新築マイホームで防音室を作る方法と注意点。防音室対応のハウスメーカーはどこ?

「防音室つきの一軒家があれば、大好きな楽器が毎日好きなだけ練習できる。」

「・・・そう、一軒家の防音室さえあれば・・・っ!!」

 

こんにちは。

冒頭より怨念じみて申し訳ございません。ですが、本当にそう思いませんか?防音室つきの一軒家さえあれば、大好きな楽器が好きなだけ練習できるのにって。

あくなき楽器への執着心こそ、新築マイホームで防音室を作るモチベーションになります。

 

でも新築マイホームで防音室を作ろうと思っても、どこから手をつけていいのか分からないもの。

そこでこの記事では、

・新築マイホームで防音室を作る注意点。

・防音室を作るときの間取りで気をつけること。

について、解説させて頂きます。

夢のマイホームは防音室完備で、素晴らしきミュージックライフを実現させましょう!

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新築で防音室を作るには、3つの選択肢がある。

「新築で防音室を作るとき、やっぱり壁を防音仕様にしてー・・・」

 

と、考えていませんか?

部屋全体を防音室にするのも1つの方法ですが、しかし令和の現代はちがいます。

新築を建てるときに防音室を作る場合、3つの選択肢があります。

1・簡易防音室を設置する。

2・組み立て式ユニット防音室を設置する。

3・工事で防音室を作る。

それぞれ3つの選択肢によって、かかる予算も必要なスペースも変わります。

まずは目的と予算にあった防音室を選ぶのが、第一歩でございます。

 

1・簡易設置タイプ

もっとも手軽に防音室が作れるのが、簡易設置タイプの防音室です。

簡易設置タイプの防音室は、公衆電話ボックス(もはや死語)のような防音室を設置します。

組立式ですが作業は簡単で、自分で組み立てるのが基本です。

ただし防音性能は限りなく低く、大きな音の出る楽器の練習は向いていません

大きな音で練習したいから防音室を設置するのに、大きな音の出る楽器には向いてないとな・・・。

これでは買う意味があるのかどうか、真相はいかに・・・。

 

簡易防音室にはアマゾンでも購入できる、「だんぼっち」がございます。

メーカー公表スペックでは「90dbの音が60dbまで減少した!」とのことですが、60dbとは「非常に大きく聞こえ、うるさく感じる音」でございます。

気休め程度の購入なら構いませんが、新築を建てて思いっきり楽器を練習したい方にはおすすめできません。

ただ10万円以下で買える価格は魅力的ではあります。

 

2・組立式ユニット防音室を設置する。

新築で家を建てるときに設置する防音室で、もっとも現実的な選択肢になるが「組み立て式ユニット防音室」でございます。

こちらも公衆電話ボックス(懐かしい)を室内で組立する防音室です。ただし簡易防音室よりも組立作業は難しいので、業者に組立工事を依頼することになります。

組立式ユニット防音室の特徴は、広さ・防音性能などスペックを選べること。ですので、

・防音性能の低い、小さな防音室を設置する。

・防音性能が高い、小さな防音室を設置する。

・防音性能が高く、広い防音室を設置する。

など、練習する楽器・予算に応じて防音室を選ぶことができます。

防音室の費用は広さ・防音性能によって変わり、50万円~200万円と幅広いです。

ユニット防音室なら、ピアノ・サックスの演奏もできます。

部屋全体を防音工事するより安いのも、魅力でございます。

ただしデメリットなのが、ユニットの狭い空間での練習になるので音の響きが変わってしまうこと。

とくに防音性を高くすると、それだけ響きが吸収されてしまい、本来の音とちがって聞こえてしまいます。

・趣味程度で練習したい。

・音楽は一生の趣味。でもプロではない。

・音楽こそ我が人生。でもプロではない。

ガチのプロミュージシャンが求める響きには答えられないかもしれませんが、アマ~セミプロの方でしたら満足いくクオリティではないでしょうか?

新築住宅に防音室を設置する場合、ユニット組立式防音室から検討することをおすすめします。

 

▽ユニット組立式防音室は、思っている以上にハイスペ&快適です。

 

3・工事で防音室を作る。

ユニット防音室でも、エレキギター・エレキベース・ドラムなどの重低音・衝撃音は吸収しきれません。

自宅スタジオのような贅沢な使い方がしたい場合は、部屋全体を防音工事する必要があります。

部屋全体を防音仕様にするためには、

・壁の内側に吸音パネルを施工。

・天井・床に吸音パネルを施工。

・換気扇、排気口などを防音仕様。

・窓に内窓を取り付ける。

など、外に音が漏れないように徹底的に防音処理します。

防音性能は申し分なく、贅沢にも自宅をスタジオのように使うことができます。ただし防音工事は高く、1室まるごと防音工事すると200~700万円ほど費用が。

防音仕様にすると、追加で200万円~・・・。

これは音楽への愛が問われる金額ですな・・・ごくり・・・。

 

また「新築するときに地下に防音室を作りたい!」とお考えの方もいらっしゃると思います。

しかし地下の防音工事は大変ですよ。

・地盤補強に費用がかかる。

・建築費がかかる。

・水はけが悪く、湿気がこもりやすい。常に除湿する必要性。

・雨が降ったときに水がたまる。

作るにもお金がかかりますし、維持するのも大変です。

地下の防音室なら好きなだけ音が出せるので憧れますが、実現するにはよほどの音楽愛がなくては難しいでしょう。

 

新築でユニット防音室を設置する注意点。家の仕様はどうする?

ユニット組立式防音室を設置するときは、防音室のスペックだけでなく、家全体の防音性を上げることが大切です。

防音仕様にしなくても、ちょっとした工夫で家の防音性能を高くできます。より快適な練習環境になりますよ。

 

窓は防音性が高いペアガラス以上。窓を少なく・小さくして防音性アップ。

新築住宅の防音性を上げるポイントは、窓でございます。

窓は壁よりも音が抜けやすいので、窓の防音性を上げることが快適な練習環境につながります。

防音性の高い窓を選ぶなら、最低でもペアガラス以上をお選びください。

また締め切った環境になるので、断熱性の高い窓「Low-E複層ガラス」を選べば、練習環境はより快適になります。

そのほか、

・アルミサッシではなく、気密性の高い樹脂サッシを選ぶ。

・内窓をつけることで、さらに防音性アップ。

・窓を小さく、少なくする。

などの工夫が有効でございます。

 

▽欲を言えば、Low-Eガラスがおすすめです。

断熱性の高いLow-Eガラスにデメリットはあるのか?特徴・メリット・選び方も。

2019.04.09

 

防音効果の高い断熱材(グラスウール・ロックウール)を、分厚く施工。

防音効果の高い断熱材(グラスウール・ロックウール)を分厚く施工することで、部屋の防音性を高くできます。

防音効果の高い断熱材は、「繊維系」といわれる断熱材です。

グラスウール:ガラス繊維の断熱材。

ロックウール:玄武岩・鉄鋼スラグを混合・生成した人造繊維の断熱材。

繊維系断熱材の防音効果は意外と優秀で、30dbほど音を小さくする効果があります。これは簡易防音室・グレードの低いユニット組立式防音室と同レベルの防音効果です。

もちろん、断熱材を分厚く施工すれば、それだけ防音効果も高まります。

新築で防音室を考えるなら、断熱材はグラスウール・ロックウールがおすすめでございます。

まちがっても「外断熱」にしてはいけませんよ。

 

▽断熱材の特徴はこちらでまとめてます。

断熱材で後悔しない選び方!注文住宅で選べる種類と特徴・メリット・デメリットを解説!

2019.03.19

 

防音室を中心とした間取りを考えておく。

新築で防音室を設置するポイントは、家の間取りは防音室を中心に決めてしまうことです。

防音室はかなり特殊な部屋なので、間取りの配置が限定されます。

・ピアノ:1階のみ。床下を補強する必要あり。

・チェロ、コントラバス:振動が床に伝わるため、1階推奨。

・ドラム、アンプを使うエレキ楽器:1階、もしくは地下。

日常生活の間取りを先に決めてしまうと、防音室を設置するスペースがなくなる可能性がございます。

リビングの隣は和室があって~、2階には子供部屋があって~♪
い、イエス、・・・

とても現実的なプランですが、しかしこれでは防音室を置くスペースが・・・。

広い一軒家といえど、必要な間取りを配置していくと、意外とスペースは残らないもの。

家族の命の次に大事な音楽のスペースは、一番最初に間取りの位置を決めてしまいましょう。

 

▽間取りを考えるときは、こちらもチェック!

後悔しない間取りを自分で作る!注文住宅の間取りの作り方とコツ【フリーソフト】

2019.04.18

タウンライフ注文住宅のメリット・デメリット|無料で間取りを作ってもらう

2019.04.17

 

住宅ローンでまとめられる新築のとき設置する。

ユニット組立式防音室であれば、家を買ったあとに設置することもできます。

しかし新築するタイミングでしたら、住宅ローンでまとめて払ってしまった方がお得です。住宅ローンの金利はとても低く、変動金利であれば0.5%を切る銀行も多いです。

そのため入居してから別途ローンで払うより、トータルコストを抑えて防音室が設置できるのです。

これはリフォームで防音室を作るときも同じでございます。

新築のときに住宅ローンでまとめるのが、一番お得ですよ。

ただしユニット組立式防音室が住宅ローンに含めることができるのかは、金融機関によって判断が分かれるところ。直前になって慌てないために、事前に確認しておきましょう。

 

音楽を演奏するのがコンセプトの家もある。

新築で防音室を設置するのは楽しみでもあり、頭を悩ますものです。

ユニット組立式にするのか、それとも1部屋まるまる防音室にするか。迷ってしまいますよね。

そんなときにおすすめなのが、防音室に対応したハウスメーカーのプランです。

家での演奏をコンセプトにしているので、音楽が大好きな方にはたまらない仕様になっています。

・開放的な防音室。

・音の響きまで計算された防音室。

・ハウスメーカーの提案力で、柔軟な間取りを実現。

大手ハウスメーカーの「大和ハウス」では、防音室に対応した標準プランを準備しています。

防音仕様で選ぶとハウスメーカーが限られてしまうのが難点ですが、パッケージ化された防音室の家が建てられるのは大きな魅力です。

【防音室で実績のある大手ハウスメーカー】

・大和ハウス

・積水ハウス

一条工務店など

 

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まとめ:新築なら防音室も夢じゃない。

防音室のある家、憧れますよね。

ですが新築で家を建てるときなら、防音室だって夢ではありません。ユニット組立式の防音室なら、50万円~で防音室が設置できます。

またちょっとした工夫で家の防音性を高くすることができます

・窓はペアガラス以上。窓を少なく、小さくする。

・防音効果の高い断熱材(グラスウール・ロックウール)を活用。

家の防音性能を高めることで、より快適な練習環境が手に入りますよ。

 

また大手ハウスメーカーのなかには、音楽を演奏することをコンセプトにした家作りをしています。

ワンランク上の防音環境で音楽を楽しみたい方におすすめですよ。

ぜひ素敵な住宅購入を。それでは、また!

 

7割の方が10社以上のカタログを請求しています。

家作りは情報収集が肝心です。

約7割の方が10社以上のハウスメーカーのカタログを請求し、比較・検討しています。(SUUMO調べ)

マイホーム購入は人生でもっとも大きな買い物ですので、納得するまでハウスメーカーを選びたいところ。

 

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▽防音室も選びたいですけど、ハウスメーカー選びはもっと大切です。

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