こんにちは、3歳からピアノを習っていたでございます。
「男の子でピアノができる」は、すごくかっこいいと思いませんか?
しかも髪の毛サラサラのイケメン男子だったら、文句なしで最高ではありませんか?
ピアノが弾けてイケメン。これだけで人生勝ったようなものです。
ピアノが弾ける男子に憧れて、男の子をピアノ教室に通わせる方も多いと思います。
私のも3歳のときに、「ピアノがやりたい」といいました。
親としてとてもうれしかったのですが、同時に不安もありました。
なぜなら男の子がピアノ教室に通う苦労を、私は知っているからです。
そこでこの記事では、3歳の男の子がピアノを始めるときに大変だったこと、注意したいことについて書いていきたいと思います。
私自身のほろ苦い経験もお話させて頂きますので、ぜひ最後までお読みくださいませ。
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この記事の概要
男の子がピアノをやる苦労とは・・・?
「もしも息子がピアノが弾けるイケメンになったら・・・。」
ステージでスポットライトを浴びる息子の姿は、想像するだけで我が身のことのように嬉しいものです。
ですがご注意くださいませ。
男の子がピアノを習い始めるとき、次のような苦労があるからです。
ピアノ教室が女の子ばっかりで孤独。
男の子がピアノをやる最大の苦労は、孤独であることです。
なぜならピアノ教室に行っても、周りがみんな女の子ばかりだからですよ。
周りが女の子ばかりで男の子がいない。ピアノ教室に行っても友達ができないので、寂しい思いをしてしまうのです。
私も思い返してみると、ピアノ自体には楽しい思い出はありました。
・弾けない曲を一生懸命練習して、弾けるようになる。
・自分の感情をピアノを通じて表現する。
ピアノはとても楽しいことです。
しかしピアノ教室のことになると、楽しい思い出よりも、寂しかったという思い出の方が強いです。
思い出深いのは、ピアノ教室で開催されるクリスマス会です。
周りが女の子でキャッキャうふふしている中で、一人ぽつんといる。こいつはなかなかの拷問でございますよ。
幼いながら寂しさに涙を我慢する。ピアノを続けるハードルがここにあるのです。
小学校では、「ピアノやってるぜ」がステータスにならない問題。
男の子でピアノを習う次なるハードルは、小学校に上がったときにあります。
そのハードルは、男の子が「俺、ピアノやってるぜ!」と友達に自慢しても、まったくステータスにならない問題です。
「オレ、ピアノやってるんだぜ!」
「ふーん?あ、そうだ、サッカーやろうぜ!」
毎日頑張っている練習は、あえなく3秒で受け流されます。誰もピアノに興味を示してくれないのです。
ですが、少し考えると納得しますよね。だってその頃の年頃なんて、ドラゴンボール全盛期ですから。
「誰が一番ピアノを上手に弾けるか?」よりも、「誰がこの世で一番強いのか?」を真剣に議論して戦っていた時期ですから。
ましてみんなの前でピアノを弾いて見ると、「え?女みたい。」と謎の差別を受ける屈辱があります。
・・・もうピアノは嫌であります!
小学校でのハードルを乗り越えられずに、私は小学校でピアノからドロップアウトしてしまいました。
中学校で「ピアノ=かっこいい」。でもそこまで続けられるのか問題。
私は小学校でのハードルが乗り越えられず、そこでピアノを辞めてしまいました。
しかし男の子がピアノをやっていて「よかった!」と思い始めるのは、実は中学校からだったりします。
なぜなら中学校にはピアノ男子が輝けるステージが用意されているからです。
その名も「合唱コンクール」でございます。
その他大勢のB級男子たちが口をそろえて歌っているのをよそに、それまでの不遇を耐えて練習してきた男の子は、ピアノ伴奏という大役を務めることができるのです。
合唱コンクールのピアノ伴奏。
その上、髪の毛サラサラのイケメンだったら、即日ファンクラブができること間違いなしでございます。翌日下駄箱にお手紙が入っているでしょう。
一体私は何の為に練習してきたのでしょうか・・・!?
男の子がピアノを習い始めてから花が開くまで、不遇の時代が長く続きます。
キラキラのピアノイケメン男子になるには、この不遇の時代、耐えるしかありません。
親の期待が子供を苦しめることも・・・。
3歳の男の子がピアノをやりたいと言い始めたら、少しだけ注意したいことがあります。
本当は「ちょっとやってみたかった」だけかもしれない。
息子が自分から「ピアノやりたい!」と言い出したら、すごくうれしいですよね。とくに親がピアノをやっていたら、音楽の楽しみを共有できるので、喜びもひとしおです。
しかし親の期待が、逆に息子を苦しめることもあるので注意が必要です。
なぜなら息子の「ピアノやりたい!」宣言は、「ちょっとやってみたい」ぐらいの気持ちかもしれないからです。
・・・まぁ、これは仕方ありませんよね、だって子供ですもの、だってまだ3歳ですもの。
好奇心旺盛に「ちょっとやってみたい!」なんてことは、いくらでもありますよ。
そんなんじゃ、ピアノイケメンにはなれませんぞ!ぷんすかぷんすか
親が熱心になればなるほど、不思議と子供って冷めるものなのですよね。
いつでも辞めてもいい環境。
子供がやりたいと言ったらピアノを買った、ピアノ教室にも通わせた。
ですがその後、子供が「ピアノ辞めたい」と言うかもしれません。そんなときは迷わず言ってあげましょう。
ホントは私だって「辞めるな!もっと頑張れ!」と言いたいです。溺愛して育てているので、温室育ちの息子に世の厳しさを教えてあげたいです。
しかし音楽とは、そういうものじゃないですか。いやいやピアノを弾いても、本当にいいことないですからね。
少しは指が動くようになりますでしょうが、肝心の魂が抜けているのですよ、ロックじゃないのですよ。
「音を楽しむ」と書いて音楽と読む。これを忘れてはいけません。
親がピアノを楽しんでいる姿が1番いい。
子供の突然の「ピアノ辞めたい宣言」に狼狽(ろうばい)しつつも、やはり親の本心としては続けて欲しいものです。
子供にピアノの楽しさを伝えるには、やはり親がピアノを楽しんでいる姿が1番でございます。
3歳の子供は、なんでも親のマネをしたがります。それはもちろんピアノもそうで、親が楽しそうにピアノを弾いているだけで、
子供の方から群がってくるじゃないですか。結構ちょろいもんですよ。
ちなみに私はピアノはドロップアウトしたものの、今はフルートを続けており、今でも子供の前でフルートを吹くようにしております。
やっぱり私が楽しそうにフルートをしていると、息子たちはやりたがるのですよね。これなら「練習しろ!」なんて言う必要はありません。
まとめ:男の子をピアノ教室、しっかりサポートしてあげて。
それでは、まとめましょう。
3歳の男の子がピアノを習い始めるときは、次のことに気をつけてあげましょう。
1・周りが女の子ばっかりで孤独になりがち。
2・小学校では「ピアノやっている」がステータスにならない問題。
3・中学校で「ピアノ=かっこいい」。でもそこまで継続できるのか問題。
4・「ちょっとやってみたいだけ」かもしれないから、過度に期待しない。
5・いつでも辞めていい環境が大切。
6・親がピアノを楽しんでいる姿が一番いい。
息子がピアノをやりたいと言ってくれたら、素直にうれしいです。
しかし言ってくれた息子への「淡い期待」を、親の期待や不遇の境遇で消したくはないですからね。
ぜひとも、そんな息子の中の小さな夢を大切に見守ってサポートしてあげたいものですね。
それでは、また!
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