「注文住宅で新築マイホームを建てるとき、バルコニーはつけますか?」
冒頭よりいきなりのご質問、失礼しました。
バルコニーは多くの家についている、定番の間取りです。ですので無意識のうちに「バルコニーはつけるもの」と思っていませんか?
しかしバルコニーにはメリットもありますが、デメリットも抱えております。
ですのできちんとデメリットまで知ってから、バルコニーを取り入れることをおすすめいたします。
そこでこの記事では、
・バルコニーのメリット。
・バルコニーはいらない!と言われる理由。デメリット。
について解説させて頂きます。
この記事を読むと、バルコニーへの見方が変わります。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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この記事の概要
ちょっと待って!バルコニーとインナーバルコニーのちがい!
バルコニーの「いる or いらない」のお話をする前に、少しご確認させてください。
言葉がちがうだけでなく、両者は構造からしてちがいます。
【バルコニー】
・建物の外に張り出しているスペース。
・屋根がない。(軒が長い場合もある)
・施工費が安い。
・屋根のあるバルコニーは、厳密には「ベランダ」という。
・延床面積に含めない。(奥行き2mまで)
【インナーバルコニー】・建物の一部をへこませて、半屋外にしたスペース。
・屋根がついている。
・施工費が高い。
・延床面積に含める。
この記事では「バルコニー」について解説させて頂きます。
バルコニーっているの?バルコニーのメリットとは?
多くの住宅についているバルコニー。
ここまで多く普及しているのは、やはり相応の理由(メリット)があるからです。
洗濯物が干せる。しかも太陽の日差しで布団も干せる。
バルコニーのメリットは、洗濯物が干せることです。しかも太陽の日差しで布団も干せます。これはポイント高いですよね。
太陽の日差しで洗濯物を乾かすと、
・早く乾く。
・イヤな臭いがしない。
・ほんのり暖かい。
・ふかふかする。
などなど、洗濯物の乾き方がまるでちがいます。
せっかく新築一軒家に引っ越すのですから、洗濯物の乾き方にもこだわりたいところ。洗濯物をもっともよく乾かすには、バルコニーでの外干しに限ります。
バルコニーがなければ、日当たりのいい場所で外干しができません。これは地味に困ります。
アウトドア気分が楽しめる。
天気のいい日にイス・テーブルをバルコニーに出して、プチ・アウトドアを楽しむ。
バルコニーのメリットって、やはりこれではないですか?
賃貸アパートではできない贅沢こそ、一軒家のバルコニーで一度はやってみたいですよね。
プチ・アウトドアのバリエーションとして、
・家族でバーベキュー。
・第二のリビングとしてくつろぐ。
・子供がプールで遊ぶ。
・喫煙スペースとして。
などの使い方ができます。
このようにバリエーションを数えてみると、バルコニーが意外と役に立つのが分かりますね。
ただし、バルコニーでアウトドアを楽しむには、それなりの広さ(奥行き1mは欲しいところ)が必要です。
家の外観にメリハリがでる。
意外なところにもバルコニーのメリットはございます。それは家の外観にメリハリが出ることです。
バルコニーが家からせり出していることで、家の外観にメリハリが生まれ、立体的なシルエットになります。
デコボコの少ない形の家でもバルコニーがあることで、家の外観が引き締まります。
たとえば、こちらはバルコニーがない家です。
画像引用:橘綜合住宅
とてもシンプルな外観ではありますが、メリハリという面では少し物足りなさも感じてしまいます。
あなたはもしや、「バルコニーがあっても使わないんじゃないの?」と、心配してませんか?
ご安心ください。仮にバルコニーを使わなくても、家の外観が引き締まってますから。もはや家のデザインの一部と言ってもいいでしょう。
▽家の外観をオシャレにするポイントは、こちら!
エアコンの室外機が置ける。
「でもバルコニー使わないしな・・・。」
「家の外観も気にしないしな・・・。」
と思っているあなた。じつはそれでもバルコニーをつけるメリットがございます。
イエス、それはエアコンの室外機置き場としてです。
2階にエアコンを設置したとき、室外機はどこに置きますか?
屋根の上ですか?外壁に取りつけますか?
それとも配管を伸ばして、地面に置きますか?
屋根の上は雨漏りリスクがある上に、外から室外機が丸見えなのでデザイン的によろしくありません。
地面に置くのも施工費が高くなりますし、エアコン効率も悪くなります。
ですがバルコニーがあれば・・・
そうか、バルコニーの存在意義はこのためだったのか・・・!?
バルコニーは室外機の置き場として最適です。
・直射日光が当たらない。
・直接風が吹きつけない。
・メンテナンスが簡単。
・振動しても大丈夫。
「バルコニー = 室外機置き場でしょ?」と断言しても過言ではないほど、最適すぎるのです。
延床面積に含まれないので、ちょっと家が広くなる。
バルコニーのメリットは、延床面積に含まれないことです。
建物の各階の面積の合計。
土地の広さによって、建ててもいい家の広さ(容積率)は決まっています。
しかしバルコニーは延床面積に含まれません。そのため容積率ギリギリに家を建てても、さらにバルコニーを追加できるのです。
家がちょっと広くなってお得ですな。
延床面積に含まれないのはバルコニーだけ。インナーバルコニーは延床面積に含めないとダメなんですよ。
「バルコニーはいらない!」という理由。デメリットは?
バルコニーのメリットをリストアップしてみると、「なるほど普及するわけだ」と思いますよね。
ですがご注意くださいませ。
バルコニーにもデメリットがございます。しっかりとデメリットを知った上で、設置することをおすすめします。
雨漏りリスクが高い。
バルコニーの致命的なデメリットは、雨漏りリスクが高いことです。「雨漏り」。それは身も心も凍り付く危険なワードでございます。
バルコニーは受け皿のような形をしているので、雨が溜まりやすいです。しかも屋根がないので、基本的に雨風に吹き曝されます。
そのため
・防水シートが劣化してしまう。
・壁、床がひび割れしてしまう。
・排水管がつまってしまう。
などのトラブルから、雨漏りにつながってしまいます。
バルコニーに期待するのが室外機置き場として・・・ぐらいでは、雨漏りリスクの方が遥かに大きく感じるかもしれません。
▽雨漏りリスクは、屋根も気をつけなくてはいけません。
屋根のないバルコニーは使いづらい。
アウトドア的な贅沢な使い方のできるバルコニー。
ですがご存知ですか?
屋根のないバルコニーは使い勝手が悪く、どうしても使用頻度が少なくなってしまうのです。
・屋根がないから、急な雨で洗濯物が濡れる。
・屋根がないから、ゴミがたまりやすい。汚れやすい。
・屋根がないから、天気がよすぎると暑い。
バルコニーの便利さよりも、不便さが目立ってしまいます。
これならインナーバルコニー。・・・いや、サンルームがよかったな・・・。
使い勝手のよくないバルコニーをつけるぐらいなら、
・インナーバルコニー
・サンルーム
をつける方も多いです。
ただしインナーバルコニーにすると延床面積に含まれてしまうので、その分部屋を削らないといけません。
これなら洗濯物が雨に濡れません。
まとめ:バルコニーのメリットは多いが、雨漏りリスクが怖い!
バルコニーのメリットを考慮すると、バルコニー(もしくはインナーバルコニー)をまったくつけないのも不便なものです。
【バルコニーの5つのメリット】
1・太陽の日差しのもと、洗濯物が干せる。布団が干せる。
2・アウトドア気分が楽しめる。
3・家の外観にメリハリがでる。
4・エアコンの室外機が置ける。
5・延べ床面積に含まれないので、ちょっと家が広くなる。
しかしバルコニーの知っておくべきデメリットは、雨漏りリスクです。
どうしてもバルコニーは雨が溜まりやすい構造なので、雨漏りリスクが高くなってしまいます。
また施工費は上がりますが、バルコニーではなく、
・インナーバルコニー
・サンルーム
にするのもおすすめ。バルコニーより施工費は高くなりますが、使い勝手はよくなりますよ!
悩ましいバルコニーですが、後悔ないようじっくり検討したいところです。
素敵な家作りを。それでは、また!
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