こんにちは。
注文住宅の家作り、間取りは決まりましたか?
リビング・キッチンの間取りを最初に考えたものの、水回り・寝室・玄関などの間取りはあと回しになりがちです。
その結果、じっくり検討できなくて間取りで失敗するパターンが多いのです。
そこで効率よく間取りを考えられるように、すぐに使える注文住宅の間取りのアイディアをご紹介します。
前回の記事では、注文住宅のリビング・キッチンで使える間取りのアイディアを書きました。
今回の記事では注文住宅の間取りを考えるときに役立つアイディア、
・バス・洗面・トイレ
・寝室・子供部屋
・玄関・廊下・階段
についてで、ございます。
間取りに役立つアイディア満載です。どうぞ最後までお読みくださいませ。
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この記事の概要
注文住宅の間取りアイディア【バス・洗面・トイレ】
水回り(バス・洗面・トイレ)は、毎日使うので実用的な間取りにすることがおすすめです。
デザイン性で考えるよりも、まずはその間取りで「どんな生活になるのか?」想像することがコツです。
1・水回りは一か所に集めると、生活しやすく、コストも安くなる。
水回りの設備(キッチン・バス・トイレ・洗面)は、一か所に集めて間取りを作ることをおすすめします。
・配管の距離が短くなるので、工事費が安くなる。
・配管の距離が短くなり工事が簡単になるので、不具合が少ない。
・水を使う作業が連続して使える(子供がトイレを汚す→洗面で洗う→お風呂で洗う)ので、便利。
など、生活面で大きなメリットがあるからです。
家作りの先輩たちのありがたい経験を拝借し、基本に忠実にするべきところは、素直に従った方が「吉」でございます。
2・ゆったり入るなら、1坪タイプ以上がおすすめ。
画像引用:パナソニック公式
「お風呂はゆったり楽しみたい!」
という方には、ちょっと広めのユニットバスがおすすめです。
注文住宅で選べるユニットバスのタイプは、
・0.75坪タイプ:シンプルですっきりした広さ。1人で入るには十分な広さ。
・1坪タイプ:大人が足を延ばして入れる大きさ。
・1.25坪タイプ:大人と子供が入れる広さ。洗い場のスペースも余裕がある。
・1.5坪タイプ:浴室、洗い場ともにかなり広いスペース。
から選べます。
お風呂に入るだけなら0.75坪タイプでも十分ですが、ゆったり入りたいなら、1坪タイプ以上がおすすめです。
ただしお風呂が広くなると、
・水道代、ガス代が高くなる。
・洗い場が暖まりにくくなり、寒い。
などのデメリットもございます。ご注意くださいませ。
3・浴室乾燥機はコスパがいい設備投資。
「雨ばっかりで洗濯物が乾かない。」
「洗濯機で乾燥させると、服がダメになる。」
このような悩みおすすめなのが、浴室乾燥機です。
浴室乾燥機とは、浴室の天井にはめ込むヒーター付きの換気扇です。換気扇から暖かい空気が流れるため、洗濯物を早く乾燥させられます。
・花粉が飛ぶ季節。
・雨が多い梅雨の季節。
・外に干しても乾かない冬。
浴室乾燥機があれば、洗濯物を外干しできない季節でも、外の天気に関わらず洗濯物を乾かせます。
私が家を買うとき、どうして浴室乾燥機を導入しなかったのか。ただそれだけが悔やまれます。
4・2階にお風呂でプチ露天風呂。
水回りの基本は、1階に集中させることです。
ですが2階にお風呂を設置する間取りも可能です。2階にお風呂を設置することで、
・採光性、風通りがよくなる。
・展望がよくなる。
・プライバシー性が高くなる。
・窓をあけてプチ露天風呂が楽しめる!!
というメリットがあります。
お風呂は体を洗うだけの場所ではないのですよね。お風呂に入って、心身ともにリラックスできる場所なのですよ。
2階お風呂にすることで、ちょっとした展望風呂になります。
しかし2階にお風呂を設置するときは、
・水漏れリスクがある。
・水の音が1階に響く。
・水圧を高くしなくてはいけない。
などのデメリットを考慮する必要があります。
▽2階浴室のメリット・デメリットは、こちらで詳しく解説しています。
5・お風呂に坪庭をつけると、リッチな入浴タイムに。
ちょっとリッチな入浴タイムを楽しみたい方におすすめなのが、浴室のとなりに坪庭を作ることです。
L字型・コの字型の間取りにして坪庭を作ることで、プチ露天風呂気分が楽しめます。
坪庭は広くなくても問題なし(1~1.5坪程度)。シンボルツリーを植えておくことで、季節を感じられます。
外からの視線をより遮るには、背の高い目隠しフェンスを設置すると安心です。
6・トイレにちょっとした手洗い。
みんなで使うマイホーム。子供がトイレを使ったら、きちんと手を洗う習慣をつけさせたいところです。
でも実際は、そのまま手を洗わないで逃走することは日常茶飯事。
その原因はトイレと手洗いが(ちょっとだけ)距離があるから。そのちょっとの距離で、子供たちは手を洗わずに走りさってしまいます。
ですのでトイレに手洗いをつけておくことをおすすめします。ちょっとした簡易的なものでも構いません。すぐに手が洗えることが重要なのです。
・・・あなたもちゃんと手を洗ってね・・・
すぐ目の前に手洗いがあると、手を洗う習慣が身に付くのでおすすめです。
7・あると便利な2階トイレ。
標準的な間取りプランでは、トイレは1階に1カ所だけ。
これでもマイホーム生活はできますが、しばしばトイレ渋滞が発生してしまいます。
そ、そいつは無理なご相談でして・・・
子供がオムツを卒業してトイレを使うようになると、ほぼ間違いなくトイレ渋滞が発生します。
ときと場合によっては、深刻な被害(おもらし・大)をもたらします。
トイレ渋滞の解消は、2階にトイレをもう1カ所設置することで解決できます。
1分1秒を争う出勤時間に、トイレ渋滞が起きないメリットは大きいです。
ですが「2カ所もトレイは必要ない」とのことであれば、2階にトイレを設置するスペースだけ作っておくのもおすすめです。
トイレを設置する前は、ウォークイン型の収納として活用できますよ。
▽2階トイレの重要性をうたった記事は、こちらでございます。
8・ツインボウルタイプの洗面台。
「朝の忙しい時間に洗面台で渋滞が起きてしまう。」
というお悩みにおすすめなのが、ツインボウルタイプの洗面台です。
流しが横並びで2つあるので、忙しい朝でも渋滞が起きません。
子供が大きくなると、それに従って洗面台に立つ時間も増えます。(経験済み)
将来を見据えて最初からツインボウルタイプにしておくと、先々のストレスを減らせますよ。
9・玄関からすぐ洗面所に行ける間取り。
子供が大きくなると、ドン引きするぐらい汚れて帰ってくることありませんか?
そんなときに玄関から洗面所まで直行できる間取りにしておくと便利ですよ。
リビングを通らなくてもいいように、洗面台と玄関を結ぶドアをつけておくのがおすすめです。
・汚れた手でドアを触る回数が最小限になる。
・汚れた靴下で歩く歩数が最小限になる。
・お客さんがいるときも、洗面台に直行できる。
などなど、実用性の高い間取りとなります。
そのほかのアイディアとして、
・玄関のすぐ横に外水栓をつける。
・玄関にちょっとした手洗いをつける。
などもおすすめです。
10・洗濯物で困らない間取りアイディア
夫婦共働きで家を留守にすることが多い方におすすめしたいのが、雨が降っても洗濯物が干せる間取りです。
天気に関係なく洗濯物が干せると、職場から雨を心配する必要がありません。
・テラス屋根をつける。
・サンルームをつける。
・バルコニーの屋根(軒)を長くする。
・可動式室内干しをつける。
洗濯物が外に干せないと、どうしても室内干しになってしまい、せっかくの新築マイホームも生活感に溢れてしまいます。
安心して外干しできる間取りにしておくと、室内がすっきりするのでおすすめです。
11・洗濯物の家事動線を短くする間取り。(できればワンフロアで完結)
家事の中でも大変なのが洗濯。
これを楽にするには、家事の動線を短くする間取りにするのが大切です。できればワンフロアで完結できるのが理想です。
日当たりのいいバルコニーなら洗濯物はよく乾きますが、1階の洗濯機から濡れた洗濯物を運ぶのが大変になってしまいます。
ゴリ押しで恐縮です。ですが浴室乾燥機、ほんとにおすすめですよ。
注文住宅の間取りアイディア【寝室・子供部屋】
新築で建てたマイホームで、もっとも長い時間をすごす場所はどこかご存知ですか?
・・・イエス、それは寝室ですよね。
かりに6時間寝るとしても、一日の1/4を寝室ですごすことになります。しかも毎日、安定して6時間ですからね。これはリビングの滞在時間をはるかにしのぎます。
ですので、「寝室?どうせ寝るだけでしょ?」と軽く考えていると、間取りで後悔してしまいますよ。
12・寝室を1階にするときは、騒音に注意した間取りにする。
寝室の間取りは2階にする方が多いです。
ですが土地・間取りの関係で、1階に寝室を設けるときもあります。
そのときに注意したいのが、「騒音」です。
1階の寝室は地面との距離が近いので、騒音トラブルになることが多いです。
・お隣さんんのエアコンのファン、エコキュートの運転音が深夜に響く。
・寝室の横がお隣さんの駐車場だった。
・朝早くから通行人の音、声がうるさい。
自宅の間取りだけでなく、近隣環境を考えて間取りを作ることがポイントです。
▽一軒家にありがちな騒音問題の解決方法は、こちらで解説しています。
13・寝室を和室にするときの注意・快適にするアイディア。
「寝室は和室にして、落ち着ける空間にしたい!」
という方におすすめなのが、和室でも似合う和風ベッドを使うことです。
和室の落ち着く空間は素敵ですが、大変なのですよ。布団の上げ下げが。
うっ・・・、今、腰の爆弾が爆発しましたぞ・・・。これでは明日から会社にいけませんな。
まだお若い、今ならいいかもしれません。
しかし5年、10年と歳を重ねたときに、はたして今と同じく布団の上げ下げができるでしょうか?・・・私は無理でございます。
ですので、布団の上げ下げをしないように、最初からベッドを使うことをおすすめします。
今は和室にも使える、和風な畳ベッドもございます。
デザイン性と実用性が両立するのでおすすめですよ。
14・子供の成長にあわせて間仕切り
子供部屋の間取りのコツは、成長にあわせて間仕切りを変えられるようにしておくことです。
・子供が小学生低学年:子供部屋として、1つの広いワンルームとして使う。
・子供が小学生高学年~:ワンルームを間仕切りで区切って、独立した子供部屋に。
・子供が独立:間仕切りをとって、広いワンルームに戻す。
このとき、あらかじめ間仕切りの位置・ドアを2つ以上つけておく、などの間取りにしておくと将来的にも融通が利いて便利です。
15・コルクボード・ホワイトボードをはりつけて、自由に遊ばせる。
小さい子供がいると、避けられないのが、
・落書き
・シール貼り
ではないでしょうか?
大切なマイホームに剥がせないシールを貼られると、怒りを通り越して泣きたくなります。
マイホームを子供の落書きから守るには、子供の落書き・シール貼り専用スペースをさいしょに作ってしまうのがおすすめです。
・子供部屋にコルクボード、合板をつけておく。
・リビングの一角の壁紙を落書き・シール貼りOKスペースにしておく。
・リビングの一角にホワイトボードを設置する。
これらのアイディアなら、子供を怒ることなく、大切なマイホームを落書き被害から守ることができます。
・・・って、ホワイトボードからはみ出して落書きしているのですが・・・。
とはいえ、相手はフリーダムの化身、子供ですから。完全に防ぐのは難しいでしょう。
16・ロフトをつけて収納力・広さアップ!
子供部屋の間取りにワンポイント加えるなら、ロフトはいかがでしょうか?
ロフトとは屋根裏のデッドスペースを改良したもので、おもに収納目的で使われます。
子供部のにロフトは収納以外にも、
・秘密基地のように隠れて遊ぶ。
・勉強、読書するスペースに。
・ロフトで寝る。
など、遊び心満載の間取りになり、子供たちから人気です。
ただしロフトを作るときは断熱材・エアコンの位置など、夏の暑さ対策が必須です。
また落下防止の背の高いフェンスガードは必須です。
まとめ:水回りの間取りもじっくり検討しよう!
リビング・キッチンに比べると、水回り・寝室・子供部屋の間取りはあと回しにされがちです。
そのためじっくり検討する時間がなくなって、「まぁ、これでいいよな・・・」と決めたものの、最終的に間取りで後悔するパターンが多いのです。
ですので、水回り・寝室・子供部屋の間取りも、早いうちから考えておきましょう。
【お風呂・トイレ・洗面の間取りアイディア】
1・水回りは一か所に集めると、生活しやすく、コストも安くなる。
2・ゆったりお風呂に入るなら、1坪タイプ以上がおすすめ。
3・浴室乾燥機はコスパがいいので、ぜひ導入したい。
4・2階にお風呂でプチ展望風呂が楽しめる。
5・お風呂に坪庭をつけると、リッチな入力タイムに。
6・トイレにちょっとした手洗い。
7・あると便利な2階トイレ。
8・ツインボウルタイプの洗面台で、洗面台の渋滞を防ぐ。
9・洗面台からすぐ洗面台にいける間取り。
10・洗濯物で困らない間取りにする。
11・洗濯の家事動線を最短距離にする。
【寝室・子供部屋の間取りアイディア】
12・寝室を1階にするときは、騒音に注意する。
13・寝室を和室にするときは、和風ベッドを活用する。
14・子供の成長に合わせた間仕切り。
15・コルクボード・ホワイトボードをつけて、自由に落書きさせる。
16・ロフトをつけて、収納力・遊び心アップ!
ちょっとした間取りのアイディアを取り入れて、ぜひ自分だけの間取りを完成させてくださいね。
素敵な家作りを。それでは、また。
▽間取り作りで後悔しない方法をまとめました!
▽リビング・キッチンの間取りのアイディアはこちらです。
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