新築注文住宅の外観がダサい家の6つの特徴。モダンな家を目指す方法!

こんにちは。

 

「せっかくこだわりと愛をたくさんつめこんだマイホームなのに・・・外観がダサいぃぃーー!!」

・・・なんて結末、想像しただけで血の気が引きますよね。

 

「家で大切なのは外観ではなく、中身(間取り・家族の生活)だ!」

 

というご意見はごもっともなのですが、だからと言って、わざわざ外観のダサいマイホームに住みたくはありません

せっかく建てる家だから、ご近所様からも称賛される家がいいであります。

 

大変失礼で恐縮ですが、外観のダサい家には共通する特徴がございます。

家の外観のデザインは個人の好み・予算だけで決めるのではなく、「かっこよく見えるセオリー」を踏まえることも大切ですよ。

 

この記事では、

・家がダサく見えてしまう原因

・外観のダサい家の特徴。

・かっこいい外観にするポイント。

について解説させて頂きます。

うっかりダサい家を建ててしまう前に、どうぞ最後までお読みくださいませ。

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外観がダサい家の6つの特徴

外観のダサい家には特徴があります。ダサい家に罪はないのですが、外観がダサくなってしまうセオリーがあるのですよ。

試しに外観がダサくなるセオリーを踏まえて、家のイラストを描いてみました。

・・・どうですか?率直に言って、すごくダサくないですか?

 

「あ、あぁ~・・・し、新築建てたんだ~・・・」

 

とコメントするのが精いっぱいの外観の家ですよね。

このイラストがダサいのは私の絵心が貧弱なのではなく、ダサい家の特徴を踏まえたからです。

家がダサくなってしまう外観の特徴は6つあります。

1・同じ大きさの引き違い窓が多い。

2・サイコロのような総二階建て。

3・軒(のき)が短い。屋根の傾斜がゆるい。

4・無難なグレーの外壁。

5・エクステリアがない。

6・植栽がない。

この6つの特徴をコンプリートしてしまうと、晴れてダサい家と認定されてしまうのです。

 

1・同じ大きさの引き違い窓が多い。

ダサい家の特徴その1。それはでございます。

家の外観=外壁の印象というイメージが強いですが、じつは窓の影響も大きいのです。

とくに注意したいのが、引き違い窓でございます。

引き違い窓とは?

2枚の窓ガラスを左右にスライドさせて開け閉めする窓。一般的に普及している窓。

引き違い窓はコストも安く、換気性にも優れている、とても優秀な窓です。

しかしデザイン面には難があります。

・普及しすぎているので、ありきたり感がある。

・横にスライドさせるので、家がのっぺりした印象になる。

・同じ大きさの引き違い窓を多用すると、メリハリがなくなる。

便利だからといって多用すると、ダサい家になってしまいます。

 

2・サイコロのような総二階建て。

ダサい家に共通してみられる特徴は、サイコロのような外観です。サイコロのような1階と2階の床面積が同じ構造の家を、「総二階建て」といいます。

総二階建ての家はのっぺりした印象で、デザインにメリハリがありません。

総二階建ての家は壁・床・屋根の面積が少なくなるので、建築費が安くなるメリットがあります。

しかしメリハリのない外観から、「なんか安っぽいな・・・」という印象を与えてしまいます。

 

ただしサイコロのような家でも、デザイン性の高い家もあります。

デザイン性の高いサイコロのような家をよく観察してみると、

・家の一部(玄関など)がくぼんでいる。

・軒の長さ、窓の庇でメリハリをつけている。

・家に小屋をつけている。

など、ただのサイコロではないことが分かります。

「サイコロのような家=モダンな家」だと思って本当にサイコロの家を作ってしまうと・・・それは悲しい結果になってしまいますよ。

 

3・軒(のき)が短い。屋根の傾斜がゆるい。

屋根が外壁からせり出している部分を軒(のき)といいます。

軒の長さは家のデザインに大きな影響を与え、軒が短いと「安っぽい印象」になってしまいます。

また屋根の軒だけでなく、屋根の傾斜がゆるいとダサい感がアップしてしまいます。

先ほどと同じダサい家の屋根の傾斜をさらにゆるくしてみると・・・

ふむ・・・さらにのっぺり感が上がりましたな。

これは控えめに言ってもダサい・・・。

 

屋根の軒を短くする・傾斜をゆるくすることは、建築費のコストダウンに有効です。

しかしあまりにも屋根のコストを削ってしまうと、ダサい家になってしまいます。

 

4・無難なグレーの外壁。

これは家に限ったことではないですよね。

グレーは主張しすぎない無難な色ですが、個性が吹き飛んでしまい「ありふれた家」となってしまいます。

もちろん、外壁がグレーだからと言って、「即、ダサい家」になる訳ではありません。むしろ外壁がグレーの家は多いです。

ですのでグレーの外壁はそれが原因でダサくなるといいますか、「ダサい家がよりダサくなってしまう」とどめを刺してしまう印象です。

同じダサい外観の家でも、外壁の色がほんのり淡いパステルカラーだったら印象は変わりますよね。

 

5・エクステリアがない。

外観のダサい家に共通しているのは、エクステリアがないことです。

「ダサい家になる原因は、家の外観だ!」というイメージが強いですが、そうではありません。家の外観は、エクステリア(外構)によって強く左右されます。

エクステリアでもっともダサく見えてしまうのが、エクステリアがないこと。つまりまったく整備されていない状態です。

新築住宅の中には途中で予算が枯渇したのか、エクステリアがないお宅をしばしば散見します。

どんな立派な家も、エクステリアが整備されてなければ締まりません。これはもったいないですよ。

むき出しの土から雑草がちらほら生えていたら、ダサい度さらに追加得点でございます。

 

▽エクステリア(外構)工事は、こちらもチェック!

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6・植栽がない。

エクステリアを整備しているのにどこかダサい家、見たことありませんか?その原因は植栽がないことかもしれません。

植栽とは?

シンボルツリーやガーデニングとして、木・花を植えること。生垣なども含む。

植栽がまったくない家は、とても味気なく見えてしまいます

モダン&スタイリッシュな外観ならまだしも、よく見かける家の外観で植栽ゼロをやってしまうと・・・

ハイパーダサく見えてしまいます。

 

虫が苦手な方にとってシンボルツリーやガーデニングは、あまり取り入れたくない要素。

ですが植栽をゼロにしてしまうと、せっかくの家が貧相に見えてしまいます。シンボルツリーを1本入れるだけでも印象は変わりますよ。

 

スタイリッシュ&モダン!かっこいい外観にするポイントは?

ダサい家にならない特徴とは逆に、かっこいい外観にするポイントもございます。

有名デザイナーに依頼しなくても、次のポイントを取り入れるとスタイリッシュ&モダンな印象に仕上がりますよ。

 

屋根の形は「陸屋根(フラット)」・「片流れ屋根」がモダンな印象。

「家の印象は屋根で決まる!」とはまさにその通りで、おしゃれな家の外観を目指すなら、

・陸屋根(フラット)

・片流れ屋根

の屋根を選ぶのが鉄板です。

陸屋根・片流れ屋根にすることで、モダンでスタイリッシュな印象の外観に仕上がります。

どちらの屋根も昔からある屋根なので、厳密には「モダン(現代風)」ではありません。しかし不思議なことに屋根がフラット・片流れだとモダンに見えてしまうのですよね。

ちなみに片流れ屋根は建築費も安くなります。

モダンに見えてコストダウン。まさに一石二鳥でございます。

 

ガルバリウム鋼板の屋根・外壁。でクールな印象に。

モダン&スタイリッシュな外観には、ガルバリウム鋼板がおすすめです。

ガルバリム鋼板とは、屋根・外壁の素材として使われる特殊な表面処理された金属板です。

メンテナンス性が高い(30年に一度の塗り直し)うえに、金属特有なクールな印象があり、カッコいい素材でございます。

サイコロのような総二階建てでも、ガルバリウム鋼板でクールな印象にすれば、素敵な外観になりますぞ。

よく使われるサイディング外壁は暖かみがあるものの、普及しすぎているのでありふれた感が否めません。

ガルバリウム鋼板ならひと際目立つ存在感が放てますよ。

 

植栽は手軽なオシャレポイント。

オシャレな外観で見落としがちなポイントは、植栽でございます。

よくハウスメーカーが提案するパース(完成予想図)は、ふんだんに植栽が盛り込まれてませんか?

イエス、それは植栽を多く取り入れると、見栄えがするからなのですよ。

 

玄関アプローチにがキレイに整備された花壇になっていて、かわいらしい花が咲いていたら、それだけで「美しい」って思うじゃないですか。家が特別にオシャレでなくても。

シンボルツリーもガーデニングの花も、どちらも数千円で仕入れられるもの。植栽によって家をオシャレにするのは、とてもコスパのいい方法でございます。

 

ただし植える木は最初は小さくても、数年で大きく育ちます。適切に剪定しなければうっそうとした腐海になり、虫も集まります。

ハウスメーカーが植栽をふんだんに盛り込んでも、すべてを取り入れるのはおすすめできません。

とくに私のような虫嫌いな人にはね・・・。

シンボルツリーは、1本で十分ですよ。

 

▽シンボルツリーの選び方はこちら!

適当に選んで失敗しない!虫嫌いな園芸初心者の為のシンボルツリーの選び方! 

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ただしデザインと機能は両立しないこともある。

「あなたが住みたいのはダサい家ですか?」

「それともオシャレな家ですか?」

 

女神に優しく問われたら、だれだって「オシャレな家に住みたい!」と答えるはず。

しかしご注意くださいませ。

イエス、マダム。

なぜならデザインと機能性は両立しないことが多いからです。

オシャレだけど機能性が低い例として、

・陸屋根(フラット屋根)、片流れ屋根 : 雨漏りしやすい。

・屋根の形を複雑なデザインにする : 雨漏りしやすい。

・家の間取りを複雑にする : 建築コストが上がる。耐震性の低下。

・大きな窓を取り入れる : 耐震性の低下。断熱性の低下。

モダンな屋根としてご紹介した陸屋根・片流れ屋根は、雨漏りリスクが高いのです。

そのため10年、20年長く住むことを考えると、あまりおすすめできない屋根でございます。

家の外観は3日で飽きると言われております。

しかし家の構造は30年は耐久してくれないと困ります。

どちらを優先すべきか、答えは明白でございましょう。

デザインと機能性、どちらもバランスを保つことが大切であります。

 

▽やはり屋根は雨漏りしないことが一番です。

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まとめ:ダサいセオリーだけは踏むな!

ダサい家には共通した特徴があります。

1・同じ大きさの引き違い窓が多い。

2・サイコロのような総二階建て。

3・軒(のき)が短い。屋根の傾斜がゆるい。

4・無難なグレーの外壁。

5・エクステリアがない。

6・植栽がない。

これらをコンプリートしてしまうと、残念ながらダサい家が完成してしまいます。

ですがダサくなる特徴さえ回避すれば、家の印象は見違えるほどよくなりますよ。

 

また家のデザインをよくすることと、家の機能性は両立しないことがあります。

10年、20年と長く住むことを考えると、優先すべきは家の機能でしょう。

ハウスメーカーによっても家の外観・機能は大きくちがいます。

色々なハウスメーカーをチェックして、自分にぴったりなデザインを見つけましょう。

ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!

 

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