こんにちは。本業では営業代行をしている、でございます。
求人に「幹部候補、募集!」と書いてあると、「もしかしたら、自分も幹部になれるかも・・・」と淡い期待を抱いていませんか?
しかし結論から申し上げますが、その考えは甘いですよ。
思い出すのも辛い過去ですが、第二新卒で「幹部候補」として転職しましたが、見事に大失敗した経験があります。
この記事では「幹部候補、募集!」の求人に転職するときの注意点をまとめていきたいと思います。
・幹部候補って、実際どんな求人なの?
・自分も頑張れば、幹部になれるのでは?
・幹部に挑戦して、高い給料をゲットしたい!
・自分には幹部になれる素質があるはず!
幹部候補の求人に転職する前に、ぜひ最後まで記事を読み、私のような失敗をしないで頂ければと思います。
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この記事の概要
「幹部候補」は、特別な求人ではない。
「幹部候補、募集!」と書いてあると、その求人が特別な求人に見えてしまいますが、実際はそんなことありません。
いたって普通の求人でございます。
ではなぜ求人に「幹部候補、募集!」と堂々と書かれているのでしょうか。
そこには企業の次のような思惑が見え隠れしています。
会社を引っ張っていく、やる気のある人材が欲しい。
「幹部候補、募集!」と求人に書くのは、企業は「会社を引っ張っていく、やる気のある人材」が欲しいからです。
・与えられた仕事をこなすだけではなく、自ら課題を発見し、解決する。
・人を巻き込んで仕事ができ、組織を動かす力がある。
・会社の利益を第一に考え、会社に貢献できる。
「より優秀な人材が欲しい」、「より役に立つ人材が欲しい」、との企業の思惑があります。
でもよく考えてみると、これら求められていることは、一部のサポート社員(契約社員、パート社員)などを除けば、ごく当たり前に社員(総合職)として求められていることと同じではありませんか。
「幹部」というキラキラワードに惑わされてしまいますが、その求人の中身は普通の総合職でございます。
さらに新卒の総合職とは違い、転職(第二新卒を含む)での総合職は結果を求められるので、よりシビアですよ。
中にはブラック企業が人を集めるための文句としても。
疑うことを知らない美しい心で「幹部候補」の求人を眺めれば、
「やる気のある人材が欲しいのね・・・。」
となるのですが、一部の求人の中には「幹部」というキラキラワードを逆手にとったブラック企業もあります。
・幹部候補だから、自主的に残業しろ。
・幹部候補だから、誰もやりたがらない仕事をやれ。
・幹部候補だから、会社の命令には従え。
・幹部になったら給料を上げるから、給料低くても我慢しろ。
目の前にぶら下げられたニンジン(ステータス、高い給料、厚待遇)が欲しいあまりに、貴重な人生を犠牲にしてしまいます。
では明日からみっちり働いてもらおうかね。ガッハッハッハ!(1人残ればラッキーだな。)
ブラック企業が考えることは、どこまで行ってもブラックです。
優秀でやる気のある人材をこき使いたいために「幹部候補」を募集しているブラック企業には、くれぐれもご注意下さいませ。
幹部候補の求人に転職して感じたこと。
「幹部候補」の裏側にある企業の思惑を知っていれば、事前に対策を練ることもできます。
しかし第二新卒で転職した私はピュアすぎたので、企業を疑いの目で見ることなんてできませんでした。
さあ、明日からバリバリ働きますぞ!!
幹部候補として転職しましたが、勤務初日から違和感を覚えました。
勤務初日から感じた違和感は間違いではなく、「幹部候補」の求人の現実を知ってしまったのでした。
会社の中には、「過去、幹部候補だった人」がたくさんいた。
勤務初日から違和感を感じたことがありました。
しかもみんな定時で帰宅しておりますぞ・・・?
給料が高くはない一般事務の仕事に、なぜ男性が多く混じっていたのか?
その答えは、彼らは「過去、幹部候補だった人」だったからでした。
ま、君は大丈夫だろうがね。ガッハッハ!
果たして企業は、本当に適性がなかったから配置転換をしたのでしょうか。
それとも、最初から「配置転換が前提」として採用したのでしょうか。
しかし「本当に幹部候補が欲しくて採用した」と信じるには、あまりにも「過去、幹部候補だった人」が多すぎました。
また配置転換(もちろん給料も下がる)に納得できなかった幹部候補は、ひっそりと退職(自主退職)したようでした。
どうやら幹部候補の求人は、最初から振るい分けが前提での採用だったのです。
求められる人物「リーダーシップのある人」とは、「社内営業ができる人」だった。
「幹部候補、募集!」の求人には、求められる人材として
・リーダーシップのある人
・やる気があって、組織を動かせる人
などと書いてありませんか?
私が転職した求人にもしっかり書いてありましたよ。
しかも私は学生時代にちょっとばかしバンドのリーダーをやってたものですから、
ははー、さてはそれは私のことですね。イエス、応募させて頂きましょう。
完全に勘違いして転職してしまいました。
ですが幹部候補に求められるリーダーシップは意味が違いました。
幹部候補に求められるリーダーシップは、
・上司のご機嫌が取れる人
・上司に気に入られるスキルのある人
・上司の命令を忠実に実行できる人
なんですよね。つまりは、社内営業がしっかりできる人なんですよ。
リーダーシップを持っているだけでは意味がありません。周囲の人を巻き込んで仕事をするだけが、リーダーシップではないのですよ。
重要なのは、「上に気に入られること」でございます。
なぜなら会社はトップダウンだからですよ。
いくらリーダーシップがあっても、上層部に気に入られなければ、リーダーシップの発揮のしようがありません。
会社の中でリーダーシップを発揮するには、まずは社内営業をしっかりして、上司に気に入られることが必要です。
あなたに社内営業のスキルはありますか?
私はそんなこと知らずに転職したら、さんざんな目にあいましたよ。
幹部候補なら、できて当たり前。即戦力としてのプレッシャーが半端ない。
幹部候補で転職するときは注意が必要です。
それは幹部候補なら、仕事ができて当たり前だと思われるからです。
最初から振るい分けが前提での幹部候補の採用(ブラック企業)ならば、親切に仕事を教えてもらうことは期待できません。
求める人材でなければ、再度「幹部候補」を採用するだけでございます。じっくり育ててはもらえないのですよね。
幹部候補として転職すると、即戦力としてのプレッシャーがかかります。
プレッシャーを感じても結果を残せる自信があるのならいいですが、どうやら私にはムリだったようでございます。
幹部になりたいなら、実力をつけてから。
いくら私が無知だったとは言え、ブラック色をした幹部候補の求人に転職してしまったのは大失敗でした。
失敗の原因は、
「幹部になりたい!」
「稼ぎたい!」
という人間なら誰しも持っている欲望です。
ですので、幹部候補に転職して失敗するのは、他人事ではないのですよ。
「幹部」という甘い言葉に心が躍ってしまいますが、幹部になれるのはほんの一握りじゃないですか?
なれる人よりも、なれない人の方が圧倒的に多いのが現実でございます。
幹部になれなかった人は、配置転換して静かに働くか、ひっそりと退職するのが運命なのですよ。
幹部を目指すことにはリスクがあります。
だからこそ、幹部を目指すならばしっかりと実力(実績)をつけてからの方がいいですよ。
まして転職では慣れない環境で働く(戦う)のですから、尚更でございます。
幹部候補に転職するなら、しっかりと実力をつけてから。
むしろ現場職として転職し、実力をつけてからのし上がる方がリスクはありません。
長期的な視点でキャリアアップをしていきましょう。
ハローワーク系の求人には注意。
転職するときに注意したいのが、ハローワーク系の求人です。
ハローワークは企業も無料で利用できるので、「タダで人材を集めたい」とゲスな考えをもつ企業が集まりやすいです。
そのためブラック求人が多く集まってしまい、うっかり転職してしまうと人生の歯車が狂ってしまいます。
ホワイト求人に転職するなら、転職エージェントを活用して!
ホワイト求人に転職するなら、ぜひ転職エージェントを活用してください。
企業との間に代理人(エージェント)が入ることで、転職をサポートしてくれるサービス。
企業が紹介料を払うので、転職者はすべて無料で利用できる。
転職エージェントの報酬は、
「紹介した転職者が1年以上在籍しないと、報酬にならない」
などの決まりがあります。
そのため定着の悪いブラック企業には、転職者を紹介したくないのです。
ブラック企業は受け付けたくない、転職エージェント。
どちらを使うべきか、考えるまでもありませんね。
転職エージェントを活用するなら、業界最大手のリクルートエージェントがおすすめです。
・キャリアアドバイザーに相談できるから、求人票には書かれていない裏情報まで分かる。
・キャリアアドバイザーが、あなたの適性を診断してくれる。
・面接指導、履歴書チェックなどのサービスがある。
・高い紹介料を払ってまで優秀な人材を探したい、ホワイト求人に転職できる!
ブラック求人とホワイト求人の待遇の差は、もはや別次元でございます。
ぜひ転職エージェントを使って、ホワイト求人に転職してくださいね。
✔好待遇の優良企業が多数登録。
✔転職エージェントが転職をサポート。
✔求人票には書かれていない、裏情報まで分かる!
まとめ:幹部になりたいなら、実力をつけてから。
それでは、まとめましょう。幹部候補の求人に転職して感じた違和感は、次の3つでございます。
・会社の中に、「過去、幹部候補だった人」がたくさんいた。
・求められるリーダーシップは、「社内営業ができる人」だった。
・幹部候補なら、できて当たり前。即戦力としてのプレッシャーがハンパない。
幹部候補という甘い言葉に心が踊らされてしまいますが、現実はそんなに甘くありませんでした。
むしろ、甘い言葉で見えなくなってしまう、ブラック企業の「幹部候補」の求人が怖いですよね。
幹部になれるのは、ほんの一握りです。甘い夢を抱かずに、地に足つけて転職活動していきましょう!
それでは、また!
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✔転職エージェントが転職をサポート。
✔求人票には書かれていない、裏情報まで分かる!
なぜならこの私こそ、「幹部候補、募集」の企業に転職し、痛い思いをしたからですよ。ふふふ