こんにちは。
建売住宅の価格は、驚くほど安いです。
そのためチラシに書かれている金額を見て、
と、「この金額なら買えるかも!?」と淡い期待をよせがちです。
しかしご注意くださいませ。
チラシなどに書かれている価格には、建売住宅の「諸費用」が含まれてません。
そのため建売住宅の諸費用を加えると、思ってたより高くなってしまい、無理な住宅ローンにつながってしまいます。
ですので、建売住宅を契約する前に、
・どんな諸費用が、いくらかかるのか?
・諸費用は節約できるのか?
・諸費用は住宅ローンで払えるのか?
など、予備知識をもつことが大切です。
諸費用のなかには、100万円も節約できるものもあります。
100万円の節約って・・・。さすが住宅購入はスケールが違いますね。
この記事では、建売住宅の諸費用について解説しながら、後悔しない建売住宅の購入術について述べていきたいと思います。
あなたも賢く100万円節約しましょう!
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この記事の概要
建売住宅の諸費用は、いくらかかるの?相場は?
結論から申し上げますと、建売住宅の諸費用は、トータルで200万円ほど見ておけば間違いないでしょう。
もちろん諸費用は購入する物件、不動産会社によって相場は変わるので、安全を見るなら200~300万円ほどかかる、と思って頂いて結構です。
・・・イエス、言わなくても分かります、あなたのお気持ちが。
今、あなたは、率直に、
「クソ高けぇぇ!!!」
と思いませんでしたか?
イエス、その通りなんです。諸費用とかいいならが、ぜんぜん「諸」じゃないんですよ。新車が1台買える金額なのです。
では建売住宅の諸費用は、なにに、いくらかかっているのでしょうか?
明細を確認してみましょう。
仲介手数料 100万円前後
建売住宅の諸費用で大きなウェイトを占めるのが、仲介手数料です。
建売住宅を購入するときの仲介手数料は、
「物件価格×3%+6万円」(別途消費税)
でございます。
つまり3,000万円の建売住宅を購入した場合、仲介手数料は、
「3,000万円×3%+6万円+消費税(8%)=103万6,800円」
103万6,800円もかかります。
これ、すごく重要なので、繰り返し申し上げますね。
イエス、もうこれで今夜は眠れません。はらわたが煮えくり返って寝れません。「こんな高い仲介手数料払えるかっ!」と脳内リピート確定です。
どうしてこれほど高額な手数料がかかるのに、不動産会社のチラシには書かれていないのでしょうか。
なぞは深まりますが、いずれにしても、「建売住宅を買うと、100万円の仲介手数料がかかる」ということは、契約する前に覚えておかねばなりません。
手付金 10~50万円
建売住宅にかかる諸費用として、手付金がございます。手付金の相場は、10~100万円です。
手付金の相場の幅が広いので、相場があってないようなものになっており、大変恐縮です。
しかし高級ハウスメーカー(物件価格が高い)であるほど手付金は高く、ローコストハウスメーカー(物件価格が安い)であるほど、手付金は低くなる傾向があります。
手付金は、契約するときに支払うもので、残金を支払うときに充当されます。(手付金を払った分、残金は少なくなります)
ですので、厳密には諸費用として費用が増えているワケではありません。
ですがもしも契約を破棄することになった場合、手付金は返ってきません。(買主都合の場合)
その意味では、気軽に払えるものではなく、まさに手付金という人質をとられているようなものです。
住宅ローン保証料 50万円前後
建売住宅は住宅ローンで買いますよね?
ニコニコ現金払いで買う人なんていませんよね?
「当たり前だろっ!」
と鋭く突っ込まれたら、まさにその通りなのですが、実は住宅ローンを借りるときに「住宅ローン保証料」という諸費用がかかるのですよ。
住宅ローンを借りるときに、保証会社に支払うお金。もしも住宅ローンが払えなくなったとき、保証会社があなたの肩代わりして、銀行に返済する。
住宅ローン保証料は、「住宅ローンを借りる金額のおよそ2%」が目安になります。
ですので、住宅ローンを3,000万円借りるならば、
「3,000万円×2%=60万円」
60万円の保証料が必要です。
住宅ローンの保証料は、住宅ローンを借りる銀行、あなたの返済能力によって異なります。
仲介手数料に引き続き、保証料も不動産会社のチラシにはどこにも見当たらない言葉です。
ですが建売住宅を買うときは、ほぼ間違いなく保証料という諸費用がかかるのでご注意くださいませ。
火災保険 20~30万円
建売住宅を購入するとき、火災保険に加入する必要があります。その金額は20~30万円でございます。
・・・え?なになに?火災保険なのに、なぜ20万円もするの?高すぎだろ!?、とおっしゃるのですか?
ははー、なるほどですね、それは素晴らしいご質問です。
住宅購入の火災保険が高いのは、10年分まとめて払うからなのですよ。だから、クソ高いのです。
たとえば年間3万円の保険料であれば、たんじゅんに、
「3万円×10年=30万円」
と、目がくらむ金額になるのです。(厳密には長期契約にすると、割引されるのでもっと安くなります)
火災保険の加入は任意ではなく必須であり、その意味ではもはや立派な諸費用でございます。
建売住宅を購入するときは、火災保険の諸費用、ご覚悟くださいませ。
登記費用、司法書士への報酬 30~40万円。
建売住宅に関わらず、不動産を買ったときは登記費用、司法書士への報酬が必要です。その額、30~40万円です。
登記とは、お役所に「この家は、私のものです」と宣言することです。
つまり登記費用とは、お役所に宣言するのにかかるお金のことですね。
・・・クソ高けぇ・・・。
ぐうの音も出ません。
しかし登記しなくては法的にあなたの所有物にならないので、登記は必要です。
自分で登記する荒業もありますが、現実的ではありません。諸費用として、甘んじて受け入れましょう。
融資代行手数料 5~10万円。
建売住宅を購入するとき、諸費用として「融資代行手数料」がかかります。その額、5~10万円でございます。
融資代行手数料とは、あなたが不動産会社(もしくはハウスメーカー)に支払う手数料です。
あなたが住宅ローンを無事に借りれるように、不動産会社がサポート(代行)してくれるための諸費用です。具体的には、
・住宅ローンの書類を準備してくれる。
・申込用紙の書き方を教えてくれる。
・書類を銀行に提出してくれる。
などでございます。
批判を恐れずはっきり申し上げますと、たいしたサービスではありません。
住宅ローンの申し込みぐらい自分でできますし、銀行のお姉さんに聞けば親切丁寧に教えてくれますから。
もったいなかったな・・・5万円・・・。
印紙代 4万円
建売住宅でかかる印紙代は、
・不動産契約:2万円
・住宅ローン契約:2万円
合計4万円の諸費用がかかります。
ここまで記事を読んで下さった方は、もしや
「・・・4万円?それなら、いいわ。」
と思いませんでしたか?
ですが思い出してくださいよ。日常生活で「4万円、自由に使っていいよ!」と言われたら、すごく悩みませんか?使い道に悩みますよね。
つまり仲介手数料や保証料などで金銭感覚がマヒしてますが、4万円って大金なのですよ。
ですが印紙とは税金ですので、払わない手段はございません。諦めて払いましょう。
固定資産税
建売住宅を買うと、あなたも晴れて一国一城の主です。
しかし主になると同時に、固定資産税を払う義務が生じます。
固定資産税を払うタイミングは、引き渡しのとき。つまり家を買うときに、すでに払わなくてはいけないのです。
固定資産税の金額は、
・購入する物件の価格
・地域
・立地
などによって変わります。
ちなみに地方都市で建売住宅を買った私は、43,835円でした。これは安いかと思います。
オプション工事
諸費用の定義にもよりますが、オプション工事も表示価格とは別途費用が必要です。
建売住宅の表示価格は、あくまでも標準装備だけの価格です。
そのため入居してから快適に生活するために、オプションをつける場合があります。
建売住宅のオプションは、
・ハイグレードの建売住宅:最初からすべてそろっている。
・格安建売住宅:網戸、カーテンレール、照明もすべてない。
という特徴があります。
もしも購入する建売住宅がお安いものでしたら、オプション工事に結構な金額がかかりますよ。
ちなみにですが、私が買った格安の建売住宅のオプション代金は、総額178,200円かかりました。
いや、実に高い諸費用ですね。
100万円節約できる!建売住宅の諸費用の節約術。
「建売住宅の諸費用、しめて200万円~!」
と、言われると、マジでドン引きしませんか?高すぎですよね。
ですがご安心くださいませ。
高い建売住宅の諸費用ですが、節約できる方法があります。
きっちり節約すれば、100万円以上お得にできますよ。
仲介手数料を節約する。
建売住宅の諸費用でもっとも節約できるのは、仲介手数料です。
およそ100万円かかる仲介手数料ですが、これをゼロにできるのです。
「100万円がゼロ円に?そんなバカな・・・」
にわかに信じがたい事実ですが、いいえ、これは本当の話なのですよ。
なぜなら仲介手数料がゼロ円の不動産会社から買えばいいのです。
建売住宅の仲介手数料をゼロにする方法は、
・仲介手数料ゼロ円の不動産会社から購入する。
・ハウスメーカーから直接購入する。
この2つの方法があります。
たったこれだけで、100万円もの諸経費を節約できるのです。
・・・私ですか?
もちろん、私も仲介手数料は1円も払ってません。ハウスメーカーから直接買いましたので。
火災保険を節約する。
建売住宅の諸経費を節約するには、火災保険の節約が効果的です。
20~30万円かかる火災保険を、5万円程度にまで節約できます。
火災保険を節約する方法は、次の3つです。
1・保証内容を限定的にする。(水害をカットするなど)
2・保証期間を短くする。
3・格安の保険会社を探す。
ハザードマップを確認すれば、水害の危険性がわかります。
購入する立地によっては水害とは無縁の場所もありますので、その場合は水害をカットして節約しましょう。
また保証期間は10年で加入する必要はありません。
10年の方が割引はありますが、住宅購入時はなるべく手元に現金を残した方が安心ですよ。
まずは1~3年で加入しておき、その後落ち着いてから長期契約した方が節約になります。
また不動産会社がすすめてくる火災保険は高いです。その金額が普通ではありませんよ。
ネットで検索すれば、格安の火災保険はいくらでもでてきます。
わざわざ不動産会社と提携している高い火災保険に入る必要はございません。
融資代行手数料。
建売住宅の諸費用を節約するなら、融資代行手数料の節約は欠かせません。
融資代行手数料がかかってしまうのは、不動産会社が住宅ローン手続きの代行(サポート)をしたときです。
ですので融資事務代行を断り、自分で住宅ローンを借りることで、手数料5~10万円も節約できます。5万円浮いたお金で、今晩はどんなごちそうにしましょうかね。
わざわざ不動産会社にサポートして頂かなくても、住宅ローンは自分で借りられます。分からないことは、銀行のお姉さんに聞けばいいのです。
多くの不動産会社では5~10万円の手数料を当然のごとく求めますが、毅然とした態度でお断りいたしましょう。
お断りしなければ、いつの間にかサービスを受けて、支払う義務が発生してしまいます。ご注意くださいませ。
まとめ:建売住宅の諸費用は、200~300万が相場。
建売住宅の表示価格は安いものですが、購入にかかる諸費用はまったく安くありません。
総額で200~300万円かかります。ご覚悟くださいませ。
諸費用の内訳は、
・仲介手数料:100万円
・手付金:10~50万円
・住宅ローン保証料:50万円前後
・火災保険:20~30万円
・登記費用、司法書士報酬:30~40万円
・融資事務代行手数料:5~10万円
・印紙代:4万円
・固定資産税
・オプション工事
でございます。
あまりの項目の多さ、金額の高さにめまいがします。
建売住宅の諸費用を節約するならば、
・仲介手数料→ゼロ円に。
・火災保険を節約する。
・融資代行手数料を断る。
この3つがおすすめです。
これだけで100万円の節約ができますよ。
建売住宅の購入でかかる諸費用は、まったくもって「諸」ではないので、くれぐれもご注意くださいませ。
素敵な住宅購入を。それでは、また!
ネットに公開されない人気物件を探すには?
ご存知ですか?
建売住宅の人気物件は、ネットに公開されないのですよ?
なぜなら人気がありすぎてすぐに売れてしまうので、わざわざ公開する必要がないのです。むしろ公開してしまうと問合せが増えすぎて、対応できなくなることも。
このようにネットに公開されない人気物件を、「未公開物件」と呼びます。
建売住宅で後悔しないためには、「未公開物件」までしっかり検討する必要があります。
建売住宅の未公開物件を探すには、不動産会社に紹介してもらうのが1番。
そこで便利なのが、タウンライフ不動産です。
タウンライフ不動産では、希望条件を1回入力するだけで、全国300社の不動産会社から未公開物件をどしどし紹介してもらえるのです。
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✔ネットに公開していない物件をメールしてもらえる。
✔定期的にメールが届くので、人気物件を逃さない。
✔しつこい営業は一切なし。
▽知らないだけで、100万円損するのが、この業界なのです。
▽一生に一度の住宅購入。注文住宅を見ておいて損はありません。
▽建売住宅と言えど、ハイグレードな建売住宅もございます。
▽住宅購入で最初にやるべきことは、この4つです。
▽住宅購入で悩んだら読んで欲しい記事をまとめました。ぜひ読んでください!
これなら今の家賃でマイホームが買えてしまいますぞ・・・。