こんにちは。
「ねぇ、建売住宅の間取りって、ぶっちゃけどうなの?使いやすいの?」
「・・・やっぱり、使いにくいの?」
建売住宅の間取りは自由に決められないので、「自由に決められない間取り=使いにくい」と認識されがちです。
そのご指摘もあながち間違いでもなく、たしかに使いにくいところもあります。
ですが、基本的には使いやすい間取りになっているかと思います。
矛盾して申し訳ありませんが、つまるところ建売住宅の間取りは、
・基本的には使いやすい間取り。
・しかし使いにくいところもある。
この2つに要約できます。
そこでこの記事では、建売住宅の間取りの使いやすさについて解説させて頂きます。
建売住宅、注文住宅、どっちにしよっかな・・・と悩んでいる方は、必見でございますよ。
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この記事の概要
建売の間取りと言っても、さまざまである。
建売住宅の間取りについて解説する前に、少しだけ補足させてください。
建売住宅の間取りと言っても、ピンからキリまであるのですよ。
・大手ハウスメーカーか、パワービルダーか?
・自由設計か、建築後の間取りか?
によって、変わりますので、「建売の間取り」と一括りにできません。
大手ハウスメーカー、パワービルダーでかなり違う。
建売住宅には、注文住宅を手掛ける大手ハウスメーカーの建売住宅と、格安に量産するパワービルダーの建売住宅の2つがあります。
大手ハウスメーカー | パワービルダー | |
ハウスメーカー | 住友林業、パナホーム、トヨタホームなど | 飯田グループ |
価格 | 高い | 安い |
間取り | 注文住宅に似ている | シンプル |
グレード | 高い | 低い |
大手ハウスメーカーの建売住宅は、さすが注文住宅をてがけるだけあり、注文住宅と変わらない間取りになっています。
一方パワービルダーの建売住宅は、とてもシンプルな間取りになっており、よぶんなものは一切ございません。
建築前なら、自由設計で間取りを選べる。
建売住宅は建築前なら、自由設計で間取りを選べる場合もあります。
ハウスメーカー、購入時期にもよりますが、
・部屋の広さ、位置
・設備のグレード
・壁紙の色など、内装
が選べます。
おおまかな間取りはすでに決まっていて、内装を選ぶことで自分らしさを演出できる建売住宅も増えました。
▽とはいえ、建売住宅の自由設計は完全なる自由ではありません。
建売住宅の間取りは、使いやすい。
繰り返し申し上げますが、建売住宅の間取りは使いやすいです。
イエス、本当にそうなのですよ。建売業界の差し金でもなく、実際に使ってみてそう思います。
また建売住宅の間取りを客観的に見ても、次の理由をもって「使いやすい」のです。
オーソドックスな間取りは、使いやすい。
建売住宅の間取りでは、変な間取りは少ないです。
なぜなら建売住宅は買い手を見つける前に建築するので、個性的(変な)間取りにしてしまうと、売れ残ってしまうからです。
だから建売住宅の間取りはオーソドックスなものが多く、とても使いやすい間取りになっているのですよね。
オーソドックスとは、多くの人が使った結果、「よかった!」という人が多かったから、スタンダードとして定着した間取りでもあります。
つまりオーソドックスの間取りは総じて使いやすく、ハズレが少ない間取りなのです。
建売に住んで5年にもなりますが、間取りへの根深い恨みはまったくありませんぞ・・・・!!
建売住宅の間取りはありふれた間取りなので、「ここが素晴らしい!」特筆するのが難しいです。
しかし裏を返せば、「特筆する悪いこともない=使いやすい」ということでもあります。
「希望の間取り」は、どの家庭も似たりよったり。
建売住宅では、間取りを自由に決めることができません。(自由設計をのぞく)
そのため注文住宅を検討している方からすると、
「自分のライフスタイルに合わない間取りは、やっぱり使いにくいのでは・・・?」
と、疑惑を持たれる原因になってしまいます。
ですが逆にお聞きしたいのですが、あなたの希望の間取りとは、どんな間取りでしょうか?
お言葉ですが、
・リビングの日当たりがいい。
・リビングの隣に子供が遊べる部屋がある。
・対面キッチンで子供の様子が見れる。
・寝室が広い。
・2階には将来の子供部屋、できれば2つぐらい。
ではないですか?
「希望の間取り」とは言っても、多くの人が希望する間取りはだいたい似ているものです。
では建売住宅の間取りは?と申しますと、
1階:南向きリビング、対面キッチンに和室(洋室)
2階:主寝室、子供部屋2つ
多くの建売住宅では、このような間取りが採用されています。あとは土地の形状に合わせて、配置、広さが若干変わる程度でしょう。
すでにお察しかと思いますが、そっくりなんですよ。注文住宅の希望の間取りと。
もちろん、各種グレードの違いにより、完成品のイメージは変わりますが、家としての間取りはそっくりだったりします。
つまり建売住宅の間取りは、多くの人が希望する間取りを形にしたものであり、そもそも「希望の間取り」になっているのですよね。
素人の「変なこだわり」は、ない方がいい。
また建売住宅の間取りが使いやすい理由として、素人の変なこだわりが反映されないことがあります。
注文住宅で間取りを決められるのはメリットではありますが、すべての人が間取りのプロではないですからね。
そのため素人の変なプライドが入ってしまい、おかしな間取りができ上がることがあるのですよ。
・こだわりすぎたため、生活動線が断たれる。
・デッドスペースができてしまった。
・こだわったものの、入居してみたら使わなかった設備、間取りなど。
1つにこだわることはできても、全体を見ながらバランスを整えるのって難しいのですよね。
注文住宅でも希望の間取りを取り入れても、あれこれバランスをとっていくと、結局オーソドックスの間取りに落ち着くことは多いです。
その点、建売住宅ではプロが一貫して間取りを決めるので安心です。
多くの人が使いやすい、人気の売れやすい間取りで決められます。
ですので基本に忠実なオーソドックスであり、使いやすいのです。
万人受けする間取りは、売りやすい。
買ったときはイメージしにくいですが、家を買ったら売ることも想定しなくてはいけません。
家の価格は「買いたい!」と思う人が多いほど高くなり、逆に希望者が少ないと価格は下がります。
ですので、こだわりのつまった間取りでも、その間取りに需要がなければ値段は下がってしまいます。
イエス、この家は見送りましょう。
こだわりが強いほど、万人受けしなくなり、売りづらくなってしまいます。
しかし建売住宅の間取りは、よくも悪くもありふれた間取りであり、多くの人にウケる間取りでもあります。
ですので、売るときに困らないのですよね。
建売住宅の間取りで、使いにくいところ。
しかしですね、建売住宅の間取りは使いやすいと言っても、使いにくいと感じるところもあります。
細かい話になってしまいますが、
・コンセントの位置、数
・窓の位置、高さ
・家具の収まらない、置き場がない
という点で使いにくさを感じます。
コンセントの位置、数。
建売住宅の間取りで使いにくさを感じるNo1は、コンセントです。
・コンセントの数が足りない。
・コンセントの位置がおかしい。
これに尽きます。
コンセントは間取りで重要な要素でして、コンセントの数、位置次第で生活の便利さが変わってくるのです。
とくに使いにくさを感じるのは、
・コンセント数が少なく、タコ足配線になってしまう。(それでも足りない)
・家具を配置すると、隠れてしまう場所にある。
・コンセントが足りないから、掃除機のコードが伸びてしまう。
・スマホの充電コンセントの取り合いになる。
細々とした話ですみません。
ですが実際に生活してみると、このような細かいところで夫婦ケンカするものなのですよ。
間取りを考えるとき、部屋の広さ、向き、位置に注意がいきがちですが、本当に大切なのはコンセントですよ、コンセント。
窓の位置、高さ。
建売住宅の間取りでは、窓の位置、高さも一般的な間取りで作られています。
そのため家具の配置を考えると、
・窓をふさいでしまう。
・カーテンがじゃまになる。
自分のライフスタイルとは合わない位置に窓があったりします。
入居してから実際に家具を置いてみると、使いづらさを感じてしまいます。
注文住宅の間取りは同じように見えても、細かいところまで自分のライフスタイルに合わせた間取りになってるので、この手のトラブルは少ないです。
家具が収まらない、置き場がない問題。
建売住宅の決められた間取りでは、以前から使っていた家具を持ち込もうとすると、収まらない場合があります。
とくに困るのが、微妙に寸法が足りないときです。
家具を配置するとき、
・窓の位置、高さ
・コンセントの位置
も考慮しなくてはいけません。
すでに間取りの決まった建売住宅に引っ越すとき、これまでの家具が使えないこともあります。
ちなみにですが、私はこれまで使っていたカップボードが、残念ながら寸法(高さ)の兼ね合いで配置できませんでした。
そのためカップボードはリビングで別の用途で使っております。
まとめ:基本的には使いやすい。でもコンセントが…
建売住宅の間取りについてまとめますと、
・オーソドックスな間取りで使いやすい。
・素人の変なこだわりがない分、使いやすい。
・万人受けする間取りなので、売りやすい。
と、意外と使いやすくて優秀なんですよね。
ですがその一方で、
・コンセントの数、位置が足りない。
・窓の位置、高さが合わない。
・家具の収まりが悪い。
という使いにくさもあります。
「自分の希望の間取りじゃないから、使いにくいのかな・・・」
と不安になるかもしれませんが、建売住宅の間取りは基本的には使いやすいですよ。
ただしコンセントなど、ちょっとした配慮も必要になります。
デメリットを考慮しながら、メリットをいかしたいところですね!
ぜひ素敵な住宅購入を。それでは、また!
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