こんにちは。
社会の底。社会の底辺。貧困。
この言葉を聞いても、自分には関係のない話と思いがちですが、実際には踏み出す一歩を間違えるだけで、簡単に落ちるのが貧困であります。
私もたった1回の転職の失敗で、
「大手人材派遣会社の総合職→無職→年収270万生活」
と、見事なまでの転落を経験しました。(その後8年かけて収入は2倍近くなりました。)
しかし貧困に落ちたからといって、そのまま死ぬまで貧困なんて死んでもイヤでございます。
「貧困に落ちた。落ちてしまった。落ちそうだ。」
それは仕方なのないことですよ。しょうがないですよ、踏み間違えることは、誰にだってあるのですから。
でも肝心なのは、貧困に落ちてからなのです。貧困からどうやって這い上がるか、が問題なのです。
そこでこの記事では、貧困になったとき、社会の底から這い上がる方法について、具体的に解説させて頂きましょう。
貧困になっても、諦める必要はありません。ぜひ記事を最後までお読みくださいませ。
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この記事の概要
社会の底で待っている現実。
「こんなはずじゃなかった。」
踏み出す一歩を間違うだけで、あれよあれよと貧困になるのが、今の日本社会であります。
日頃、「貧困?関係ないね」と思っていても、貧困はあなたの身近にあるのです。
では貧困になると、どんな状況になるのでしょうか。
貧困生活を生で体験した私が、事細かにお伝えさせて頂きましょう。
お金がないから、お金を払うしかない悪循環。
「貧困になって、お金がない。」
「お金がないから、これ以上お金の減りようがない。」
貧困に対して、こう思う方も多いでしょう。しかし現実は、これとまったく逆なのですよ。
現実には貧困になってお金がなくなると、「お金がないから、お金を払うしか選択肢がないという悪循環」にぶち当たります。
例えばリストラにあって、住所不定・無職になると、自分で部屋を借りることが難しくなります。
安定した自分の住みかがないと、選択肢は
・住み込み派遣
・マン喫で寝泊まりして、日雇いバイト
・シェアハウス(審査基準に通れば)
ぐらいしか、選択肢はなくなってしまいます。
住み込み派遣では、自分で寮を選ぶことができません。決まった寮費(割高な場合が多い)を払うしか、選択肢が最初から用意されていないのですよ。
寮費高いけど、払うしかありませんな・・・とほほ・・・
社会の底に落ちた先で待っているのは、「お金がない=選択肢がない」という現実です。
選択肢がないということは、相手にぼったくられても、「泣く泣くお支払いするしかない」、ということですよ。
絶望して、努力を諦める。
社会の底辺に落ちると待っているのは、
という希望の光ではなく、
という絶望が待っています。
上を見上げて希望の光が見えるなら、まだ救いようがあります。
しかし貧困生活まで落ちると、希望の光は遥かかなたにかすかに見える程度。これでは希望の光を見るのが、逆に辛くなってしまいます。
「生きているのが辛い」
私も何度も枕を濡らして寝たものです。
しかし無情にも、それでも時間は過ぎて行きます。出世街道を走る同級生がまぶしくて。資格を取って独立した同僚がうらやましくて。
ふぅ・・・もういいや。寝よう。ゲームしよう。漫画読もう。
今のカッコ悪い自分を見るのがイヤで、いつも現実逃避しておりました。きっとこれを専門用語では、「逃避行動」と呼ぶのでしょう。
社会の底に落ちると、今の自分に絶望します。そして努力することを諦めます。
こうして貧困の闇に、ひっそりと消えていくのであります。
社会の底での仲間意識。
しかしそんな社会の底でも、実は案外孤独ではないのですよね。
社会の底なら底で、似たような人が集まるコミュニティがあったりします。そしてそれが、なかなか居心地がよかったりするのですよ。
自分と似たような人を見て安心しますし、環境も似ているから話も合う。
最初は「いや、ちょっと・・・」「俺は違うし・・・」と受け入れられなくても、時間がたてばそのコミュニティにいる方が安心するようになります。
仕事?ああ、ダルいねえ~・・・鼻ほじ・・・
社会の底に落ちると、そこでは新しいコミュニティが待っています。
コミュニティのおかげで孤独にならない反面、朱に染まれば赤くなります。居心地がよくなって、貧困から抜け出すことすらバカらしくなってしまいます。
リアルに解説!貧困を抜け出す具体的な手順。
以上、ご説明したとおり、貧困を抜け出すことは想像以上に大変な道のりとなるのです。
居心地のいいコミュニティを抜けるのは、ある意味、苦痛でございます。
しかしと言っても、「この先死ぬまで貧困」なんて、もっとイヤですからね。
それでは私が貧困を抜け出すためにやった、具体的な方法を解説させて頂きましょう。
所属している貧困コミュニティからは、
「お前何してるの?バカじゃないの?」
と、うしろ指さされることもありますが、これは貧困を抜け出す通過儀式のようなものです。
気にせず振り切って進みましょう!
1・少ない資源を有効活用する為の、コスト削減。
貧困を抜け出すには、少ない資源(お金)を有効活用することが必要です。
ただでさえ収入が少ないのですもの。ほかの人より節約して、無駄な出費を抑える必要がありますよね。
貧困を抜け出すための節約は、茨の道でございます。
家賃、水光熱代、通信費などの固定費はもちろん、自炊をして食費を節約するなど、涙ぐましい節約が必要です。
「節約したってどうせ無駄でしょ?」的な諦め思考は捨てて、1円でも10円でも節約しない限りは、未来は変わりませんよ。
食費の節約は苦痛を伴う節約でありますが、貧困を抜け出すには、避けて通れぬ道でございます。
2・お金を使う対象(投資先)を厳選する。
節約してお金が手元に残るようになったら、次のステップでございます。
節約してお金を守ることから一歩踏み込んで、お金を使う対象(投資先)を厳選して、お金を増やす流れを作りましょう。
頑張って節約して貯金をしても、そのお金を有効活用しなければ、いつになっても貧困を抜け出すことはできません。
貯金を全額使ってハワイ旅行に出かけているようでは、まだまだでございます。ハワイから帰ってきたら、また貧困のやり直しではありませんか。
ある意味、節約は守りなのですよね。お金が減らないように、しっかり守ると。ですが守ってばかりでは、いつまでも貧困は抜けられません。
大切なのは、節約してできた貯金を「何に使うか」「どうやって使うか」でございます。お金の使い方によって、あなたの未来は少しずつ変わっていきます。
ちなみにですが、私は年収300万でありながら、突然、家を買いました。
貧困にあえぎながら貯めたお金を、ある日突然、住宅購入の頭金に全額使ったのです。
家を買ったのは子育てのためでしたが、それとは別に
「家という資産を買えば、貧困を出られるのでは?」
「家という安定した住みかがあれば、この先の人生は変わるのでは?」
という目論みがありました。
「資産(不動産)を持つことで、手元にお金が流れるようになる。」と思ったのですね。
目論みとおり、家を買ったことで税制優遇や、固定費の削減に成功しました。その結果、賃貸アパートにいた頃より、手元にお金が残るようになりましたね。
貯まったお金を「何に使うか」で、あなたの未来は大きく変わります。頑張って貯めたお金、あなたは何に使いますか?
3・収入が増える仕組みを理解して、実行する。
最後に、貧困を抜け出すには、収入が増える仕組みを理解して、実行することが必要です。つまり、「収入を増やせ」ということですね。
収入を増やすには、まずは収入が増える仕組みを学ぶ必要があります。
企業戦士として働こうが、フリーランス(独立)として働こうが、収入を増やすためには、次の2つの方法しかありません。
まず1つは、長時間働くこと、でございます。
ブラック企業で残業が問題になっておりますが、収入を増やす最も簡単な方法は、長時間働くことです。
・深夜にバイトをして、収入を増やす。
・土日にバイトをして、収入を増やす。
私も年収270万時代は、副業として家庭教師をしてましたが、まさに長時間働くことですよね。
しかしやはり長時間労働は、最終的には体を壊してしまいます。長時間働くにも、限界があるのです。
そしてもう1つは、仕事の単価を上げること、でございます。
・資格を取る
・特殊なスキルを身につける
・実績をつける
自分に付加価値をつけることで、仕事の単価を上げて、収入を増やすのです。
企業戦士として働くときは、自分で仕事の単価を決めることが難しいところがあります。しかし私は社長に直談判をしてでも、仕事の単価を上げて頂きました。
貧困を抜け出すためならば、直談判ぐらいやってナンボでございましょう。
失うモノがないからこそ、リスクを取れ。
貧困に落ちるのは、決して他人事ではありません。誰しも貧困になることがあります。
そして一度貧困に落ちてしまうと、そこから這い上がるのは難しいのです。
貧困のリアルを聞くと気分が暗くなってしまいますが、貧困に落ちた人だからできる、最強の戦術がございます。
それは、リスクを取れることです。
貧困に落ちた人は、失うモノが少ないからこそ、他の人よりも積極的にリスクを取ることができます。
ノーリスクで生きて行きたいのでありますよ、私は!
リスクと聞いて、「リスク=失敗」と無条件にイメージしませんでしたか?しかし、リスクはチャンスでもありますよ。
リスクはチャンスです。
リスクを取るからこそ、成功するチャンスを手に入れられるというもの。もしかしたら掴んだチャンスで、貧困に落ちる前よりも、もっと豊かになれるかもしれませんよ。
貧困を経験しなければ、そもそも会社設立なんて思いもしなかったこと。失うモノが少ないからこそ、リスクをとってチャンスを掴みとりましょう!
今の仕事で希望がないなら、早めに転職を。
貧困を抜け出すために、転職は有効な手段です。
今の仕事で希望がないなら、早めに転職をすることをおすすめします。
なぜなら会社からもらう給料は、本人の努力では覆らない部分が大きいからです。
・会社の規模
・会社の業界
・会社の利益体質/収益状況
あなたがいくら頑張っても、残念ながら属している会社によって、給料の上限はおおかた決まってしまいます。
事実私も年収400万円までは順調に伸びていきましたが、それ以降はほぼ横ばいとなりました。直談判しても、1,000円増えれば御の字となってしまいました。
ですので、貧困を抜け出すために、仕事・職場を変えることはとても大切です。
もしまだ転職サイトに登録していないなら、求人件数の多い大手サイト「リクナビNEXT」から登録することがおすすめです。
「リクナビ NEXT」では登録時に、あなたの強みが分かる「グッドポイント診断」が受けられます。
ぜひ診断を受けて、強みを見つけてみてください。
ちなみにですが、今や営業代行をやっている私としては、やはり営業職をおすすめさせて頂きます。
・未経験でもできる
・専門スキル、資格がなくてもできる
・それなのに、給料が高い
営業はキツイ側面もありますが、大きなチャンスでもあります。
貧困を抜け出すため、一度検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ:貧困になっても、諦めないで。
それでは、まとめましょう。
社会の底、貧困から抜け出す為の具体的な方法は次の通りでございます。
1・少ない資源を有効活用する為の、コスト削減。
2・お金を使う対象(投資先)を厳選する。
3・収入が増える仕組みを理解して、実行する。
4・失うモノがないからこそ、リスクを取れ。
「どうせ頑張っても無駄だ。」「節約したって、無駄だ。」
貧困に落ちると、頑張る気力を根こそぎ持っていかれてしまいます。・・・まぁ、それは仕方ありませんよ、人間ですもの。
しかし、このままずっと死ぬまで貧困なんて、イヤではありませんか?私は死んでもイヤでございます。
貧困から抜け出すのは大変ですが、抜け出す方法はゼロではありません。小さな一歩でも踏み出せば、明日は変わりますよ。
ぜひ少しずつでも、明日を変えていきましょう!
それでは、また!
次の記事はこちらです。
・・・それはイヤであります。