こんにちは。
「せっかく希望エリアで土地を見つけたけど、旗竿地だった。どうしよう・・・?」
・・・イエス、マダム。お困りですか?
注文住宅の土地探しで、しばしば旗竿地(はたさおち)に出会います。
道路から奥まったところにある旗竿地は、一般的に条件が悪いとされ、お安く販売されています。
ほかの土地より安く販売されているので、「旗竿地は買ってはいけない土地なのだな・・・」と想像しがちですが、いいえ、違うのですよ。
そこでこの記事では、旗竿地のメリット・デメリットについて解説させて頂きます。
旗竿地のメリットを知ることで、旗竿地ファンになるかもしれません。お気をつけ下さいませ。
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この記事の概要
旗竿地とはどんな土地?
注文住宅での土地探しで、道路から奥まったところにある土地。あなたは見かけたことありませんか?
イエス、それが旗竿地でございます。
すべての土地には「接道の義務」があり、幅2m以上の長さで道路と接してなくてはいけません。
そのため道路から奥まった土地では、細長く通路のように土地を伸ばして、道路と接するのです。
細く伸ばした通路の部分が、旗の棒(竿:さお)の部分に見えるので、「旗竿地」と呼ばれています。
「旗竿地は使いづらい土地」と思う方が多いので、相場よりも安く販売されているケースがほんとんです。
▽注文住宅の土地探しで、そのほかに注意すべきことはこちらにまとめました。
意外とあなどれない、旗竿地の4つのメリット
「旗竿地=使いづらい=辞めておこう」
この認識は間違いではありません。ですが正解でもありません。
なぜなら旗竿地のメリットが加味されてないからですよ。
その土地が旗竿地だからといって、デメリットしか考えないのは不公平じゃないですか。
注文住宅を旗竿地に建てる場合、次のメリットがございます。
1・相場よりも安く買えるので、住宅ローン返済が楽!
旗竿地のメリットは、この一言に集約されるかと思います。
楽なんですよ、住宅ローンの返済が。
よく旗竿地のメリットは、「安く買えることです~・・・」なんて言葉を聞いたことがあるかと思います。
ですがちがうのですよ。ただ安く買えるだけじゃなくて、「安く買えるから、住宅ローンが楽」なんです。
なぜ私が「安く買える」ではなく、「住宅ローンの返済が楽」と強調する理由は、ただ1つでございます。
それは注文住宅の家作りは「買ったらゴール」ではなく、「買ってからがスタート」だからですよ。
マイホームを買うことより、マイホームを買ってから維持していく方が大変です。
・収入が減って、住宅ローン返済がきつい。
・の妊娠でシングルインカムに。住宅ローンがきつい。
・仕事が大変で転職したい。でも住宅ローンがきついから転職できない。
人生、山あり谷あり。それでもマイホームを維持するのは大変です。
注文住宅の契約はハンコをつく一瞬で終わりますが、マイホームを手にしてからの生活はその後35年間続きますからね。
どれだけ素敵なマイホームを建てたとしても、マイホームを維持するための生活がしんどければ、マイホームライフは快適とは言えないでしょう。
同じように、どれだけ快適な条件の土地に家を建てたとしても、ローン返済がしんどければそれは快適ではありません。
イエス、それはただのしんどい生活であります。
もしも旗竿地が相場より200万円安く販売していたら、それは200万円以上の価値があると思ってください。
それほど住宅ローンの負担は、注文住宅を買ってからの生活に影響しますよ。
▽ちなみにですが、私は住宅ローンの返済比率15%を切ることができました。
はっきり申し上げて、めちゃくちゃ快適です。
2・相場よりも安く買えるので、家本体にお金をかけることができる。
「旗竿地は使いづらい土地だから、安く販売している。」
これは間違いなく旗竿地のデメリットでございます。しかしでデメリットも見方を変えればメリットになります。
旗竿地は相場より安く買えるので、その分家本体にお金をかけられるのです。
旗竿地は使いづらい土地とは言っても、それはあくまでも土地の話であって、家が使いづらいことではありません。
むしろ土地が安く買える分、家本体にお金をかけることができます。
・断熱材のグレードを上げる。
・キッチンのグレードをあげる。
・床暖房、太陽光パネルを導入する。
・お気に入りの家具を買う。
どうでしょうか?
旗竿地でお得に土地が買えた分、ここまであなたの好きなモノが買えるのです。どうみたって「快適な暮らし」ではないでしょうか?
旗竿地はたしかに使いづらい土地ではあります。細長い通路の土地は、車の駐車スペース程度にしか使えません。(しかも停めづらい)
しかしその分、家にお金をかけることができ、家の中を快適にできます。
「土地の形は使いづらい。でも家の中に入れば快適。」
根っからのインドア派のあなたには、あながち捨てがたい存在なのではないでしょうか?
3・固定資産税も安いから、突然の出費に泣かない。
旗竿地のメリットは、資産価値が低いとみなされるので、固定資産税が安くなることです。
そのため1年で4回ある固定資産税の支払い時期で、よきせぬ出費に財布を痛めることがありません。
資産価値が低いと売却する価格も低くなります。
そのため「資産価値は高くあるべき!」との声が多いのですが、しかし資産価値の高い土地を所有するのも大変なのですよ。
中途半端に資産価値があるばかりに、固定資産税もバカにならない金額・・・泣ける・・・。
毎年払う固定資産税。これが毎年安くなったら、あなたはそのお金をなにに使いますか?
こんな素敵な妄想ができるのも、旗竿地のメリットでございます。
4・道路に面してないので、静かな住環境で快適に暮らせる。
旗竿地のメリットは、お金の話だけではありません。
旗竿地は道路に面してないので、静かな住環境で快適に暮らせるメリットがあります。
道路に面していると、どうしても周囲の環境が気になってしまいます。
・車が通る音がうるさい(とくに大型車)
・車が家の塀にぶつかる。
・通行人の視線が気になる。
・近所の子供が遊ぶ声がダイレクトに響いてしまう。
ですが旗竿地では道路から奥まった場所にあるので、周囲の喧騒から一定の距離が保てます。
これは一本路地を入った袋小路のような環境でしょう。
なにを隠そう私は袋小路にある家を買いましたが、これが実に快適なのです。森の中かとよく間違えます。
使いやすさではデメリットでしょう。
しかし道路から奥まっている分、静かでございます。家は静かな環境がなによりです。
やっぱり無視できない、旗竿地のデメリット6つ!
つい旗竿地のメリットを力説してしまいました。
ですがやはり旗竿地には無視できないデメリット(しかも6つも)もあるので、購入する前にしっかりとデメリットも含めて検討すべきです。
1・広さのわりに使いずらい。
「旗竿地=使いづらい土地」とはまさにその通りで、旗竿地は土地の広さのわりに使いずらいのです。
とくに細長く通路のようになっている土地の使い道は、「通路、もしくは車・自転車を停めるスペース」の2択になってしまいます。
書類上は同じ広さの土地でも、旗竿地では実際に使える土地が少なくなってしまいます。
細長い通路のような土地は、駐車場として使われることが多いです。
しかし残念ながら駐車場としての使い勝手も悪く、ことあるごとにストレスがたまります。
・車が縦に並ぶので、出し入れが不便。
・狭い通路に車を入れるので、こすりそうで怖い。
・狭い通路に車を停めるので、ドアを開きづらい。
・車を停めてしまうと、自転車が出せない。(出しにくい。)
「細長い通路に車を停めることができる土地」とは言っても、駐車するのも難のある土地だったりします。
車の運転が苦手な方は、旗竿地は遠慮した方がいいかもしれません。
3・モノを運びづらく、家の建設・引っ越し・リフォーム・建て替えなどで苦戦。
注文住宅を旗竿地に建てるのは大変です。
なぜなら狭い通路のような土地にトラック・重機が入らないときがあるからです。
もしもトラック・重機が敷地の中に入れないと、次のようなトラブルが起こります。
・注文住宅の家作りで工事業者のトラックが停められない。
・トラックの出入りが大変。出入りするたびに、近所に迷惑をかけてしまう。
・トラックの横づけができないと、引越しの荷物の運び込みが大変。
・敷地に重機が入れないと、解体費用が2倍近くになる。
・トラックが敷地の中に停められないと、周囲の迷惑になり、クレームになる。
・まわりが家に囲まれているので、クレームになりやすい。
旗竿地が安いのは大きなメリットですが、注文住宅を建てることを考えると、無視できない問題が多々あります。
4・周囲を家に囲まれているので、日当たり・風通しが悪くなる。
旗竿地には、「日当たり・風通しが悪い」というデメリットがあります。
これは旗竿地の立地を想像いただくと分かりやすいですよね。
四方を完全に家で囲まれているので、太陽の光がなかなか届かず、風も通りにくくなってしまいます。
とは言え、工夫次第で日当たりを改善できます。
・吹き抜けをつくる。
・リビングを2階にする。
・間接照明を活用する。
・天窓を設置する。
「旗竿地だから日当たり最悪か・・・じゃ、やめておこうかな・・・」
と先入観で決めるのはもったいないですよ。
希望のエリアに土地があるなら、一度自分の目で確かめることが大切です。
▽土地選びで日当たりは重要項目です。日当たりの重要性は、こちらで熱弁しました。
5・電気・水道の引き込み工事が高くなることがある。
旗竿地で注意したいのが、電気・水道の引き込み工事です。
道路から奥まったところにある旗竿地では、道路から延長する電気・水道の距離が長くなり、通常より工事費が高くなってしまいます。(通常より10~20万円)
すでにライフラインが整備されている建売住宅・中古住宅はこの限りではありません。
ですがまっさらの土地に新しく注文住宅を建てる場合、ライフラインの延長工事に追加費用がかかります。
6・欲しい人が少ないので、売るときが大変。
旗竿地は売るときが大変です。
なぜなら旗竿地は人気がないので、そもそも欲しがる人が少ないからです。そのため旗竿地は安くしないと売れません。
「安く買ったのだから、安くしか売れない。」
これは当然のように感じるかもしれません。
ですがご注意くださいませ。
旗竿地は欲しいと思う人が少ないので、買ってくれる人を見つけるのも大変ですよ。
・売りたいと思ったときに売れない。
・売るまでに時間がかかってしまう。
これも旗竿地の見過ごせないデメリットでございます。
ネットに公開されない、人気の土地を探すなら!
「ネットで土地を探しているけど、なかなか希望の土地が見つからない・・・」
「希望の土地がない!」と嘆くのも無理もありません。なぜなら土地の売買の多くは未公開物件としてネットに掲載されることなく、取引されているからです。
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不動産会社から紹介してもらうスタイルだから、未公開物件もこっそり紹介してもらえる。
タウンライフ不動産は不動産サイトとは違い、提携している不動産会社から物件を紹介してもらうスタイル(メール・FAX・郵送)です。
そのためネットに公開していない未公開物件も、こっそりと紹介してもらうことができるのです。
なんと・・・こいつは不動産サイトにはなかった人気物件ではありませんか・・・!!
ネットを使って登録しますが、物件がネットに公開されている訳ではありません。
希望条件にマッチした物件を不動産会社から紹介してもらうスタイルなので、未公開物件を多く紹介してもらえるのです。
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未公開物件は不動産会社によって、保有している物件が異なります。
例えばAという物件は○○不動産、Bという物件は△△不動産、というように、不動産会社ごとで未公開物件が違うのですよ。
ですが未公開物件が知りたいとは言え、不動産会社1件1件に問い合わせるのはめんどくさいじゃないですか。
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・土地が欲しいと思っても、希望の物件がない。
・希望の物件があっても、収入・家族構成・ライフプランが定まらない。
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初めての住宅購入は分からないことばかりです。
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※毎月先着99名様限定なので、お早めに応募してみてください。
まとめ:旗竿地でも一見の価値アリ。
「旗竿地=やめておけ」
旗竿地だからといって、イメージで選択肢から外してしまうのはもったいないですよ。
なぜなら旗竿地には、メリット・デメリットともにあるからです。
【旗竿地のメリット】
1・安く買えるから、住宅ローン返済が楽。
2・安く買えるから、家本体にお金がかけられる。
3・固定資産税も安い。
4・道路に面してないので、静かな住環境で暮らせる。
【旗竿地のデメリット】
1・広さのわりに使いづらい。
2・車の駐車がめんどう。
3・モノが運びづらい。家作り・引越し・リフォームで苦戦するかも。
4・周囲を家で囲まれているので、日当たり・風通しが悪くなる。
5・電気、水道の引き込み工事が高くなることも。
6・欲しい人が少ないので、売るときが大変。
旗竿地のデメリットを並べてみると、「そりゃ欲しい人も少ないよな・・・」と思うのも納得でございます。
ですが旗竿地の、すべての土地が条件が悪いとは限りません。
旗竿地でもいい条件もあれば、逆に旗竿地でなくても条件の悪い土地はいくらでもあります。
つまり「旗竿地である」ということは、数ある土地の条件のなかの1つでしかない、ということですね。
旗竿地だからと言って無条件で選択肢から外すのはあんまりでございます。
ぜひ先入観をいったん置いといて、フラットな視点で検討してみてくださいませ。
ぜひ素敵な家作りを。それでは、また!
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▽ハウスメーカーのカタログの取り寄せは、一括請求が便利です。
▽土地選びは、家作りのトータル予算で考えることが大切です。
あながち旗竿地もデメリットばかりではありません。
旗竿地のメリットを知ることで、あなたにとって「いい土地」になる可能性がございます。