こんにちは。本業では営業代行をやっている、でございます。
「今日こそは上司に辞めると伝えるぞぉ・・・!!」
目の奥に炎を宿して上司のもとに出陣する前に、ぜひ知っておいて頂きたいことがあります。
イエス、それは退職にまつわるトラブルでございます。
会社は入ることよりも退社する方が100倍難しく、ノリと勢いだけで「辞めます」と言ってしまうと、不用意なトラブルに巻き込まれる危険があります。
この記事では退職の意向を切り出したときに起きうる、「退職トラブル」について解説させて頂きます。
予め退職トラブルを知っておくことで、円満退社を目指すことができますよ。
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この記事の概要
切り出す前に知っておきたい、退職トラブル。
「退職の意向を切り出したとき、相手がどんな反応をするのか?」
これが分かれば、どんな怖い上司であろうとも恐れるに足りません。
退職の意向を切り出したとき、次の6つのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
1・説得される。
退職の意向を切り出したときに、もっとも予想される反応は説得されることです。
厳しかった上司も手のひらを返したように、仏の顔になってささやくのですよ。
でも、それはすべてお前のためなんだ。・・・なあ、もう一度ゆっくり考えてみないか?
退職の意向を切り出すタイミングって、切羽詰まって余裕がないときじゃないですか。
そんなときに普段厳しい人から、ぽろりと優しくされると、あっけなく説得されてしまうのですよね。
説得されること自体はトラブルでも何でもないですが、結局は問題をうやむやにして先延ばしにしているだけですからね。
それから時間を追うことなく、再び同じ理由で退職したくなるのは明白でございます。
2・怒られる(暴言を吐かれる。)
退職の意向を切り出したとき、説得される・・・と思いきや、怒られる(暴言を吐かれる)こともあります。
「説得されるだろう」とタカをくくっていると、予想外の攻撃的な言葉にノックアウトされてしまいます。
そんな甘いヤツは他の会社じゃ通用しないぞ!
退職の意向を伝えたときに怒られる(暴言を吐かれる)のは、2つの思惑があります。
1・退職による損害を八つ当たりしたいだけ。
2・「あなたは他社で通用しない人材だ」と主張して、残留させる。
「1」である場合は、相手は八つ当たりしちゃうお子ちゃまなので、処方する薬はありません。(バカにつける薬はない。)
風を受けて揺れ動く柳のように、右に左に受け流しておけばいいでしょう。しかし度が過ぎる場合は、適切な処置(法的措置)を検討してもいいでしょう。
しかし問題なのは「2」でございます。
相手はあなたの価値を否定することで、他社では通用しないことを刷り込もうとします。
激しく怒っているように見えますが、これは一種の説得のようなものです。
しかも強烈な言葉を使ってあなたを否定、リマインドしてくるので、洗脳に近い側面があります。マジ怖です。
意表を突かれてノーガードのところを責められると、自分の意思は簡単に崩れてしまうのですよね。
3・強引な引き止めで、辞められない。
退職の意向を切り出したとき、強引な引き止めにあうことも予想されます。
・後任が決まるまでは、続けて欲しい。
・引継ぎが完了するまでは、続けて欲しい。
・今のプロジェクトが終わるまでは、続けて欲しい。
・今辞められたら、会社がつぶれてしまう。
・今辞められたら、会社に損害がでてしまう。
怒られるときのような激しい言葉ではありませんが、でもこれって「結局辞められない」パターンですよね。
・後任が決まらない。
・引継ぎが終わらない。
・プロジェクトが終わらない。
などなど、いつまでたっても会社を辞めることができません。
強引な引き止めとは、「辞めたらどうなるか、分かってるよな・・・?」と強く迫られる以外にも、あなたを辞められない環境に追いやってしまうことも含まれます。
強引に引き止められることで、
・いつまでもストレスの多い職場から解放されない。
・転職活動ができない。
・転職先が決まっている場合、転職先に迷惑がかかってしまう。
さらなる退職トラブルに発展するので、注意が必要です。
4・「明日から来なくていい」と言われる。
退職の意向を切り出したとき、説得・強引な引き止めから打って変わって、「明日から来なくていい」と言われることもあります。
引継ぎ期間を想定して早めに退職の意向を切り出したはずなのに、予想に反して「明日から来なくていい」と言われるとは・・・。
急に収入が途絶える不安は、相当大きいです。
ちなみにですが、「明日から来なくていい」を法的に解釈すると
1・今日で解雇します。
2・退職日を今日にしませんか?
3・明日から休んでもいい。
3つに解釈することができます。
「1」であれば、解雇ルール(30日前に予告)を満たしていないので無効です。(30日分の解雇手当を支払う必要あり)
「2」であれば、それは提案しているにすぎません。却下でございます。
「3」であれば、有給を申請してお休みを頂きましょう。(2週間)
「相手がどんな反応をするのか?」と、ほんの少しの予備知識があれば、「明日から来なくてもいい」と言われて慌てなくてすみますよ。
5・上司、同僚から嫌がらせを受ける。
さて、ここからじょじょに泥沼の退職トラブルに突入して参ります。
退職の意向を切り出したとき、上司や同僚から嫌がらせを受けることがあるのです。
意味不明すぎでございますよ。
イエス、おっしゃる通り、理不尽極まりない、悪質ないじめでございますよ。
上司や同僚から嫌がらせを受ける原因になるのが、こちらです。
・仕事を引き継いだから、忙しくなる。残業が増える。
・上司の評価が下がる。(部下の管理が出来ていない)
・ブラックな職場から抜け駆けして、ずるい。
・・・それ、私関係ないでしょ?
イエス、おっしゃる通り、完全に足の引っ張り合いでございます。俺の苦しみをお前も味わえ、的なアレですよ。
退職の意向を切り出すときは、「これで自由になるんだ!!」と開放感に溢れていますが、あなたの周囲には怨念が渦巻いている場合がございます。
昨日までは苦楽をともにした仲間でも、共通の利益(目的)がなくなると手のひらを返されることがあるので、よくよくご注意下さいませ。
5・給料を減らされる。
退職の意向を切り出したとき、強引な引き止めにあった上に、さらに給料を減らされる・・・ことも頭の片隅に入れておかねばいけません。
結論から申し上げますが、一方的に給料を減額するのは法律違反になります。(つまり無効)
給料は会社と労働者の合意により決定されるので、退職を理由に一方的に減額はできません。
ですがブラックな色をした会社は、今までのあなたの働きに感謝することもなく、「裏切者」として制裁を加えます。
会社と揉めずに円満退社を目指していても、これをされたら黙っていられません。
しかるべき対応(労基署に相談など)をして、早々に見切りをつけるしかありません。
退職トラブルで悩むなら、退職代行を検討してみては?
「明日から来なくていい!」も辛いですけど、もっと辛いのが「辞めたくても、辞められない」です。
好意的に引き止めてくれるならまだしも、悪意をもって引き止める。悪口・いじめをしながら引き止める。
これは率直に言って、かなりしんどいです。
しかし関係が一度ねじれてしまうと、自分で修復するのは難しい状況に。
辞めるに辞められないときは、今話題の退職代行EXITがおすすめですよ。
退職代行を依頼することで、
・EXITの社員が、完全に退職代行してくれる。
・会社への連絡は一切不要。
・有休消化の取得も交渉してくれる。
・イヤな職場から解放してくれる!
というメリットがあります。
悪質ないじめで身動きが取れなくなってしまったときは、ぜひ退職代行を利用してみてください。
ブラックな職場だったので、無事に辞められてほっとしましたよ。
大切なあなたの心が壊れてしまう前に、早く退職代行を使って逃げてくださいね。
まとめ:退職トラブルを事前に知ることが大切。
それでは、まとめましょう!
退職の意向を切り出したときに起きる退職トラブルは、次の6つでございます。
1・説得される。
2・怒られる(暴言を吐かれる)。
3・強引な引き止めで辞められない。
4・「明日から来なくていい」と言われる。
5・上司、同僚から嫌がらせを受ける。
6・給料を減らされる。
退職の意向を切り出したとき、相手はどんな反応をするでしょうか?
予想できない反応が返ってくるとパニックになり、相手のペースで丸め込まれてしまいます。
ですが相手の反応が事前に分かっていれば、恐れるに足りません。
退職を切り出すと、これから退職トラブルに巻き込まれるかもしれません。
もしも退職トラブルに巻き込まれてしまったら、早めに職場とさよならすることをおすすめします。
大切なあなたの心が壊れてしまう前に。
今まで世話してやった恩を忘れたのか?(怒)