こんにちは。
「く、くそう・・・この浪費癖を治したいのに・・・!」
日々無意識にお金を使ってしまうことに危機感を募りつつも、自分を変えられないことにいら立っていませんか?
イエス、イエス、いいんですよ。
私も今でこそ、
・節約の鬼
・ケチとドケチの狭間
・1円玉の守り神
から称賛の言葉を多数頂いておりますが、実は私、手の施しようのない浪費家だったのです。
モットーは「今月の給料は、月内に使い切る」であり、少しでも貯金があれば、気の向くままに旅行に出かけて、散財するのが生きがいでした。
しかし、とあることがきっかけで、私は浪費体質から貯金体質に変わることができたのです。
私が浪費体質から貯金体質になれたきっかけは、一体なんだったのか。
個人的なエピソードになりますが、きっとあなたの胸にも響くはずです。
ぜひ記事を最後まで読んで、浪費家から倹約家への転身をはかりましょう。
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この記事の概要
浪費体質だった理由。
私が華々しい浪費体質だったのは、新卒で入社してからの2年間でございます。もらった給料は全部使い、貯金なんて全くしてませんでした。
どうして私は浪費体質だったのか、その理由は今でも鮮明に覚えております。
毎月の給料が、死ぬまで貰えると思っていた。
私が浪費体質だった理由は、毎月の給料がこの先もずっと、死ぬまで貰えると思っていたからです。
毎月給料日になれば、自動的に会社からお金が振り込まれている。自分でお金を管理しなくても、決まった日になればお金が自動的に振り込まれる。
だからもらった給料を全額使っても困りませんでしたし、貯金なんぞする必要すら感じてませんでした。
だって会社に所属さえしていれば、お金に困ることがないのですから。毎日出勤さえしていれば、自動的にお金が振り込まれますから。
まとまったお金が必要ななら、ローンをして買えばいいのですから。
新卒で就職した私は、この先ずっと給料が貰えるものだと信じておりました。
毎年の昇給もあれば、ボーナスもある。
生ぬるい環境の生活が、死ぬまで(退職するまで)続くと信じておりました。
私は一人でファミレスに行ったり、焼き肉行ったり、欲しいCDを我慢しないで買ったり、湯水のようにお金を使ってました。
マネーリテラシーゼロの社会人とは、まさに当時の私のことでございます。
浪費体質になったのは、貧乏学生だった反動。
私が浪費体質だったのは、貧乏学生だった反動もありました。
大学の頃は親元を離れ、一人暮らしをしてました。親からの仕送りだけでは満足に暮せない、いわゆる貧乏学生の部類でした。
仕送りが少なかったのは、「少ないお金で苦労をしろ」という親からの愛のメッセージでしょう。ありがとうございます。
仕送りだけで足りない分は、バイトをして補うのが筋というものです。しかし私はバイトをしませんでした。
バイトですと?いや、すみません、そんな暇ないんですが・・・
結構本気でプロを目指していたので、バイトをしている暇すら惜しかったのです。
しかし現実にお金がありません。
毎日の生活費の他にも、音楽活動費(ライブ費用、スタジオ費用、レコーディング費用など)がかかり、とても仕送りだけでは暮らせません。
そうだ、もやしだ。今日からもやしを食べて生きて行こう。
私は足りないお金をバイトで補う代わりに、無理な節約をして凌ぎました。(そして激ヤセしました)
しかし社会人になって、かつての貧乏生活は一変しました。
学生のような自由がなくなる代わりに得られたのは、手にしたことのない大金でございます。
・・・そうだ、学生の頃、欲しくて買えなかったもの、全部買いましょう。そうしましょう。
こうして私は、貧乏学生の反動もあり、ますます浪費体質になっていったのでした。
浪費体質が貯金体質に変わったきっかけ。
筋金入りの浪費体質だった私に、転機が訪れました。
突如訪れた転機をきっかけに、私は浪費体質からバリバリの貯金体質に変わっていったのです。
当たり前をぶち壊した、リーマンショック。
私が浪費体質から貯金体質に変わったきっかけは、リーマンショックです。
リーマンショックは、私がこれからもずっと続くだろうと思っていた当たり前を、いとも簡単にブチ壊してくれました。
今でも当時のことは、鮮明に覚えております。リーマンショックによる影響が会社から通達されたのは、寒い11月でございました。
・・・なしだ。
にわかに信じがたい事実でありましたが、これ以降、会社からボーナスが支給されることはありませんでした。
そしてボーナスがなくなるだけでなく、
・・・一切なしだ。
昇給なし。会社に不満を言いながらも、年功序列・終身雇用に完全に甘えていた私は、「昇給なし」で絶望しました。
そして最後には、
・・・ここにはもうない。
リーマンショックは、それまで私が「当り前」だと信じていたものを、根こそぎ奪っていったのであります。
当たり前がなくなった時、後悔しか残らなかった。
会社から自分の仕事がなくなることを通達されたとき、私は自分に何も残っていないことに、ようやく気がつきました。
・スキルがない。
・困ったときに助けてくれる人脈がない。
・収入がない。
・住む場所がない。
・収入がなくても生活に困らない、貯金もない。
どうですか、この「ない」をコンプリートしたクソ野郎は。これ、私ですよ、マジ笑える・・・。
浪費体質を満喫してきた私にあったのは、「これ、本当に必要だったの?」と後悔するようなモノばかりでした。
・買ってもやらなかったゲーム。
・ブランドだけで買った、取り合えず高かった服。
・食べてしまって何も残っていない外食の数々。
仕事がなくなると、自分には何も残らない。・・・いや、違う。
つまり、仕事で得られるのは、「お金」だけだ。(ドドン)
当時は相当切羽詰まっていたので、「仕事で得られるのはお金だけ!」と極論に走りましたが、それはそれで正解だと思います。
「このままでは、いずれ死ぬ。遠からず、死ぬ。」
私は本能的に痛感し、それまでの浪費体質を改め、鬼のような貯金体質に様変わりしたのであります。
仕事がなくなると通達されてから、実際に仕事がなくなる日まで、幸いにして6カ月ありました。
ここでようやく目の覚めた私は、仕事がなくなるまでの期間は、鬼のように節約して、1円でも多く貯金したのでした。
浪費体質は、人生を浪費させる。
浪費体質だった私は、仕事がなくなったとき、自分に何も残されませんでした。
キツイ仕事もあったし、イヤな指示もあったし、夜遅くまで残業もしました。それなりに大変な仕事でしたし、それなりに一生懸命やってました。
しかしいざ仕事がなくなると、頑張った苦労も関係なく、何1つ残らないのです。
特殊なスキルがある訳でもなく、人脈ができた訳でもない。
残酷な話ですが、多くの人が仕事を辞めた時、「お金しか残らない」のですよ。
しかしこれが浪費体質だと、そのお金すら残らない訳でして。
・・・私の2年間は、一体なんだったのでしょううか?
浪費体質は、お金を無駄にするだけでなく、あなたの貴重な人生(時間)を無駄にしてしまいます。
あなたが働いて稼いだお金には、1円足りとて「無駄に使っていいお金」なんてないのですよ。
まとめ:1日でも早く貯金体質に変わるべき。
それでは、まとめましょう。
浪費体質から貯金体質に変わったきっかけ、理由は次の通りでございます。
1・仕事がなくなることで、「毎月の給料が死ぬまで貰える」が幻想だと気がついた。
2・仕事がなくなったとき、お金を浪費してきた自分には何も残っていなかった。
入社した会社で敷かれたレールを、運よく走り続けられるうちは気がつきません。
しかし「毎月の給料が死ぬまで貰える」は、間違いなく幻想です。いつかどこかのタイミングで、夢が覚めることになるでしょう。
夢が覚めた時、あなたに一体何が残るでしょうか?
残酷な話ですが、大抵、お金しか残らないものですよ?
浪費体質は、仕事がなくなったときにお金すら残りません。・・・あ、失礼、後悔が残りますね。
つまりは浪費体質は、人生そのものを浪費してしまうのです。まだ仕事があるうちに、1日でも早く貯金体質に変わりましょう。
それでは、また!
仕事を辞めた時、あなたにスキルは残りますか?今の仕事でスキルが身につかないなら、早めに見切りをつけることが大切です。
貯金体質になってから、500万の貯金を達成しました!
・・・将来のお金?ああ、だって会社続けてれば、昇給して給料増えるんでしょ?