紙では不具合を見つけづらいので、手でさわりながら確認しましょう。

 

コーキングの仕上がり。

細かいところですが、コーキングの仕上がりの確認も大切です。

コーキングとは?

気密性・防水性を高めるために、隙間に目地材(ゴムのようなもの)を充填すること 

新築・建売住宅でコーキングが多用されているのは、キッチン・バスの水を使う場所です。

水が建物に入らないように、しっかりと隅がコーキングされている必要があります。

 

ですが中には、コーキング材が少なく、コーキングに切れ目ができている場合もあります。

小さな隙間でも、のちに大きなトラブルのもとになるので、引き渡し前の内覧会ではコーキングの仕上がりをよくチェックしましょう。

 

ドア、キッチンの扉、クローゼットの扉、窓を動かしてみる。

引き渡し前の内覧会では、見るだけではなく、実際に建具を動かしてみて、不具合を確認することも大切です。

・ドア

・キッチンの収納扉

・クローゼットの閉まり具合

・窓の動き

動きが悪いようであれば、不具合として修繕を依頼しましょう。

 

こちらは私が引き渡し前に発見した、キッチンの収納扉の不具合です。

見た目的には普通ですが、片方の扉を閉めると、なぜか片方の扉が開く謎仕様でした。

修繕依頼をした結果、引き渡し日にはなぞの不具合はなくなっていました。

 

水は出るか?水は流れるか?

当たり前すぎて確認を忘れてしまいますが、必ず

・水は出るか?

・水は流れるか?

の確認をしてください。

 

・・・え?なになに?そんなの当たり前すぎだろ・・・とおっしゃるのですか?

ははー、なるほどですね。

いいえ、マダム。

当然「水は出て、流れる」と思っていて確認をしないと、入居した後に不具合に気がついて、泣きを見るハメになってしまいますよ。

 

水が出るのも、水が流れるのも、現代の家では当たり前のことです。

しかし俗に言う欠陥住宅では、

・水は出ても、水が流れない(途中で漏れる)

・水は流れるけど、水の出が悪い(途中で漏れている)

ということがあります。

引き渡し前の内覧会で欠陥を発見できれば、問題を未然に防げます。(お金を払う前なので、ダメージが少ない)

しかし引き渡してから気がついたら、すでに住宅ローンを背負っているので、修繕してもらうにしても受けるダメージは大きくなります。

 

引き渡し前の内覧会では、当たり前のことこそ、きちんと丁寧に確認しましょう

これぞ後悔しない住宅購入の鉄の掟でございます。

 

外壁の仕上がり、傷、汚れ

引き渡し前の内覧会では、室内だけでなく、外装も確認してください。

傷、汚れはもちろん、

・タイルの剥がれ、ヒビ

・基礎コンクリートのヒビ、汚れ

・雨どいの取り付け具合

なども要チェックでございます。

基礎コンクリートをまじまじと見てみると、意外にもヒビがあることに驚くでしょう。

ヒビがある家を買っていいものか迷ったら、こちらの記事をご覧下さいませ。

買ってはいけない!?基礎にひび割れのある建売住宅を買った3つの理由!

2017.10.01

 

境界線の標識

引き渡し前の内覧会では、今後起こりうるトラブルの種を根絶やしにしなくてはいけません。

そのためには、必ず境界線の標識を確認しましょう。

どこからどこまでが自分の敷地なのか、標識で見えるようにしておくと、のちのトラブルが防げます。

 

いくらお隣さんがイイ人だと言っても、同じ状況が10年、20年と続く保証はありません。

こまかくて申し訳ないですが、20年先のトラブルを予防する意味でもしっかりと確認すべきです。

 

庭の土の中

そして最後に確認するのは、庭の土の中です。

 

「庭の土の中ですと・・・?そんなカバな・・・(ぷぷぷ)」

 

と、心の中で私を小カバにした人、多いのではないでしょうか。

イエス、イエス、いいんですよ、私のことを小カバにしようとも、世の中から住宅購入で後悔する人が少なくなればいいので。

ですが、これだけはお伝えしたいのです。

イエス、マダム。

何かを隠すのは、いつの時代も「土の中」でございます。

あなたの家の庭の土の中、なにが入っているか分かりませんよ・・・。ふふふ・・・

 

これは脅しでもなんでもなく、ただ事実を申し上げただけです。

事実私の買った家の庭からは、

・コンクリート破片

・釘

・割れた皿(陶器)

が多数発見されました。

これは明らかに何か捨てられないものを庭に埋めた形跡でしたが、残念ながら引き渡し前の内覧会で見抜けませんでした。

住宅購入後に悔しい思いをしたくないなら、持参したスコップで庭の土を掘りましょう。

 

まとめ:ガチで後悔しないために、執拗に確認すべし。

新築・建売住宅の引き渡し前の内覧会で確認すべきことを列挙しました。

確認すべきことは、定番~当たり前すぎて見落としがちなこと、そしてマニアックなことまでさまざまです。

・クリーニング状況。ゴミが落ちてないか?

・フローリングの傷、汚れ。

・壁紙の傷、汚れ(天井含む)

・コーキングの仕上がり

・ドア、キッチンの扉、クローゼットの扉、窓を動かしてみる。

・水は出るか?流れるか?

・外壁の仕上がり、傷、汚れ。

・境界線の標識。

・庭の土の中。

これだけの項目ですから、引き渡し前の内覧会は時間がかかります。お覚悟を決めてのぞんでください。

 

「私の建てた家は、有名ハウスメーカーだから大丈夫!」

「知人の紹介で建てたから、疑うなんて失礼!」

 

と思っているのが、一番危険ですよ。くれぐれもご注意くださいませ。

ぜひ素敵な住宅購入を。それでは、また!

 

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