こんにちは。
一生に一度の家作り。
念願のマイホームだからこそ、トラブルなくスムーズに家作りをすすめて、ハッピーエンドを迎えたいですよね?
・・・ですが、ご注意くださいませ。
家作りを経験した先輩たちは、大なり小なりトラブルを経験しているのです。
・工期が遅れ、引き渡しの日に間に合わなかった。
・想像していた間取りと、実際に完成した間取りがちがった。
・希望条件を伝えたのに、設計に反映されていなかった。
・追加工事が重なり、予算をかるくオーバーした。
などなど、注文住宅のトラブルは数えきれません。
ですが幸いにして私たちは、先輩たちのありがたい失敗に学び、同じトラブルを繰り返さないことができます。
まさに「俺の屍を越えていけ」でございますね。
では注文住宅の家作りで、実際にどんなトラブルがあったのでしょうか?
またトラブルを防ぐためには、どうしたらいいのでしょうか?
この記事では、あなたの家作りがなにごともなくハッピーエンドを迎えられるよう、エスコートさせて頂きます。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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家作りの先輩に学べ!注文住宅での、ありがちなトラブル集。
注文住宅の家作りでのトラブルは、だいたい相場は決まっております。
ありがちなトラブルパターンは、次の4つにまとめられます。
1・言った、言わない論争。(コミュニケーション不足)
2・こんなつもりじゃなかった。(認識不足)
3・やってくれると思ってた。(他力本願)
4・そんなこと知らなかった。(知識不足)
もうですね、これはストレートに言わせて頂きますと、
「もっとしっかりしようぜ!!!」
ということでございますね。・・・イエス、大変失礼しました。
さて、では注文住宅の家作りでどんなトラブルがあるのか、具体的に見ていきましょう。
「言った」「言わない」で、担当者と揉める。
注文住宅の家作りの代表的なトラブルは、ハウスメーカーの担当者と揉めることです。みなさん、結構派手にバトルしちゃうのですよね。
ハウスメーカーの担当者と揉めてしまう原因は、「言った言わない論争」でございます。
・「ここ、変更してって言ったでしょ?」→「いえ、聞いてません。」
・「○○はもう変更できません」→「ワッツ?そんな話聞いてません。」
言った言わない論争は、「施主→ハウスメーカー」・「ハウスメーカー→施主」の両パターンとも存在します。
言った言わない論争は、程度の低い争いなのですが、両者とも「自分は正しい」と非を認めないと、トラブルは泥沼にはまります。
注文住宅の家作りは、ハウスメーカーとの信頼関係が大切です。
ですが「言った言わない」を繰り返しているうちに、やがてお互いの信頼関係にヒビが入ってしまい、夢の家作りがトラブルにまみれていくのです。
追加工事が重なり、予算オーバー。
「追加工事が重なり、予算オーバー。」
こちらも注文住宅の家作りでのポピュラーなトラブルなので、とくだん驚く必要はありません。
ですが予算オーバーの破壊力は、すさまじいですよ。
300万円あれば・・・新車が買えておつりが出るのに・・・(撃沈)
たった一発の追加工事にて、撃沈完了でございます。
▽予算オーバーを防ぐポイントはこちら!
想像してたものと、完成したものがイメージがちがう。
注文住宅でトラブルになりがちなのが、想像してたものと、完成したものにギャップがあることです。
着工(工事をはじめること)する前に、設計図やパース(外観イメージ図)を作ってくれるので、だいたいのイメージはつきます。
ですが見落としや、知識不足もあり、完成品とのギャップが生まれてしまうのです。
よく見れば、設計図にたしかにそう書いてあります。
ですが生まれてはじめて図面を見る人が、図面だけで家の完成イメージを想像できますでしょうか?
・・・無理でございます。
そのため注文住宅の家作りでは、「こんなはずじゃなかったのに・・・」との涙がこぼれてしまうのです。
▽提案された間取りに違和感を感じたら、それを放置してはいけません。
期日近くにドタバタして慌てて決める→後悔する。
注文住宅の家作りで後悔の原因となるパターンが、
期日に追われる→慌てて決める→「こんなはずじゃなかったのに」と後悔する。
で、ございます。
注文住宅の家作りでは、決めるべきことがたくさんあります。
しかも同時進行が多く、家作りがすすむに従って、忙しさに撲殺されるようになります。
あ、うん、もう、そのホワイト系でいいんじゃない?無難だし、今、忙しいし!
・・・後日・・・
ごめん、ごめんよ、ごめんなさいよう・・・。
謝る。謝ります。でも許して欲しい。だって忙しかったんだもの。
注文住宅の家作りは、はっきり申し上げて忙しいです。
それゆえ「慌てて決める→後悔する」のパターンが多いのです。ご注意くださいませ。
▽家作りに必要な期間は、あらかじめ余裕を持たせましょう。
工期が遅れて、引き渡しが遅れる。
注文住宅の家作りのトラブルで怖いのが、引き渡しが遅れるトラブルです。
引き渡しとは、家が完成し、代金を支払って清算することです。
家の引き渡しが遅れると、それに伴ってさまざまなトラブルが発生します。
・ハウスメーカーが遅れた原因を説明しない。(責任問題になり、契約不履行になるから)
・なんとか間に合わせようと、突貫工事をする。(手抜き工事のおそれ)
・家が完成してないのに、引き渡しされた。(その後ハウスメーカーはトンズラ)
ただ家の引き渡しの日がずれるだけで、根深い問題に発展するのです。
注文住宅で引き渡しが遅れる原因は、
・予定してた材料が届かない。
・間違えて発注した。
・作業者(大工)が手配できなかった。
などなど、身近に起こるものばかりです。
「引き渡しの遅れ?うちは大手ハウスメーカーだから大丈夫!」
との慢心は危険です。お気をつけくださいませ。
着工後に起きる、ご近所さんとのトラブル。
注文住宅での家作りは、家が完成するまで気を抜けません。
なぜなら無事に着工したとしても、工事中にご近所さんとトラブルになる可能性があるです。
・工事の音がうるさい。
・工事の作業者がじゃま。
・ショベルカーで穴を掘ったら、塀が傾いた。
ご近所さんとトラブルになると、工事が予定通りに進まなくなり、最悪は「引き渡しの遅れ」に発展します。
さらには工事でご近所さんに損害(車をぶつけた、塀が傾いた)を与えてしまうと、泥沼の損害賠償に発展することも。
夢のマイホームがトラブル対応に追われるようになると、怒りの矛先はどこへ向かうのでしょうか。
・・・は、ハウスメーカーでしょうかね・・・。
▽一軒家にも、騒音トラブルはあるのです。
注文住宅の家作りのトラブルを回避する5つのコツ
夢のマイホームが、これほどまでにトラブルにまみれていたとは・・・驚きでございます。
ですが怖がる必要はありません。
なぜなら、注文住宅の家作りのトラブルを防ぐコツがあるからです。
泥沼のトラブルを防ぐには、次5つのコツを実施してみてくださいませ。
1・小まめなコミュニケーションが、注文住宅のトラブルを防ぐ。
注文住宅でのトラブルを防ぐもっとも効果のあるコツは、小まめなコミュニケーションです。
ハウスメーカーの担当者・現場監督・作業者。それぞれと小まめにコミュニケーションを取ることで、起こりうるさまざまなトラブルが予防できます。
だって考えてみてもくださいよ。注文住宅のトラブルが起きるパターンって、
・言った言わない論争
・こんなつもりじゃなかった。
・やってくれると思ってた。
・そんなこと知らなかった。
など、わりと低レベルなところからスタートしてるじゃないですか。
はじまりは些細なことでも、こじらせてしまうと、取り返しのつかないトラブルになってしまいます。
だからこそ、小まめなコミュニケーションが大切なのです。
些細なことでも確認することで、トラブルを未然に防げます。
小まめなコミュニケーションを取ることで、注文住宅で起きるトラブルはほぼ回避できるのです。
▽ご近所付き合いのコツは、こちらでございます。
2・営業への伝え方で基本設計が変わる!具体的に、明確に伝える!
注文住宅でのトラブルは、伝え方を変えることで未然に防げます。
マイホームの希望は、必ず「具体的に」「明確に」伝えることが大切です。
「これぐらい分かってくれるだろう」
と思っていても、残念ながらその希望は1ミリも伝わりません。
それどころか間違って伝わってしまい、「こんなはずではなかった・・・」と後悔につながります。
とくに最初の設計となる「基本設計」には注意が必要です。
マイホームの形がみえる最初の設計図のこと。
施主の希望を土地の形状にあわせて盛り込み、平面図・立面図などから構成される。
基本設計で、着工する家の詳細までが決まるワケではありません。
ですが基本設計の完成度いかんによって、その後の家作りのトラブルが決まってしまいます。
基本設計の完成度が高く、理想の家に近い設計であれば、その後の流れはスムーズでトラブルは少ないです。
しかし基本設計の段階から理想の家とギャップがあると、軌道修正できずにトラブルが起きてしまいます。
家作りは、営業マンへの伝え方で決まってしまいます。
「具体的に」「明確に」伝え、あいまいな部分を残さないようにしましょう。
3・書面、メモでのやり取りの記録を残す。
営業への伝え方について、もう1点ご注意頂きたいことがあります。
それは、「書面・メモなどでやり取りの記録を残すこと」で、ございます。
書面・メモでやり取りの記録を残す目的は、「言った言わない論争」を防ぐためです。
約束ごとは必ず書面に残すことはもちろん、担当者との打合せの記録も書面で残し、その都度担当者にも確認してもらうと効果的です。
ほら、ここ!ここ見て!この記録にすべて書いてあるでしょ!
「言った言わない論争」は程度の低い争いのくせに、根深い問題に発展するから困るのです。
家作りは長い期間(平均9カ月)もかかります。
当初の口約束など、すぐに忘れてしまうのが人間です。必ず書面で記録に残しましょう。
4・どんなに信頼しても、「お任せ」はしない。
注文住宅のトラブルを防ぐには、「お任せ」をしていけません。
家作りでは難しいこと・分からないことが多いので、頼れるプロ(営業、設計士、現場監督など)にお任せしたくなります。
イエス、分かりました。ではお任せします。
しかし残念ながら、どんなにハウスメーカーの担当者を信頼していても、お任せするようでは、いい家は作れません。
なぜなら、「お任せ」と「どうでもいい」は紙一重だからです。
営業マンを信頼して「お任せ」と言ったつもりでも、営業マンには「希望がないから、なんでもいい」と聞こえたかもしれません。
現場監督を信頼して「お任せします」と言ったつもりでも、現場監督には「自分の家なのに、どうでもいいのかな?」と思ったかもしれません。
「お任せ」の言葉の意味は広すぎるので、トラブルの原因になってしまいます。
家作りで「お任せ」はとても危険です。
こと細かに仕様、図面を確認し、現場にも何度も顔を出しましょう。
頼れる担当者でもお任せしないで、口と手を出すことが、ひいてはトラブルの予防につながります。
5・打合せシート・家作りノートを作り、マイホームの希望を整理しておく。
注文住宅の家作りのトラブルを防ぐには、事前準備がなによりも重要です。
ハウスメーカーとの打ち合わせを本格的にはじめる前に、打合せシート・家作りノートを作り、マイホームの希望を整理することが大切です。
・家族のライフスタイル、暮らし方
・デザインのイメージ(雑誌で気に入ったものを切り取っておく)
・部屋の間取りの希望
・家の性能に対する希望(耐震性、省エネ性、断熱性など)
・家具、家電のリスト
「どんな家にしたいのか?」をあらかじめ整理しておくと、家作りが忙しくなったときでも判断に迷いません。
まとめ:注文住宅のトラブルは、コミュニケーションで解決する!
注文住宅の家作りにトラブルはつきものです。
多くの先輩方は、トラブルを乗り越えてマイホームを手に入れていったのです。
・・・ですが、できることならトラブルなんて経験したくないですよね?
注文住宅の家作りでトラブルを防ぐには、次のコツを実施してみてください。
1・小まめなコミュニケーションを取る。
2・営業への伝え方で変わる!「具体的に」「明確に」伝える!
3・書面、メモでやり取りの記録を残す。
4・どんなに信頼しても、「お任せ」しない。
5・打合せシート、家作りノートを作り、マイホームの希望を整理しておく。
注文住宅でおこりがちなトラブルは、小まめなコミュニケーションでほぼ防げます。
なぜならどんなトラブルも、最初は些細なことだからです。
・言った言わない論争(コミュニケーション不足)
・こんなつもりじゃなかった(認識不足)
・やってくれると思っていた(他力本願)
・そんなこと知らなかった(知識不足)
泥沼のトラブルも、はじまりは小さな火種です。
ですが火種を甘く見積もっていると、やがて取り返しのつかないトラブルになってしまうのですよ。
幸いにして注文住宅の家作りは、諸先輩方がたくさんのトラブル事例を残して下さいました。
先輩諸氏の失敗に学び、どうぞ屍を越えてハッピーエンドをお迎えくださいませ。
素敵な家作りを。それでは、また!
▽ハウスメーカーこそ、幅広く検討しましょう!
▽家作りはおおまかな流れを把握することが大切です。
▽家作りでまずやるべきことをまとめました。
いや、本当は聞いたかもしれないけど、謝ったら負けなので、絶対に聞いてませぬ!!!