こんにちは。
転職の失敗で貧困してましたが、ようやく日の光の当たるところまで這い上がってきた、諦めの悪い男でございます。
「年収400万あれば、わりと余裕を持って暮せる。」
年収400万は贅沢こそできませんが、お金がなくてひもじい思いをすることもありません。少しずつも、毎月貯金だってできるでしょう。
小さな幸せを噛みしめられるのが、年収400万でございます。
しかし実際に年収400万になってみると、余裕ある暮らし(?)はもろく崩れる可能性があることが分かりました。
そしていつでも貧困に逆戻りできる、貧困予備群だと気が付いてしまったのです。
「年収400万は、一歩間違えれば貧困。」
この記事では、年収400万が貧困予備軍である理由と危険性について、そっとお話させて頂きましょう。
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この記事の概要
年収400万は貧困予備軍。
年収400万は、さしせまってお金に困ることもありません。普通の暮らしを普通にしていく分には、わりと余裕を持って暮せたりします。
しかし日常生活では気がつきませんが、年収400万には次のリスクを抱えているのです。
1・収入が減るリスクに対応できない。
2・手元にお金が残るから、危機感がない。
3・収入が増える幻想を抱く。
それぞれ解説させて頂きましょう。
1・収入が減るリスクに対応できない。
「年収400万は余裕ある暮しができる」とは言っても、そこから10万円の収入減があったら、すぐに年収390万でございます。あっという間に、年収400万以下ですよ?
つまり、「一口に年収400万だ、余裕がある」と言っても、ほんの少し収入が減るだけで、もとの余裕のない暮らしに逆戻りできる状態なのです。
収入が減る原因は、いくらでもありますよね。
・残業代のカット
・ボーナスカット
・配置転換による減収
・転職による減収
会社員として生計を立てているならば、会社(上司)の気持ち一つで収入は簡単に下がります。
会社の都合で、給料は増えたり減ったりするものでございます。
年収400万は、収入減のリスクに対応できません。ちょっと収入が減っただけで、また元の余裕のない暮らしに逆戻りできるポジションなのをお忘れなく。
2・手元にお金が残るから、危機感がない。
年収400万のリスクは、中途半端に手元にお金が残るから、お金に対する危機感がなくなってしまうことです。
年収400万円でごく普通に節約して暮していると、手元に結構お金が残るのですよね。
もとからカツカツの収入であれば、「お金がなくなったら困る」と思い、手元にお金が残っても貯金にまわしていました。
しかし年収400万になると、妙な安心感が出てきて、
「これぐらい使っても大丈夫」
「また貯金すればいいでしょ?」
自分への甘えが出てくるのですよね。
・・・そうだ、子供に習い事させよう!あ、外食行こうかな。いやいや、やっぱりゲームでしょ・・・ぐししし
中途半端にお金が残るものだから、「取りあえず何か使いたい」願望がニョキニョキと出てくる訳ですよ。
そしてその願望に打ち勝てる術もなく、あれよあれよと欲しいものを買ってしまう訳であります。
・・・今まで我慢していた反動もあってね。
しかし気がつくと、本当は余裕ある暮らしができる年収400万なのに、余裕がない。お金が残らない。
大切なお金は次々に神隠しにあっていきます。
その原因は、無理した余裕ある暮らしが家計を圧迫しているからでございます。
収入が増えた分、しっかり支出も増えているので、結局、何も変わらない生活なのですよ。
年収400万になると、幻のような余裕のある暮らしのせいで、お金に対する危機感が弱くなります。いつまでもこの暮らしが続くと思ったら、大間違いですよ。
3・収入が増える幻想を抱く。
今の日本社会で年間400万稼ぐ方は、とても優秀でございます。優秀だからこそ、年収400万になれたのですよね。
しかし逆に優秀だからこそ、
「これからもっと頑張れば、もっと収入が増えるのでは?」
と思ってしまうのであります。
確かにこれからもっと頑張って働けば、収入が増える可能性だってあるでしょう。しかし、努力虚しくも収入が増えなかったら・・・?
もしこれから収入が増えなかったら、圧迫された家計だけが残ります。そして努力しても収入が増えない可能性は、今の社会情勢を考えると、大いに考えられます。
それよりもっと働けよ。がっはっはっは
会社からの給料は比例関数(右肩上がり)には増えません。ここまで右肩上がりで増えたとしても、これから先も同じように増えるとは限りませんよ。
※実際私も年収400万で会社からの給料は頭打ちになりました。
年収400万で貧困にならないため、生活レベルは上げない。
「年収400万で貧困予備軍・・・恐るべし・・・!!」
年収400万円から貧困に転落しないためには、心に誓って頂きたいことが1つあります。
それは、生活のレベルを上げないことでございます。
つまり、「それまで通り節約に励み、贅沢するな」、ということです。
それでは一体何のためにここまで一生懸命働いたのか、まったく分からないのですが!
「欲しいモノを我慢しないで買うために、一生懸命働いてきた。」
そのお気持ち、痛いほどに分かります。私もずっと欲しいものを我慢して、臥薪嘗胆、節約してきましたので。
しかし、ちょっと考えてみて下さいませ。
年収400万になるために努力をして来たと思いますが、ここで余裕のある暮らしをしてしまったら、その努力が水の泡になってしまうのですよ?
収入を増やすのは大変だったはずですよね。
ですが増えた収入で余裕のある暮らし(支出を増やす)をしたら、今までの暮らしと何も変わらない毎日が待っているだけですよ?
手元に残ったお金を使ってしまったら、一体あなたの手元に何が残るというのでしょうか。プライスレスの思い出だけでしょうか。
汗水たらして働き、(イヤな)上司の指示にも従って勝ちとった、年収400万であります。
余裕のある暮らし(支出を増やす)をして、また余裕のない家計に戻るのはイヤであります。
「年収400万になっても、生活のレベルを上げない。」
引き続き節約し、贅沢しない。修行僧のような精神こそ、年収400万のリスクを回避するには必要なのです。
まとめ:年収400万円でも油断するな!
それでは、まとめましょう。
年収400万が貧困予備群である理由とそのリスク、対策は次の通りでございます。
1・収入が減るリスクに対応できない。
2・手元にお金が残るから、危機感が弱くなる。
3・収入が増える幻想を抱く。
4・年収400万のうちは、生活レベルを上げない。
年収400万はそれまで通り節約生活をしていると、自分でも驚く金額が手元に残ったりします。
それまで節約していた人でも、思いがけない大金を見ると、「もうちょっと使っていいのかしら?」と思ってしまうから恐ろしいです。
しかし実際には、年収400万は貧困予備群でございます。ちょっと風が吹けば、また貧困に戻るポジション。
まだまだ余裕ある暮し(支出を増やす)は、先の話ですよ。節約してさらなる高みを目指しましょう!
それでは、また!
次の記事はこちらです。
・・・え?今月から残業禁止ですと?・・・い、いや、それでは私の「余裕ある暮らし」が保てないのでありますが・・・(汗)