こんにちは。
「当初引下げプランってなに?」
「通期(全期間)引下げプランとは何ぞや?」
住信SBIネット銀行では当初引下げプラン・通期引下げプランの2種類があり、多くの人がつまづきます。
「当初引下げも通期引下げも、どちらも大差ないのでは・・・?」と考えがちですが、ご注意下さいませ。
当初引下げプランの方が、ぱっと見はお得に見えますが、実はそうでもなかったりします。
この記事では、
・当初引下げプラン、通期引下げプランの特徴・違い。
・どちらがお得なのか?
・どんな人にお勧めなのか?
について、ご説明して参りましょう。
また住信SBIネット銀行では、店舗での窓口相談(無料)も受け付けています。
お近くに店舗がある場合、気になることは気軽に相談してみましょう。
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この記事の概要
住信SBIの通期引下げプランとは?
「通期引下げプランとは何か?」と聞かれたら、
と答えるのがベストアンサーでしょう。
通期引き下げプランの金利は、最初こそ当初固定金利より高いですが、固定期間が終了したときの変動金利が当初引下げプランよりも低くなります。
通期引下げプランは、変動金利になったときの金利が低い?
このように説明すると、「通期引下げプランは、変動金利になったときの金利が低い」と認識されるでしょう。
ですが、そうではありません。厳密には、最初から変動金利を選んでいたときの金利の方が低いです。
最初から通期引下げプランで変動金利を選んだ場合:0.457%
通期引下げプランで10年固定金利を選び、10年後に変動金利になった場合:1.225%
比べるまでもなく、通期引下げプランで途中から変動金利になった方が高いです。
ですので、通期引下げプランを言い換えるならば、
と認識して問題ありません。
住信SBIの当初引下げプランとは?
対して当初引下げプランとは、住宅ローンを借りた最初の固定期間(当初の特約期間)の金利をぐぐぐっと引き下げてくれます。
しかしその一方で、当初の特約期間が終了したあとの金利に引き下げ幅は小さくなります。
パッと見の金利が低くなるので、広告で見かける金利は「当初引下げプランの金利」が表示されています。
住宅購入直後の返済額が少なくなるのは大変ありがたい限りですが、当初の特約期間終了後の金利がべらぼうに高くなることに注意しなくてはいけません。
特約期間が終了した後の金利は、かなり高い。
当初引下げプランの金利は、最初こそ低いですが、特約期間終了後の金利はかなり高いと言えるでしょう。
ご参考までに2018年1月時点の金利で、10年固定金利を選んだ場合をご説明すると、
当初の特約期間:0.72%
特約期間終了後、変動金利にした場合:2.075%
最初から変動金利を選択した場合:0.457%
10年固定金利を選んだとき、特約期間終了後の金利引き下げ幅は、基準金利(店頭金利)からー0.7%になります。
2018年1月の変動金利の基準金利は2.775%なので、2.775-0.7=2.075%でございますね。
住信SBIネット銀行の当初引下げプランは、最初の金利がかなり低いです。
固定期間が10年以上になると、特約期間終了後の金利引下げ幅が小さくなりますよ。
途中で固定期間を変更しても、ダメ。
「固定期間(特約期間)がお得なら、特約期間が終わる直前に、再び固定金利を選べば、お得な金利が続くはず・・・!」
もしやあなたは、甘い幻想を抱きませんでしたか?
イエス、隠さなくてもいいんですよ。なぜなら私こそ、特約期間をどうやったら延長できるのか、必死に探った1人だからです。
ですが大変残念なことに、なにをどうあがいても、特約期間を延長することはできません。むしろ、そもそも固定期間は一度選んだら、それが終了するまで途中変更できません。
カタログには小さな文字でさりげなく書いてありますが、こういった情報こそ、住宅ローン選びでは大切であります。
通期引下げ・当初引下げ、どっちがお得?どんな人におすすめ?
このようにご説明すると、結局つまるところ、「通期引下げプランと当初引下げプラン、どちらがお得なの?」って思いませんか?
ちなみにですが、私は悩んで悩んだ末に「当初引下げプランの10年固定金利」に決めました。
それにはある思惑があったからですが、当初引下げプランは、次のような方にお勧めすることができます。
お得な特約期間中に、繰り上げ返済資金を貯めたい!→当初引下げプラン。
当初引下げプランをお勧めできるのは、
「金利が大きく引き下げられる特約期間中に、繰り上げ返済の資金を貯めたい!」
と思っている方です。
返済総額では、通期引下げプランの方が少なくなります(ただし10年固定金利の場合。5年固定金利では、当初固定金利の方が少なくなる)
ですが、お得な特約期間中に繰り上げ返済資金を準備し、早期完済を目指せるバイタリティ溢れる方なら、当初引下げプランの魅力を存分に使い倒すことができるでしょう。
当初引下げプランは、特約期間の金利優遇をいかして、早期完済を目指す方におすすめです。
住宅ローンを借り換えを検討している人→当初引下げプラン。
また当初引下げプランの特約期間を活用することで、住宅ローンの借り換え費用を捻出することもできます。
10年固定金利で当初引下げプランと通期引下げプランでは、最初の10年間の返済額は
通期引下げプラン:86,373円
当初引下げプラン:80,827円
年間にして66,552円。10年間で66万円もの差額が生まれます。
お得になった66万円をぱーっと使いたい気持ちもありますが、66万円もあれば住宅ローンを借り換えて、さらにお得に返済することもできます。
当初引下げプランは、今後の金利動向に注視し、借り換えのタイミングを逃さない人にもお勧めです。
将来収入が上がる人、収入アップを目指せる人→当初引下げプラン。
今は収入が低いけど、将来的には収入アップを見込める・目指せる人にも、当初引下げプランはお勧めです。
収入が少ないときに重くのしかかる住宅ローンは、かなりのストレスです。ですが当初引下げプランを選択することで、ストレスを緩和することができます。
特約期間終了後は、かなり高い金利になりますが、収入アップさせれば問題ありません。
私が当初引下げプランを選んだのは、この理由が大きいかもしれません。10年間の特約期間中に、いかに収入を上げられるか。10年の執行猶予を頂いたようなものであります。
最初から変動金利を選ぶ人→通期引下げプラン。
また最初から変動金利を選択し、「住宅ローンをガンガン攻めて返済していこう!」という人には、通期引下げプランがお勧めです。
なぜなら、当初引下げプランの変動金利はそもそも高い(0.975%)ので話にならないからです。
金利上昇のリスクこそありますが、変動金利は低金利の今の時代にガンガン返済できるお勧めの金利タイプです。
住信SBIネット銀行で変動金利を選ぶときは、通期引下げプランの一択になります。
分からないことは、店舗で相談してみよう!
住信SBIネット銀行は、すべてWebで完結できるネット銀行でありながら、店舗に出向いて相談して申し込むこともできます。
首都圏、大都市圏(名古屋・大阪・福岡)に、住信SBIネット銀行の相談窓口があり、疑問・質問をぶつけながら住宅ローンの相談を受けることができるのです。
店舗で相談をしたからといって、お金を取られることも、住宅ローンの金利が上がることもありません。
窓口相談は完全無料で、しかもネット銀行の低金利をそのまま受けることができるのです。
しかし1点残念なのは、未だ店舗が大都市圏にしかないことでしょう。
悔しいですが、私の地元(栃木)にも店舗はありませんでした。
ですので、もしもお近くにSBIマネープラザがありましたら、ぜひ活用してみてください。
住宅ローンでの気になること、疑問点が質問でき、あなたにピッタリの住宅ローンを見つけることができますよ。
✔業界最低水準の金利で、住宅ローンの返済がラクになる!
✔主要都市圏(東京・大宮・横浜・浜松・大阪・名古屋・福岡)に対応。
✔分からないことは何でも聞ける!しかも相談無料!
まとめ:当初引下げ・通期引下げで、かなり違う!
住信SBIネット銀行で迷いやすい、当初引下げプランと、通期引下げプランは次のような特徴になります。
当初引下げプラン:契約して最初の固定期間(特約期間)の金利が低い。特約期間終了後の金利は、とても高い。早期完済、住宅ローンを借り換えできる人にお勧め。
通期引下げプラン:契約して最初の固定期間終了後の金利が、当初引下げプランよりも低い。変動金利を最初から選ぶ人向け。
当初引下げ・通期引下げの文字を見たとき、日本語的に意味が分からなかったのですが、つまりはこういうことなのですよね。
ぱっと見は当初引下げプランがお得に見えますが、特約期間が終了すると金利は高くなるのでご注意下さいませ。
また「結局どっちにしたらいいのよ!ぷんすかぷんすか!」と思う方は、ぜひ一度住宅ローンの専門家に相談してみて下さい。
なんとなくで住宅ローンを選ぶと必ず後悔してしまいますよ。それでは、また!
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でも当初引下げの方が、金利が低いので、こちらの方がお得なのでは・・・?