こんにちは。
「これだ!」と思う建売住宅に出会ったら、その場で契約したくなるのが人の心というものです。
だってぐずぐずしているうちに、ほかの人に買われてしまったら、後悔しきれないじゃないですか。
建売住宅は、この世に同じものは2つと存在しません。
だからこそ、即決するときは即決してしまった方が後悔しないものでございます。
私も3年前に建売住宅を買いましたが、内覧してから2週間後にはすでに契約を済ませていました。
検討していた期間は、実質3日でしたでしょうか、なかなかの即決ぶりでした。
そこでこの記事では、建売住宅を即決で契約しても失敗しない購入基準について、解説させて頂きます。
私が2週間で即決したノウハウをすべて詰め込めました。ぜひ最後までお読みくださいませ。
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この記事の概要
建売住宅で、即決をせまられる理由。
建売住宅の内覧会に行くと、営業マンから必ず聞かされる言葉がございます。
「住宅ローンの金利が低い、今が買うチャンスですよ!」
「人気物件なので、明日になったら他の人に買われているかもしれません。」
「購入の申し込みだけでもいかがですか!?」
ウソかホントか分かりませんが、建売住宅を内覧すると、焦らされて、即決を求められます。
家はウン千万もする高い買い物なのに、どうして建売住宅は今すぐ即決を求められるのでしょうか?
売れるかどうか分からないけど、もう建てちゃった。
建売住宅で即決をせまられるのは、建売住宅は売れる前に家を建ててしまったからですよ。早く売ってお金を回収したいという思惑があるからです。
それもそうですよね、だって家ですよ?しかも土地を買ってですよ?
いやはや栃木の片田舎の安い土地を買い叩くならいざ知らず、都心のクソ高い土地を買っていたら、それは焦りますよ。早く売りたいと切に願いますよ。
しかも建てたはいいですが、すぐに売れずに「売れ残り」なイメージがついてしまったら最悪じゃないですか。
それは一生懸命、早く売りますよ。即決させたいですよ。ほかの物件なんて、見て欲しくないですよね。
ははー、なるほど。・・・20組の家族が見ても誰も買わない物件、ということでよろしいのですな。じろり・・・
売れるかどうか分からないのに、土地を買って家を建ててしまったのが建売住宅。
お金を回収するために、ハウスメーカーは必死になって営業してくる訳でございます。
即決は悪いことなのか?
建売住宅には、すぐに売りたい事情があるのです。
タイムリミットにせまられた営業マンは、買ってくれそうな見込み客を逃すまいと、必死に営業してきます。
建売住宅を即決することは、営業マンの術中にハマったようで、悪いイメージがあります。
ですが2週間で即決してみて気がつきましたが、やはり建売住宅には「即決すべきとき」もあるのではないかと感じます。
出会った運命の家が、誰かに買われて後悔しませんか?
建売住宅を内覧したときに、体中に電撃が流れる瞬間はないでしょうか?
まさに私のことを待っていたかのような家でありますぞ・・・ね、!?
欲しい家の条件をすべて満たした、運命の家に出会うことがあります。
・立地よし
・デザインよし
・間取りよし
・築年数よし
・価格よし
家を買うときは「よく比較しろ」とおっしゃいますが、果たしてこれより好条件の家は存在するのでしょうか。
出会った瞬間に心を奪われる、運命の家に出会ってしまうことがあります。
しかし住宅購入のセオリーどおり、即決を避けてじっくり検討していると、ほかの誰かに買われてしまうかもしれません。
あなたはせっかく出会った運命の家がほかの誰かに買われてしまっても、本当に後悔しませんか?
三代先まで後悔して悔みます。毎晩懺悔(ざんげ)しても足りません。
欲しいと思ったものは、何が何でも手に入れたい。それが例え即決であろうとも。
▽「家を買うのはまだ早い・・・」なんて思ってると、後悔してしまいますよ。
即決で失敗しないための判断基準は?
しかし即決してでも欲しい運命の家とは言え、何の判断基準もなく、運命に導かれるまま即決していたら、マジで欠陥住宅を買ってしまいそうで怖いです。
そこで必要になるのが、「即決で失敗しないための判断基準」でございます。
私が建売住宅を即決しても1ミリも後悔していないのは、4つの判断基準があったからです。
1・「家を買おうと思った初心」を満たしている。
建売住宅を即決しても失敗しないためには、そもそも「どうして家を買おうと思ったのか?」と初心を忘れないことが大切です。
色々な物件を内覧しているうちに、「あれもいい、これも素敵だ」と、少しづつ家を買おうと思ったきっかけを忘れがちになってきます。
家を買おうと思ったきっかけは、「広い一軒家で、のびのびと子育てがしたかったから」かもしれません。
しかし内覧しているうちに、気がつけば興味は、
・家の間取り
・家のデザイン
・最新設備
・省エネ設備(断熱性能など)
に向いてはいませんか?
広い家に住みたいだけだったのに、いつの間にか断熱性能を検討しておりましたぞ・・・?
「家が欲しいと思った、最初の理由は何ですか?」
その理由を満たしている家ならば、例え即決しても失敗することはないでしょう。
2・家の予算(住宅ローンの上限)を決めておく。
また、予め家の予算(住宅ローンの上限)を決めておくことも大切です。予算内での即決なら、失敗することも少ないですよ。
予算が大切なのは、たくさんの物件を見ていると、とても素敵な物件に出会い、心を奪われることがあるからです。
あなたの心を奪う物件に限って、高いのでありますよね。イエス、まさに「いいものは高い」という、大変シンプルな原理でございます。
しかも、住宅購入は一生に一度と覚悟した買い物じゃないですか。
ですから、どうしても「いいもの」を見てしまうと、欲しくなっちゃうのですよね。
・・・営業マン様、この金額に値引いて下さいませんか!?
まぁ私はお値引き頂いて予算内に収まったので、即決しましたが。
・かわいい
・素敵
・快適
・オシャレ
家を即決する判断基準で、このような抽象的なワードはとても危険です。
予算(お金)という、公平で絶対的な基準があると判断に迷いませんよ。
▽住宅購入の予算の決め方は、こちらで解説しています。
3・家の構造に問題がない。
「家の構造に問題がない」ことも、即決するための判断材料として、とても重要でございます。
建売住宅を内覧していると、家のデザインや間取りなど、パッと見て分かりやすいものに目が行ってしまいがちです。(当然ですね)
しかしでございますよ、家でもっとも大切なのは、目に見えない「家の構造」ではありませんか?
特に家の主要構造部は大切ですよ。
家の主要構造部とは?
建築基準法では、
・壁
・柱
・床
・梁(はり)
・屋根
・階段
を住宅の主要構造部と定めている。
一方、間仕切り壁や間柱、最下階の床、小梁、庇、局部的な小階段、屋外階段などは、主要構造部とはいわない。また基礎も、主要構造部には含まれない。
引用:weblio 家の主要構造部より
建売住宅を即決することは、悪いことではありません。
しかし身を持って即決して買ったからこそ、言いたいことがございます。
残念ながら住宅には一定の割合で欠陥住宅があります。
即決するからには、自分の目で家の構造に問題がないか、今一度確認する必要がございましょう。
素人でも家の構造を判断するには、床下に潜るのが一番です。
床下に潜って
・基礎の仕上がり
・床の水平
・断熱材の施工状態
など、建売住宅を裏側からチェックしましょう。
内覧会には汚れてもいい服を持参して、床下に潜って家の構造をチェックするのは必須項目でございます。
▽内覧会ではすみずみまでチェックしましょう!
4・立地に妥協しない。
そして最後に、建売住宅で即決して失敗しないには、立地で妥協してはいけません。
建売住宅は注文住宅と違い、標準的な暮らしを想定して間取り・仕様を決めています。
だから建売住宅では、あなたの理想を100%叶えてくれる家は「ない」と断言してもいいでしょう。
ですのである意味、建売住宅は妥協することが前提なのですよ。
間取りや仕様で妥協しても、意外と住んでからの工夫で解決できるものです。お気に入りのインテリアで補うことは、十分できるのです。
しかし立地は妥協してはいけません。
買ったら最後、どうすることもできませんからね。不便な土地を買ったら、それはこの先ずっと不便な土地のままなのです。
だからこそ、即決するなら立地で妥協していけません。
立地さえよければ、それは「住みやすい家」でございますので。
▽立地の選び方については、こちらで解説しています。
まとめ:即決をためらって、運命の家を逃すな!
それでは、まとめましょう。
建売住宅を即決しても、失敗しないための購入基準は次の4つでございます。
1・家を買おうと思った初心を満たしている。
2・家の予算(住宅ローンの上限)を決めておく。
3・家の構造に問題がない。
4・立地に妥協しない。
建売住宅には、即決は必要なことかもしれません。
土地と建物をセットで販売しているので、気に入った物件をほかの人に買われてしまったら、もう二度と運命の出会いはないかもしれません。
ですので、即決するための判断基準が大切になるのです。
常に頭の中に入れておいて、いつでも即決できる準備をしておきましょう!
ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!
▽「家はまだ早い・・・」と思っていると、後悔してしまいますよ。
▽内覧会でのチェックポイントはこちらです。
▽一生に一度の住宅購入。注文住宅を見ておいて損はありません。
▽人気物件はネットに掲載されません。ネットに掲載されない人気物件を探したい方は、こちらの記事へ。
▽住宅購入で最初にやるべきことは、この4つです。
▽住宅購入で悩んだら読んで欲しい記事をまとめました。ぜひ読んでください!
あの時、あの瞬間に決めていればなぁ・・・。
あのお家に住めたのになぁ・・・。