こんにちは。
一生に一度の住宅購入。
ですから、焦って家を買ってはいけません。じっくり検討して、いい家を買うべきです。
「何を当たり前のことを・・・」
「そんなこと知ってるよ!」
・・・と、思いましたか?
みなさん「自分は冷静だ」と思っているのでしょうが、営業マンのちょっとした一言に心を乱されて、焦って家を買ってしまうのです。
冷静沈着なクールガイとして定評のある私でさえ、営業マンのちょっとした煽りトークで、焦って家を買いそうになりましたから。
では住宅購入のとき、営業マンはどんな煽りトーク(営業トーク)を使うのでしょうか?
この記事では、
・よくありがちな煽りトーク
・焦って家を買わない方法について
解説させて頂きます。
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この記事の概要
営業マンの煽りトークにハマってしまう2つの理由。
「営業マンの煽りトーク?そんなもの私には関係ないわ。ふふん・・・」
と思っている方にこそ、お伝えしたいことがあります。
営業マンの煽りトークには、「ハマってしまう仕掛け」がございます。
巧妙な仕掛けなため、「自分は関係ない」と思っている人ほど、ご注意頂きたいのです。
営業マンの煽りトークは、冷静な状態、つまり「家なんて別に欲しくないわ」と思っている人にはまったく通用しません。
ですが心のどこかで「いつかはマイホームを・・・」と思っていると、おもしろいように煽られてしまい、焦って家を買ってしまうのです。
現物を見ると、欲しくなる・失いたくないのが人間。
営業マンの煽りトークになぜ引っかかってしまうのか?
それは人間は現物を見ると、欲しくなるからです。
「現物を見ると欲しくなる」、なんてかっこつけましたが、言ってしまえば、「ただの衝動買い」ですよね。
100円のコンビニスイーツをつい買ってしまうように、マイホームだって気持ち的にはついうっかり買いたくなるのです。
さらに希望の物件を内覧すると、まるで「自分の家」のような錯覚をします。
すると今度は「欲しい」ではなく、「失いたくない」という気持ちに変わります。
し、しかし他の人に買われてしまったら・・・
「素敵だな」と思える物件を内覧したときほど、「失いたくない」気持ちは大きくなります。
その結果、本当はよく考えなくてはいけないマイホームなのに、コンビニスイーツのように衝動買いしてしまうのです。
繰り返し聞かされると、その気になってしまうのが人間。(洗脳)
その場で即決しなくても、営業マンの煽りトークには注意しなくてはいけません。
なぜなら煽りトークを繰り返し聞かされると、その気になってしまうのが人間だからです。イエス、これを洗脳とも呼びます。
同じような煽りトークを受け続けると、
・同じ言葉を聞くことに疲れて、思考力が落ちる。
・だんだん説得力があるように感じてしまう。
・何度か顔を合わせて信頼が積み重なってくると、煽りトークも簡単に信じてしまう。
などの被害があるからです。
また家作りに疲れて、メンタルが弱っているときの煽りトークもご注意くださいませ。
普段なら気にもとめないようなことも、ワラをもすがる思いで掴んでしまうことがあります。
よくありがちな営業トークはこれだ!
では実際の住宅購入では、営業マンはどんな煽りトークを使うのでしょうか?
内覧会や住宅展示場のモデルハウスでよく使われるのは、次の6つです。
1・「ほかにも見学している方が、〇組いまして、来週にはどうなるか分かりません。」
物件の内覧会では、この煽りトークをほぼ間違いなく聞かされると思っていた方がいいでしょう。それほどメジャーで、定番の煽りトークです。
あなたのほかにも物件を見学し、希望している人がいることを伝えることで、
・今買わないと、明日にはもうなくなるかもしれませんよ?
・この物件は人気物件だから、すぐに売れてしまいますよ?
・あなたに売らなくても、この物件はすぐに売れてしまうのですよ?
と、あなたの不安を掻き立てるおそろしい煽りトークです。
この煽りトークは多くの営業マンが使います。やや使い古された感、聞き飽きた感もあります。
ですがそれは、「効果があるからこそ、使いまわされている」、ことの裏返しです。ご注意くださいませ。
2・「今、申込してくれたら、値引きします。」
物件を内覧してみたところ、わりといい感じだった。すかさずあなたは、
「この物件安くなりますか?」
と、さらりと営業マンに聞いてみる。すると営業マンは待ってましたと言わんばかりの顔で言うのです。
「今、申込してくれたら、値引きしますよ!」
この流れ。ほんとうによくあります。ありすぎです。そして結構な確率で、この流れでハンコを押してしまう方がいらっしゃいます。
この煽りトークが危険なのは、話を断りづらいところです。
だってそうじゃないですか?先に「値引きできますか?」と聞いたのは、あなたじゃないですか。
「値引きできますか?」と聞くことは、それなりに「買う意思がありますよ」ということです。
それを見透かされて、営業マンに切り返されているのですよね。だから断りづらい。
まわよくば的なノリで話したのに、うっかり墓穴を掘ってはいけませんよ。
3・「住宅ローンの低金利は、今だけです。来月は上がるかもしれません。」
住宅ローンの説明をするとき、ほぼ必ず
「住宅ローンの低金利は、今だけです。来月は上がるかもしれません。」
「住宅ローンの金利が1%上がると、返済総額は2、300万円も変わりますよ。」
という言葉が入ります。来月ではなく、半年後・1年後ならばやや良心的な煽りトークですね。
現在の低金利をPRし、「なるべく早く買わないと、損してしまうよ」を伝えるメッセージです。
「今買わないと、損するの?」と暗に思わせることで、あなたの心をざわつかせます。
4・「理想ばかりではダメ。どこかで妥協が必要です。」
いろいろなハウスメーカーを見て回っていると、営業マンに釘を刺されることがあります。
営業マンに釘を刺される筋合いはまったくありませんし、家作りは多くのハウスメーカーを比較して決めるべきです。
しかしモデルハウス巡りで疲れているときに、ふと言われると、不思議と心に染みわたってしまうから怖いのです。
・・・え?妥協しつつも、理想が叶えられるの?どうして?もっと教えて、営業さん!
営業マンが間違っていることは言っていません。ですが、あなたに言われることではないのですよ。
営業マンがやるべきは、妥協させることではなく、実現可能な範囲でマイホームの夢を叶えることでございます。
5・「家賃をいつまでも払っていては、もったいないと思いませんか?」
今の家賃と比較させて、「今の家賃で家が買えますよ」との定番トーク。
そこから「いつまでも家賃を払うのは、もったいないですよ」とのワンツーパンチを繰り出す煽りトーク、ご注意ください。
なぜならこの煽りトークは、説得力があるからです。
営業マンが作成した住宅ローンの返済プラン(仮)には、たしかに今の家賃でマイホームが買えるプラン(仮)が。
「数字」を見せられると人間は弱いもので、「あ、本当だ・・・」と思ってしまいます。
そこに畳みかけるように、「いつまでも・・・もったいないですよ・・・」とささやかれると、ついうっかり契約しそうになるのです。
6・「住宅ローン返済は、早くしないと、定年してからが大変ですよ。」
住宅購入を焦らすには、時間がないことを伝えるのが一番です。
その1つの方法が住宅ローン。
35年も返済する住宅ローンは、誰だって不安を抱えています。その不安をつくように、
「早く返済した方がいいですよ。」
「あまり遅くなってしまうと、定年してからがやはり大変で・・・。」
「若いうちに購入されると、住宅ローンの返済が楽ですよ。」
と、煽りトークを展開します。
いえ、煽りトークといいますか、営業マンが言っていることは正しいですよね。
ですが正しいことだからこそ、焦ってしまうのですよ。
イエス、早く家を買って、早く住宅ローンを返済しましょう。
営業マンの言っていることは正しいですが、焦って家を買う必要はありません。
焦って家を買わない方法。
営業マンの煽りトークには注意しなくてはいけません。焦って家を買うと、失敗のもとです。
そこで営業マンに煽られても、焦って家を買わないコツをお伝えさせて頂きます。
物件の内覧会・住宅展示場のモデルハウスに行くときは、これらをぜひ使ってみてくださいね。
絶対にその場で答えを出さないこと。
煽りトークで焦らないための方法は、絶対にその場で答えを出さないこと。これがもっとも有効です。
営業マンから答えを求められても、絶対にその場で答えを出してはいけません。
一度営業マンから離れ、頭を冷やして考えてから答えを出してください。
「今、決めてください」という煽りトークに対しては、
・一度外に出て深呼吸する。詳しい人に電話する。
・「では、のちほど電話します」と伝える。
・「今は決められません」とハッキリ伝える。
この3つがおすすめです。
とにもかくにも、
ということが重要です。
まずは営業マンから離れましょう。近くにいる時点で赤信号だと思ってください。
詳しい人にアドバイスをしてもらう。
営業マンから離れる時間ができたら、一度詳しい人にアドバイスしてもらうことをおすすめします。
・親、兄弟、身内。
・マイホームを買った先輩。
できればその業界に詳しい人がいいですが、もしいなければ詳しくなくても構いません。
ですので、1回でいいから相談してみてください。
そ、そうですか・・・(自分では気がつきませんでしたが)
他人の視点は、自分を冷静にさせてくれます。それだけでも相談する価値はございます。
またマイホームの相談は、プロのアドバイザーにすることもできます。
ホームズ君でお馴染みのLIFULL HOME’Sでは、住宅購入に関する相談を無料で受け付けています。
・本当にこの物件を買ったもいいのか?
・ほかにどんな選択肢があるのか、教えて欲しい。
・アドバイスをもらいながら、家作りをすすめたい。
LIFULL HOME’Sの相談では、「店舗での相談」と、「自宅への出張」の2つから選べます。
「近くに相談できる人がいない」という方は、活用してみてください。
▽詳しい内容はこちら!
ほかのハウスメーカーの営業マンの話を聞いてみる。
営業マンの煽りトークに乗せられないためには、ほかのハウスメーカーの営業マンの話を聞くこともおすすめです。
営業マンの話を聞いていると、さも「私の話がすべてですから!」という錯覚を感じてしまいます。
ですが営業マンの話はあくまでも個人的な見解であり、業界の常識ではありません。(むしろ営業マンによっての差は大きいです)
あえてほかの営業マンの話を聞いてみると、その物件・ハウスメーカーを冷静に見れますよ。
まとめ:営業マンの煽りトークには注意して!
営業マンの煽りトークは、くれぐれもご注意くださいませ。
なぜなら営業マンの煽りトークは、あなたが思っている以上に効果があるからです。だからこそ、ありふれたフレーズがいつまでも繰り返し使われるのです。
【営業マンの煽りトーク】
1・「ほかにも見学している方が〇組おりまして、来週にはどうなるか分かりません」
2・「今、申し込んでくれたら、値引きします」
3・「住宅ローンの低金利は、今だけです」
4・「理想ばかりではダメ。妥協することも必要です。」
5・「家賃をいつまでも払っていては、もったいないと思いませんか?」
6・「住宅ローン返済は早くしないと、定年してからが大変ですよ」
焦って家を買うのは禁物です。
もしも焦って家を買いそうになったら、一度営業マンから離れることをおすすめします。
頭を冷やして冷静に考えると、見えなかった課題に気がつくものですよ。
なぜなら結論を先延ばしにされると、契約率がいっきに下がるからですよ。ふふふ・・・
営業マンに煽られても、焦って家を買わないようにご注意くださいませ。
素敵な住宅購入を。それでは、また。
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そ、そ、そ、それは・・・(ごくり)