こんにちは。
マイホームを購入し、住宅ローンで家の費用を支払った後(引き渡し)、司法書士が登記をします。
登記には、
・司法書士の報酬
・印紙税
の2つのお金がかかりますが、司法書士の報酬が高くてバカにならないのですよね。
率直に思いますが、この金額は高いですよね。
住宅購入でウン千万の金額を見て感覚がマヒしてますが、日常生活において14万円の報酬を払う場面って、そうないですよね。
では住宅購入の登記に支払う司法書士報酬とは、
・住宅購入での登記の司法書士の報酬って、いくら払うの?
・高いと思ったら、値引きできるの?
・ほかの司法書士に切り替えることはできるの?
この記事では、あなたの気になる疑問を解決したいと思います。
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この記事の概要
住宅購入の登記って、何をするの?
「住宅購入するときには、登記というものをするらしい・・・。」
都市伝説のように聞いたことはあっても、登記では何をするのかまで知っている人は少ないものです。
家を買ったときの登記は、次の3つの処理をすることです。
所有権移転
所有権移転とは、以前の所有者(ハウスメーカー・前オーナー)から、新しい所有者(あなた)に変わったことを処理することです。
中古住宅や建売住宅を購入する場合、建物の所有権移転が必要になります。
所有権の移転の登記をすることで、法的にもそこがあなたのマイホームに変わったことになります。
所有権保存
所有権保存とは、「その土地(建物)の所有権が誰にあるのか?」を明記するための処理です。
所有権移転と紛らわしいですが、所有権保存は「その土地(建物)の権利を主張するための登記」とお考えくださいませ。
所有権保存をすることで、そこの土地(建物)が法的にあなたのものである証明になります。
抵当権設定(住宅ローンの担保に設定する。)
抵当権とは、万が一住宅ローンが支払えなくなったときに、借金返済の一部として差し出すことです。
住宅ローンを借りる場合、抵当権として購入したマイホームを設定します。
「これで晴れてマイホーム!」と叫びたくなりますが、法的には「あなたの家ではなく、銀行の家」なんですよね。
住宅購入の登記って、いくらかかるの?
では住宅購入の登記は、いくらかかるのでしょうか?
このケースでは、私の体験談をベースに解説させて頂きましょう。
建売住宅を購入した場合の司法書士の費用。
私が購入したのは、建売住宅です。地方都市で購入しました。
司法書士に支払った費用(報酬含む)は、こちらでございます。
件 | 報酬 | 印紙税 | |
所有権移転(立ち合い) | 1 | 43000 | 93700 |
所有権保存 | 1 | 22000 | 12600 |
抵当権設定 | 1 | 35000 | 17000 |
登記原因証明情報 | 1 | 15000 | |
登記事項証明書 | 2 | 2000 | 1000 |
調査料 | 1 | 9000 | 680 |
家屋証明書委託分 | 16180 | ||
小計 | 142180 | 124980 | |
合計 | 267160 |
合計にして26万7,160円。
そのうち司法書士への報酬は、14万2,180円も払っております。
住宅購入しているときは、金銭感覚がマヒしていましたが、それでも「高いな」と思いました。
そして今、改めて見直してみると、「クソ高いな」と思いました。
住宅購入の司法書士の報酬の相場は、10~15万円と言われており、私のケースでは相場よりも高い報酬を払っていることになります。
節約の努力が一瞬で吹き飛んでしまいますね・・・、悔しいです。
住宅購入の司法書士報酬って、安くできないの?
高い。実に高い。高すぎると思いますよ、司法書士の報酬。
では司法書士の報酬は、安くする方法はないのでしょうか?
・・・これがですね、実はあるのです。
私も一部やってみたことがありますが、これをやらないのはもったいないと思います。
司法書士に値引き依頼をする。
司法書士から提示された金額は、値引き依頼ができます。
支払う費用のうち、司法書士の報酬は値引きの余地があります。
司法書士の報酬は一律ではなく、業者によって価格はさまざまです。
さらにハウスメーカー(銀行)へのバックマージンを司法書士が払っている場合もあり、そもそもの価格が高いケースもあります。
「値引きしてください」
と言って嬉しそうな顔をする司法書士はいませんが、こちとら値引き依頼をする権利はあります。
正当な権利ですから、堂々と主張してみましょう。
ちなみにですが、私は住宅ローンの借り換えをするときに、司法書士の報酬の値引き依頼をしたことがあります。
・・・え?ダメ?そ、即答ですか・・・
私の場合では、ネット銀行の指定の司法書士であり、値引きは一律受け付けてないようでした。
ですが言うだけはタダですので、ぜひチャレンジしてみてください。
安い司法書士を探すこともできる。
ハウスメーカー(銀行)から指定される司法書士は、バックマージンを払っている可能性もあり、総じて価格は高めです。
ですので、自分で安い司法書士を探すのもおすすめです。
・身内、知人でやっている司法書士。
・ネットで調べた司法書士。
・近所に事務所のある司法書士。
司法書士、探してみると驚きますが、結構いらっしゃるのですよね・・・完全に選び放題なんですよ。
複数の司法書士に声をかけてみて、信頼のおかける人に依頼するのもおすすめです。
しかし1点ご注意頂きたいのは、ハウスメーカー指定の司法書士に依頼しない場合は、契約前にきちんと伝えておくことです。
契約後に自分で選んだ司法書士を使いたいと言っても、トラブルのもとになってしまいます。
・・・え?「それはできません」ですと?できませんとは何事ですか!?ムキーーーっ!!
自分で選んだ司法書士が使えない理由として、
・バックマージンの関係。
・ハウスメーカー、銀行から提出してもらう書類がある。
などがあります。
しかし法的には自分で選んだ司法書士でも何ら問題はないので、契約前に「自分で選んだ司法書士にも協力すること」と書面で約束することが大切です。
自分で登記すれば、司法書士報酬はゼロになる。
極論になりますが、言ってしまえば登記そのものを自分でやってしまえば、司法書士の報酬は払わなくていいのですよね。
私が払った司法書士の報酬14万円、まるまる節約できることになります。
し、しかし登記とは司法書士しかできないのでは・・・?
いいえ、違うのです。登記は司法書士の専売特許ではなく、自分でも登記はできます。
必要書類をそろえて法務局にいけば、登記は誰でもできますよ。
また分からないことは法務局の相談員に聞けば、親切丁寧に教えてもらえます。
登記を自分でするとめんどうな手間はかかりますが、司法書士の報酬をゼロにできます。
ですがこちらも契約前にハウスメーカーに確認しておくことが大切です。
まとめ:司法書士の報酬は安くできる。
引き渡し後に行われる登記は、
・所有権移転
・所有権保存
・抵当権設定
この3つの処理をします。
登記にかかる司法書士の報酬の相場は、10~15万円でございます。ちなみに私は14万2,180円も払いました。今でも根に持ってます。
また司法書士の報酬を安くする方法として、
・値引き依頼をする。
・ほかの司法書士を探す。
・自分で登記する。
3つの方法があります。
「ほかの司法書士を探す」・「自分で登記する」場合、のちのトラブルのもとになるので、必ず契約前にハウスメーカーに確認(書面で)をとっておきましょう。
司法書士の報酬は決して安い金額ではないので、納得してからお支払いするのがおすすめですよ。
素敵な住宅購入を。それでは、また!
いや、ちょ、それ海外旅行行ける金額ですが・・・?