こんにちは。
注文住宅でこだわりのつまったマイホームを建てても、知り合いから
「建売住宅買ったの!?おめでとう!!」
なんて言われたら、リビングが涙であふれて溺れてしまいます。
「家族が笑顔で住める家が、いい家だ」とはいいつつも、やっぱり大事なマイホームを小バカにされるのはイヤですよね。
とくに注文住宅はただでさえ建売住宅よりも高いですから、手間もお金もかけているのに建売住宅に間違えられるのは勘弁してほしいところ。
では建売っぽいデザインとは、どんな外観・見た目でしょうか?
注文住宅と建売住宅は、外観で見分けることができるのか?
この記事では注文住宅と建売住宅の外観のちがいについて解説させて頂きます。
注文住宅を建てたい方。「建売っぽいデザイン」を知っておいて損はないですよ。
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この記事の概要
注文住宅・建売住宅は、外観で見分けられる?
まずはじめに申し上げますが、「これが建売住宅のデザインです!!」という画一的な決まりごとはありません。
建売住宅のなかにも、
・見た瞬間に建売住宅だと分かる外観。(格安パワービルダー系)
・どことなく建売っぽさを感じるデザイン。(地元工務店の建売)
・ぱっと見は注文住宅のように見える建売住宅。(大手ハウスメーカーの建売)
などさまざまです。ですので100%の確率で、「注文住宅 or 建売住宅」を見分けることは難しいです。
しかし建売住宅のデザイン・素材にはだいたいの特徴・傾向があるので、「なんとなく建売っぽいよね」と予想することはできます。
建売住宅は、万人受けするデザインでこだわりが少ない。
建売住宅の外観を一言でいいますと、
・万人受けするデザインで、こだわりが少ない。
・可もなく不可もないデザイン。
・よく見るありきたりのデザイン。
と表現できます。
買い手が見つかる前に建築がはじまる建売住宅は、売れ残りを嫌います。
斬新なデザインで買い手を選ぶ家にしてしまうと、すぐに売れないかもしれません。
そのため万人受けの無難なデザインに落ち着いてしまい、「なんか建売っぽいよな」という総評に落ち着きます。
ありきたりのデザインは、それだけ普及したからには「使いやすい」「コスパがいい」などの理由があるからです。だから「建売のデザインが悪い」、ということではありません。
ですがせっかくお金をかけて注文住宅を建てているのに、「建売住宅買ったの?おめでとう!」なんて言われたらがっくりですよね。
建売住宅でよく見かける「建売っぽい」外観・デザインとは?
では建売住宅でよく見かける「建売っぽい」外観・デザインとはどのようなものでしょうか?
すべての建売住宅にあてはまるわけではないですが、多くの建売住宅では3つの特徴がございます。
1・窒系サイディングの外壁。
2・スレート屋根・コロニアル屋根。
3・引き違い窓。
言われてみれば、「あぁ、なるほどね」と納得するはずです。
1・窒系サイディングの外壁。
建売住宅でよく見かける、窒系サイディング。
建売住宅でよく見られるのが、窒系サイディングの外壁です。
窒系サイディングは、
・安い。
・施工が簡単。
・それでいてデザインが豊富。
と3拍子そろっているので、建売住宅で多用されています。
窒系サイディングのデザインのなかでもよく見かけるのが、レンガ・タイルを模したデザインです。
遠目には本物のレンガ・タイルのように見えますが、近くでみると表面の質感がまったく違います。
建売住宅の分譲地で感じる「建売っぽさ」は、窒系サイディングが多用されていることによる、「ありきたり感」が原因でしょう。
2・スレート屋根・アスファルトシングル・コロニアル屋根である。
建売住宅のアスファルトシングルの屋根。
屋根は家の印象を大きく左右する、デザインのかなめです。
建売住宅ではコストとデザインを両立させるため、
・スレート屋根
・アスファルトシングルの屋根。
・コロニアル屋根
が多く採用されています。
スレート屋根・コロニアル屋根もカラーバリエーション豊富なので、建売住宅の分譲地でまったく同じ屋根が並ぶことはありません。
しかし同じ素材を使っているので、近くで見たときの素材感はどことなく同じと感じてしまい、「この家、なんか建売っぽいよな」と思われてしまうのです。
▽屋根を選ぶときは、こちらにご注意ください。
3・引き違い窓が多く使われている。
建売らしさを象徴するのは、「窓」でございます。
建売住宅の多くは、「引き違い窓」が採用されています。
2枚の窓ガラスを左右にスライドさせることで、開け閉めする窓。
ま、言ってしまえば、「よく見かける普通の窓」、ということですね。
私たちの日常生活に引き違い窓はあまりにも浸透しすぎているので、「窓=引き違い窓」と連想しがちです。
しかし実際には窓の種類は多く、デザイン性の高い窓(格子状・丸形・上げ下げ窓など)も多数ございます。
注文住宅らしい外観にしたいなら・・・
せっかくこだわった注文住宅を建てたのに、建売住宅に間違えられてはショックです。
建売住宅に間違えられないためには、あえて「注文住宅らしいデザイン」を取り入れてみるのもおすすめです。
建売住宅では見かけない素材を使う。
注文住宅らしいデザイン」ってなんか変な感じしますが、注文住宅らしさを出すのは簡単です。
イエス、建売住宅ではあまり使われない素材を使えばいいのです。
【外壁】
・漆喰仕上げ
・金属仕上げ(ガルバリウム鋼板)
・木材仕上げ
【屋根】
・瓦
・ガルバリウム鋼板
無理に形やデザインを意識しなくても、建売住宅で見かけない素材を使うことで注文住宅らしさが引き立ちます。
逆にいえば、デザインにこだわっても建売住宅でも使われる素材(サイディングなど)を取り入れると、どうしても建売感が出てしまいます。
分かりやすいこだわりを多用してみる。
新築住宅を眺めていて、「あ、これは注文住宅ね・・・。」とすぐに分かる家を見たことありませんか?
・この世に2つとない独創的なデザイン。
・大きなバルコニー。
・広くて明るいサンルーム。
・大きな屋根、長い軒。
・見たことのない形の窓。
あきらかにお金かかってそうなデザイン・間取りは、建売住宅ではあまり見られません。
また個性的なデザインも、売れ残りをきらう建売住宅では採用されません。
建売住宅とはひときわ違うオーラをまとうことで、誰一人とて建売住宅と間違えないでしょう。
ただしデザインや素材にこだわりはじめると、住宅予算がみるみる膨れていきます。ご注意くださいませ。
▽注文住宅の予算の決め方は、こちらをチェック!
1周まわって、シンプルなデザインにする。
先ほどと打って変わって、1周まわってシンプルなデザインも注文住宅らしく見えますよ。
建売住宅でありがちなのが、限られた条件・予算のなかで最大限のデザインを目指すこと。
・屋根の形をちょっと変えてみる。
・外壁をツートンカラーのサイディングにしてみる。
・外壁にちょっとしたアクセント。(おしゃれな窓枠・アイアンワークなど)
・間取りをわざとでこぼこにして、それっぽい雰囲気を出す。
大手ハウスメーカーが手掛ける、いわゆるグレードの高い建売住宅によくありがちです。
しかし「いい・悪い」は抜きにして、グレードの高い建売住宅も棟数が多いので、どうしても「ありきたり感」が出てしまうのですよね。
ですので、あえて1周まわってシンプルにすると、大手ハウスメーカーの建売っぽさがなくなって、注文住宅らしさが出ます。
この家・・・さては注文住宅ですな・・・ごくり・・・。
ファッションも1周まわると、シンプルに戻ります。
料理も1周まわると、素材の味に行きつきます。
つまりはそういうことなのでしょう。
住宅のデザインも1周まわると、シンプルになる。素材をいかしたデザインになる。余計なデザインをはぶくのもおすすめです。
外観も大切だけど、結局は中身が大切。
「建売っぽいデザインって、なんかヤダよな」
という話題から、建売っぽい外観にならないポイントについてお話させて頂きました。
注文住宅の家作りは建売住宅よりもお金がかかってるので、建売住宅に間違えられるのはイヤですよね。
ですが・・・1つだけ申し上げたいことがありまして。
建売っぽい外観に見られるのは、イヤだと思います。しかしやはり気にすべきは、「外観じゃなくて家の中身なんじゃないの?」ということです。
言ってしまえば、「建売っぽい」デザインで困ることは何もない。
こだわりのつまった注文住宅なのに、「建売っぽい」と言われたらこれまでの努力を否定されたようで悲しいです。
ですが言ってしまえば、「建売っぽい」デザインで困ることってあまりないんですよね。
・建売っぽい外観のデザイン → 住みやすさとは関係ない。
・建売で多く使われている素材 → 実例が多く、メンテしやすい。
・建売で多く採用されている間取り → 一般的に使いやすい間取り。
冷静に「建売っぽい外観」の影響を考えてみると、さほど大した影響がないことが分かります。
・近所の人から「建売っぽいデザインね、や~ね~」と陰口をたたかれる。
・「建売っぽい家(笑)」と落書きされる。
・子供が「建売っぽい家に住んでるヤツ」とバカにされる。
おそらくこのような惨事は起きません。大惨事になっているのは、こだわりのマイホームを「建売っぽい」と表現されて傷ついた心でございます。
そもそも、人のマイホームを見て「建売っぽいね」と評論するとか何様になったおつもりなのでしょうね。
「建売っぽい」という言葉の根っこに、ドス黒い嫉妬がうず巻いている気がしてやみません。
家はデザインよりも、中身(住みやすさ・住宅ローン)を大切にしましょ。
家の外観は重要ですが、家はデザインよりも中身(住みやすさ・住宅ローン)を重視すべきでございます。
・使いやすい間取り。
・便利な住宅設備。
・それでいて負担の軽い住宅ローン。
この3拍子がそろった上で、「オシャレでスペシャルな外観」が加わるとベターですよね。
「建売住宅っぽい外観だけど、住宅ローン返済が楽だ。」というのも1つの幸せです。
マイホームは「外観」という価値観だけではありません。ぜひ一度クールダウンして、マイホームの価値を考えてみましょう。
まとめ:「建売っぽい」外観は特徴がある。
建売住宅にありがちなデザインをまとめますと、
・窒系サイディングの外壁。
・屋根がスレート屋根、アスファルトシングル、コロニアル屋根である。
・引き違い窓を多く使っている。
この3つが建売住宅でよく見られる特徴です。
ですので注文住宅で「建売っぽさ」を避けたいなら、この3つを外すようにするのがおすすめです。
しかし外観はあくまでも外観です。それよりも家の中身(住み心地・住宅ローン)にこだわった方が満足度の高い家ができますよ。
素敵な住宅購入を。それでは、また!
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