こんにちは。
セキスイハイムの最大の特徴は、工場で鉄骨のユニットを製造し、現場で積み木のように組み上げていく工法です。(鉄骨ユニット工法)
独自の鉄骨ユニット工法により、
・施工ミスの少ない、安心できる家作り。
・気密、断熱性の高い家作り。
・地震が来ても安心して住める家作り。
などを可能にしました。
セキスイハイムでの家作りの特徴・魅力を一言でいいますと、
「快適に住める家を、安心して作れる」
と言えるでしょう。
この記事ではセキスイハイムの特徴について、徹底的に解説させて頂きます。
セキスイハイムを検討している方、要チェックですよ!
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この記事の概要
セキスイハイムってどんな会社?積水ハウスとどう違うの?
セキスイハイムと似たような名前の会社に、「積水ハウス」がございます。
セキスイハイムと積水ハウス。名前はそっくりですが、まったくもっての別の会社であり、家作りの特徴もまるでちがいます。
・積水ハウス:積水ハウス株式会社(鉄骨や木造シャーウッドが有名)
・セキスイハイム:積水化学工業株式会社(鉄骨ユニット工法が有名)の住宅ブランド名
両社の名前が似ているのは、ルーツが同じ「積水化学工業」だから。
積水ハウスは積水化学工業の住宅事業でしたが、業績不振などの理由で分社化・独立することに。
その後、積水ハウスは業績を伸ばし、大手ハウスメーカーと呼ばれる地位を築いていきます。
その活躍を見ていた積水化学工業。我も続けと、自社内に再び住宅事業を立ち上げます。
・・・イエス、それが「セキスイハイム」というブランド名ですね。
ですので両者はまったく別会社ではありますが、無関係・・・とも言い切れません。
セキスイハイムの基本スペック・坪単価
運営会社 | 積水化学工業株式会社 |
販売方法 | ディーラー販売。(セキスイハイム東北株式会社など) |
坪単価 | 坪65~80万円 |
構造 | 鉄骨ラーメン・ユニット構造 |
基礎 | ベタ基礎 |
耐震等級 | 耐震等級3 |
断熱材 | 高性能グラスウール・基礎断熱 |
窓 | Low-E複層ガラス |
サッシ | アルミ樹脂複合サッシ |
セキスイハイムの坪単価は60~80万円。さすが大手ハウスメーカー、お安くない坪単価です。
家のグレードを上げてオプションをつけると、坪単価は100万円を越えることもあります。
ただし家の性能・スペックは非常に高く、値段に見合ったハイスペックの家が建てられます。
もちろん、採用されている「Low-E複層ガラス」「アルミ樹脂複合サッシ」は、断熱性が高いものです。
標準でベタ基礎が採用されているのも、うれしいポイントですね。
セキスイハイムは、それぞれの地域で販売を担当しているディーラー(セキスイハイム東北・東京セキスイハイムなど)との契約になります。
セキスイハイム = 工場生産による鉄骨ユニット工法
セキスイハイムの最大の特徴は、工場生産による鉄骨ユニット工法です。
工場で家の部屋となるユニットを作り、現場ではユニットをクレーンで釣りあげて重ねていきます。
画像出展:セキスイハウス公式
トレーラーでユニットを運び、クレーンで積み上げていく作業風景は圧巻の一言。わずか1日で家の全貌が見える姿に、感動の涙を流す人があとを絶ちません。
もちろん、強烈なのは見た目のインパクトだけではありません。
工場生産による正確&精密な作業により、ミス・欠陥なく家作りができるのは、家作りを依頼する側としては非常に安心できるポイントです。
工場生産のため、施工ミスが少なく、品質が安定している。
これまでの家作りは、現場で大工が作業するものでした。
しかし現場での作業は、課題が多いです。
・作業する人の技術レベルによって、品質がバラバラになる。
・現場がバラバラに点在しているので、現場監督のチェックの目が行き届きにくい。
・外の環境(暑い・寒い・雨)で作業するため、施工ミスが起こりやすい。
・雨で材料が濡れてしまう。
施工ミスが起きやすいのも問題ですが、天候で工期が左右されたり、雨で木材が濡れてしまうのも大問題ですよね。
画像出典:セキスイハイム公式
現場作業の問題を解決するため、セキスイハイムは工場生産の体制を整えました。
・屋根があるので、材料が雨に濡れない。
・天候によって工事の予定が左右されない。
・空調の整った環境で作業するので、ミスが減る
・大型溶接機、昇降機を使うので、精密な作業ができる。
・ライン作業で効率よく作業できるので、工期が短くなる。
・・・素晴らしい。じつに素晴らしいメリットではないですか?
私たちが手に触れる製品の多くは、機械化された工場で生産されるのが当たり前です。機械化されたからこそ、品質が安定し、納期通りに商品が受け取れます。
これと同じように住宅も工業化させることで、問題だった品質を安定させられるのです。
「家作り=施工ミスがあって当たり前」という認識は、時代遅れになる日も近いでしょう。
断熱性・耐震性・フォロー体制。どれも一流スペック。
ストレートに申し上げますが、セキスイハイムの家はお値段が高いです。
ローコストハウスメーカーや地元工務店と比べると、1.5~2倍の価格でございます。
ですがセキスイハイムの家は、ただ高いだけではありませんよ。
断熱性・耐震性・フォロー体制。どこを切り取っても一流メーカーらしいクオリティになっています。
「上質な家で、快適に安心して住み続けたい」
と思っているあなたに、ぜひおすすめしたいハウスメーカーです。
断熱材は高性能グラスウール。工場生産で隙間なく施工するから安心。
セキスイハイムで使用されている断熱材は、高性能グラスウール。コスパがよく断熱性・防音性が高いのが特徴です。
グラスウールは非常に優秀な断熱材で、多くのハウスメーカーが採用しています。(積水ハウス・大和ハウス・パナソニックホームなど)
しかしグラスウールの欠点は、隙間なく施工するのが難しいこと。もしも断熱材に隙間があいていると、そこから内部結露になってしまうのが恐ろしいのです。
・・・ですがご安心くださいませ。
家作りの工業化を進めたセキスイハイムでは、断熱材まで工場で施工します。
そのため断熱材を正確に・精密に施工できるので、断熱材に隙間が生まれません。
また断熱材を現場で施工するとき、急な雨で断熱材が濡れてしまうことがあります。
グラスウールは水に弱く、雨に濡れると本来の性能が発揮できなくなることも。
しかし工場生産のセキスイハイムでは、この心配はいりません。
なぜなら屋根のある工場で断熱材を施工してしまい、現場では1日で家の全貌が完成するからです。これならグラスウールが雨に濡れません。
この配慮が嬉しいですよね。
基礎断熱で足元の冷えをカット!
セキスイハウスでは「基礎断熱」が標準採用されています。
基礎の内側に断熱材を施工することで、床下空間を室内のように暖かい環境にすること。
床下が冷えないので、足元の冷えがなくなる。
壁・天井・床の断熱をしているハウスメーカーは多いですが、基礎断熱まで標準で対応しているハウスメーカーは少ないです。
その点においても、セキスイハイムの断熱性は高いといえるでしょう。
「鉄骨+ボックス構造+工場生産」による、高い耐震性。
画像出典:セキスイハイム公式
セキスイハイムと言えばで、耐震性。
頑丈な鉄骨で作ったボックス構造(しかも工場で正確・精密な溶接)により、高い耐震性を実現しています。
・耐震等級3(最高ランク)
・鉄骨を大型溶接機で強固に一体化。
・鉄骨の柱と梁を1つのボックス構造にしているので、ボックス単体でも高い耐震性を発揮。
・ユニットを連結させているので、地震のエネルギーを分散させる。
さらりと言ってしまいましたが、「耐震等級3」を取得している時点で「耐震性はかなり高い」と思って頂いて結構です。
耐震等級1で想定している地震(震度6~7で倒壊しない・震度5強で家が損傷しない)の1.5倍の地震に耐えられる構造。
耐震等級3は、数百年に一度の震災にも耐えられるとも言われています。
セキスイハイムが他社とちがうのは、鉄骨のユニットによるボックス構造です。
工場で生産されるユニットは、それ単体でも大きな地震に耐えられる構造になっています。
強固なユニット同士は現場で連結させることで、地震のエネルギーを分散して受け流します。
これは耐震性への強い地震の表れですね。
ちなみにセキスイハイムでは、他社のような「制振ダンパー」や「免震ゴム」がありません。
これはセキスイハイムの構造(鉄骨ユニットのボックス構造)が、制振の働きもかねているからです。
すごいのですね、ハイムさん。
家作りのサポートも一流。営業・現場監督・内装など、専属担当者がつくので安心。
家作りで大切なのは、フォロー体制。
施主の要望をくみ取り、間取りに反映させる。問題があれば、すぐに解決する。手厚いフォローなくして、理想の家作りはできません。
この点、セキスイハイムなら安心できます。
営業マン以外にも、
・内装の担当者
・外構の担当者
など、専門の担当者がフォローしてくれます。
間取りプランの打ち合わせでは、納得いくまで何度も打ち合わせをしてくれるなど、理想の家作りに向けて一緒に頑張ってくれます。
ローコスト系ハウスメーカーですと、打ち合わせが簡略化されたり、1人の営業マンが複数の工程を兼任していることが多いです。
そのためハウスメーカー任せにせず、施主自ら行動することが大切になります。
セキスイハイムのような大手ハウスメーカーですと、家作りのフォロー体制がとても手厚いです。
ハウスメーカーが率先してフォローしてくれるので、理想の家作りがじっくりできます。
セキスイハイムの特徴「磁器タイル外壁」・「快適エアリー」
セキスイハイムを語る上で外せない特徴は2つ。
1・磁器タイル外壁
2・快適エアリー
セキスイハイムも積極的にPRしているので、どの営業マンも熱弁しているのではないでしょうか?
外壁の塗り直しがずっと不要!磁器タイル外壁。
外壁は一軒家にとって頭の痛い問題です。
広く普及しているサイディング外壁では、およそ10年に1度の塗り直しが必要です。足場を組んで作業するため、費用は1回50万円~。住宅ローンを払いながらメンテナンス費を捻出するのは、なかなか家計に響きます。
ですが、聞いてください。
セキスイハイムで採用されている、磁器タイル外壁。なんと塗り直しが「ずっと不要」なのです!
「塗り直しずっと不要」
これはサイディング外壁の家を買った人には、刺激の強すぎる言葉。きっと今頃ハンカチを噛みしめていますよ?
磁器タイルとは、紫外線や酸性雨に強く、汚れもつきにくいタイルです。
吸水率が1%以下であるため、ほとんど水を吸いません。つまり、ほとんど汚れない&劣化しません。
せっかくハイグレードな家を建てても、外壁が傷んでしまっては残念すぎます。かといって、10年おきに50万円なんて、正直払ってられません。
ですがセキスイハイムなら、いつまでも新築の美しさが長続きします。しかもメンテナンス費用をかけないで、でございます。
セキスイハイムは高い家ではありますが、それだけいい素材を使っているのも事実。
10年、20年と使い続けたとき、メンテナンスコストで差がつきますよ。
全館空調「快適エアリー」で、家中あったかい!
画像出典:セキスイハイム公式
セキスイハイムのゴリ押しPRポイント。それは快適エアリー。
快適エアリーとは、時代の最先端をいく全館空調システムです。暖かい(冷たい)空気を足元の排気口から家全体に送ることで、家そのものを暖かく(涼しく)します。
・家のどこに行っても暖かい(涼しい)
・集中リモコンによって、温度管理が簡単。
・足元からじんわり暖めてくれる。
・インテリア、エクステリアがスッキリする。
快適エアリーのような全館空調は「ある・なし」で考えれば、「あった方が確実に快適だ」といえます。
日本のような蒸し暑い夏で、
・エアコンをつけた部屋
・扇風機だけの部屋
どちらの部屋が快適かと聞かれたら、「エアコンの部屋が快適だ」と秒で答えますよね。それと同じでございます。
ただ問題なのは、費用です。
快適エアリーを導入するには、60万円~とかなり高い費用がかかります。
さらに、
・故障したときの修理費が高くなりがち。
・故障したときの影響が大きくなる。
というデメリットもあります。
これから全館空調が普及して価格が下がれば、もっとメリットは大きくなるでしょうね。
ちょっと気になるセキスイハイムのデメリットは?
ちょっとベタ褒めしすぎましたね、セキスイハイム。
本当にいいハウスメーカーだと思いますが、やはりデメリットもございます。
デザインが四角形で、セキスイハイムっぽい。
これはセキスイハイムのデメリットといいますか、セキスイハイムらしさ、といいますか。
ボックス構造のユニットを組み上げるセキスイハイムでは、どうしても家の形が四角形で、デザインがセキスイハイムっぽくなります。
・家の形が四角形
・家の屋根がフラット。
・家の外壁がタイル。
このデザインがドンピシャで好きな人にとってはたまらないメリットですが、今一つと感じる方にはデメリットとなるでしょう。
ユニットを組み上げる工法なので、間取りに自由度が少ない。
セキスイハイムは間取りの作成も、ユニット単位になります。
ユニット単位の間取り作成。これが実に不自由で難しいのです。
・ユニット単位でしか微調整できないので、細かい調整(壁を少し下げるなど)ができない。
・1つのユニットのサイズを変えると、ほかのユニットのサイズにも影響が出てしまう。
・土地の形にあった間取りを考えるのが大変。
ただでさえ間取り作成は難しいのに、ユニット単位でしか調整できないのですから。
完全に理想通りの間取りを作るのは至難の業かもしれません。
セキスイハイムと一緒に検討したいハウスメーカーは?
鉄骨系で頑丈な家。地震にも負けない家。ハイグレードで快適な家、ということでしたら、次のハウスメーカーもお勧めです。
・積水ハウス
・トヨタホーム
・パナソニックホーム
・ダイワハウス
木造でもOKということでしたら、
などもおすすめです。
セキスイハイムの特徴まとめ
鉄骨によるユニットを組み立てるセキスイハイム。
制振ダンパーなしでも地震に負けない、安心して暮らせる家が建てられます。
・鉄骨ユニットによる、頑丈な家作り。
・工場生産によって、施工ミスが少ない。
・磁器タイル外壁は、塗り替え不要でメンテ費がかからない。
・全館空調「快適エアリー」で家中あったかい。
・家が四角形で、デザインがセキスイハイムっぽい。
・ユニット単位でしか微調整できないので、間取りの自由度が少ない。
かなり特徴が際立っているハウスメーカーですので、セキスイハイムの魅力がドンピシャな方にとっては最高のハウスメーカーでしょう。
しかしよく特徴を知らずにイメージだけで契約してしまうと、「こんなはずではなかったのに」と後悔するかもしれませんね。
じっくり検討してからハウスメーカーとは契約しましょう!
▽実際にセキスイハイムで家を建てた方の口コミ評判はこちらです。
7割の方が10社以上のカタログを請求しています。
家作りは情報収集が肝心です。
約7割の方が10社以上のハウスメーカーのカタログを請求し、比較・検討しています。(SUUMO調べ)
マイホーム購入は人生でもっとも大きな買い物ですので、納得するまでハウスメーカーを選びたいところ。
ハウスメーカーのカタログを取りよせるなら、LIFULL HOME’S 注文住宅<無料>がおすすめです。
1回の入力で複数のハウスメーカーのカタログが請求できます。営業される心配もないので、自宅にいながらゆっくりカタログが眺められますよ。
今のうちにカタログ・資料を請求しておいて、あなたと家族が笑顔になれるマイホームを手に入れましょう!
✔営業マンに会うことなく、カタログだけゲットできる。
✔1回の入力で、大手ハウスメーカー~地元工務店までのカタログが一括請求できる。
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