こんにちは、年収300万で建売住宅を購入した、でございます。
建売住宅で値引き交渉をいつするのか、切り出すタイミングはホント難しい。
私は年収300万でありながら住宅購入に踏み切ったので、値引き交渉は死活問題でした。値引き交渉が成功するかどうかで、私の住宅購入の成否がわかれたからです。
「安くして頂けませんか?」
伝えるべき内容はたったこれだけなのに、全身から滝のような汗をかいたのを鮮明に覚えております。
ですが値引き交渉を実際にやってみて思うのは、建売住宅の値引き交渉は難しく悩むより、シンプルに考えた方がいいということ。
値引き交渉はシンプルに攻める。
基本に忠実に値引き交渉した結果、私は80万円もの値引きを頂けました。恐縮です。
そこでこの記事では、建売住宅の値引き交渉のコツ・タイミングについて解説させて頂きます。
値引き交渉は、あなたが思っている以上にシンプルです。ぜひチャレンジしてみましょう!
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建売住宅の値引きの相場はいくら?
事前に知っておきたいのが、建売住宅の値引きの相場です。建売住宅はどれくらい値引きできるのでしょうか?
ごっそりと値引きして欲しい気持ちはよく分かりますが、相場を知らずに交渉をすると、逆に不利になってしまうので注意が必要です。
私の建売住宅の値引き額:売出し1,870万→1,790万
まずは私の建売住宅の場合でございます。
当初の販売価格は1,870万。それを値引き交渉した結果、1,790万に値引きして頂きました。
その値引き額、「80万円」でございます。

「1,870万→1,790万」と書いてしまうと、元の金額が大きいだけに値引きの効果を感じにくいですが、「80万値引き!」と書くと、インパクトの強烈さが伝わりますよね。
ちなみに私の建売住宅は、物件完成後7カ月経過した物件でした。
同じ区画の建売住宅の値引き額:売出し1,940万→1,600万
そして次の例は、私の購入した建売住宅と同じ区画にあった建売住宅の場合でございます。
これはですね、ビックリですよ。
当初の販売価格は、1,940万でしたが、買い手がなく時間と共に値段が下がっていき、最終的には1,600万まで下がりました。
その値引き額、「340万」!

こちらの物件の値引きは、物件完成後1年を境目にして、ぐっと安くなりました。
1年を境に安くなった理由は、物件完成後1年を経過すると、新築住宅と呼べず中古住宅扱いの「未入居物件」となってしまうからでしょう。
物件完成後、入居者が1人もいない物件。新築が1番入居者が集まりやすいのに、それでも入居者が集まらない。訳ありな物件の可能性がある。
新築で建てた家も「訳あり物件」になってしまうと、不動産業者もさらに売りにくくなってしまいます。
いつまでも売れない状態は、家にも不動産会社にもよくありません。
ですので物件完成後1年で、価格はいっきに値引きされるのですね。
▽いわゆる「売れ残り物件」での注意はこちらで解説しています。
建売の値引きの相場は、「100万以内」の交渉がおすすめ。
建売住宅の値引きの相場は、100万円以内と言われています。
100万円以内の値引きが成功しやすいのは、価格の端数だからです。
・2580万円→80万円値引きで、2500万円
・3270万円→70万円値引きで、3200万円
端数値引き程度であれば、かなりの確率で値引き成功します。
しかし私も経験あるのですが、あまりにも値引き額が大きい場合は、露骨にイヤな顔をされますよ。

とストレートに聞いたら、営業マンは青い顔してドン引きしていました。声には出さなかったですが、「お前には売らないぞ」とのメッセージがよく伝わってきました。
相場とかけ離れた値引き交渉は、住宅購入そのものが流れてしまうリスクがあります。あまり変なことは言うものではありません。
ですので、値引き額を提示するときは、「100万円以下」がおすすめです。端数程度の値引きにとどめておくことで、確実に値引きを勝ち取ることができますよ。
私を担当していた営業マンも言ってましたが、あんまりにも値引き額が大きいと本部に連絡を入れることすら難しいようです。
つまり、そもそも値引きにかけあってくれない、ということですね。
値引き交渉を有利に進めるためにも、相場をよく理解した上で、建売住宅の値引き額は100万以内(端数)で攻めましょう!
▽建売住宅を100万円お得に買う方法は、こちら!
建売住宅の値引き交渉のコツ・タイミング

建売住宅の値引き交渉はシンプルですが、コツが必要です。
無謀な値引き交渉を仕掛けて撃沈しないためにも、次のポイントを踏まえるようにしましょう。
値引き交渉のタイミングは、必ず契約前に。
値引き交渉で最も大切なのは、タイミングです。値引き交渉は、必ず契約前にしましょう。これが鉄則でございます。
どんなに営業マンがいい人そうに見えたと言っても、契約して仲良くなった頃に「あと少し安くなりませんか?」と切り出しても99%、値引きは成功しませんよ。
値引きが成功しない理由は、極めて単純です。だってハウスメーカー・不動産会社からすれば、値引くメリットがまったくないじゃないですか。
値引きをするのは、「値引きしたら、買ってくれるかも?」と営業マンが思うからです。
つまり値引きをせず、「今の価格では売れない」と思っているからですよね。
では買ってくれたお客さん(契約者)に値引きするメリットは何でしょうか?

すでに契約してくれた人にさらに値引きしたところで、会社の利益が減るだけです。不動産会社にとって、値引きするだけ損でございます。
これでは上司から怒られるのが目に見えてますね・・・。
私も業界は違えど、同じ営業マンです。この気持ちは痛いほどよく分かります。

買って下さったお客様?お買い上げ、ありがとうございます。値引き?またまた冗談やめてくださいよう~
お買い上げ頂いたのに、その上値引きまでしたら、上司にメタメタに斬られること間違いなしです。
契約前に値引き交渉を持ちかけるのは、勇気がいることです。
「こんなこと言って、失礼にならないかな・・・?」
まだ仲良くなっていない担当者に、値引き交渉をしてイヤな顔されるのが怖いのです。
しかし残念ながら、契約してから値引き交渉をしても、まったくの無駄なのです。「できません」の一点張りですよ。
ですので、建売住宅の値引き交渉は必ず契約前にやるべきです。このタイミングを逃してはいけません。
▽建売住宅の購入の流れはしっかり押さえておきましょう。
建売住宅の値引き交渉は、シンプルに攻める。
手に汗握る、値引き交渉の切り出し方。一体何て言えば、お値引き頂けるのでしょうか。
結論から申し上げますと、値引き交渉を切りだすには、シンプルに「安くして頂けませんでしょうか?」と聞くのがベストでございます。
値引きして欲しい理由をあれこれ考えるより、「安くして」の一言を伝えた方が効果的です。
なぜならハウスメーカー・不動産会社の担当者にとって、値引く理由には意味がないからですよ。まして、あなたがどんな人なのか、どんな事情を抱えているのか、という情報はさらさら興味のない話でございます。
ハウスメーカー・不動産会社の担当者にとって重要なのは、「あなたが家を買うかどうか」です。
値引きの事情よりも
「値引きをしたら、本当に買うのか?」
「どれくらい値引きしたら買うのか?」
「値引きしたときの利益は適正か?」
「ほかのお客さんへの影響はないか?」
でございます。
値引きの理由を考えるより、「値引いたら買いますよ?」という意思を明確に伝えるべきなのです。
値引きを成功させるコツ「○○万円引いてくれたら、買います!」
建売住宅の値引き交渉は、シンプルに攻めるのが鉄則です。
ヘタな駆け引きをすることなく、相手から値引きを引き出すには、こちらの魔法の言葉がおすすめです。
それは、「○○万円引いたら、買います!!」と宣言することです。

その言葉は本気か!?本気でございますか!?もし本当にその通り値引きしたら、私は買っちゃうのでありますか!?
「買います宣言」をしたからと言って、絶対買わなきゃいけない訳ではありません。しかし、「買います宣言」をしたのに買わなかったら、あなたの大切な信用を失うリスクもあります。
ではなぜ値引き交渉で、信用を失うほどリスキーな橋を渡らなければいけないのでしょうか?
その理由は、建売住宅の値引き交渉は、あなたが本気にならないと成功しないからです。
だって考えてもみてくださいよ、値引き100万円って、ものすごい金額だと思いませんか?
家は毎日売れるものではありません。つまりハウスメーカー・不動産会社にとって、家1軒から「いくら利益が取れるのか?」が、企業が存続する生命線になっているのです。
ハウスメーカー・不動産会社も必死です。営業マンだって、インセンティブが欲しいです。
相手が真剣を抜こうしている状況で、「いくら値引きできますか~?」と軽く聞いたところで、本気の値引き額は引き出せませんよね。
あなたの希望の値引き額を引き出すには、まずはあなたが本気になる必要があります。
あなたの本気とは、「希望の値引きを提示してくれたら、買います!」と宣言すること、他にありません。

・・・住宅ローンの審査が通ったらね。てへ
その家が欲しいですか?本当に欲しいですか?
・・・もし、そう思うのなら、まずはあなたの本気度を示めしましょう。
建売の値引き交渉で失敗しないための注意点
大幅値引きを期待して交渉したら、交渉決裂してしまった・・・。
なんて悲劇、絶対イヤですよね。
値引き交渉で強気に攻める前に、失敗しないための注意点を知っておきましょう。
人気エリアの建売住宅は、値引き交渉が難しい。
建売住宅はなんでも値引きしてくれるワケではありません。
ほっといても問合せ・見学者が来るような人気エリアの建売住宅は、値引き交渉が難しいです。
・・・え?理由ですか?
それは簡単な話でございます。

なぜなら値引きしなくても、売れるからです。つまり値引くだけ損、ということですね。
建売住宅を値引くということは、つまり「値引きしないと売れないかも・・・」という気持ちが根底にあるからです。
ですが来場者が絶えない人気エリアの場合。
これは値引きうんぬんではなく、争奪戦であります。「価格よりも高いお金出すから、私に売って!」という次元です。
ですので、人気エリアの建売住宅での値引きは難しいでしょう。
値引きを受け付けないことも多いですし、値引きのやり取りをしている間にだれかに契約されるかもしれません。
人気エリアの建売住宅は、値引きなしの即決を狙った方がおすすめです。
分譲初期・建物が完成する前の値引きも難しい。
建売住宅を販売する側として、「建物が完成するまでに完売したい!」との思いがあります。
会社としては余計な在庫は抱えたくありません。建売住宅にかかった建築費は、早々に回収したいのが本音です。
しかし分譲を開始してから建物が完成するまで、まだ時間があります。(およそ半年~1年)
ですので販売会社として、この半年~1年の間に売れればいいのです。それもできるだけ高い値段で。
この事情を考えると、分譲がスタートした初期・建物が完成する前の値引も難しいことが多いです。
だって今このタイミングで値引き交渉に応じなくても、まだまだ売れるチャンスはあるのですから。

・・・え?無理、あ、なるほど~ですよねぇ~
交渉は3秒で秒殺されることもあります。
値引き交渉は書面でやるべき。
値引き交渉で失敗しないためには、値引き交渉は必ず書面で行いましょう。
不動産の売買では、「買付証明書」と呼ばれる書面が使われます。
「この物件を買う意思がありますよ」と売主に意思表示するための書類。法的な拘束力はないが、業界の通例とされている。
買付証明書に希望金額を提出することで、売主に値引き交渉を持ちかけることになります。
とはいえ、口頭での値引きも可能といえば可能です。ですがトラブルも多いです。

・・・え?そんな値引きは聞いてないですと?・・・そ、そんなカバな・・・。
口頭での値引き交渉は、「言った・言わない」の水かけ論に発展する場合があります。
重要なことは必ず書面で。口約束なんて大人のすることではありませんよ。
まとめ:建売住宅の値引き交渉、ぜひチャレンジを!
それでは、まとめましょう。
建売住宅の値引き交渉のコツとタイミングは次の通りでございます。
1・建売住宅の値引きの相場は、100万円以下(端数)。
2・値引き交渉は、必ず契約前に。
3・値引き交渉は、シンプルに持ちかける。
4・値引き交渉は、あなたの本気度を示して、希望の値引き額を引き出す。
建売住宅はある意味、「値引きありき」です。最初に提示されている金額で購入するのは、賢い選択ではありません。
100万円の値引きを勝ち取らずとも、50万、いや30万、いいんや、10万の値引きだって、嬉しいではありませんか。
10万円自由に使える金額が増えたら、何に使いましょうかね。ゲームを山ほど買いましょうかね。
建売住宅の値引きを勝ち取る為には、あなたの本気度が大切でございますよ。
本当にその家、欲しいですか?本当にその家が欲しいのなら、あなたの気持をストレートにぶつけてみましょう。
値引きに失敗しても、デメリットは何もありません。
ぜひ値引き交渉にチャレンジしましょう!
ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!
▽建売住宅を100万円お得に買う方法はこちらをチェック!
▽一生に一度の家作り。注文住宅を見ておいても損はありません。
▽人気物件はネットに公開されません。ネットに公開されない人気物件を探すには、こちらの記事へ。
▽住宅購入で最初にやるべきことは、この4つです。
▽住宅購入で悩んだら読んで欲しい記事をまとめました。ぜひ読んでください!