こんにちは。
「住宅ローン選びで後悔したくない!」と思っているあなた。あなたはもしや、「金利だけ」しっかり比較すれば失敗しない、と思っていませんか?
イエス、確かに住宅ローンで金利は超・重要指数の1つでございます。ですが、住宅ローンで大切なのは、金利だけではないのです。
住宅ローンの金利以外で比較するポイントとは?
この記事では、住宅ローンで後悔したくないあなたのために、住宅ローンの金利以外のサービスの比較ポイントを解説させて頂きましょう。
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この記事の概要
金利は一番大切。でも金利だけで選ぶと、後悔する。
住宅ローン選びにおいて、最も大切なのは金利でございます。
金利がほんの0.5%変わるだけで、返済額は大きく変わってきます。35年後の返済総額は、ウン百万の差がつきます。
金利は高いか低いかだけの話であり、「高いからサービスがいい、低いからサービスが悪い」という話はまったくありません。
つまり、金利は正義なのであります。低ければ低いほど、素晴らしいのであります。
ですが、金利だけで住宅ローンを選ぶと本当に後悔しますよ?
・・・え?事務手数料が50万円ですと?そんなバカな・・・。
これは実話であり、本当に私は事務手数料に50万円払ったことがございます。
この世に50万円の事務手数料が存在すること自体が驚きですが、住宅ローン業界は闇が深いのですよ。しっかりと予備知識を持って臨まないと、身ぐるみ全部持っていかれてしまいますよ。
住宅ローンで、金利以外で比較すべきサービス。
では住宅ローンを比較するときに、金利外のサービスで比較すべきものは何でしょうか。
比較すべきものは多いですが、次の4つをしっかり比較すれば後悔することはありません。
1・事務手数料。
住宅ローンを比較するときは、必ず事務手数料を比較しましょう。
なぜなら住宅ローンの事務手数料はクソ高い上に、銀行によってバラつきが大きいからです。
住宅ローンを借りる手続きにかかる費用。
一般的な手数料は数千円~が相場ですが、住宅ローンの事務手数料はゼロの数が1つ、2つ違います。
数万円の事務手数料もあれば、数十万円になることさえあります。私がお支払いした50万円の事務手数料は、まさにこれでしょう。
事務手数料はたくさん払ったからと言って、特別なサービスがある訳ではありません。事務手数料にいくら支払おうとも、やってくれることはすべて同じです。
ですので、「事務手数料は安ければ安いほどいい」と胸に刻んで覚えておきましょう。
金利が低くても、事務手数料が高額な場合、せっかくの低金利のメリットは帳消しにされてしまいますよ。
また事務手数料の計算方法には、2種類あることも知っておきましょう。
・定額制(1件あたり、数万円)
・借りる金額に対する割合(1~2%)
ちなみにですが、私が50万の手数料になったのは、借りる金額に対する割合の事務手数料を払ったからです。
借りれば借りるほど事務手数料が膨らむとは、住宅ローン業界の闇は相当深いでありますね。
2・保証料。
住宅ローンを比較するときは、保証料をしっかり検討する必要があります。
住宅ローンの保証料とは、もしもあなたが住宅ローンの返済ができなくなったときに保証会社が代わりに肩代わりするためのお金でございます。
これは安心であります。がっはっは!
ですがご注意下さいませ。保証会社が住宅ローンの肩代わりをしてくれるのは、銀行に対してだけでありますから。
保証会社はあなたに代わって銀行に住宅ローンを払ってくれますが、そのあと払った住宅ローンの費用をあなたに請求してきます。
つまり、支払い先が変わっただけで、あなたはこれまで通り住宅ローンを払い続けるのであります。
保証料とは、銀行がきちんと住宅ローンを回収するためのものであり、あなたにとって何もメリットはありません。
つまるところ、「保証料がゼロこそ最高」、ということでございます。
住宅ローンの保証料も銀行によってさまざまであり、借りた金額の0.2%~の保証料が必要な銀行や、保証料ゼロの銀行もあります。ネット銀行の多くは保証料がゼロになっております。
先ほども申しましたが、いくら保証料が手厚くても、あなたにとって1ミリもメリットはありません。喜ぶのは銀行だけでございます。
ですので、保証料はしっかり比較しましょう。金利の低くて、保証料ゼロの住宅ローンがお勧めでございますよ。
3・繰り上げ返済手数料。
そして気を付けたいのが、繰り上げ返済手数料でございます。
繰り上げ返済手数料とは、住宅ローンを繰り上げ返済するときに必要な事務手数料です。
繰り上げ返済手数料が高いと、繰り上げ返済をするたびに損をしてしまいます。
住宅ローンの中には、繰り上げ返済手数料がゼロの住宅ローン(住信SBIなど)があります。繰り上げ返済手数料がゼロならば、安心して繰り上げ返済して、住宅ローンを早期完済できます。
また繰り上げ返済手数料には2種類あります。
・一部繰り上げ
・全部繰り上げ
いわゆる繰り上げ返済は、「一部繰り上げ」になります。
また繰り上げ返済して完済する場合は、「全部繰り上げ」になります。これは住宅ローンを借り換えする場合も含まれます。
もしも住宅ローンを借り換えるときには、「全部繰り上げ」の手数料がかかりますよ。しかもこの手数料、ごっそり取られますのでお気をつけ下さいませ。
4・死亡、高度障害、疾病への保証内容。
そして最後にしっかりと比較しておきたいのが、死亡・高度障害、疾病への保証内容です。
住宅ローンには、不慮の事故や病気で住宅ローンが返済できなくなったときに、住宅ローンがゼロになる保証があります。(団体信用生命保険)
多くの住宅ローンは、追加費用なしで保険に加入することができます。
ですが、住宅ローンによっては、さらに手厚い保険に追加費用なしで加入できるものもあります。
たびたびご紹介している住信SBI銀行では、団体信用生命保険(以下団信)の保証範囲以外にも、8つの病気(ガン、脳卒中、糖尿病など)で12カ月以上働けない状態が続いた場合も、住宅ローンがゼロになる保険に追加費用なしで加入できます。
住宅ローンは借りてから完済までの期間が長いので、途中で「もしものこと」がないとは言い切れません。
長期間付き合う住宅ローンだからこそ、万が一の保証が充実していた方が安心でございます。
これは大切な家族のことにも関係しますので、しっかり比較しておきたいですね。
まとめ:住宅ローンは金利以外も比較すべし。
それでは、まとめましょう!
住宅ローン選びで金利以外のサービスを比較するポイントは、次の4つでございます。
1・事務手数料。
2・保証料。
3・繰り上げ返済手数料。
4・死亡、高度障害、疾病への保障内容。
住宅ローンで最も大切なのは、金利でございます。金利を制する者は住宅ローンを制するといっても過言ではありません。
ですが、住宅ローンを選ぶときに金利しか見ていないと、のちのち後悔する可能性があります。
法外()な事務手数料や借りた人にメリットのない保証料など、住宅ローンの隅々まで比較することが大切でございます。
借りた後で「こんなはずではなかった!」とならないように、しっかりと金利以外のサービスも比較致しましょう!
それでは、また!
▽ハウスメーカー経由で住宅ローンを借りるのが、普通だと思ってませんか?
はっきり申し上げますが、それ、かなりもったいないですよ。