こんにちは。
未経験での営業への転職。
これはとても不安なことではないでしょうか。
営業の仕事にはノルマが課せられ、ノルマを達成できなければ家畜よりも酷い扱いをうける・・・とか。
おそろしい都市伝説があるほど、営業はキツイ仕事、というイメージがあります。
実際、私も未経験で営業に転職したときは、やはりとても苦労しました。それはもちろん、売れなくてキツイ、でございましたね。
特に入社して半年間は思い出すのもイヤなほど、キツイ思い出がたくさんあります。
営業はキツイ仕事かもしれません。
だからこそ、この記事では未経験で営業を志すあなたのために、
・未経験で営業に転職するときの注意。
・営業でぶつかる壁の解決するヒント。
について、お伝えさせて頂きます。
不安を胸に一歩踏み出したあなたへのエールでございます。ぜひ最後までお読みくださいませ。
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この記事の概要
営業未経験で入社。辛かった半年間。
私は今でこそ「営業で生きていく!」と宣言していますが、未経験で営業に転職したときは、それはそれは酷いものでした。
上司からの評価は、
でございました。
私が未経験で営業に転職したとき、特に辛かったのは次のことでした。
お客さんがいない・売れない。
営業が辛い。そう感じたのは、とにかく売れなかったからです。
入社して1カ月は、研修として先輩社員に同行しました。
そして2ヶ月目から一人で営業に回りました、全く売れません。話すら聞いて貰えません。
3ヶ月、4カ月たっても売れません。
「やっと売れた!」と思っても、すぐに他社に奪われる。
「ようやく取引成立だ!」と思っても、数百円の取引にしかならない。
「私の売上日報だけが死んでいる・・・。」
泣かず飛ばず、いや、まったく飛び立てていない状態が、半年ほど続きましたね。いや~、マジで辛かった。
売れない原因は分かっております。
それはお客さんがいないからであります。私のことを快く受け入れてくれるお客さんがいない。だから売れないのです。
未経験で営業に転職する場合、お客さんがゼロからのスタートになることがあります。
営業スキルをいくら磨こうとも、情熱をもって出社しようとも、お客さんがいないければ、モノは売れません。
「売れなくて辛い」
シンプルすぎる理由ですが、これが非常に辛かったのです。
いく場所がない・会社に戻りたくない。
未経験で営業に転職したときに辛かったのは、行く場所がなかったことです。
お客さんがいないので、外回りでも訪問するところがありません。かと言って会社にいる訳にもいきません。
上司の言う理屈は分かりますが、入社してすぐの新人にはキツすぎる言葉です。
訪問する当てもないのに外へ出ろとは、まるで拷問、公開処刑を毎日受けているようでした。
営業先もなく、会社にも居れない。行く当てがないときに向かうのは、公園です。
昼下がりの公園には、私と同じような境遇の営業マンがたくさんいましたよ。
入社して半年は行く場所がなくて本当に辛かったです。会社に戻っても上司に怒られるだけでしたのでね。
未経験で営業を始める、あなたに伝えたいこと。
未経験で営業に飛び込んだものの、辛つぎる状況に私は完全に腐りかけておりました。しかしどうにか辛い状況を、切り抜けることができました。
そして長いトンネルを潜り抜ける過程で、営業にとって大切なことに気がつきました。
むしろ私も上司から最初に教えて欲しかったであります・・・。
営業で最も大切なのは、継続すること。
未経験で営業。そう考えただけですごく不安になる。
・・・分かります。
だってしゃべるの得意じゃないし、押しも弱いし、メンタル豆腐だし。
未経験で営業を始めるのですから、営業スキルがゼロなのは当たり前のことです。
もちろん、これらの営業スキルも大切です。しかしそれよりも、もっと大切なことがあるのです。
それは「継続すること」であります。
営業トークの上手さ、交渉の強さではなく、「継続すること」こそ、営業で最も大切なことなのです。
営業で継続がもっとも大切な理由は、2つあります。
1・継続することで、お客さんが増える。
2・継続することで、お客さんから信頼される。
まず1つは、継続することでお客さんが増えるからです。
未経験で営業を始めるときは、お客さんはゼロでございます。当然ながら、それでは何も売れません。
しかし1日1日、少しずつ営業を継続することで、着実にお客さんの数は増えていきます。
お客さんの数(あなたを受け入れてくれる人の数)が増えるに従って、
・訪問する営業先
・売上
どちらも着実に増えていきます。
そしてもう1つは、継続することでお客さんからの信頼が蓄積されるからです。
「信頼の蓄積」、それは「実績」とも言える言葉です。
新規営業では、最初はまったく相手にされません。
しかし少しずつ会話を重ね、小さな依頼をこなし続けていくと、やがてあなたは信頼されるようになります。
お客さんから信頼されるようになると、高額な案件が舞い込みます。
・・・そうだ、信頼と実績のあるから買いましょう。
お客さんからの信頼を獲得する唯一の方法は、継続することです。
小さな依頼をコツコツとこなし、お客さんからの信頼を積み重ねるのです。
営業で大切なのは、継続することです。
コツコツと地道に続けられる人が、最終的に勝ち残ります。
イエス、未経験で営業に飛び込んだあなたも同じですよ。
「売れない状況」を耐えること。
未経験で営業に転職したとき、最初から売れる人はほとんどいません。
多くの人が転職直後は「売れない病」に感染し、悩むことになります。
ですので、転職直後は「売れない」のが当たり前でございます。それでも腐らずに地道に営業することが大切です。
・・・しかし売れない状況が続くと、人間焦るものです。
売れない状況が続くと、「今度こそ売ってやろう!」と思い、一生懸命に売込んでしまいがちです。
しかしあなたの「売ってやろう!」という情熱は、お客さんから見れば「売りつけられる!」と恐怖でしかありません。
お客さんからNGサインを出されても、粘って営業する姿はウザい営業マンになってしまうのですよ。
あなたの必死な想いは、残念ながらお客さんには関係のない話です。
だから大切なのは、売れない状況に耐えることです。
最初は誰だって売れません。ですので、無理に売込む必要はありません。
まずは顔と名前を覚えて頂き、信頼関係を少しずつ築きあげることが先決でありますから。
お客さんから信用される営業マンが成功する。
そして最後にお伝えしたいのが、お客さんから信用される営業マンが成功する、という事実です。
営業の仕事をやってみると、「ホントにこれ、やる意味あるの?」的な雑用が多いことに気がつきます。
・見積書の作成。
・お客さんが希望する商品を探す。
・自分の手で納品する、立ち会う。
・商品を自分で修理する。
ビシっとスーツを着てビジネス街をさっそうと歩く華やかなイメージとは裏腹に、営業の仕事はとても地味です。めんどうな仕事もたくさんあります。
しかし地味でやる意味を感じない仕事こそ、実は営業として成功するために重要な仕事であることが多いです。
地味な仕事が大切なのは、地味な仕事こそ、お客さんの信頼獲得につながるからです。
営業マンにとっては売上に結び付かない地味な仕事でも、お客さんからすれば重要な仕事かもしれません。
売上的にはショボい仕事でも、お客さんにとっては社運をかけた事業の1つかもしれません。
つまりあなたが地味な仕事だと思っているものほど、お客さんはしっかり見ているのですよ。
威勢がいいのは口だけね。次から別の業者にしましょう。
お客さんの信頼が獲得できない営業マンは、いずれ失脚します。
お客さんの信頼を獲得するには、細かい、地味な仕事を一生懸命することが何よりも大切です。
未経験で転職。営業マンに必要な4つのスキルを身につけろ!
未経験で営業に挑戦するときに大切なこと、ご理解頂けましたでしょうか。
では次に、未経験で営業マンに転職したときに、身につけるべき4つのスキルについてご説明させて頂きましょう。
1・交渉力
未経験で営業に転職したとき、もっとも身につけるべきなのは、交渉力です。
交渉力とは、「お互いの利害関係を調整し、自分にも相手にもメリットのある話にまとめる力」です。
営業では一方的に売り込むのではなく、お客さんの利益を優先しつつも、自社の商品を買ってもらうことが必要です。
つまり、いかにwin-winの関係が作れるか?にかかっています。
win-winの関係を作るのに必要なのが、交渉力です。
交渉力は営業の山場、クロージングでも真価を問われます。
交渉内容をまとめ、最終的に契約を結ぶこと。
未経験で営業に転職したとき、まっさきに身につけるべきスキルは交渉力でございますよ。
2・提案力
営業が未経験でも、「提案」という言葉を聞いたことはありませんか?
営業の現場では、「提案」という言葉が頻繁に使われます。
それであれば、このような提案はいかがでしょうか?
「提案して」とはつまり、「お客さんの問題を解決して」ということでございます。
つまり、提案力を磨くとは、問題解決能力を身につけることですね。
・どうやったら解決できるか?
・解決するためには、なにが必要か?なにが足りないか?
・解決するためには、誰の協力が必要か?
営業はロジカルで戦略的な仕事です。
論理的な思考でお客さんの問題を解決することが、売上に結び付くからです。
3・調整力
未経験で営業に転職したときに身につけるべきなのは、調整力です。
調整力とは、関係部署・取引業者、そしてお客さんの間をうまく繋ぎ、連携プレーを実現させる力です。
営業は個人プレーと思われがちですが、1つのモノを売る行動には多くの人が関係し、多くの利害関係が生まれます。
営業マンは関係部署を行き来し、お客さんのもとに商品が無事に届くように調整します。
お客さんだけに営業スマイルするのではありません。携わってくれる方全員にスマイルを振りまくのです。
4・自己管理能力
営業マンに求められるのは、自己管理能力です。
単独行動の多い営業マンは、自分を自分で管理・コントロールする必要があります。
例え上司の目の届かないところにいても、
・自分の目標
・目標を達成するには、あとどれくらいの作業が必要か?
・目標を達成するには、今なにをするべきか?
自分で自分を管理し、たんたんと仕事をこなしていく能力が求められます。
もしも自分をコントロールできないと、じょじょに自堕落な仕事ぶりになってしまいます。
自分にルーズになった営業マンは、売れるものも売れなくなってしまいます。ご注意くださいませ。
営業はチームプレー。仲間との連携を忘れないで。
そして最後になりますが、未経験で営業に転職されるあなたに、これだけは伝えたいことがあります。
それは、営業はチームプレーだ、ということです。
単独行動が多く、一人一人にノルマが課せられることもあり、営業マンは一人で仕事をしている気になりがちです。
しかし忘れて欲しくないのが、後ろから援護射撃してくれる人の存在です。
・代わりに事務処理をしてくれる、事務員。
・自社商品を製造する、現場作業者。
・商品、原料を卸してくれる、仕入先。
・ときにウザイけど、たまに頼りになる上司。
「俺が売ってきたんだ!」
大きな案件が決まると、つい胸を張ってしまいがちです。
しかし商品を作るのは現場の作業者ですし、伝票を発行するのは事務員です。
つまるところ営業マンは、一人では何もできないのですよ。だって営業マンは、お客さんの前でしゃべってきただけじゃないですか。
ですので、これから営業を始める方には、ぜひそのことを忘れて欲しくありません。
サッカーで言うなら、営業はストライカーです。誰かがゴール前にパスを出してくれない限り、シュートが決まることはありません。
営業に転職するなら、転職エージェントを活用すべし。
未経験で営業に転職するとき、いわゆる求人サイトやハローワークでの応募はおすすめできません。
なぜなら求人・ハローワーク系の営業の求人は、かなりの確率で「ブラック営業」が含まれているからです。
ブラック営業とは、
・高すぎるノルマを押し付けられる。
・上司が鬼すぎる。
・どう見ても売れない商品を営業させられる。
・売れるまで会社に帰れない。
・上司が帰るまで家に帰れない。
など、どんなスーパー営業マンでも根を上げてしまう環境です。未経験の新人として転職するなら、なおさら続けるのは無理でしょう。
ですので未経験で営業に転職するときは、ぜひ転職エージェントをご活用ください。
転職エージェントとは、企業と求職者の橋渡しになり、転職をサポートするサービスです。転職者から評判が悪すぎるブラック求人は、エージェントによりカットされるので安心ですよ。
だから質の低い仕事を紹介するわけにいかないのです。
依頼された求人を掲載するだけの転職サイトとは、質がちがいます。
未経験で営業に転職するなら、業界大手のリクルートエージェントがおすすめです。
登録は簡単な質問に答えるだけ。ブラック営業に転職しないために、転職エージェントを活用しましょう。
\ ブラック営業に転職しないために、転職エージェントを活用しよう! /
まとめ:未経験で営業に挑戦するあなたを応援します!
未経験で営業に挑戦するのは、とても不安なことです。
しかし不安を胸に抱きつつも、一歩踏み出したあなたを応援させて頂きます。
未経験で営業に転職するときに大切なことは、5つあります。
1・継続することが一番大切。
2・「売れない状況に耐えること」が必要。
3・お客さんから信用される営業マンが成功する。
4・営業に必要なスキルは、交渉力・提案力・調整力・自己管理力。
5・営業はチームプレー。
これから営業をはじめるにあたり、ぜひ心の中に刻んで頂ければと思います。
営業は正しい知識とやり方を身につければ、どんな人でもできる仕事です。
これから期待と不安が織り交ざった世界に足を踏み入れることになりますが、どうか継続することを第一に一歩一歩踏み出していきましょう。
それでは、また!
\ ブラック営業に転職しないために、転職エージェントを活用しよう! /
あなたは営業マンに向いていますか?営業マンの適性を分かりやすい解説させて頂きました。
新規営業の流れは大丈夫ですか?不安が残るようであれば、この記事をチェックしてくださいませ。