土地ありorなし!注文住宅で予算2500万円はどんな家が建つ?厳しいって本当なの?

こんにちは。

 

「家を買うなら、やっぱり注文住宅だよねぇ~・・・」

「そうだなー、予算はやっぱり2,500万円くらいかなぁ~・・・」

「んー・・・2,500万円だと、どんな家が建つのかな~・・・」

 

こんな妄想、あなたは経験ありませんか?・・・え?私ですか?それはもちろん、バリンバリンに妄想してましたよ。

とくに明確な根拠はないんですけど、なんとなく2,500万円ぐらいでマイホーム、しかも注文住宅が欲しいなと。

 

しかしあえて申し上げますが、その妄想のまま住宅展示場に行くのはおすすめできません

なぜなら住宅展示場で入るモデルハウスを間違えてしまうと、「痛いお客さんが来たぞ」と冷たくあしらわれるからです。「寝言は寝ていえ」、と。

「注文住宅を2,500万円でほしい」というのが、悪いことではありません。ですが、もう少し具体性が欲しいのですよ。妄想をほんの少し現実的にさせる必要があります。

 

そこでこの記事では、

・2,500万円で注文住宅は可能かどうか?

・どんな家が建つのか?

・どんなハウスメーカーを選べばいいのか?

について、解説していきたいと思います。

住宅展示場で冷たい現実の風に吹かれる前に、どうぞこの記事でそっと優しく家作りをすすめましょう。

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注文住宅の家作りは「土地あり」or「土地なし」によって、大きく変わる。

「なんとなく注文住宅が欲しい。できれば、2,500万円くらいで・・・」と妄想している方にお尋ねしたいことがございます。

イエス、マダム。

あなたは土地を持っていますか?それとも、土地を持っていませんか?

なぜ私が土地の有無をお聞きしたのか?

それは「土地をもっているかどうか?」によって、注文住宅の家作りの予算は大きく変わるからです。

「注文住宅を2,500万円で買いたい!」といっても、注文住宅の値段は2種類ございます。

1・土地の値段+家の値段(土地を持ってない人)

2・家の値段(土地を持っている人)

欲しいのは同じ注文住宅なのは変わりませんが、土地がなければ土地も買わなくてはいけません。

逆に土地をもっていれば、家だけ買えばいいのです。

 

これがなにを意味するのか?

・・・イエス、察しのいいあなたはお気づきでしょう。

イエス、マダム。

つまり土地なしで注文住宅を買う場合、土地も買わなくてはいけないので、「予算2,500万円はかなりシビアなるぞ」、ということでございます。

 

モデルハウスに行くと、かならず「土地はありますか?」と聞かれます。それは「土地のあり・なし」によって、買える家が変わるからです。

「なんとなく予算2,500万円で注文住宅が欲しいな・・・」と妄想していたあなた。土地はございますか?

それによって、とるべき行動・もつべきマインドが変わってきますよ。

 

「土地あり」で予算2500万円で注文住宅を建てたい場合。

すでに土地を持っていて、予算2,500万円で注文住宅を建てる場合。これはなかなかの豪邸が建てられますよ。

家の価格は「坪単価」という単位を使って表されます。

坪単価とは?

1坪の広さ(3.3平米)の家を建てるときに必要な費用。ハウスメーカーの見積りを比較するときに使われる。

たとえば30坪の広さの家を予算2,500万円で建てる場合、坪単価は「坪83万円」になります。

 

坪83万円がどのくらいの価格なのか?大手ハウスメーカーの坪単価を比較してみましょう。

積水ハウス 坪70~90万円
セキスイハイム 坪65~80万円
大和ハウス 坪70~90万円
パナホーム 坪70~90万円
ヘーベルハウス 坪80~100万円
ミサワホーム 坪70~80万円
住友林業 坪70~80万円
三井ホーム 坪80~100万円

テレビCMでも抜群の知名度・ブランドをほこる大手ハウスメーカー。その坪単価は、坪70~90万円前後が多いことが分かります。

大手ハウスメーカーの注文住宅の特徴として、

・最新の耐震技術、エコ設備を搭載している。

・グレードの高い内装(キッチン・バス・建具など)が標準で選べる。

・断熱性・気密性が高く「冬あたたかく、夏涼しい家」である。

など、まさにハイスペック住宅とよべる豪邸でございます。

土地をすでに持っていて、家本体だけに2,500万円の予算がかけられるのでしたら、大手ハウスメーカーのハイスペ住宅も手に届きます。

ただし土地を持っていたとしても、諸費用・エクステリア費用などを考えると、家本体の価格はもう少し抑えることになります。

 

▽土地をもっていて予算2,500万円なら、大手ハウスメーカーのハイスペ住宅も手に入る!

おすすめ大手ハウスメーカー8社、気になる断熱材まで徹底比較!【2019年最新版】

2019.05.09

 

▽ただし坪単価には、落とし穴もございます。ご注意くださいませ。

結局、家作りはいくら必要なの?注文住宅の坪単価の落とし穴に注意しよう!

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予算2,500万円ギリギリは、住宅ローン返済が大変。あえて予算を抑える選択も。

土地を持っていて、家だけに予算2,500万円使えるなら、なかなかの豪邸が買えますよ。これは率直に言ってワクワクします。

ですが1点考えて頂きたいのが、「本当に持っているお金、全部使っちゃっていいの?」ということでございます。

たしかに2,500万円もあれば、理想の家はあらかた実現できるでしょう。

 

ですが予算2,500万円ギリギリの買い物は、その後の住宅ローン返済が大変になることを忘れてはいけません。

予算をフルで使って理想の家を手に入れたものの、住宅ローンが想像以上にキツイのですが・・・。

予算上限いっぱいまでお金を使うのではなく、わざと予算を残して体力を温存しておくのもおすすめです。

 

▽ご存知ですか?住宅ローンの返済比率が下がると、幸福度は上がるのですよ。

住宅ローンの適正な返済率は?返済比率15%以下で得られる3つの幸せ!

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「土地なし」で注文住宅を2500万円で建てる場合

では「土地なし」で注文住宅を予算2,500万円で建てる場合。これはかなりシビアになるでしょう。

なぜなら予算2,500万円が、すべてが家の購入に使えないからです。2,500万円から土地代を払わないといけません。

 

土地代は、住んでいる地方によって価格はピンキリです。

都市部では家本体よりも土地が高くなる現象も起きますし、地方の田舎では100坪の土地が数百万で売られていることもあります。

ですので注文住宅を建てたい土地が、「どのくらいの価格か?」によって、注文住宅の現実度が変わります

・土地の価格が高い都市部:予算2,500万円はシビア。

・土地の価格が安い地方:予算2,500万円でも十分可能。

土地の価格が1,000万円なら、家に1,500万円かけられます。

土地の価格が1,500万円なら、家に1,000万円かけられます。

 

土地の価格があがるほど、注文住宅の家作りはシビアになり、建てられる家もグレードが下がってしまいます。

 

土地なし予算2,500万円は、どんな家が建てられる?低予算で注文住宅を建てる工夫を。

土地なしで予算2,500万円で注文住宅を建てるのは、なかなかシビアでございます。しかし無理ではありません。

シビアな予算で注文住宅を建てるには、コストを削る工夫が必要です。

・条件の悪い土地で、土地の値段を下げる。(旗竿地・変形地・北向きなど)

・コストのかからない間取りにする。

・必要ない設備をカットする。

無駄なコストを削ることで、注文住宅の予算を抑えることができます。

 

▽注文住宅の予算を抑えるコツは、こちらで解説しました!

予算オーバーを防ぐ!注文住宅の家作りの予算を抑える10のコツ!

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コストを削る方法の1つとして、ローコストハウスメーカーで注文住宅を建てる、という選択肢もございます。

ローコストハウスメーカーとは、あらゆるコストをカットすることで、低予算で注文住宅が建てられるハウスメーカーです。

ローコストハウスメーカーの坪単価を比較してみると、大手ハウスメーカーの半分程度であることが分かります。

アイフルホーム 坪40万円~
アイダ設計 坪30~40万円
アエラホーム 坪単価39.8万円(プレスト)
アキュラホーム 坪40~50万円
タマホーム 坪30~45万円
レオハウス 坪30~45万円
クレバリーホーム 坪40~60万円
ユニバーサルホーム 坪45~50万円

坪単価40万円で30坪の家を建てる場合、建築費は

 

「40万円×30=1,200万円」

 

と、なります。

家本体が1,200万円!

これなら予算2,500万円でも希望が持てますぞ・・・!!

家本体が1,200万円なら、土地代に1,300万円まで出せる計算になります。

手つかずのエクステリアなどなど問題は山積みですが、注文住宅を買うのは不可能ではありません

 

ローコストハウスメーカーの注文住宅は、「安かろう、悪かろう」と後ろ指さされがちですが、いいえ、そんなことはありません。

・シンプルな設計。

・広告費をかけない。

・流通コスト、中間マージンをカット。

など、ローコストハウスメーカーは、「コスパのいい家が買える」と言った方が的確です。

もちろん、ローコストハウスメーカー各社はただ安いだけでなく、それぞれメーカーによって特徴がございます。安さだけでなく、「なぜ安いのか?」に着目して比較することが大切です。

 

▽ローコストハウスメーカーを徹底的に比較しました。必見です!

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まとめ:土地あり or なしで、予算2,500万円の意味が変わる!

「なんとなく、注文住宅が欲しいんだよな・・・予算2,500万円くらいで。」

 

家作りをスタートするとき。だれだって最初は妄想からはじまるものです。イエス、私だってそうでした。

ですがその妄想のまま、住宅展示場に行くことはおすすめできません。

うっかり手の届かないハウスメーカーのモデルハウスに入ってしまうと、冷たくあしらわれてしまうからです。

ですので、「なんとなく、予算2,500万円で・・・」から一歩踏み込んで、「家本体に○○万円かけられるな」まで考えてみましょう。

 

「あなたはすでに土地を持っていますか?それとも土地からの購入になりますか?」

 

まずはここからでございます。

土地を持っているのでしたら、2,500万円をフルに家本体に使えるので、大手ハウスメーカーのハイスペ住宅も手が届きます。

しかし土地からの購入でしたら、予算2,500万円ではコストを削る工夫が必要です。ローコスト住宅も検討すべきでしょう。

「土地あり or なし」で、モデルハウスに入るべき(入れる)ハウスメーカーが変わりますよ。ご注意くださいませ。

素敵な住宅購入を。それでは、また!

 

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