こんにちは。
勉強が嫌いな子供に、おもしろいほど勉強させる方法は何かご存じでしょうか?
イエス、それは「お金で子供を釣る」ことでございますよ。
テストの点数や、順位に応じて、お金やおもちゃ(ご褒美)を子供に与える方法です。
「子供をお金で釣る」と言うと、
・教育的によくない
・子供には早い
などと厳しい意見が飛んで来そうで、戦々恐々でございます。
しかし私自身、「お金で釣る」方法で勉強嫌いが治り、勉強大好き(?)な子供になった過去があります。
子供の数だけ教育方法があるので、すべての子供に当てはまる・・・とは思いませんが、一度試してみる価値は大いにあるはずです。
そこでこの記事では、子供をお金で釣る方法のメリット、注意点について書いていきましょう。
・子供が勉強しない。
・勉強するモチベーションが低い。
・「なんで勉強するの?」と聞かれて、子供の納得する回答ができない。
そんな悩みを持つ方は、ぜひ最後まで読んでくださいませ。きっと子供のやる気に火をつけられるはずです。
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この記事の概要
子供が勉強しない原因。
「子供が勉強しないのはなぜ?」と思ったあなた。胸に手を当てて、自分が子供だった頃を思い出して下さいませ。
あなたが子供だった頃、勉強をしなかったは、次のような理由ではなかったですか?
勉強する意味が分からない。
勉強が嫌いなのは、勉強する意味が分かっていないからではないでしょうか。
やりたくないことをやるには、明確な目的が必要です。
・勉強すれば、賢くなる。
・勉強すれば、一流企業に入れる。
・勉強すれば、たくさん稼げる。
勉強をすることで、明確に得られるものがあるから、頑張れるものです。
しかし勉強をする意味が分からないのは、そう言われたらそうですよね。子供から「この鶴亀算って、どこで使うの?」と聞かれたら、私は即答できませんよ。
勉強すれば、新しい知識、経験が身につき、「賢くなった満足感」を味わえます。テストで人よりいい点を取れば、優越感に浸れます。
しかし、では「それが一体何の役に立つの?」と聞かれたら、明確に答えられない大人が多いのではないでしょうか?
「勉強しなかったら、大人になってから困る」
これは先史時代より続いている真理の1つですが、まだ人生経験の少ない子供にはこの意味は伝わりません。
勉強しても、得られるリターンは同じ。
社会に出ると、一生懸命働いた分だけ、お金をたくさん貰うことができます。
しかしその一方で、子供が一生懸命勉強しても、得られるリターンは同じではありませんか?
勉強して得られるリターンとして、
・有名大学に入れる。
・大手企業に入れる。
・高い給料、待遇のいい福利厚生
いわゆる高度経済成長期の「高学歴神話」がありますよね。
今でも高学歴神話は一部で健在ですが、勉強して得られるリターンは「大人になってから」になってしまいます。
つまり、子供の頃は一生懸命勉強しても、不遇な日々が続くだけでいいことがないのです。
もうヤダ・・・
子供からすれば、「本当に手に入るか分からない未来の話より、いますぐリターンが欲しい・・・」と思うのではないでしょうか。
一生懸命勉強しても、お小遣いが増える訳でもありません。
まして誕生日に買ってもらえるプレゼントがグレードアップする訳でもありません。
子供を溺愛する親ならば、頑張った子供の姿を見てプレゼントを奮発するかもしれません。
ですが、場当たり的な対応では子供に「勉強するメリット」は伝えられないでしょう。
子供をお金で釣ることで学べること。
勉強嫌いの子供をおもしろいように勉強させるには、お金で釣るのが一番かと存じます。
なぜなら勉強することをお金で釣ることで、早い段階で「大人のルール」が疑似体験できるからです。
もちろん、たくさん勉強するので、それだけ賢くなります。
ですがそれ以上に得られるのは、次の2つのことです。
大人の世界を早い段階で体験できる。
子供をお金で釣ることで、子供は勉強する明確な目的を持つことができます。
それは「勉強すればお金が貰える」という、シンプルなルールです。
「勉強して臨んだテストの点数に応じて、お小遣いとしてお金を渡す。」
シンプルなルールを通じて、「勉強して高得点を取れば、リターン(お金)がもらえる」ということを体験できます。
「子供をお金で釣る」というワードはなかなか刺激的で、「子供をお金で釣るなんて、不謹慎だ!」と言われそうですが、しかしこれはすごく当たり前のことをしているだけではないですか?
大人でも勉強するのは、勉強をすることで、結果としてもらえるお金(稼げるお金)が増えることを知っているからですよね?
・資格を取る
・スキルを身につける
・専門知識をつける
これらはみな、仕事の対価としてもらえるお金に変わります。大人の世界では、これは普通すぎて当たり前のことです。
子供の勉強も、本来は同じ意味ではないですか?
テストでいい点数をとり、学年1位をとり、いい大学、いい企業に入ることで、高収入な仕事に結びつくものです。(一部学歴神話がありますが)
つまるところ、子供の世界も大人の世界も、本質的には何も変わらないのです。
ですので、子供の勉強をお金で釣ることで、大人の世界のルールを早い段階で体験させることができます。
大人になれば、やがて体験することです。
それならば、子供のうちから濃度を薄めながら少しずつ体験させてあげた方がいいと思いませんか?
競争主義が学べる。
今の日本は民主主義であり、資本主義でもあり、そして競争主義であります。
有名な歌の「世界にひとつだけの花」では、しきりに「オンリーワンになればいい」と慰めてくれますが、やはり現実にはこの世界はナンバーワン主義なのです。
・・・それでは、ごきげんよう。
ナンバーワンでなければ意味がない場面は、結構あったりします。
複数の業者が見積書を出し合って、一番安い業者から買う入札。
一番早く回答してくれた業者を、優先的に注文する購買方式。
これらは全てナンバーワンにならなければ意味がありません。オンリーワンの見積書を出しても、「?」で終わってしまいます。
話を子供の勉強に戻しますが、テストで100点なのか、95点なのか、子供にとってはさほど重要ではないでしょう。
しかしこの5点の差で、「勝ったのか負けたのか?」、それが競争主義であります。現実には、勝った子供はチャンスを得て、負けた子供はただ見ているだけの世界です。
厳しい現実を実感させてくれるのが、「子供をお金で釣る」方法です。
「テストで100点取ったら、○○円」の条件は、私たち大人が生きている世界を疑似体験させてあげられます。
いずれ足を踏み入れる競争主義は、早いうちから免疫をつけておきたいですね。
子供の勉強をお金で釣るときの注意。
子供をお金で釣るのはシンプルですが、運用するには細心の注意が必要です。
なぜならシンプルなルールゆえに、さじ加減1つで薬も毒にもなるからです。
ですので、勉強しない子供をお金で釣るには、次の注意が必要です。
ルールは明確に、客観的に作る。運用に情けをかけない。
子供をお金で釣るには、明確なルールを作ることが必要です。
気まぐれな発言や、場当たり的な対応は、子供の信頼を失うだけでなく、
・どうせやっても無駄
・どうせやっても、大人(権力者)の都合で左右される
と、悪い意味で大人の世界を教えてしまいます。(厳密にいれば、努力してもムダも真理です)
しかしこれから大空目指して離陸する子供に、「努力だけでは覆せない現実」を教えるには早すぎます。
例えテストの高得点を連発しようとも、最初に決めたルールを子供の合意なしに変えてはいけません。
テストのたびにお金を渡す結果になろうとも、それは子供の努力によって勝ち取った結果です。
大人(権力者)の都合で、子供の努力を踏みにじってはいけません。
今まで5位以上だったのを、3位以上に引き上げます!・・・以上っ!
勝手にルールを変更し、お金を貰える条件のハードルを上げてるのは厳禁です。
大人の都合でルールを勝手に変えることのないように、ルールは綿密に慎重に作りましょう。
現実世界ではルールは守る側よりも、作る側が圧倒的に有利です。
子供に「努力の大切さ」をきちんと伝えるためにも、大人こそルールをしっかり守るようにしましょう。
・・・はて、私のあの頃の栄冠は一体どこへ・・・?
まとめ:子供をお金で釣ることは、まったく悪くない。
それでは、まとめましょう。
勉強嫌いな子供をお金で釣ることのメリット、注意点は次の通りでございます。
1・「勉強=お金が貰える」という大人の世界を体験できる。
2・競争主義が学べる。
3・ルールは明確に。そして作った大人こそ、最後までルールを守るべき。
勉強嫌いな子供には、お金で釣るのが最も効果的な勉強法でございます。
子供をお金で釣ることで、毎日「勉強しろ!」と言う必要がなくなります。それどころか、子供の方から狂ったように勉強するかもしれません。
さらにお金で釣る勉強方法は、単に勉強ができるようになるだけではありません。この世界を生きていく上で大切な「競争主義」まで学ぶことができます。
ぜひ上手に活用して、たくましい子供に育てたいものですね。
それでは、また!
手探りで子育てしている中で見つけたのが、こちらの答えです。
教育を熱心に記事にしましたが、実は私、筋金入りの努力嫌いだったのです。