こんにちは。
建売住宅の内覧会で、あなたはどこを確認しますか?
外観のデザインですか?
内装のオシャレ度ですか?
それとも、便利な立地ですか?
イエス、それらも大切ですが、建売住宅の内覧会では、もっと大切なものを確認するべきです。
建売住宅の床下を確認することで、室内からは見ることができない建売住宅の真の姿が見られます。
私も建売住宅を購入するまでに、3回も床下に潜って確認しましたよ。
そこでこの記事では、建売住宅の内覧会で床下に潜るべき理由について深く解説させて頂きましょう。
契約書に印鑑を押す前に、どうぞ最後までお読みくださいませ。
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この記事の概要
建売住宅の内覧会で床下に潜るべき4つの理由。
建売住宅の内覧会では、必ず床下に潜るべきです。
私は建売住宅を購入する前に、3度の床下遠征をし、すみずみまで床下の確認をしました。
その結果、次の4つの確証を得たのでございます。
1・営業マンの言葉が真実ではないから。
建売住宅の床下に潜る理由は、営業マンの言葉が真実ではないからです。
営業マンはウソを言っている訳ではありませんが、本当のことを言っているとも限りません。
・本当は売れ残り物件だけど、「人気物件です!」と言う。
・本当は訳アリ物件だけど、「問題ありません、大丈夫です!」と言う。
ウソではなくても、本当のことではない。言葉の選び方、解釈の仕方によれば、そうとも言える。
大人ってズルいですよね。本当のことを隠してしまうのですもの。(つまりはウソ)
ですので、営業マンの言葉を真に受けるのは、とても危険なのです。
はて、しかしこんな素敵な家が、どうして安いのでしょうか?
疑問に思ったことを営業マンに聞いたところで、営業マンから聞いた話が真実とは限りません。
真実は自分の目で見て、自分で考えたことだけです。
建売住宅の内覧会では、家のすべてをチェックする必要があります。そこには当然、床下も含まれますよね。
例え営業マンが「床下ですか?大丈夫ですよ!」と言っても、自分の目で確認するべきでしょう。
どうにでも解釈できるポジティブシンキングを当てにしていたら、家なんて怖くて買えません。
さあさあ、汚れてもいい服を持参して、床下に潜りましょう、床下に!
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2・床下に潜ることで、手抜き工事、欠陥工事が分かる。
建売住宅の内覧会で床下に潜るべき理由は、床下に潜れば、手抜き工事や欠陥が分かるからです。
・基礎コンクリートの打設状況。
・床材の張り方
・断熱材の取り付け状況
・ゴミの散乱
もちろん、欠陥住宅の診断には専門知識が必要ですが、それ以前の問題として、素人が見ても「明らかにおかしい」と感じるものは多いです。
さらに素人ながらも、不具合を発見さえできれば、専門家に相談できます。専門家へパスがまわせたら、あとは診断を待つだけですからね。
しかし不具合さえ見つけられなければ、専門家に相談することすらできません。
症状が悪化して、取り返しのつかない事態になるかもしれません。
ですので、建売住宅の内覧会では必ず床下に潜るべきなんですよね。
床下に潜って、床下の異常を発見することが大切なのです。専門家ではなくても、異常を発見することはできます。
それにあなたの家のことを一番に考えているのは、あなた自身であることを忘れてはいけません。
この先何年も、家族が暮らす家ですから。子供がここで成長し、やがて巣立っていくのを見届ける家ですから。
さあ、今から床下に潜りますぞ!!
自分の人生、家族の人生に責任を持てるのは、専門家の先生ではありません。もちろん、ハウスメーカー・不動産業者の営業マンでもありませんよね。
人生をたくしたマイホームに責任を持てるのは、自分だけであります。
だからこそ、自分自身の目でしっかりと床下を確認するべきなのです。
3・床下の水回りの確認。
床下に潜るべき理由は、まだございます。床下に潜るべきなのは、家の水回りの確認ができるからです。
・配管の接続具合
・水漏れの有無
・コーキングの状況
建売住宅の内覧会では、蛇口をひねって水が出ることを確認します。
ですが出てきた水が、きちんと排水されるところは確認しましたか?
もしかしたら配管のつなぎ込みが甘く、途中で漏れているかもしれませんよ?
「そんなバカなこと、ある訳ないでしょ!」
便利な現代社会を生きるあなたは、「初歩的なミスなど、あり得ない」と思いませんでしたか?
水回りのトラブルは、実にありがちなんですよね。お気をつけ下さいませ。
これは全く脅しではなく、新築でも床下に水たまりができてしまった事例は多いのです。
画像引用:NPO住宅110番
床下に水があるだけで、悲劇の結末へのカウントダウン開始でございます。
・床下に湿気がたまって、床がカビる。
・床がたわむ、腐る。
・湿気につられて、白アリが集まる。
床下から来る湿気は、家全体を蝕んでしまうのであります。
購入前に床下は潜ったけど、買ってから3年経った今は大丈夫だろうか!?
不安に思ったら、まずは自分の目で確認する。それは購入前でも購入後も同じことでございますよ。
4・営業マンに購入の本気度を伝えられる。
そして最後に、地味ですが住宅購入で大切なことをお伝えします。
それは床下に潜ることで、ハウスメーカー・不動産業者の営業マンに私たちの本気度を見せれることです。
私たちが「いかに家のことを考えているか?」を営業マンに伝えることで、結果的に後悔しない住宅購入ができます。
なぜなら営業マンの中には、お客さんによって態度を変える人がいるからですよ。
・知識のない人だから、適当にごまかせるだろう。
・どうせ知らなそうだし、都合の悪いことは教えない方がいいだろう。
・押しに弱そうだから、ゴリ押し営業しよう。
もちろん、すべての営業マンが不誠実ではありません。とても優秀な営業マンだっていますよ(絶滅危惧種ですが)
しかしあなたの本気度が伝えられなければ、営業マンに適当に対応される可能性もあります。
ですので、わざわざ床下に潜ることで、「家の中を隅々までチェックするぞ」という姿勢を、営業マンに伝えるのです。
ちなみにですが、内覧会で私が床下に潜ったとき、営業マンは相当ビビったらしいです。
曰く、
「内覧会で床下に潜る人は、はじめて見ました」
と、営業マンはもらしたそうです。
無言のプレシャーを与え、後悔しない住宅購入をする。
そのためにも必ず床下に潜りましょう。
まとめ:建売住宅の内覧会では、必ず床下に潜ろう!
それでは、まとめましょう!
建売住宅の内覧会で床下に潜るべき理由は、次の4つであります。
1・営業マンの言葉は真実ではないから。
2・手抜き工事、欠陥などの異常が発見できる。
3・床下の水回りの確認ができる。
4・営業マンに購入の本気度を伝えられる。
試しに営業マンに「床下は大丈夫ですか?」と聞いてみてください。
ほぼ間違いなく、
「大丈夫ですよ!(営業スマイル)」
と答えてくれるはずです。
しかしその言葉がウソではなくても、真実でもないかもしれません。
真実はあなたが見たものだけでございます。
これから先、大切な家族と暮らす家でございます。専門家でなくとも、床下に潜り、しっかりと自分の目で確認しましょう。
ぜひ素敵な住宅購入を。それでは、また!
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建売住宅の内覧会では、床下を必ず確認するべきでございます。