失敗しない為に!大企業から零細企業に転職するときの4つの注意とは?

こんにちは。

 

大企業から零細企業へ転職すると、どんな環境の変化があるのだろうか

 

社内の雰囲気は?

仕事の進め方は?

求められる能力は?

 

これから大企業から零細企業へ転職する、もしくは検討している方にとって、とても不安なことでしょう。

しかも零細企業の情報はネットで検索してもほとんど出てこないので、「なんとなく、こうなんじゃ?」とイメージが先行しがちです。

しかしご安心下さいませ。

何を隠そう私こそ、大企業(社員数2万人)から零細企業(社員数10名以下)へと、華麗に転職した(元)企業戦士でございます。

 

しかも私は零細企業に8年間も勤めた後、晴れて営業代行として独立するに至りました。つまりですね、何が言いたいかと申しますと、

零細企業のことなら、私にお任せ下さいませ。

この記事では、大企業から零細企業に転職するあなたの不安を解消するために、大企業から零細企業に転職するときの注意をまとめさせて頂きましょう。

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零細企業は、ある意味「シビア」。

ネットで検索しても情報が出てこない零細企業は、転職しようとしているあなたにとって不安そのものでしょう。

イエス、分かりますよ、そのお気持ち。

なぜなら私も零細企業に入社する直前まで、不安で不安でしかたありませんでしたからね。

ちゃんと給料払ってくれるのでしょうか?昇給はあるのでしょうか?まさかボーナスは・・・?

いえ、そもそも会社がつぶれては困るのですが・・・。

大企業に勤めていたならば、零細企業の待遇面での不安は大きいでしょう。

 

ですがあなたが心配すべきなのは、むしろ待遇面ではありません。

それは零細企業での仕事は、ある意味大企業よりもシビアなことです。

零細企業独特のシビアな仕事ができないと、待遇の問題はおろか、あなたの存続の問題になってしまうのですよ。

 

零細企業は少ない人数で会社を支えるので、一人当たりの重要性が増します。

それはやりがいでもありますが、逆に言えば「使えない社員を雇う余裕はない」という裏返しでもあります。

だってそうですよね。

ただでさえ少ない人数で会社を支えているのに、「仕事のできない社員の分までフォローする余裕はない・・・」と思いませんか?

ぜえ・・・ぜえ・・・200%の力を振り絞って、なんとか目標売上の110%を達成したでありますぞ!これで会社の売上もなんとか・・・。
上司
悪りぃ、俺は目標売上の50%だわ、がははははは!
今月もですか!?・・・これでボーナスは吹き飛んだ・・・。

零細企業に転職するとき、待遇面の心配をする気持ちも分かります。

しかしそれ以前に、これから待ち受けるシビアな仕事環境に覚悟しなくてはならないのです。

 

零細企業に転職するときの注意。

大企業よりもある意味ではシビアな仕事が求められる零細企業ですが、転職するときには注意が必要でございます。

それは大企業と零細企業では、職場環境、そして仕事の進め方に大きな違いがあるからです。

大企業から零細企業に転職するときは、次のことに注意するのが必要でしょう。

 

1・本来の個人の能力が反映される。

大企業から零細企業に転職するときに注意したいのが、会社の知名度でございます。

零細企業では大企業のような知名度がないので、あなたの個人の能力が大きく反映されるのです。

いやいや、私は大企業の看板を使って仕事をしてきた訳ではありませんぞ!ぷんすかぷんすか

 

「大企業の看板を借りて、仕事をしてきたつもりはない!」

 

そうあなたが思うのも無理もありません。

しかしですよ、大企業の看板はあなたの知らないところで、あなたの仕事をフォローしていたのですよ。

だってほら、あなたは経験ありませんか?初めて営業(もしくは初対面の人)で会った人に社名を言ったときに、

お客さん
え?○○商事さん?あー、知ってますよー、何でしょうか?

と、無条件でアットホームに受け入れてもらったことはありませんか?

ですが知名度のない零細企業では、このパターンはあり得ません。社名を言ったところで、「はい?」、「What?」と不審者扱いされるのがオチです。

 

零細企業では会社の知名度が使えないので、あなた個人の能力がダイレクトに反映されます。

もしも大企業での仕事の結果を手土産にして転職するならば、手土産の結果は半分ぐらいに思っていた方がちょうどいいでしょう。

 

2・担当する仕事の幅が広い。

また零細企業への転職で注意したいのが、担当する仕事の幅の広さでございます。

零細企業では少ない人数で会社を支えていくので、自ずと一人が担当する仕事の幅が広くなります。

大企業に勤務していたときと同じ職種で転職したとしても、零細企業ではより多くの仕事を担当することになるでしょう。

営業で就職したのに、なぜ配達も事務も製造も片付けも洗車も社内システム構築も販促物制作もしなくてはいけないのでしょうか。

他部署に依頼すればやってもらえた、あの頃が懐かしいでございます。

零細企業でも別の仕事を担当している人に依頼することはできますが、「それぐらい自分でやれよ」感は拭えません。

零細企業では特定の仕事に特化するよりも、より幅広い仕事を自分でマネジメントしながらプレイすることが求められます。

また人数が少ないので、たとえ専門外で苦手な仕事でもやらねばならないときが多々あります。

「これは自分の仕事ではない!」と言わずに、柔軟に対応することが必要でございます。

 

3・社内政治、社内営業は、零細企業こそ大切。

「大企業は社内政治・社内営業が重要だけど、零細企業は人数が少ないから必要ない・・・」

 

と、あなたは思っていませんか?

「零細企業は社内営業が必要ないから気楽だ・・・」と思っているなら、それは間違いでございます。

零細企業と言えど社内営業は必要ですし、ある意味大企業よりもシビアかもしれません。

 

なぜなら零細企業は人数が少ないため、部署移動や転勤がないからです。

ですので、一度社内の人間関係がこじれてしまうと、修復することができずに退職・・・と追い込まれてしまうのですよ。

あなたの上司になった人物は、きっとこの先10年たってもあなたの上司でしょう。

大企業であれば、合わない上司でも数年我慢すれば部署移動や転勤で永遠の別れが訪れます。そして違う上司とタッグを組むことになります。

ですが零細企業では、それがあり得ません。

 

ですので、社内営業はより細やかな対応が求めるのです。

上司
今年の人事を発表する。・・・俺の部下、。

・・・以上だ。

この茶番、5年目なのですが・・・。

零細企業は社内営業により、社内の人間関係をほどよい距離感で保つ必要がございます

社内営業につきましては、こちらの記事もご覧下さいませ。

お世辞不要!辛い出勤が楽になる、口下手でもできる社内営業のやり方!

2016.12.02

 

4・セルフマネジメント能力は必須。

そして最後に、零細企業で仕事をするには、セルフマネジメント能力が必須でしょう。

セルフマネジメント能力とは?

自分で自分の進むべき方向性を決め、実行すること。そして自分で結果を検証すること。

このセルフマネジメントは、大企業であれば会社として行ってくれるのです。

・定期的な社内研修

・出張

・展示会への出席

など、会社がスケジュールを組んで実施してくれますよね。

 

ですが零細企業では、社員の能力開発を専門に仕事をしている人はおりません。

それはつまり、社員はそれぞれ自分でセルフマネジメントしなくてはいけない、ということでございます。

入社して3年がたちましたが、研修というものがありません。

自分自身が成長していない気がしますが・・・まあ、いいでしょう。

大企業に就職していたときは、研修は眠くてダルくて嫌いでしたが、研修は自分が成長するきっかけになる重要なものです。

自分が成長するきっかけがないと、人間はいつまでたっても成長しません。それどころか、相対的に退化しているとも言えます。

 

零細企業で働いていくならば、

・この先どんなスキルを伸ばすのか?

・どんな戦略を立てて行動するのか?

・どんな目標をもって仕事をするのか?

しっかりとセルフマネジメントする必要があります。

大企業が研修を用意してくれていたのを当然の権利だと思い込んでしまうと、零細企業に入社して以降、あなたは成長できなくなります。

もしもセルフマネジメントができないと、「その会社でしか働けない社員」になってしまい、大変危険でございますぞ。

あなたの時間を盗まれる前に、スキルの身につかない仕事は辞めるべき3つの理由!

2017.07.10

 

やはり中小企業が狙い目か・・・。

大企業から零細企業へに転職するときの注意点を書かせて頂きました。

しかし率直に思うのは、

大企業から零細企業へのギャップは大きすぎますな・・・。

ということでございます。

いかんせん社員数数千人の大企業と、社員数10人以下の零細企業ですから、ギャップが大きくなるのも無理もありません。

 

しかしあまりにも環境の変化が大きくなりすぎると、転職の失敗につながります。

上司
そう言えば先月うちに入社した元大企業さん、ぜんぜん仕事できねぇなぁ!
なんと・・・今まで知らなかったけど、私は本当は仕事ができない人間なのでしょうか・・・?

そうだ、ミジンコだ・・・ミジンコになって水面を漂いたい・・・。

実際私も、零細企業に転職したときは、あまりのカルチャーショックで「3か月で退職するかも」と思ったほどです。

 

ですので、やはり安全パイを切るならば、社員数50~300人程度の中小企業がおすすめかと存じます。

中小企業はほどよく大企業的でありながら、零細企業的でもあります。

中途半端かもしれませんが、バランスがもっとも取れている企業とも言えます。

 

中小企業への転職を考えるならば、転職エージェントを活用してみてくださいませ。

転職エージェントとは、無料で利用できる人材サービスです。

登録するだけの転職サイトとは違い、

・転職に成功するまで、手厚くフォロー。

・転職サイトには掲載されていない、非公開求人を多数掲載。

・一般公開できない、ホワイト求人もある。

・企業とのやり取りを代行してくれて、待遇の交渉も可能。

・事前に転職先の雰囲気を聞くこともできる。

などのメリットがあります。

人材難が続いていることもあり、これらのVIPサービスがすべて無料で受けられますよ。

 

今の時代、転職エージェントを活用しないのは、もったいないと思います。

ぜひ活用して、あなたにピッタリな中小企業を見つけてみてくださいませ。

 

 

まとめ:零細企業とは言え、注意が必要。

それでは、まとめましょう。

大企業から零細企業に転職するときは、次のことに注意すべきでございます。

1・本来の個人の能力が反映される。

2・担当する仕事の幅が広い。

3・社内政治、社内営業は、零細企業こそ重要。

4・セルフマネジメント能力は必須。

大企業から零細企業に転職するとき、すごく不安ですよね。

 

給料は出るのか?

ボーナスは出るのか?

有給はあるのか?

会社はつぶれないのか?

 

・・・不安は尽きません。

待遇面で不安を感じる気持ちはすごく分かるのですが、実際に零細企業に転職してみた私が思うのは、「心配するのは、そこではない」ということでございますね。

なぜなら零細企業の仕事は、それはそれですごくシビアなのですから。大企業で成功していたとしても、零細企業では通用しないかもしれませんよ?

 

零細企業であなたの実力が発揮されなければ、待遇面の問題など小さな問題になってしまいます。

クビか、在籍できるか、この二択ですからね。

 

ですので、零細企業に転職するときは、よくよく大企業との違いを想定してから転職することがおすすめでございます。

また大企業と零細企業ではギャップが大きすぎるので、中小企業が狙い目ではないでしょうか。

あなたの転職が成功することを心より願っております。それでは、また!

 

 

零細企業に8年間も在籍しました。

人生の多くを零細企業ですごして見えた、零細企業のメリット・デメリットはこちらの記事へ!

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2017.06.14

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