こんにちは。
「ブラック企業は滅びよ」
世にはびこるブラック企業に憎悪を頂きつつも、私はブラック企業のすべてを否定することができません。
なぜならブラック企業はホワイト企業では教えてくれない、ある大切な事実を教えてくれるからです。
「資本主義の残酷さ」なんて知らずにすむなら、一生知らないままがいい!
あなたはそう思うかもしれません。
ですが、資本主義の日本で「資本主義の残酷さ」を知らずに生き続けるのは、「何も知らずに搾取され続けること」と同義でございます。
ブラック企業に勤めると、「資本主義の残酷さ」をイヤと言うほど叩き込まれます。
ホワイト企業ではありえない貴重な経験は、その後のあなたの人生を劇的に変える力があります。
この記事では、ブラック企業で叩き込まれる「資本主義の残酷さ」について解説させて頂きます。
もしも現在ブラック企業で働いている方の、ほんの少しの勇気になれば幸いです。
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ブラック企業は害悪でございます。
ブラック企業に勤めていると、あなたの大切な人生が奪われてしまいます。
ブラック企業への入門は簡単です。
なぜならブラック企業は新しく社員が入ってきても定着しないので、常に人手不足だからです。
ですので、ついうっかりブラック企業に履歴書を出してしまうと、
いとも簡単にブラック企業へ足を踏み入れてしまいます。
しかしブラック企業に入るのは簡単ですが、辞めるのは難しいのです。
それこそ、ブラック企業があなたの人生を奪うシステムなのでございますよ。
ブラック企業での仕事は、難しいことはありません。
専門知識や資格が必要な仕事はほとんどなく、気合と体力があれば誰でもできる仕事ばかりです。
そのためブラック企業で覚える仕事では、転職に有利なスキルが身に付きません。
もうこの歳では転職できませんぞ・・・。
ブラック企業でのスキルアップは至難の業です。
会社からしても、貴重な社員がスキルアップして転職でもされたら困りますしね。自社の仕事さえできればいいのです。
ブラック企業がブラックと言われるのは、拘束時間の長さです。
早朝から深夜まで膨大な仕事量に撲殺されます。
仕事量に撲殺され、次々と仲間(社員)が脱落していってしまうので、生き残ったメンバーにさらに負担がかかる、まさにデスループでございます。
・・・ふう、今日は20時には終わりそうですぞぉぉぉ!!
ブラック企業に長時間拘束されると、転職するヒマすらありません。
・・・はは~なるほど、そうやって社員が逃げ出さないように長時間拘束するのですか、はいはい、なるほどですね・・・。(辞めてぇ・・・)
ブラック企業は給料が安いです。
基本給そのものが安いですし、残業代が出ない場合が多いので、労働時間のわりに薄給でございます。
これでどうやって生きていけとおっしゃるのでしょうか・・・?
ですので、働けど働けど貯金ができません。
貯金ができない世帯は40%近くあるそうですが、ブラック企業だから貯金ができないのとは少し意味が違います。
なぜなら
「やろうとすれば、できる」(ホワイト企業)
「やろうとしても、できない」(ブラック企業)
この隔たりは大きいです。
ブラック企業では貯金ができません。
ですので、簡単に仕事を辞められません。
こうして負の無限ループに引きずり込まれていくのです。
このようにブラック企業で失うものを列挙してみると、控えめに言ってもブラック企業って撲滅すべきじゃないですか?
でもですよ、ブラック企業で働くと、とても大切なことに気が付くのです。
イエス、それこそ「資本主義の残酷さ」でございます。
資本主義という言葉は小学生の社会で習いますが、その本当の言葉の意味は教えられません。
なぜなら資本主義とは、
「お金(資本)を持っている人が偉い」
ということだからです。
努力した人が偉いのではなく、実力がある人が偉い訳でもありません。
お金(資本)を持っている人が偉いのです。
この事実はどれだけ本を読んでも、先生に質問をしても教えてもらえません。
ブラック企業で働くメリットをいうなれば、この残酷な事実に気が付けることでしょう。
資本主義では実力がある人が偉いのではなく、お金(資本)を持っている人が偉い世界です。
それを特に感じるのは、二代目社長を見たときではないでしょうか。
・スキルがない。
・人望がない。
・働かない。
3つの「ない」をコンプリートしているにも関わらず、2代目社長は偉いのです。なぜならお金(資本)を持っているからです。
小学校の高学年にもなれば、
「人間は生まれながらにして、平等である」
と習ったはずです。しかし現実には全然違うじゃないですか。
人は生まれた場所と親によって、生まれながらにして差がありすぎます。残酷ではありませんか。
しかしこれこそ資本主義の現実でございます。
ホワイト企業では気が付かない現実ですが、ブラック企業では毎日拝むことになります。
ブラック企業では資本主義の残酷さをイヤというほど見せつけられますが、ホワイト企業ではそれに気が付くことは少ないでしょう。
なぜなら手厚い福利厚生、待遇により、資本主義の現実が見えないからですよ。
ホワイト企業では
・高い給料
・短い労働時間
・手厚い福利厚生
などなど、働く者にとってパラダイスかと思えるほどの好条件がそろっています。
ホワイト企業で働けるのは幸せですが、1つだけ注意して頂きたいことがあります。
それは「ホワイト企業の好待遇は、麻薬のようなもの」ということです。
転勤手当、赴任手当、住宅補助。ホワイト企業から手当は厚いでしょう。
しかしそれを当たり前だと思ってしまうと、そこから抜け出せなくなってしまうのですよね。
手厚い手当を前提とした生活をしていると、それがなくなったら生活できません。
これってつまり、程度の差はあれど、ブラック企業となんら変わりないじゃないですか。
つまり、ホワイト企業の手厚い福利厚生は、一種の麻薬のようなものなのですよね。
とても快楽を得られ、豊かな人生を送ることができますが、それに浸りきっているとそこから抜け出せなくなります。
「自分で自分の人生を選べない」、という点では、ブラック企業と同じでございます。違うのは扱われ方だけです。
手厚い福利厚生の本質に気が付かなければ、ブラック企業同様、骨の髄までしぼり取られてしまいますよ。
ブラック企業で働くメリットは、「資本主義の残酷さに気が付けること」だけですが、これだけ学べるだけで十分です。
生きていくうえでとても大切なことですからね。
もしもブラック企業にうっかり足を踏み入れてしまったのなら、まずは次の2つのことを実践するべきでしょう。
資本主義を生きていくには、力(お金)が必要です。しかも会社に頼らない力(収入)です。
そのためには・・・イエス、副業をするしかありませんよね。
副業をすることで、
・複数の収入源を持つことができる。
・会社を頼らないでお金が稼げる。
・自分の商売を持つことで、小さな資本家になれる。
この3つのメリットが得られます。
副業はどれも簡単ではありませんし、稼げるまでに時間がかかるものも多いです。
ですが、ブラック企業で「資本主義の残酷さ」を身をもって学んだのならば、きっと副業でも頑張ることができますよ。
黒い野心こそ、最高のモチベーションです。
ブラック企業に入社してしまったメリットを活かして、バイタリティ全開で副業していきましょう。
またブラック企業に長く在籍することはメリットではなく、デメリットでしかありません。
なぜなら長く在籍すればするほど、あなたの大切な人生が奪われてしまうからです。
ブラック企業では長時間拘束されるので転職するのも大変ですが、希望を捨ててはいけません。
数少ないチャンスでもモノにできるように、いつでもスタンバイしておくことが大切でございます。
ブラック企業で働くメリットは、
・体力がつく
・ストレス耐性がつく
・幸せの閾値が下がる
などではありません。そんなことはいいですから、早くブラック企業から抜け出しましょう。
ブラック企業で働くメリットは、
「資本主義の残酷さ」に気がつける
他にありません。
これは学校やホワイト企業では教えてもらえませんからね。ブラック企業だけすよ、身をもって教えてくれるのは。
もしブラック企業で働いているのならば、一歩離れたところから会社を眺めてみて下さい。
そこには資本主義で生きていく上で大切なことに気が付けますよ。
あなたの転職がうまくいくことを願っております。
それはですね、「資本主義の残酷さ」でございます。