意外と知らない!中古マンション購入で後悔しないための、内覧会のチェックポイント。

こんにちは。

 

中古マンションの内覧会を控えたあなた。内覧会への準備はもうおすみですか?

・・・え?準備をしていないですと?

なんと・・・それは中古マンションの本質が見抜けずに、後悔する買い物をしてしまうかもしれませんよ。

中古マンションの内覧会は、とても大切です。

なぜなら中古マンションは新築マンションほど情報がなく、内覧会での情報が大切になるからです。

ですので、中古マンションの内覧会の前に、しっかりと準備することがポイントになります。

 

そこでこの記事では、中古マンションの内覧会でのチェックポイントについて解説させて頂きます。

中古マンションの内覧会に行くその前に、どうぞ記事を最後までお読みくださいませ。

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中古マンションの内覧会でのチェックポイント【室内編】

新築マンションでは、モデルルーム見学しかできません。

モデルルームはあくまでもショールームであり、穴があくほど見学してもさほど意味はありません。

ですが中古マンションの内覧会は超・重要です。

なぜなら今目の前の部屋を、そのまま購入することになるのですから。

ですので、中古マンションの内覧会では、次のポイントを必ずチェックしましょう。

 

室内からの展望

中古マンションの内覧会でのチェックポイントは多くありますが、まずは室内からの展望を確認しましょう。

展望はマンションの魅力の1つでありますが、それ以上に、

・目の前に大きな建物があり、圧迫感がある。

・隣接したマンションの窓が近くにあり、プライバシー性が低い。

・テンションがまったく上がらない、真っ暗すぎる夜景。

など、生活環境に直結するからです。

 

「カーテンを開けたとき、どんな風景か?」

 

は、意外なほどに重要です。

素敵な風景が見える室内は、それだけで魅力的に感じます。

遠くの山を庭の一部に組み込む「借景」と、同じ理論でございますね。

 

中古マンションの内覧会では、まずは展望を確認しましょう。

それは最初に見た第一印象を大切にするためです。

窓の外を見たとき、あなたはどう思いましたか?その気持ちを忘れてはいけませんよ。

 

日当たり、風通し

内覧会では設備のチェックも大切ですが、それよりも大切なのが「日当たり・風通し」です。

なぜなら日当たり、風通しは、マンションを購入したら、どうあがいても自力で変えられないからですよ。

・日当たりが悪くて、暗い。

・風通しが悪くて、ジメジメしている。

・よく見れば、結露を繰り返してカビている。

日当たりが良すぎるのも問題ですが、日当たりが悪いのはどうしようもありません。

日当たりが悪くても我慢すればいいと思って買いましたが、こう暗くては気分もすぐれません。

気分がすぐれないので、今日も会社を休みましょうか。・・・あ、もしもし、上司ですか・・・?

「駅近・築浅・格安」の3拍子がそろっていても、安易に日当たり・風通しの悪い物件に手を出すのはおすすめできません。

中古マンションの内覧会では、気になるキッチンのチェックをさしおいて、まずは日当たり・風通しのチェックをしましょう。

 

窓、扉、ドアなど、動くものは動かしてみる。

また中古マンションの内覧会では、窓、扉、ドアなど、動くものはとりあえず動かしてみましょう

中古マンションは築年数によって必ず劣化していますので、新品同様の性能である保証はありません

・なめらかに動かない。

・動かすときに、異音がする。

・動かすときに、軽い力で動かない。

・ガタガタする。(固定されていない。)

動かしてみて「むむっ?」と感じたならば、それは「なにかある」証拠でございます。

今は問題が表面に出てきていなくても、近い将来より深刻な不具合となって再発します。

 

「買ってもないのに、勝手に触ったら失礼じゃないかな・・・」

 

と、変な遠慮をせずに、動かせるものはどんどん動かしましょう。

(ガリガリ・・・ガリガリ・・・ガリガリ・・・ボキッ!)

・・・え?

しかしまだ購入してませんので、壊さないようご注意くださいませ。

 

床下の配管の状況

中古マンションの内覧会では、床下の配管の確認も大切です。

配管は経年により劣化し、配管の寿命はおよそ15年と言われております。(材質、工法によって変わります)

室内はキレイにリフォームされていても、配管は放置プレイで錆びていた・・・という、笑えないエピソードも多数ございます。ご注意くださいませ。

 

床下の配管は、2重床であれば点検口がありますので、そこから確認することができます。

床下は暗くて確認しずらいので、LEDライトをご持参くださいませ。

遮音性が低くなる!?マンションの2重床のメリット・デメリットの真実。

2018.11.06

 

また築年数の古い中古マンションでは、室内の配管が床コンクリートを貫通し、下の階の天井裏を通っている物件もあります。

このようなタイプでは、配管のチェックはおろか、交換さえ難しい状況です。

 

中古マンションの内覧会では、室内の内装に目がいきがちです。

しかし本当に確認すべきは、配管などの内部構造です。

中古マンションは新築マンションのように手厚いサポート体制がないので、しっかりと確認しましょう。

目に見えない配管こそ大切。築年数の古い中古マンションの配管のチェックポイント!

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メジャーで高さ・寸法をはかる。

中古マンションの内覧会に行くときは、必ずメジャーを持参しましょう。

寸法は図面にも書いてありますが、必要な寸法は必ずメジャーで実際にはかって確認すべきでございます。

なぜならマンションの寸法は1種類だけでなく、「どこから計っているか?」によって、寸法が変わるからです。

・・・え?図面には1200と書いてあるのに、実際に計ったら1100しかありませんぞ・・・?

床コンクリートスラブからの高さなのか、2重床からの高さなのか。

バスルームの外寸なのか、内寸なのか。

 

日ごろ図面から遠い世界で生きていると、慣れない数字を見ると頭が混乱してしまいます。

ですので、気になった寸法は実際に計りましょう。

 

「たぶん大丈夫」とあいまいにしていると、意外なダメなケースが多いです。

内覧会のときに確認しておけば、安心ですよ。

 

購入時にリフォームを考えている場合、リフォーム業者と同行する。

中古マンションの購入時にリフォームを考えている場合、内覧会にリフォーム業者と同行することがおすすめです。

リフォーム業者と内覧会に同行することで、

・どこをリフォームするのか、リフォームできる構造なのか、その場で確認できる。

・リフォームの見積りが、より正確になる。

・リフォームの段取りがよくなり、スムーズな住宅購入・リフォームができる。

などのメリットがあります。

中古マンションを購入(契約)してからリフォーム業者と内覧したときに、「この間取りではリフォームできない」と言われても、泣き崩れるしかできません。

後悔しない中古マンション購入をするためには、内覧会のときにリフォーム業者と同行することがおすすめですよ。

 

▽リフォームの段取りはこちらの記事をご覧下さいませ。

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売主がまだ住んでいるときの注意

中古マンションの内覧会のとき、売主がまだそこに住んでいる場合もあります。

売主が住んでいると若干の気まずさを感じますが、気後れしてはいけません。

後悔しない中古マンション購入を実現するために、次のポイントは要チェックでございます。

 

一般常識の礼儀は必要

まず大前提になりますが、売主がまだ住んでいる物件を内覧する場合、一般常識の礼儀は必要です。

内覧会、というよりも「売主のお宅にお邪魔する」というイメージがあります。

また売主は個人であり、利益を追求している企業ではありません。ですので、

・物件の悪いところの文句を言う。

・いきなり値引きの話をする。(しかも買う意思が低い段階で)

・そもそも礼儀がなってなくて失礼。

など、売主から「この人に売りたくないな」と思われてしまうと、気に入った物件でも売ってもらえません

商売とは、売ってくれる人がいるから成り立つものです。

売主は血の通ったニンゲンであることを忘れずに、内覧会では一般的な礼儀を尽くすことが大切です。

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売主に住み心地を聞いてみる。

売主がまだ住んでいる物件を内覧するとき、売主も内覧会に立ち会います。

しかしこれがちょっと気まずいのですよね。

はははh・・・す、素敵な部屋ですな~。(本当はもっと自由に見たいのですが・・・)

あまりの気まずさに、自由に見学できなかったり、内覧の時間を早めに切り上げてしまいがちです。

ですがこれでは、後悔する中古マンションの購入につながってしまいます。

 

そこで大切になるのが、ポジティブシンキングでございます。

売主がいるからこそ、売主しか知らないことにインタビューできるじゃないですか。

・住んでみてどうですか?

・なにか困ったことはありますか?

・お隣さんはどんな人が住んでますか?

・この仕様って、使いやすいですか?

不動産の営業マンはマンションのプロかもしれませんが、この部屋に関しては売主よりも詳しい人はおりません。

せっかく売主がいるのですから、気になったことはインタビューしてみましょう。

 

付帯設備票で、価格に含まれている設備を確認する。

売主がまだ住んでいるときに内覧する場合、家具・家電も残っており、「どれが価格に含まれているものなのか?」分かりません。

ビルドインの食洗器があっても、実は価格に含まれてない、つまり入居時にはないものかもしれません。

価格に含まれるものを確認するには、付帯設備表を確認しましょう。

付帯設備表には、その物件に「何がついているのか?」が書かれています。

お、素敵な照明ですな、プラスポイントっと・・・。
ねえ、でも付帯設備表には「照明」は書いてないよ?

気に入った設備も付帯設備表に書かれていなければ、意味がありません。

付帯設備表をもとに実際に購入する部屋のイメージをしながら内覧することが大切です。

 

マンションの外観、共有スペースの確認。

また内覧会では室内だけでなく、マンションの外観、共有スペースの確認も大切です。

マンションの外観はコンクリートの状態をチェックすることで、内部構造の状態を推測できます。

また共有スペースの使い方、管理の仕方により、「マンションがどれだけ大切に使われているか?」も判断できます。

外観のチェックであれば内覧会でなくても確認できる範囲もあります。

時間をかけてじっくり調べ上げましょう。

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まとめ:中古マンションは、内覧会が命。

現物を確認しながら購入できる中古マンションは、内覧会でのチェックが大切です。

新築マンションほど情報が豊富にないので、内覧会での現場確認をしっかりと行いたいところです。

中古マンションの内覧会では、

・室内からの展望。

・日当たり、風通し。

・窓、扉、ドアなど、動くものは動かしてみる。

・床下の配管の状況。

・メジャーで高さ、寸法をはかる。

・購入時にリフォームを考えている場合、リフォーム業者と同行する。

まだ売主がそこに住んでいるときは、

・礼儀正しく。

・売主に住み心地を聞いてみる。

・付帯設備表で、価格に含まれている設備を確認する。

こちらも大切なチェックポイントです。

中古マンションでは内覧会での情報が大切になりますので、入念に準備して臨みましょう。

ぜひ素敵な住宅購入を。それでは、また!

 

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