こんにちは、ヤリイカ(@calmarJP)です。
「新築マンションを購入してまだ数年だけど、住み替えるかどうか悩んでいる・・・」
理由は人それぞれだと思いますが、このような悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。
私も過去に同じような悩みを抱え、悩んだ末に実際に住み替えた経験があります。
今回の記事では、
- 築浅(※)といわれる、築3年未満のマンションを手放して住み替える理由。
- 実際に売却するまでの不安や悩み。
- 少しでも高く売るコツ。
についてまとめました。
(※リクルート住まいカンパニー「賃貸物件に関する実態把握調査」(2015年実施)にて約9割の人が、3年以内であれば築浅物件と呼べると回答していることから、この記事では築3年を築浅の基準としています。)
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この記事の概要
築浅マンションを手放す理由とは?
せっかく購入した築浅マンションを手放す理由は人それぞれ様々だと思いますが、一般的にどんな理由が多いのでしょうか。
アットホーム株式会社が2015年に実施した調査によると、住宅を売却した理由の半数以上は、
でした。それ以外にも
「家族が増えた」
といった前向きな理由から、
「離婚」
「転勤」
といった、あまり喜べないもの・自分ではコントロールできないもの、など様々な理由が挙げられていました。
アットホーム株式会社2015年7月9日ニュースリリースより抜粋
ちなみに私の場合は以下の記事にも書きましたが、「出産に伴って家族が増えたこと」が住み替えのきっかけとなりました。
築浅マンションの売却価格の相場は?実際にいくらで売れた?
では実際に築浅物件を手放すとき、どのくらいの値段で売れるのでしょうか?
以下のデータは東日本レインズによる、「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2015年)」というレポートからの引用です。
東日本のデータでは、築浅物件の売却価格は年数が経っている物件と比べて高いことがわかります。
築浅物件で不安だったこと。住宅ローンが残る?すぐに売れる?
とはいえ、築浅物件を売却するのに不安はあると思います。例えば、
- 売却しても、住宅ローンが残ってしまうのではないか(残債)
- すぐに売れるかどうか、分からない
などが挙げられます。
私も実際にその不安を経験したので、気持ちはよく分かります。
とくに売却に失敗(思ったような値段で売れなかった・売るのに時間がかかってしまった)してしまったときには、ライフプランが取り返しのつかないことになるので、不安で売却を躊躇するのも仕方がないことです。
しかし失敗すると取り返しがつかないからこそ、「築浅のうちに早めの決断をして、売却するべき」だと私は思います。
理由を1つずつみていきます。
まず住宅ローン残債の不安ですが、先に説明したとおり、売却時の成約価格は築浅であればあるほど高いです。
「売却する」と決めたのであれば、早く売りにとりかからないと、物件の資産価値はどんどん低下してしまいます。これが1つめの理由です。
続いて成約率についてです。
下記グラフは、東日本レインズのレポートからの抜粋です。
中古マンション(四角のグラフ)をみると、やはり築年数がある程度短いほうが成約率も高い、という結果になっています。
築15年以内はややばらつきがあるものの、25%前後の成約率があります。しかし築16年以降から少しずつ下がり、最終的には15%程度になってしまいます。
ちなみに私の場合は築1年の売却で、売却活動を開始してから約3ヶ月で引渡しまですべて完了できました。
東日本レインズ 「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2015年)」より抜粋
以上の2つのデータと私の実体験をもとに、「築浅のうちに早めの決断をして、売却するべき」という考え方をおすすめします。
築浅マンションを高く売るコツ。家具は残す?欠陥・不具合・リフォームは?
これまで築浅での売却をおすすめしてきましたが、築浅だから放っておいてもすぐに高く売れると考えてはいけません。
売主として、工夫や努力すべき点がいくつかあるので紹介します。
よくある疑問としては、以下のようなものがあります。
- 欠陥・不具合は隠してもいいの?
- 家具や住宅設備は残すべきか?
- リフォームの必要性は?
もちろん物件はそれぞれ異なりますのでケースバイケースですが、基本的に売却活動は仲介業者と一緒に進めていくことになるため、仲介業者に相談しながら進めていくことが重要です。
欠陥・不具合がある場合、その存在自体を仲介業者に隠すことは完全にNGです。売却活動中、あるいは売却後に欠陥や不具合が明らかになった場合、必ずトラブルになりますのでやめましょう。
自分の代わりに必死に売却活動をしてくれる仲介業者や、自分の物件を気に入って購入してくれた買主を裏切ることになります。
欠陥・不具合があれば、まずはその事実を仲介業者に明らかにした上で、
・修繕してから売却活動を進める。
・(軽微な欠陥・不具合であれば)修繕せずに売却活動を進め、買主に納得してもらった上で購入してもらう。
どちらか仲介業者と検討することになります。
私の場合は特に欠陥・不具合はなかったので問題になりませんでした。
家具や住宅設備に関しては、基本的に売主側の意向が尊重されます。
住み替え先で使用する予定であれば、すべての家具や住宅設備を引き上げた上で売却活動をすることで問題ありません。
逆に家具・住宅設備を残した状態で売却することも可能ですが、買主によっては趣味の合わない家具を残されても処分に困ってしまうケースもあるので注意が必要です。
私は住み替え先で使用する予定だったので、すべての家具・住宅設備を引き上げました。
唯一悩んだのは、カーテンとエアコンでした。
カーテンはサイズが合わないので、住み替え先に持っていってもしょうがなかったのですが、残しても買主が処分に困ってしまう可能性があるので、撤去して廃棄しました。
エアコンは撤去にも費用がかかるので、場合によっては売却マンションに残すことも選択肢になります。
私の場合はまだエアコンが新しかったこともあり、撤去費用をかけてでも新居に持ち込むことにしました。
最後にリフォームですが、こちらも仲介業者と相談とはなるものの、築浅マンションであれば特別リフォームしなくても問題ないのではないかと思います。
著しく損傷や劣化が見られる場合には部分的にリフォームするのも良いかもしれませんが、よくあるフルリノベーションのような大掛かりなリフォームは、費用の面から築浅物件の場合はあまりおすすめしません。
築浅マンションの住み替えでやるべきこと
繰り返しになりますが、築浅マンションだからといって、放っておいても売れるわけではありません。
- 自分の代わりに売却活動をしてくれる、仲介業者に「やる気」になってもらう。
- 買主候補の方に、少しでも自分のマンションを気に入ってもらえるよう工夫する。
といった心構えが必要です。
詳しくは以下の記事にまとめていますので、もしよろしければご参照ください。
まとめ:築浅だからこそ、決断は早く。
今回は築浅マンションの住み替えと、少しでも高く売るコツについてまとめました。
せっかく購入した新築マンションを、まだ築浅の状態で手放すのはすごく勇気がいることです。
ですが「売却する」と決めたら早いほうがメリットがたくさんあるのも事実です。
この記事が少しでも築浅マンション売却に悩んでいる方の後押しになれば幸いです。
ヤリイカさんのブログ:フランス駐在員 ヤリイカのブログ
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「失敗できないからこそ、早めに決断すべき」、この言葉しびれますね。取り返しのつかない失敗にならないように、早めに売却を決断するのが大切なのですね。
ヤリイカさん、本当にありがとうございます!